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日本アニメ美術の創造者 山本二三(にぞう)展
-天空の城ラピュタ、火垂るの墓、時をかける少女-

 日本を代表するアニメーションの画家・美術監督である山本二三(やまもとにぞう)の展覧会が神戸市立博物館にて開催中だ。彼は、テレビアニメーション「シートン動物記・くまの子ジャッキー」(1977)で美術助手を、そして「未来少年コナン」(1978)、劇場版「じゃりン子チエ」(1981)、「名探偵ホームズ」(1982)、「天空の城ラピュタ」(1986)などの名作の数々で美術監督を務めてきた人物。また野坂昭如の名作を高畑勲監督がアニメ化した「火垂るの墓」(1988)、宮崎駿監督「もののけ姫」(1997)、筒井康隆のジュブナイル小説をアニメ化した細田守監督「時をかける少女」(2006)などの作品で表現された詩情豊かなその世界は、多くの鑑賞者を魅了してきた。なかでも光の輝きとさまざまな表情を見せるボリューム感ある雲の描写は「二三雲」と呼ばれている。

 

 本展は、山本二三自らが選択した、アニメーション用の背景画、その前段階のスケッチ、イメージボード(監督の要請をうけて描くアニメーションのための下絵)など、初期から最新作まで、多数の初公開作品を含む約180点を一堂に紹介する。日本のアニメーションを牽引してきた山本二三の全貌にふれる絶好の機会だ。




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『日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展
 -天空の城ラピュタ、火垂るの墓、時をかける少女-』

 

発売中
Pコード:764-697(一般前売のみ)

▼7月16日(土)~9月25日(日)
神戸市立博物館

前売一般850円 高大生600円 小中生300円
当日一般1000円 高大生700円 小中生400円
10:00~17:00(金・土曜日~19:00)。※最終入場は閉館の30分前まで。
月曜および7/19(火)・9/20(火)休館(ただし7/18、8/15、9/19は開館)。

神戸市立博物館 078-391-0035
神戸市立博物館オフィシャルサイト
http://www.city.kobe.lg.jp/

(2011年8月11日更新)


Check
「天空の城ラピュタ」(1986) <<ラピュタのロボット>> (c)山本ニ三
「もののけ姫」(1997) <<獅子神の森>> (c)山本ニ三
「時をかける少女」(2006) <<踏切>> (c)山本ニ三