NEWS

ホーム > NEWS > 有村架純&國村隼登壇! 家族の在り方を考えさせてくれる映画 『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』 公開記念舞台挨拶レポート

有村架純&國村隼登壇!
家族の在り方を考えさせてくれる映画
『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』
公開記念舞台挨拶レポート

人生を鉄道になぞらえて描いてきた『RAILWAYS』シリーズの3作目『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』の公開を記念し、11月22日(木)、主演を務めた有村架純、有村扮する晶の義理の父・節夫を演じた、同じく主演の國村隼、そして吉田康弘監督が登壇し、なんばパークスシネマで上映前に舞台挨拶を行った。

“肥薩おれんじ鉄道”が走る九州の海沿いの情景を背景に、夫の突然の死によってシングルマザーとなった主人公・晶が、夫の故郷である鹿児島で、血のつながりがない息子や義父と共に、夫の子供の頃の夢でもあった鉄道の運転士を目指すことを決意し、人生の再出発を図る姿をハートウォーミングに映し出す感動作だ。

まずは、それぞれに挨拶を促すと有村は「久しぶりに大阪に帰ってこられて嬉しいです」と挨拶。國村も、「今、架純ちゃんも言っていましたが、久しぶりに大阪のお客さんの顔を見られてほっとしています」と大阪出身のふたりならではの挨拶で舞台挨拶は始まった。そして、改めて大阪の印象を聞かれると有村は「17歳までずっと住んでいたので、帰ってくるとほっとする場所です」と語り、國村も「打てば響くように反応がビビットにきますね。関西のお客さんは、すごく怖いんですが、実はすごく温かい部分も持ってらっしゃるんです。ちゃんとしたもの、面白いものをお見せできれば、すごく温かく迎えてくださるんです」と大阪の印象を語っていた。また、國村は「大阪に住んでいた頃から天六界隈が好きで、今でも大阪に来た時は時間さえあれば天六に行って、ぶらぶらしています。たこ焼き屋さんやお好み焼き屋さん、天ぷら屋さんも美味しいところがあるので、天六へ行くとよりほっとしますね」と好きな地域についても話してくれていた。

kazokuiro3.jpgそして、劇中で演じた電車の運転士という役柄について聞かれると、有村は「自分の人生の中で鉄道の運転士の役を演じるとは思ってもいなかったんですが、すごく浪漫のある世界だと思いました。運転士さんは男性の方が多いと思うんですが、その中で女性が男性と同じように働いていることが素敵だと思いましたし、女性が運転士の世界に飛びこんで働いてらっしゃるのもかっこいいと思いました」と運転士の印象を語っていた。一方、國村は「私のキャリアの中で電車の運転士の役は初めてだったんです。架純ちゃんが演じた晶ちゃんとは違って、私の場合はベテランの運転士役なので、所作も含めて全てにおいて、この人は何十年も電車の運転士をしてきたんだと思ってもらえないとリアリティがなさすぎるので、そこにはすごく神経を使いました」と役作りの苦労を話していた。すると吉田監督が「國村さんは、運転士の指導をしてくださったオレンジ鉄道の指導員の方が驚くぐらい、すごく勘がいいんです。その場で初めてのことをお願いしても、1度練習したら、すぐに出来るようになっていました」と、國村の役作りを絶賛していた。

最後に有村が「この作品は、家族の在り方とは何だろうかと改めて考えさせてくれる作品だと思います。観終わった後に、ぜひ大切な人に愛を伝えてもらいたいですし、今ある家族の形に感謝してもらえると嬉しいです」、國村も「この映画の家族は血の繋がりはないですが、不器用な3人が壊れた家族を作り直そうともがくようなお話です。ぜひ家族で観ていただきたい作品です」と映画への思いを語り、舞台挨拶は終了した。

 

取材・文/華崎陽子




(2018年11月26日更新)


Check

Movie Data

(C)2018「かぞくいろ」製作委員会

『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』

▼10月30日(金)より、大阪ステーションシティシネマほかにて公開
出演:有村架純、國村隼
   桜庭ななみ、歸山竜成
   木下ほうか、筒井真理子
   板尾創路、青木崇高
監督・脚本:吉田康弘

【公式サイト】
http://www.railwaysmovie.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/174789/