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2019年「関西元気文化圏賞」が決定!

文化・芸術・スポーツなど、さまざまな分野で活躍し、日本中に元気を与えた関西の人々や団体に贈られる「関西元気文化圏賞」。これは、2003年に河合隼雄文化庁長官(当時)の提唱した「関西から日本の社会を文化で元気にしよう」という呼びかけに応えて、関西の経済団体、企業、報道機関および行政機関等が参画・連携・協力して、「関西元気文化圏推進協議会」を立ち上げ関西の文化圏の活性化を推進しているものだ。その贈呈式・祝賀会が、1月27日、リーガロイヤルホテル大阪にて行われた。
 
最も活躍し貢献した人・団体に贈られる大賞には、大阪府、堺市、羽曳野市、藤井寺市の知事と3市長をトップとして設立され、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産の登録に大きく貢献した「百舌鳥・古市古墳群世界遺産保存活用会議」が選ばれた。2019年7月に開催された第43回世界遺産委員会にて登録が決定。今回の登録は、日本の歴史文化を伝えるこの遺産の価値を示すとともに、関西が一層世界に知られる契機になると考えられる。
 
また、特別賞には、平田オリザが選出。城崎国際アートセンター芸術監督(舞台芸術を中心とした滞在型の創造活動の拠点)として、兵庫県豊岡市の観光文化・教育に携わり、2019年9月には「第0回豊岡演劇祭」を開催。演劇祭を契機に、トヨタ・モビリティ基金との連携による拠点間移動システムを導入し、実証実験に取り組むなど、地域課題に合わせたスマートシティの実現を目指す活動を行っており、今後も関西の活性化への貢献が期待される。
 
そして、将来性が期待できる人・団体に贈られるニューパワー賞には、日本棋院に所属する棋士のプロ入り最年少記録を樹立した仲邑菫。ジャンプ力の高さなどを武器に活躍している関西大学KFSC所属のフィギュアスケート選手、紀平梨花。阪神タイガース入団1年目の2019年、セ・リーグの新人最多安打記録をマーク、また36盗塁を記録し、新人として2001年の赤星選手以来、史上2 人目の盗塁王を獲得した近本光司がそれぞれ選ばれた。
 
これからも関西からの発信により、日本の社会・文化を活気付ける人々や動きを、ぴあ関西版WEBでも引き続き伝えていきます。
 



(2020年1月27日更新)


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2019年「関西元気文化圏賞」受賞者

【大賞】
百舌鳥・古市古墳群世界遺産保存活用会議
(大阪府・堺市・羽曳野市・藤井寺市)

【特別賞】
平田オリザ(劇作家、演出家)

【ニューパワー賞】
仲邑菫(プロ棋士)
紀平梨花(フィギアスケート選手)
近本光司(プロ野球選手)