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これまでの公開制作を通して
横尾忠則の創造のプロセスや変遷を辿る。

 横尾忠則がこれまでに公開制作で描いてきた作品を、映像・写真などの資料とともに紹介する「横尾忠則 大公開制作劇場~本日、美術館で事件を起こす」が、2019年1月26日(土)より、横尾忠則現代美術館にて開催される。
 
 観客の前で作品をつくる公開制作は、横尾忠則が1980年代の画家宣言以降しばしば行ってきた制作方法だ。人に見られることで余計な自我やこだわりが消え、無心状態で制作することができるという横尾にとって、公開制作は「描く」という肉体的行為を再認識するための格好の手段だったと言える。創作のプロセスに観客を巻き込み共犯関係を結ぶことで、公開制作はスリリングな展開を見せていく。また、2000年に横尾の代表的シリーズとなる「Y字路」が描き始められると、以降、公開制作において「Y字路」は一つのフォーマットとして展開し、各地の美術館で開催される個展にあわせて、その土地にちなんだ"ご当地Y字路"が次々と生み出されてきた。
 
 本展初日には、横尾忠則現代美術館では約5年半ぶりとなる横尾忠則による公開制作も開催される。観覧は無料で開館時間中随時行われる。ただし日程は変更になる可能性もあるので、事前にウェブサイトやSNS等でご確認を。



横尾忠則 大公開制作劇場 ~本日、美術館で事件を起こす
▼2019年1月26日(土)~5月6日(月・振休)
横尾忠則現代美術館
当日一般700円 大学生550円 70歳以上350円 高校生以下無料
※10:00~18:00(金・土曜~20:00)、入場は閉館の30分前まで。月曜休館(ただし祝日・振替休日の場合は開館し、翌平日休館)。
※障がいのある方(70歳以上除く)は各観覧料金の半額。その介護の方(1名)は無料。割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください。
※兵庫県立美術館の特別展または県美プレミアムのチケット半券をご提示いただくと、横尾忠則現代美術館の企画展が団体割引料金でご覧いただけます。
078-855-5607
横尾忠則現代美術館

(2018年12月21日更新)


Check
《Lisa Lyon in Kobe, July 22, 1984 (No.3)》 1984年 横尾忠則現代美術館蔵
《猫のいるY字路》 2008年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
横尾忠則現代美術館 公開制作 2012年