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幕末から明治初年にかけて活躍した
河鍋暁斎の幅広い画業を展覧

 幕末から明治初年にかけて多彩な作品を制作した河鍋暁斎の特別展「没後130年 河鍋暁斎」が、4月6日(土)より兵庫県立美術館にて開催される。
 
 幅広い画業で知られる河鍋暁斎は、掛軸や絵巻、屏風や絵馬や引幕に描いた絵画作品だけでなく、錦絵、挿絵本、工芸品など様々な作品を手がけている。同展ではこうした多様な作品群を紹介しながら、「写生帖」や「日記」、「下絵」や「画稿」なども展示し、その観察力、洞察力、写生力、描写力に焦点をあてる。
 
 また、暁斎の画業の背景には、幕末明治期の人的ネットワーク、芸術交流がある。例えば、コンドル、ギメ、ベルツといった当時日本に滞在していた外国人との交流を背景にもつ作品、神社、寺へ奉納された作品、そして、明治憲法発布を記念して制作された作品なども展示される。暁斎の創造力と時代のネットワークを合わせ鏡のように考察することによって、暁斎の作家・作品像を再検証し、その時代的、芸術的意義を問う。



特別展「没後130年 河鍋暁斎」
発売中 Pコード:769-503
▼4月6日(土)~5月19日(日) 
兵庫県立美術館 
前売一般1200円 大学生800円 
前売一般2枚セット券2000円(2名分) 
当日一般1400円 大学生1000円 
※10:00~18:00(金・土曜日=10:00~20:00)。最終入場は閉館の30分前まで。月曜および5/7休館(ただし4/29・5/6は開館)。会期中展示替えあり(前期4/29まで、後期4/30から)。高校生以下は無料。一般2枚セット券(前売)は2枚単位(合計2000円)での販売。
ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

(2019年2月22日更新)


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《九尾の狐図屏風》 明治3(1870)年以前 河鍋暁斎記念美術館 *通期展示
《鳥獣戯画 猫又と狸 下絵》制作年不詳 河鍋暁斎記念美術館 *前期展示
《風流蛙大合戦之図》元治元(1864)年 河鍋暁斎記念美術館 *前期展示