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横尾忠則の膨大なアーカイブ資料を公開する
「ヨコオ・マニアリスム」シリーズの第一弾

 2012年の開館以降、横尾忠則現代美術館では、横尾忠則が自身の創作と記録のために保管している資料を預り調査を進めている。アトリエから運ばれた資料は、作品のモチーフとなった写真や印刷物、制作過程でのアイデアスケッチや原稿、作品から派生した商品、横尾自身のコレクションである絵葉書、レコード、蔵書…など多種多様。こうしたアーカイブ資料に光をあて、調査の過程も含めて公開する展覧会シリーズとして、「ヨコオ・マニアリスム」を立ち上げる。
 その第一弾となる「ヨコオ・マニアリスム vol.1」が、8月6日(土)より横尾忠則現代美術館にて開催される。
 
 まずは1960年代より書き続けているという日記に着目し、横尾の生活と制作の関連を探る。日常的な物事に向ける横尾の視点の鋭さ、作品に転化させる際の編集の巧みさと大胆さをあぶり出し、ヨコオワールドの源泉をひも解くとともに、生活と制作のあらゆるプロセスを素材とし、作品として提出するアーティスト横尾忠則の生き方に迫る。さらに、制作活動の副産物ともいえる色とりどりの絵具がのった「パレット」、繰り返し登場するモチーフである「猫」、「モーツァルト」や、収集していた「涅槃像」、少年期より憧れを抱いていた「郵便」にまつわるものなど、さまざまな資料からその魅力を読み解く。



ヨコオ・マニアリスム vol.1
▼8月6日(土)~11月27日(日)
横尾忠則現代美術館
前売一般560円 大学生440円 
当日一般700円 大学生550円 高校生・65歳以上350円 
※10:00~18:00(金・土曜~20時)。入場は閉館の30分前まで。月曜休館、ただし9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館、9月20日(火)、10月11日(火)は休館。中学生以下無料。障がいのある方(65歳以上除く)は各観覧料金の半額、その介護の方(1名)は無料。
横尾忠則現代美術館
078-855-5607

(2016年7月31日更新)


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《夢枕十一》 1998年 作家蔵
《ドリーム・ティー》 1996年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
《日の本の猫(日本招猫倶楽部)》 1996年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)