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福士蒼汰は天才猫・ナナにデレデレ!?
「素の自分だともっとデレデレしちゃいます」
『旅猫リポート』舞台挨拶レポート

『図書館戦争』や『阪急電車 片道15分の奇跡』など数多くの映画化作品で知られるベストセラー作家・有川浩の同名小説を、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』などの三木康一郎監督が映画化した『旅猫リポート』。本作の公開を前に、10月18日(木)、福士蒼汰が登壇し、なんばパークスシネマで上映後に舞台挨拶を行った。

 

とある事情で愛猫・ナナを手放さなければならなくなった主人公・悟が、新しい飼い主を探すため、悟の友人や親せきを訪ねるべく、ナナと旅を繰り広げていく様をハートウォーミングに描いている。福士蒼汰と竹内結子が初共演を果たし、高畑充希がナナの心の声を演じている。

 

上映後の舞台挨拶ということで、泣いていた方も多く、感動の波が残っているように静まり返っていた観客たちだったが、いざ福士が登場すると、場内からは黄色い声援が飛び交っていた。そんな中、福士が「観ていただいた直後ということで、盛り上がりにくいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。」と挨拶すると、至るところから笑い声が上がっていた。

 

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まずは、悟という役柄について聞かれると、「初めて監督と(猫の)ナナちゃんと会った時に、監督から「福士くん、そのままでいいよ」と言われたので、悟という役は自分自身を投影した、素に近い部分があると思います。でも、ちゃんとお芝居しなきゃいけないと思って演じている部分があるので、素の自分だともっとナナちゃんにデレデレしちゃいますね(笑)」と語り、ナナちゃんについて「だいぶ僕に懐いてくれていると思うんですが、本当はどうなのかわからないので、ナナちゃんがどう思ってくれているのか、高畑さんにしゃべってほしいぐらいです(笑)。でも、僕はすごく信頼していますし、大好きです。」と語り、さらに「僕はナナちゃんと一緒に撮影していたことで、自分が主人公なんだという気持ちがなくなってしまって、ナナちゃんが主人公だと思って撮影していました。だから、今回の映画では、主役・主演の緊張感を感じずに、ナナちゃんのために頑張ろうと思って撮影していました。」と、ナナちゃんにデレデレの様子だった。また、福士自身は犬を飼っていたことはあったものの、猫に触れた経験があまりなかったようで、「最初はどんな風に近づけばいいのかわからなくて、怖かったです。抱っこしようとしても嫌がられて、蹴られていました(笑)。そこから試行錯誤を重ねて、ナナちゃんと仲良くなっていきました。撮影現場に常に動物がいたので、動物が人を繋げてくれる現場で、すごくいい雰囲気で撮影することができました」と語っていた。

 

最後に、何度も感涙のポイントがある本作について聞かれると、「僕も何回も泣きました。大人になってはもちろん、子どもの頃もここまで泣いた映画はないですし、今まで自分の出ている映画で泣いたことはないので、この映画が初めての経験ですし、それは自分でも驚いています。この映画はもちろん涙される方が多い作品だと思います。僕も、悟が小さい頃の母親との関係性を観ているうちに、自分の母親のことを思い出して泣けてきましたし、動物と人間との関係性に涙される方もいると思います。その方その方によって涙を流されるポイントが違うと思うので、もう1度観ていただいてもまた違うように感じられる作品だと思います。」と、作品をアピールしていた。



取材・文/華崎陽子




(2018年10月19日更新)


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Movie Data

(C)2018「旅猫リポート」製作委員会 (C)有川浩/講談社

『旅猫リポート』

▼10月26日(金)より、大阪ステーションシティシネマほか全国で公開
出演:福士蒼汰、高畑充希(声の出演)、ナナ
   広瀬アリス、大野拓朗
   山本涼介、竹内結子
原作:有川浩「旅猫リポート」(講談社文庫)
脚本:有川浩、平松恵美子
監督:三木康一郎

【公式サイト】
http://tabineko-movie.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/172724/