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2018年「関西元気文化圏賞」が決定
贈呈式の模様を速報リポート!

文化・芸術・スポーツなど、さまざまな分野で活躍し、日本中に元気を与えた関西の人々や団体に贈られる「関西元気文化圏賞」。これは、2003年に河合隼雄文化庁長官(当時)の提唱した「関西から日本の社会を文化で元気にしよう」という呼びかけに応えて、関西の経済団体、企業、報道機関および行政機関等が参画・連携・協力して、「関西元気文化圏推進協議会」を立ち上げ関西の文化圏の活性化を推進しているものだ。その贈呈式・祝賀会が、1月22日、リーガロイヤルホテル大阪にて行われた。
 
最も活躍し貢献した人・団体に贈られる大賞には、京都出身で2018年ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑(京都大学高等研究院 副院長/特別教授、神戸医療産業都市推進機構 理事長)が選ばれた。免疫の司令塔であるT細胞表面に「PD-1」という免疫の働きを抑える分子を発見し、がん免疫療法の原理を実証したことにより、多くのがん患者に希望を与え、研究を志す若者に希望を与えたことが大きく評価された。
 
また、特別賞には、2018年夏に開催された第100回全国高等学校野球選手権記念大会で春夏通算8回目の優勝を果たした「大阪桐蔭高等学校 硬式野球部」と、ジャイアントパンダの16頭目の繁殖に成功した和歌山県白浜町にあるテーマパーク「アドベンチャーワールド」が選出された。そして、将来性が期待できる人・団体に贈られるニューパワー賞には、「日本高校ダンス部選手権スーパーカップDANCE STADIUM」全国大会において、「ビッグクラス」の部で優勝した「同志社香里高等学校 ダンス部」、兵庫県立芸術文化センター芸術監督・佐渡裕氏が若手の音楽家育成を目指し手掛ける「スーパーキッズ・オーケストラ」、関西の企業が所有する普段は非公開の絵画を一堂に集めた展覧会を初めて開催した「関西経済同友会 企業所有美術品展実行委員会」がそれぞれ選ばれた。
 
これからも関西からの発信により、日本の社会・文化を活気付ける人々や動きを、ぴあ関西版WEBでも引き続き伝えていきます。



(2019年1月22日更新)


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2018年「関西元気文化圏賞」受賞者

【大賞】
本庶佑(京都大学高等研究院 副院長/特別教授、神戸医療産業都市推進機構 理事長)

【特別賞】
大阪桐蔭高等学校 硬式野球部
アドベンチャーワールド

【ニューパワー賞】
同志社香里高等学校 ダンス部
スーパーキッズ・オーケストラ
関西経済同友会 企業所有美術品展実行委員会