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世界的な現代美術家・森村泰昌が
地元大阪にて大規模個展を開催!

 日本を代表する現代美術家として国際的に活躍する森村泰昌の、地元・大阪の美術館では初となる大規模個展「森村泰昌:自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき」が、4月5日(火)より国立国際美術館にて開催される。
 
 絵画の登場人物や映画女優、歴史上の有名人物に自らが扮するセルフ・ポートレイト写真で知られる森村は、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続けてきた。本展は、これまで取り組んできた自画像の美術史の集大成ともいえる渾身の作品が並ぶ第1部と、森村の表現の新たな可能性を示す長編映像作品の2部構成で、円熟期を迎えた作家の魅力に迫る。
 
 0~10章に分けられた第1部では、初期の《肖像(ゴッホ)》をはじめ、「レンブラントの部屋」シリーズ、「私の中のフリーダ(花輪)」シリーズなど、過去に発表され高い評価を得た作品を展示。さらに30年ぶりにゴッホの自画像に扮して制作した新作や、西洋・日本の近現代美術家に扮した新作も展示する。さらに第2部では新進気鋭の映像作家・藤井光を起用し、全編60分を超える初の長編映像作品を上映。
 
 110余点におよぶセルフ・ポートレイト作品に加え、幼少時からのポートレイトも紹介。美術史に触れる以前の個人史(=「わたし」)と、自らが登場することにより批評性をともないながら獲得した美術史(=「私」)がクロスオーバーする。また、「自画像」をテーマにした全10回にわたるレクチャーパフォーマンスも開催されるほか、あわせて大阪市内2か所で森村泰昌の手がける展覧会が開催される。詳細は特設サイトにて。



森村泰昌:自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき
発売中 Pコード:767-319
▼4月5日(火)~6月19日(日) 
国立国際美術館 
早割ペア券900円(1名分) 
前売一般1100円 大学生700円 高校生300円 
当日一般1300円 大学生900円 高校生500円 
※10:00~17:00。金曜日は19:00まで。入場は閉館の30分前まで。月曜休館(ただし、5/2は開館)。中学生以下、心身に障害のある方とその付添者1名は無料(証明できるものをご提示ください)。本料金で「田中一光ポスター展」、「コレクション1」もご覧になれます。
国立国際美術館
06-6447-4680

(2016年2月22日更新)


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