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鑑賞者の満足度の高さが評判!
『ももいろそらを』の小林啓一監督
最新作『ぼんとリンちゃん』
高杉真宙と比嘉梨乃のコメントをお届け

 デビュー作『ももいろそらを』が世界各地の映画祭で絶賛された新鋭・小林啓一監督の最新作『ぼんとリンちゃん』が神戸アートビレッジセンターにて上映中(10月18日(土)より京都シネマにて公開)。本作は、BL(ボーイズラブ)やアニメ、ゲームが大好きな少女・夏子(通称:ぼん)と少年・麟太郎(通称:リン)が、幼なじみの少女みゆ(通称:肉便器)をDV被害から救出するために、ネットゲームで知り合った直人(通称:べび)に協力をあおぎ、みゆちゃんを救出するため奮闘する姿を描く青春映画だ。リンちゃん役の高杉真宙とみゆちゃん役の比嘉梨乃からコメントが届いた。
 

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 オタクパワー全開で、ものすごい情報量の言葉を早口で話すなど、リアルな描写が際立つ本作。実は、リンちゃん役を務めた高杉真宙自身、ガチではないにしろなかなかのオタク気質らしく「僕自身オタクだし、周りを冷静に見てて、物事をスバッというところなんかが僕に似てる。僕自身だと思った」と今回の役にかなりシンパシーを感じたよう。
 
 ぼんとリンの親友で、上京しデリヘル嬢をしているみゆを演じた比嘉は「実際にデリヘル嬢をされている方にお話を伺ったりしたんですが、源氏名でお仕事されていますし女優に似てると思いました。みゆちゃんはその職業に誇りを持っているし、すごいと思う。今回は歩き方や仕草に“萌え”を意識して、いろいろと今までしたことなかったことに挑戦しました」と役作りについて明かした。
 

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 現場では「(監督含め)アニメの話ばかりしていました。でも比嘉さんはあまり見ていなかったかったから『輪るピングドラム』を一緒に見たりしました」と高杉。しかし、比嘉は「リハーサル前に半強制的にアニメを見させられて(笑)。『輪るピングドラム』は面白かったですけど最後まで見れていない」とコメント。比嘉を“アニメ好きの世界”にイマイチ引きづりこめなかったことを高杉は残念がっていた。
 
 現実の中にロールプレイングゲームの要素を持ち込んだような妄想チックな展開が楽しい本作だが、いつまでも自分の世界から抜け出せないぼんと自らその世界から出て行こうと決心したみゆの対峙するシーンの緊張感は見もの。観た人らからは「本年度ベストに入る!」など高い満足度を得ている。オタクの人にもオタクでない人にも是非ご注目いただきたい話題の1作だ。



(2014年10月 5日更新)


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左から、高杉真宙(たかすぎ まひろ)、比嘉梨乃(ヒガリノ)

Movie Data

©ぼんとリンちゃん

『ぼんとリンちゃん』

●神戸アートビレッジセンターにて上映中
 10月18日(土)より、京都シネマにて公開

【公式サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/165042/

【ぴあ映画生活サイト】
http://bonlin.jp/