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ホーム > NEWS > 監督・初脚本・出演を務めた監督第2作を 引っさげ水谷豊とキャストが登壇! 映画『轢き逃げ -最高の最悪な日-』 神戸凱旋舞台挨拶レポート

監督・初脚本・出演を務めた監督第2作を
引っさげ水谷豊とキャストが登壇!
映画『轢き逃げ -最高の最悪な日-』
神戸凱旋舞台挨拶レポート

俳優・水谷豊の監督第2作で、ある轢き逃げ事件をきっかけに、7人の登場人物の心の軌跡をあぶり出す心理ドラマ『轢き逃げ -最高の最悪な日-』の公開を記念し、4月22日(月)、監督・初脚本・出演を務めた水谷豊をはじめ、400人を超えるオーディションを経て主演を勝ち取った中山麻聖と石田法嗣、そして小林涼子、檀ふみ、テーマソング「こころをこめて」を歌う手嶌葵、撮影監督の会田正裕が登壇し、1年前に約3週間の大規模ロケを行った神戸で試写会上映前に凱旋舞台挨拶を行った。
 
「人間の奥底には自分でもわからない感情が潜んでいる」というアイデアをもとに、水谷自身が脚本も執筆した本作。地方都市で轢き逃げ事件が発生し、ひとりの女性が命を落とす。運転していた秀一(中山麻聖)と親友の輝(石田法嗣)、秀一の婚約者の早苗(小林涼子)、被害者の両親、そして事件を担当することになったベテラン刑事と新米刑事それぞれの人生が複雑に交錯していく様をサスペンスフルに描く。水谷は轢き逃げ事件の被害者の父親役で出演も兼ね、妻役を檀ふみ、事件を追うベテラン刑事を『相棒』でも長らく共演した盟友・岸部一徳が演じるなど、若手俳優とベテラン俳優の競演も見どころとなっている。
 
まずは、主人公の秀一を演じた中山麻聖が、「この街で生まれた作品をこうして上映できる日を1年前から待ち遠しく思っていました」と挨拶し、もうひとりの主人公である秀一の親友・輝を演じた石田法嗣も「神戸の皆さんに映画をお見せできる日を迎えて、本当に嬉しく思っています。皆さんにとって今日が最高の最高の日になってほしいです」と映画のタイトルにちなんで挨拶。そして、監督・初脚本・出演を務めた水谷豊が「撮影の地・神戸でこの映画を観ていただけるのを大変嬉しく思っております」と挨拶すると、場内からは割れんばかりの拍手が起こっていた。また、神戸を撮影の地に選んだ理由を聞かれると「脚本を書いていた時に、ある地方都市を舞台にしようと思って、ここにいる撮影監督の会田さんに「どこがいいですか?」と電話したんです。そうしたら会田さんが一瞬考えて、「神戸はどうですか?」と言ったんです。そこから神戸をイメージして脚本を書き出しました」と脚本の初期段階で撮影地を神戸に決めていたことを吐露。客席からは大きな拍手が。すると会田が、「皆さん、僕のことを何者だと思ってらっしゃると思いますが、撮影監督というのは簡単に言えばカメラマンです。なぜ今日登壇しているのかというと、監督と俳優さんがキャンペーンに行くのが羨ましいと言ったら、「どうぞ」と言われたからです(笑)。撮影場所を神戸に決めたのにはたくさん理由があるんですが、美しい街であることはもちろん、一番の理由は、ロケハンに来てモトコーを歩いている時に、中古レコード屋さんの一番手前に水谷豊のレコードが置いてあったことです(笑)。」と笑いを誘っていた。

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そして、オーディションで選ばれた中山と石田に受かった時の心境を聞いてみると、中山は「監督が水谷さんであることも、作品の内容も知らないでオーディションを受けていたので、受かった後に知ってとんでもない作品に受かったと思いながらも喜びが満ち溢れました」、石田は「僕は飛び跳ねたいぐらい嬉しかったです」と感想を語っていた。秀一の婚約者・早苗に扮した小林涼子は「「本当に私ですか?」と何度もマネージャーさんに確認しました。本読みの時に水谷監督にお会いして嬉しかったのを覚えています」と撮影前の心境を語っていた。一方、被害者の母役を演じた檀ふみは「若い方が羨ましくて仕方なかったです。監督は、若い方には手取り足取り、ご自分で演技をしてまで演技をつけてらっしゃるのに、私にはちっともしてくださらないんです。呆れられているのかと寂しかったです」と笑いながら水谷への不満を語っていた。また、テーマソングを歌った手嶌葵は、「とても幸せな体験でした。この歌は、歌詞もメロディも優しいんですが、ちょっぴり寂しい歌なので、観ていただいたお客様に寄り添えるように優しく歌わせていただきました」と歌に込めた思いを語っていた。すると、水谷は「今回、檀ふみさんと手島さんに関しては、最初からイメージしていたんです。僕は、それしかイメージできなくなっていたので、おふたりに断られたらどうしようと不安で、撮影が始まるまでが僕にとってはサスペンスでした(笑)」と撮影前の心境を話していた。そして、監督・水谷豊の印象を聞かれた檀ふみは、「監督は天才です。余計なカットは一切撮らないですし、監督の頭の中にしっかりと画ができているんです。今は、たくさんのカメラで色んな方向から撮って、後から繋いで編集で作り上げることが多いんですが、水谷監督は本当に少ししか撮らないので、繋がった時にカットが足りないんじゃないかと心配になるぐらいでした」と監督・水谷豊を絶賛していた。
 
最後に、水谷豊が「ここ神戸が、僕にとっては初脚本の作品を撮影した記念すべき街になりました。この映画は人生で自分が予想すらしていなかったことが起きた時に、人がどうなってしまうのか、救いはあるのだろうかと考えながら作った作品です。タイトルにもある通り、轢き逃げ事件が起きてしまいます。でも、皆さん安心してください。最後に手島さんの歌が癒してくれます」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。
 
取材・文/華崎陽子



(2019年4月23日更新)


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Movie Data

(C)2019映画「轢き逃げ」製作委員会

『轢き逃げ -最高の最悪な日-』

▼5月10日(金)より、梅田ブルク7ほか全国で公開
出演:中山麻聖、石田法嗣
  小林涼子、毎熊克哉
  水谷豊、檀ふみ
  岸部一徳
監督・脚本:水谷豊
テーマソング:手嶌葵「こころをこめて」

【公式サイト】
http://www.hikinige-movie.com/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/175695/

PICK UP!

轢き逃げ -最高の最悪な日-/舞台挨拶付き上映会

【梅田ブルク7】
〈上映終了後、舞台挨拶予定。登壇者(予定):中山麻聖/石田法嗣/水谷豊(監督)〉
●5月12日(日)11:30
一般-2000円(指定) 大学生・専門学校生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、60歳以上) 3歳~高校生-1200円(指定、高校生は当日要学生証提示) 障がい者手帳持参・付き添い1名-1200円(指定) プレミアシート-2500円(指定) ペアシート-2000円(指定、1名分)
※3歳以上は有料。ペアシートは2枚単位(合計4000円)での販売。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。マスコミ取材が入る場合があり、映り込む可能性がございますので、予めご了承ください。
Pコード 559-854
一般発売日 4/27(土)
※販売期間中は店頭での直接販売およびインターネット販売のみ受付。1人4枚まで。
プレリザーブ
受付期間:4月20日(土)18:00~4月26日(金)11:00
いち早プレリザーブ
受付期間:4月20日(土)18:00~4月25日(木)11:00
梅田ブルク7■06-4795-7602

【OSシネマズミント神戸】
〈上映開始前、舞台挨拶予定。登壇者(予定):中山麻聖/石田法嗣/水谷豊(監督)〉
●5月12日(日)11:00
一般-2000円(指定) 大学生・専門学生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、60歳以上) 高校生以下・障がい者手帳持参-1200円(指定)
※3歳以上は有料。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。
Pコード 559-853
一般発売日 4/27(土)
※販売期間中は店頭での直接販売およびインターネット販売のみ受付。1人4枚まで。
プレリザーブ
受付期間:4月20日(土)18:00~4月26日(金)11:00
いち早プレリザーブ
受付期間:4月20日(土)18:00~4月25日(木)11:00
OSシネマズミント神戸■078-291-5330

【TOHOシネマズ津島】
〈上映終了後、舞台挨拶予定。登壇者(予定):中山麻聖/石田法嗣/水谷豊(監督)〉
●5月12日(日)14:40
一般-2000円(指定) 大学生・専門学生-1700円(指定、当日要学生証提示) シニア-1300円(指定、60歳以上) 高校生以下・障がい者手帳持参-1200円(指定)
※3歳以上は有料。車イスでのご鑑賞をご希望されるお客様は座席指定券の購入後、お問合せ先までご連絡下さい。
Pコード 559-855
一般発売日 4/27(土)
※販売期間中は店頭での直接販売およびインターネット販売のみ受付。1人4枚まで。
プレリザーブ
受付期間:4月20日(土)18:00~4月26日(金)11:00
いち早プレリザーブ
受付期間:4月20日(土)18:00~4月25日(木)11:00
TOHOシネマズ津島■050-6868-5038

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