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明治期に来日したアメリカ人女性が収集した
「珠玉の浮世絵コレクション」を紹介する展覧会

 明治期に来日したアメリカ人女性メアリー・エインズワースが収集した、珠玉の浮世絵コレクションを紹介する展覧会「メアリー・エインズワース浮世絵コレクション ―初期浮世絵から北斎・広重まで」が、8月10日(土)より大阪市立美術館にて開催される。
 
 メアリー・エインズワースは、1867年アメリカ・イリノイ州に生まれ、アメリカでも早くに浮世絵の収集を始めたコレクターの一人。著名な浮世絵コレクターの多くは男性だが、エインズワースは彼らに肩を並べる女性コレクターとして知られている。アメリカ・オハイオ州にあるオーバリン大学のアレン・メモリアル美術館に寄贈された彼女の1500点以上におよぶ浮世絵版画コレクションは、明治39(1906)年、エインズワースの来日を契機に始められたもの。初期から幕末まで、浮世絵の歴史を辿ることができる上、鈴木春信や喜多川歌麿など有名浮世絵師の名品を含む優れた内容となっている。本展は、この貴重なコレクションの中から選りすぐりの200点を展示するものだ。



オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 
メアリー・エインズワース浮世絵コレクション 
 -初期浮世絵から北斎・広重まで
発売中 Pコード:769-612
▼8月10日(土)~9月29日(日) 
大阪市立美術館
早割チケット一般1000円※4月12日(金)~5月12日(日)までオンラインのみ販売。
前売一般1200円 高大生800円 
当日一般1400円 高大生1000円 
※9:30〜17:00。入館は午後4時30分まで。月曜休館(祝休日の場合は開館し、翌火曜日休館。ただし8/13(火)は開館)。※災害などにより臨時で休館となる場合あり。※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。※前売券は2019年5月13日(月)~8月9日(金)まで販売。
大阪市総合コールセンター なにわコール
06-4301-7285

(2019年4月 8日更新)


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