人気声優・梶裕貴らがキメ台詞を大阪弁で披露した
映画『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』
大ヒット記念舞台挨拶レポート
週刊少年マガジンの看板漫画で、テレビアニメも好調な『七つの大罪』を、原作者・鈴木央が描き下ろしたネームを基に完全オリジナルストーリーで映画化した『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』の大ヒットを記念し、8月26日(日)、主人公・メリオダスの声優を務めた梶裕貴と、劇場版の物語の鍵を握るキャラクター・ソラーダを演じた代永翼、シリーズを通して人気を博すキャラクター・ホークの声を務めた久野美咲が登壇し、梅田ブルク7で舞台挨拶を行った。
伝説の食材・天空魚を求めて辺境の地へとやってきた、団長・メリオダスを中心とした最強騎士団“七つの大罪”が、ベルリオン率いる魔神族の集団“黒の六騎士”と激突する姿を描く本作。3人が登場し、それぞれが自己紹介すると、客席からは大きな声援があがっていた。
まずは、それぞれの見どころや思い入れのあるシーンを聞かれると、メリオダス役の梶は、「僕はメリオダスを演じる上で、一番大事にしているのがエリザベスへの愛情なんですが、メリオダスのブレないところが好きですね」、ホーク役の久野は、「私はバネスとホークのやり取りがすごく可愛くて癒されました。大罪の人たちと一緒にいる時のホークは強気なんですが、今回はバネスとのシーンでホークの新しい一面が見られて嬉しかったです」、ソラーダ役の代永は、「バンとソラーダのシーンですね。バンが徐々にソラーダのことを認めてくれていく過程が嬉しかったですし、バンとソラーダの関係性は今回の劇場版でしか観られないと思うので、すごくぐっときました」と語っていた。それぞれが話している時も、それぞれが合いの手を入れるなど、どんどん3人の会話が盛り上がっていく様子が印象的だった。
そして、声優ならではの展開で、3人がそれぞれのキャラクターの名台詞を披露することに。そこで、梶から「せっかくなので、大阪弁バージョンでやりましょうよ」と提案があり、客席に聞きながら大阪弁でキメ台詞を披露した。梶は、「メリオダスと言えば、“それがお前の罪だぜ”という台詞だと思うんですが、これを大阪弁風に言うとどうなるんでしょう? “だぜ”が“やで”に変わるぐらいなのかな。この台詞ってけっこうシリアスな場面で気合を入れる感じで使うんですが、大阪弁だと笑いに貪欲な感じになりそうですが、やってみますね」と「それがお前の罪やで」と大阪弁で抑揚をつけて披露すると、まさに漫才風の台詞となり、客席は大盛り上がり。続いて、梶から「やっぱり、ホークと言えば“とんとことことこ”ですよね。ちょっと大阪をイメージしてやってみようか、無茶ぶりってことはわかってるけど(笑)」と振られたホーク役の久野が、「とんとこたこ焼きとんとこたこ焼き」と披露すると、会場からは拍手が起こっていた。一方、ソラーダ役の代永は、「ソラーダと言えば、“俺は天翼の里を守りたいんだ”という台詞があるんですが、それをお笑い的にやるんですよね…」と笑いをこらえきれない様子。結局、久野のたこ焼きにあやかって、「俺はたこ焼きの里を守りたいんや」とキメ台詞を披露した。
最後に、梶が「どこの劇場に行っても、幅広い世代の方に来ていただけているのを本当に嬉しく思っております。この前も、僕のメイクをしてくださっている方の子どもさんが七つの大罪にはまっていて、将来はメリオダスになりたいと言ってくれているのを聞いて、すごく嬉しくて、声優冥利につきるな、と思いました。僕も子どもの頃の夏休みの映画って、夏休み全体の大きな思い出に残っているので、そういう記憶に残るものに携わらせていただけて、本当にありがたく思っております。大人の方にとっても、平成最後の夏の思い出に残るものになっていると嬉しいです。ぜひ、たこ焼きを食べる時は七つの大罪を思い出してください!」と挨拶し、舞台挨拶は終了した。
取材・文/華崎陽子
(2018年8月31日更新)
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