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京都の古社寺に伝来した
名物刀剣の全てを一挙公開

 王城の地・京都では、平安時代から江戸時代まで多数の刀工が工房を構え、数々の名刀を生み出してきた。そんな京都の古社寺に伝来した名物刀の全てを一挙公開する「刀剣を楽しむ─名物刀を中心に─」が、12月15日(火)より京都国立博物館にて開催される。
 
 数奇な運命に翻弄されながらも時代を生き抜いた名刀の数々。なかでも、史上初となる、源氏一門の重宝「髭切」(「太刀 銘国綱」 北野天満宮蔵)と「膝丸」(「太刀 銘□忠」 大覚寺蔵)の同時展示をはじめとし、後鳥羽上皇が御自ら手がけたとされる太刀「菊御作」、斬りつけた真似をするだけで相手の骨が砕けるという伝説を持つ「薙刀直シ刀(名物骨喰藤四郎)」(豊国神社蔵)、桶狭間の戦いで織田信長が得た「刀(名物義元左文字)」(建勲神社蔵)、坂本龍馬の愛刀「刀 銘吉行」など、ドラマティックな歴史を持つ名刀の数々をご紹介。
 
 作品に秘められた歴史とあわせて、奥深い刀剣の美の世界を堪能することができる。また、ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』のキャラクターを演じる声優たちが音声ガイドで案内するほか、展示作品をモチーフにしたブックマーカーの販売や、トークイベントなどもあわせて開催。詳細はオフィシャルサイトにて。



刀剣を楽しむ─名物刀を中心に─
▼12月15日(火)~2016年2月21日(日)
京都国立博物館 平成知新館 特別展示室
一般520円 大学生260円   
※9:30~17:00(金~19:00)。入場は閉館の30分前まで。高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。月曜休(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)、12月26日~2016年1月1日休。※同時期に、新春特集陳列『さるづくしー干支を愛でる』(12月15日~2016年1月24日)『獅子と狛犬』(12月15日~2016年3月13日)も開催。
京都国立博物館
075-525-2473(テレホンサービス)

(2015年12月15日更新)


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