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「今年は昨年の86倍くらい怖い(笑)」
稲川淳二『怪談ナイト』大阪公演が間もなく!

今年で26年目を迎える稲川淳二の『怪談ナイト』が、8月23日(木)より、大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。今回の公演に向けての思いを稲川淳二が語ってくれた。
 
昨年70歳を迎え「怪談がやりやすくなってきた」と語る稲川。「以前から“怪談は70からだ”って言ってたんですよ。50代、60代は欲があるというか、脂っぽいところばかりが匂う。でも70にもなるとさすがに欲もないですし、いろんな経験をしてきているのでより説得力をもってお話できるんじゃないかなと。例えば有名な『牡丹灯籠』のような艶っぽい話も、70歳のじじぃが話すと結構すんなりとできるかなと思うんです。69歳のときに色っぽい怪談をしたら、女性にバカウケしたんです。あれを50代でやったらいやらしさが出たかもしれないですからね」。
 
毎年、4から6本の怪談や心霊写真を披露する稲川。今年の怪談は「昨年の86倍くらい怖い(笑)」という。「結構変化に富んでいて、表現の仕方が話ごとに違うかなと。そのうちのひとつは、私の知人が体験した話なんですが、自分の生活のすぐ近くにあって、誰もが経験していてもおかしくないこと。もしかしたら経験しちゃっている人がいるかもしれないような、そんな状況の話。ほかの話も全部新作です」。毎回、舞台美術にもこだわり、薄気味悪い空間を演出しているが「今回は、昭和初期や大正時代の洋館のつくり。今までの素晴らしいセットの中でも、群を抜くんじゃないかと思います」と自信を見せる。
 
大阪公演は初の試みとなる4日間連続公演。大阪の人からは力をもらえるからうれしいと語る。「大阪のファンの方々は、私が怪談をやり始めた頃からずっと応援してくださっているんです。大阪のファンの人がいなかったら、きっとこんなに続いていなかったんじゃないかと思います。大阪は間違いなく私の怪談を育ててくれた場所ですし、渾身の力を込めてやりますよ。段々、本当に怪談じじぃになってきました。もうすぐ妖怪になるんじゃないかなと思うんです」と笑い、「皆さんから力をいただいて、一番楽しんでいるのは自分じゃないかなと思う。今年も、皆さんと一緒に、なんだか楽しいけど、妙に怖くてうれしい時間、感動する時間を共有したいなと思っています。会場でお待ちしています」。
 
大阪公演は8月23日(木)から26日(日)まで、森ノ宮ピロティホールにて上演。9月22日(土)に奈良・なら100年会館 大ホールでも公演あり。

取材・文:黒石悦子



(2018年8月20日更新)


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『MYSTERY NIGHT TOUR 2018
稲川淳二の怪談ナイト』

チケット発売中 Pコード:638-593

【大阪公演】
▼8月23日(木)・24日(金) 19:00
全席指定-5500円
▼8月25日(土)・26日(日) (土)17:00 (日)15:00
全席指定-5500円 立見-5500円
森ノ宮ピロティホール
[出演]稲川淳二
※未就学児童は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【奈良公演】
▼9月22日(土) 17:00
なら100年会館 大ホール
全席指定-5500円
[出演]稲川淳二
※未就学児童は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888
[問]なら100年会館■0742-34-0111

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