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国立国際美術館所蔵品を中心に、
現代美術の人間描写を振り返る展覧会

 「この人を見よ」といった意味を持つラテン語“エッケ・ホモ”。新約聖書に登場するこの言葉は、イエスの受難をあらわす主題として、美術作品においてもたびたび取り上げられてきた。その言葉を冠とした展覧会「エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ」が、2016年1月16日(土)より国立国際美術館にて開催される。
 
 本展では、様々な社会的矛盾、不合理に直面する中で生み出される現代美術の人間像を、国立国際美術館所蔵作品を中心とした50作家100点あまりの作品によって振り返る。ジャン・フォートリエや山下菊二らによる戦時戦後の虐げられた人間像から、アンディ・ウォーホルの「マリリン」シリーズ、ゲルハルト・リヒターによる人間像などなど、20世紀後半以降の人間像を俯瞰する。また、見どころとしては、アルベルト・ジャコメッティの絵画作品《男》(1956年)の公開も注目だ。ジャコメッティの油彩作品を所蔵するのは国内では国立国際美術館のみとなるため、貴重な機会と言える。



エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ
▼2016年1月16日(土)~3月21日(月・祝)
国立国際美術館
一般900円 大学生500円   
※10:00~17:00(金~19:00)。入場は閉館の30分前まで。高校生以下・18歳未満、心身に障害のある方とその付添者1名無料(証明できるものをご提示願います)。月曜休(ただし、3/21は開館)。
国立国際美術館
06-6447-4680

(2015年12月21日更新)


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