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関西で活動する美術家集団「プレイ」
その全貌を展覧する美術館初の個展!

 1967年より関西を拠点に活動する美術家集団「プレイ」の個展「THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ」が、10月22日(土)より国立国際美術館にて開催される。
 
 プレイとは、屋外を中心にさまざまな「行為」に取り組み続ける美術家集団。かたちに残る何かを「作る」のではなく「体験する」この集団は、メンバーで集まって企画を練り、準備し、実行し、報告することを実に50年近く続けてきた。プレイにとって美術館での初個展となる本展は、印刷物・記録写真・記録映像・音声記録・原寸大資料・未公開資料などにより、その活動の全貌を展覧する試みとなる。
 
 現在プレイとして活動するのは池水慶一、小林愼一、鈴木芳伸、二井清治、三喜徹雄の5名だが、メンバーは流動的で、何らかのかたちでこれまでに参加した人数は100名を超える。発泡スチロール製のイカダで川を下る、京都から大阪へ羊を連れて旅をする、山頂に丸太材で一辺約20mの三角塔を建て雷が落ちるのを10年間待つ…などなど、自然の中での「行為」を計画し、実行し、その体験を日常に持ち帰ることを繰り返している。本展では、こうしたスケール感のあるフィジカルな体験を、原寸大資料により再現するほか、多数発見された未公開資料によりその活動を紐解く。
 
 期間中はアーティスト・トーク、シンポジウム、ギャラリー・トークなども開催。詳細はウェブサイトにて確認を。



THE PLAY since 1967 まだ見ぬ流れの彼方へ
10月22日(土)~1月15日(日)
国立国際美術館
一般430円 大学生130円
※10:00~17:00(金・土曜は~20:00)。入場は閉館の30分前まで。月曜、12/28~1/4休館(ただし、1月9日(月・祝)は開館し翌日休館)。高校生以下・18歳未満、65歳以上無料。心身に障害のある方とその付添者1名無料(証明できるものをご提示願います)。
※無料観覧日:2016年11月3日(木・祝)、5日(土)、19日(土)、20日(日)、12月3日(土)、2017年1月7日(土)※金曜日の19:00~20:00、土曜日の17:00~20:00は無料
国立国際美術館
06-6447-4680(代)

(2016年9月30日更新)


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プレイ《VOYAGE: Happening In An Egg》記録写真 1968年8月1日 和歌山県串本町南方海上 撮影 石井信夫 © THE PLAY
プレイ《現代美術の流れ》記録写真 1969年7月20日 淀川 撮影 樋口茂 © THE PLAY
プレイ《La Seine 現代美術の流れ》記録写真 2012年6月5日 セーヌ川(パリ、フランス) 撮影 南隆雄 © THE PLAY
プレイ《SHEEP:羊飼い》記録写真 1970年8月23日 京都市 撮影者不明 © THE PLAY