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ホーム > NEWS > 《大阪アジアン映画祭》で出演作が上映される 《シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)》 俳優特待生 GONさん、辻凪子さん、馬渕智未さん から動画コメントが到着!!

《大阪アジアン映画祭》で出演作が上映される
《シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)》
俳優特待生 GONさん、辻凪子さん、馬渕智未さん
から動画コメントが到着!!

 2004年度よりスタートし、これまで石井裕也監督(『舟を編む』)、横浜聡子監督(『ウルトラミラクルラブストーリー』)、三宅唱監督(『Playback』)、西尾孔志監督(『ソウル・フラワー・トレイン』)、リム・カーワイ監督(『恋するミナミ』)など、多くの映画制作者の発掘・育成をしてきた、大阪市の映像文化振興事業《CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)》が、本年度より俳優の育成も…と、オーディションからワークショップまで実施。そこで、今回の《CO2》作品に出演している俳優特待生の3名(GONさん、辻凪子さん、馬渕智未さん)に少し話を聞き、動画コメントをもらった。
 
 まずは、最初の俳優特待生になるために受けたオーディションでの話から。辻さん&馬渕さんは「不安だったけど受かって驚きました」と話したが、「どんなお題が出されても対応できるように(いろんな)服やアクセサリーをリュックにパンパンに詰めて挑みました」と気合十分で挑んだことを明かしたのはGONさん。「最初は相手の方とかみ合わない部分もあったけど、本気を出して感受性を開くとコレだ! というのがみつかって、それが面白かった。これで受からなかったら審査員の見る目がないと思うくらい自信があった」と嫌味なく話すGONさんに、「おぉ~スゴイ」と笑顔で反応する辻さん&馬渕さんがどこか微笑ましかった。
 
 オーディションに受かってからは3ヶ月間のワークショップへ。そこでは自分たちの演技を撮影し、それを講師と自分たちで検証。どこが伝わってどこが伝わらないのか、それは何が良くて何が悪いのかを学び、芝居はみるみる向上していったという。「学んだすべてが今回の映画出演に役立つことばかりでした。段階を経て変わる表情で感情が見えるということを学び、普段からの映画の見方も変わりました。ただ映画を観るのと役者目線で映画を観るのとでは180度変わった。映画をより深く観れるようになりました」と馬渕さん。辻さんは「個性はいらない。まずは物語を伝えることが大事と学びました。濃い時間を過ごしました」と振り返った。またGONさんは「俳優、監督、照明など一つ一つの部署がとても大切ではあるけれど映画ってひとりで作るものではないから、映画そのものへの知識が演技に密接に関わっていて、映画全体を見ての演技がどうかを考え、そういう意味で演技に対する視野がひとつ広がった気がします」と語った。
 
 そんな彼らが出演している作品が今回の《第10回 大阪アジアン映画祭》のインディフォーラム部門で上映される。監督になるための登竜門と言われる映画祭はいくつかあるが、《CO2》が大阪発の俳優にとっての登竜門として語られる映画祭になる日がくるかもしれない。やる気も力もある若き俳優たちの今後の活躍に期待しつつ、是非ご注目いただきたい。
 
bakadoron280.jpg 『バカドロン』

監督:黒田将史
出演:GON/中村祐太郎
   段文凝/ケツ
daremowakattekurenai280.jpg

『誰もわかってくれない』

監督:松本大志
出演:辻凪子/新倉ケンタ
   泉翔竜/玉川佐知
   橋本一郎

 

dual-city280.jpg 『デュアル・シティ』

監督:長谷川億名
出演:森田亜紀/馬渕智未
   谷啓吾/上田辰也
   荒谷ノーマ

 




(2015年3月 7日更新)


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Profile

GONさん(『バカドロン』主演)

大阪出身。UPSアカデミーで演技を学ぶ。主演作『ぽんぽん』(監督:中村祐太郎)は《第25回東京学生映画祭》でグランプリを受賞。《ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014》でも上映される。その他の主演作として、《カンヌ映画祭2014》ショートフィルムコーナー出品作品『飯田家と草山家の人々』(監督:新山圭也)。《第11回CO2》助成作品『バカドロン』(監督:黒田将史)。現在は大阪を拠点に活動中。今年、短編4作品から成る『Moosic in 中川運河』で中村祐太郎監督と再びタッグを組む。


辻凪子さん(『誰もわかってくれない』主演)

1995年、大阪生まれ。東住吉高校芸能文化科卒業後、京都造形芸術大学映画学科へ進学、在学中。高校時代から舞台に出演し、大学から映像作品へ出演。劇団カムカムミニキーナ「遮光器」に出演するなど現在は東京で活動中。長編映画初出演作品が《第11回CO2》助成作品『誰もわかってくれない』。


馬渕智未さん(『デュアル・シティ』準主演)

1992年生まれ。日本人の父とスペイン系フィリピン人の母を持つ。大阪芸術大学舞台芸術学科にて演技演出コースを専攻。4年間を通して舞台演技、ダンス、ヴォーカルを学ぶ。在学中に舞台公演や自主公演、大学主催の外部公演に参加。映画初出演作品が《第11回CO2》助成作品『デュアル・シティ』。


Event Data

第11回CO2助成作品

選考委員:アレックス・ツァールテン(映画研究家)
     直井卓俊(企画・配給プロデューサー)
     万田邦敏(映画監督)
     元木隆史(映画監督)
     山下敦弘(映画監督)

※上映スケジュール等、詳細はホームページをご確認ください。

【公式サイト】
http://co2ex.org/