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西洋のバロック美術
その名品44点を紹介する展覧会

 ルネサンス以降のヨーロッパ全土で花開いたバロック美術。レンブラント、ルーベンス、ベラスケスといった名だたるバロック絵画の巨匠たちの傑作に加え、ブリューゲル一族やティツィアーノをはじめとするヴェネツィア派などの作品も出展される展覧会「ブリューゲル、レンブラント、ルーベンス バロックの巨匠たち」が、2月8日(水)より姫路市立美術館にて開催。
 
 光と影をドラマチックに用いた作品が多くみられるバロック絵画は、16世紀末から18世紀初頭にイタリアを起源として成立し、ヨーロッパ各国に広がり、中南米文化にも影響を与えた。感情に訴えカトリックの信仰心を昂揚させるバロック絵画は、視覚イメージによって聖書の言葉を身近にするために多用されてきた。一方で、オランダやフランドル地方では精緻な描写を得意とする画家が人気を博すなど、各国の独自性が開花した時代でもある。
 
 同時に、現実世界との曖昧な境界、見られることへの意識など、この時代の絵画は初めて自我を宿したとされることから、近代絵画の祖とも言われている。本展では、地域を越えた多彩な画家たちの歴史画、肖像画、風俗画などの作品44点を通じて、バロック絵画の多様な魅力を紹介する。



ブリューゲル、レンブラント、ルーベンス バロックの巨匠たち
発売中 Pコード:768-009
▼2月8日(水)~3月28日(火) 
姫路市立美術館 
前売一般800円 大学・高校生400円 中学・小学生100円 
当日一般1000円 大学・高校生600円 中学・小学生200円 
※10:00~17:00、最終入場は閉館30分前まで。月曜休館、3/21(火)。ただし、3/20(月祝)、3/27(月)は開館。未就学児童は無料。療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・身体障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は当日料金の半額(会場にて購入)。要身分証明書。
姫路市立美術館
079-222-2288

(2017年1月25日更新)


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レンブラント・ファン・レイン 《襞襟を着けた女性の肖像》 ヨハネ・パウロ2世美術館 ©Museum John Paul Ⅱ Collection
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