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フィンセント・ファン・ゴッホが
画家を志してからの約10年を追う。

 鮮やかな色彩と勢いのある筆づかいで今も世界中から愛されているフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。37年の生涯のうち画家として活動したのはたった10年に過ぎず、代表作のほとんどは晩年のわずか数年間で描かれたものだった。そんな彼の短くも濃密な画業が堪能できる展覧会「ゴッホ展」が、2020年1月25日(土)より兵庫県立美術館にて開催。
 
 27歳の頃に画家を志した当初は、オランダで「ハーグ派」と交流しながら、暗い色彩で農村風景や静物などを描いていたファン・ゴッホ。目にした風景や事物をデッサンし、それを元に抒情的な光景を描いたハーグ派との邂逅によって、画家としての基礎を身につける。その後、弟テオの勧めで移り住んだパリで「印象派」と出会い、鮮やかな色づかいが生む効果に驚き、独自の作風を確立していく。
 
 世界各国からファン・ゴッホの作品約40点が集結する同展では、《糸杉》など晩年の代表作に加え、貴重な初期作品も来日。さらに、「ハーグ派」のマウフェやラッパルト、「印象派」のモネ、ルノワール、ピサロなど、彼に大きな影響を与えた画家による作品約30点も展示。画家としての原点を示す初期の画業から始まり、ハーグ派と印象派という“ふたつの出会い”によって導かれたファン・ゴッホの画業を辿る。



ゴッホ展
発売中  Pコード:769-950
▼2020年1月25日(土)~3月29日(日)
兵庫県立美術館
特製ミニタオル付前売券2200円 
前売一般-1500円 大学生1100円 
当日一般-1700円 大学生1300円 
※10:00~18:00(ただし金・土曜日は~20:00)。入場は閉館の30分前まで。月曜休館(祝休日の場合は開館し、翌火曜日休館)。高校生以下無料。70歳以上850円(当日会場のみ取り扱い)。障がい者手帳をお持ちの方は一般400円、大学300円(要証明)、介護者1名は無料。
兵庫県立美術館
078-262-0901

(2019年12月11日更新)


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フィンセント・ファン・ゴッホ《糸杉》 1889年6月 油彩・カンヴァス 93.4×74cm メトロポリタン美術館 Image copyright © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
フィンセント・ファン・ゴッホ《ジャガイモを食べる人々》 1885年4-5月 リトグラフ(インク・紙)26.4×32.1cm ハーグ美術館 © Kunstmuseum Den Haag
フィンセント・ファン・ゴッホ《麦畑》 1888年6月 油彩・カンヴァス 50×61cm P.& N. デ・ブール 財団 © P. & N. de Boer Foundation