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ホーム > NEWS > スナックを偽のオカマバーに!? 個性豊かな登場人物をコミカルに描く人間ドラマ 『小川町セレナーデ』須藤理彩、藤本泉、 原桂之介監督が登壇した舞台挨拶レポート

スナックを偽のオカマバーに!?
個性豊かな登場人物をコミカルに描く人間ドラマ
『小川町セレナーデ』須藤理彩、藤本泉、
原桂之介監督が登壇した舞台挨拶レポート

 ちょっと不思議な家族と“スナック小夜子”に集まる人々の姿をコミカルに描いた人間ドラマ『小川町セレナーデ』が大阪・十三シアターセブンにて上映中。18日(土)、大阪公開初日を記念し、母役の須藤理彩、娘役の藤本泉、そして原桂之介監督による舞台挨拶が行われた。
 
 本作は、シングルマザーの真奈美(須藤)が経営する閉店間際に追い込まれた「スナック小夜子」を立て直すため、娘の小夜子(藤本)が、父でオカマダンサーのエンジェル(安田顕)の協力の下、スナックを偽のオカマバーに改装し奮闘する姿が描かれる。
 
 プライベートでも子を持つ母である須藤は今回演じた役柄について「真奈美という女性は、一人で産んで育てるという覚悟をした女性。その強さの中には想像できないくらいの苦労や辛いことを抱えていると思うんです。明るく元気に振舞っている部分を中心に映画の中では描かれていますが、誰もいないときに、ふと見せる表情などで、いかに強く生きようと決意したのかという表現を探すのに苦労しました」と、深い役作りについて明かした。
 
 一方で、藤本が演じるのは複雑な家庭環境で育った小夜子という難しい役。「両親との関係がとても複雑で、この家族はどうなるんだろうと撮影中も思いながら演じていました。須藤さんや安田さんが撮影以外の時間でも役柄と同じような距離感でいてくださったので、たぶんわたしが演じやすくしていただいていたのだと思います」と周りのサポートがあって難役にも挑めたと振り返った。
 
 関西で撮影された『クローズZERO』でスタッフとして参加し「大阪は大好きな街」という原監督は「この企画は、10年前にスタッフの一人が言った“寂れたスナックがオカマバーのふりをするって面白いんじゃない”という一言がきっかけ。勉強のためにスタッフや藤本さんも一緒にオカマバーに行きました。ヒントがいっぱい転がっていました」と本作の誕生について話した。
 
 尚、3日後の10月21日に藤本が23歳の誕生日を迎えるということで、須藤と原監督がサプライズでバースデーケーキを用意し、立見も出る満席の中、大勢の観客らと共にバースデーソングでお祝い! 「舞台挨拶で誕生日をお祝いしてもらうなんで人生初体験!」と感激しきりの藤本だった。
 
 最後に須藤は「撮影中は1館だけしか上映館が決まっていませんでしたが、徐々に増えて、こうして大阪で公開できたことを嬉しく思います。絶対に満足をしてもらえる映画だと思いますので、ひとりでも多くの方に観てもらえるように、皆様応援よろしくお願いいたします!」とメッセージを贈り、舞台挨拶を締めくくった。



(2014年10月20日更新)


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Movie Data



© 2014「小川町セレナーデ」製作委員会

『小川町セレナーデ』

●10月31日(金)まで、シアターセブンにて上映中

出演:須藤理彩/藤本泉/安田顕
   小林きな子/髙橋洋/阿部進之介/濱田ここね
   大浦龍宇一/金山一彦/大杉漣(特別出演)
監督・脚本:原桂之介

【公式サイト】
http://ogawacho.com/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/165720/

シアターセブン
http://www.theater-seven.com/2014/movie_ogawacho.html