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世界最高峰の植物学研究施設による
イングリッシュガーデンの魅力を知る展覧会

 ロンドンにあるキュー王立植物園の20万件を超える世界最大のボタニカルアートコレクションをもとに、貴重な植物画や工芸品など約150点を紹介する展覧会「世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン ー英国に集う花々ー」が、4月29日(金・祝)より京都文化博物館にて開催される。
 
 イングリッシュガーデンとは、何世紀にもわたって英国人が作り育ててきた英国式庭園というひとつのスタイル。植物の自然な成長を活かしながら生活空間に美しくとけ込ませる庭づくりの様式は、近年日本でも人気が高まっている。そのイングリッシュガーデンに見る美しい植物は、大英帝国の黄金時代、エキゾチックな異世界に魅せられた人々の冒険と探求の結晶であり、これらの植物が多くの芸術家たちのイメージの源泉となって個性的なデザインを生み出してきた。
 
 本展では、そうしたアート作品の展示はもちろん、19世紀に世界中から珍しい植物を集めてきたプラントハンターたちの軌跡も辿る。その中にはビーグル号に乗船して世界各地を歩き、後に『種の起源』を執筆し大論争を巻きおこしたチャールズ・R・ダーウィンも含まれる。コレクションを提供するキュー王立植物園は、イギリス王室の私的な庭園として始まり、1841年に国立の機関として一般公開さるようになった植物園。現在では世界最高峰の植物学研究施設として、また世界最大かつ広範囲にわたる植物や標本のコレクションも収蔵する機関としてユネスコ世界遺産にも登録されている。
 
 会期中は講演会や講習会のほか、京都府立植物園にてイングリッシュガーデンを再現するなど関連企画も。



世界遺産 キュー王立植物園所蔵
イングリッシュ・ガーデン ー英国に集う花々ー
チケット発売中 Pコード:767-160
▼4月29日(金・祝)〜6月26日(日)
京都文化博物館 
ペアチケット2000円 
前売一般1100円 大高生700円 中小生300円
当日一般1300円 大高生900円 中小生400円
※10:00~18:00(金~19:30)。入場は閉室の30分前まで。月曜休館(ただし、5月2日(月・祝)は開館)。
※上記料金で、2・3階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます。
※3階では「江戸の植物画展」を同時開催
※ペアチケット(一般券2枚)は、前売券販売期間中のみ(4月28日(木)まで)
京都文化博物館 
075-222-0888

(2016年4月12日更新)


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(c)Michael and Mariko whiteway
ヒマワリ(キク科)1800年頃 キュー王立植物園蔵 (c) The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew.
マーガレット・ミーン<ダリア属(キク科)>1790年頃 (c) The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew.