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明治時代の日本画や工芸など、
近代化する社会で生まれた美術品を紹介

 政府主導のもと、殖産興業や輸出振興政策が推し進められ、海外での日本美術への関心が高まった明治時代。当時の美術品を紹介する展覧会「明治150年展 明治の日本画と工芸」が、3月20日(火)より京都国立近代美術館にて開催。
 
 1873(明治6)年、ウィーン万国博覧会へ日本政府が正式に参加することで世界から関心を集めた日本の工芸品。それ以降、日本は国家戦略として工芸図案の制作や、工芸品に注力していく。また、東京遷都により人口が減少していった京都では、地場産業の振興目的のひとつとして「京都府画学校」を設立。多くの日本画家が工芸図案の制作に携わり研究が進められた。
 
 本展では、明治の工芸図案とともに、美術工芸作品や工芸図案を描いた日本画家たちの作品を一堂に展示することで、近代化していく社会の中で生み出された明治の美術品を紹介する。



明治150年展 明治の日本画と工芸
▼3月20日(火)~ 5月20日(日)
京都国立近代美術館
前売一般800円 大学生400円 
当日一般1000円 大学生500円
夜間割引(金土曜17:00~)一般800円 大学生400円  
※9:30~17:00(金・土曜~20:00)。入場は閉館の30分前まで。月曜休館(ただし4/30(月・休)は開館)。高校生・18歳未満は無料。
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(入館の際に証明できるものをご提示下さい)。
075-761-4111
京都国立近代美術館

(2018年2月13日更新)


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