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『上方落語若手噺家グランプリ2017』
決勝進出者インタビュー、桂三四郎編

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6月20日(火)に天満天神繁昌亭で開催される第3回『上方落語若手噺家グランプリ2017 決勝戦』。4月に行われた予選で、桂華紋、桂小鯛、桂三四郎、桂雀五郎、桂雀太、桂二乗、桂米輝、笑福亭喬介、林家染吉の9名が決勝へ進出した。そのうち3年連続で決勝へと駒を進めているのが桂雀太と桂三四郎だ。現在、東京に拠点を移して活動している三四郎からコメントが到着した。

「楽屋で目の前の出演者全員に悪口を言ってテンションを下げさせるという作戦で頑張ったのですが、3位になってしまい自分が一番テンションが下がってしまいました。敗者復活で出れたので、決勝の楽屋では逆に出演者全員にヨイショしてみたいと思います」と予選への手ごたえを語る三四郎。ネタ「全くの逆」を選んだ理由について尋ねると、「全然面白くないネタだから選んだという理由の全くの逆です」という答えが返ってきた。

3年連続の決勝進出、「『上方落語若手噺家グランプリ』に出ていなかったら大阪の落語ファンの間では『三四郎はもう死んだ』と思われるかもしれませんので、『三四郎はまだ生きてるよー!!!』とアピールしたいです」と決勝戦への意気込みを語る。そして同じくして3年連続で決勝進出をしている桂雀太についても、以下のように言及した「3年連続決勝に出ているのが僕と雀太さんで、去年も一昨年も終わってからヤケ酒飲みながら『なんでやねん!!』と大暴れしました。毎年そうすることを恒例行事にするつもりなので雀太さんにだけはとってもらいたくないです(笑)。2位にも入らんといてもらいたいです(笑)」。

決勝では「オーケストラの端っこで」という新作落語で勝負をする。「こんなネタで獲れるわけないやんという理由の全くの逆で」で選んだ自作のネタだ。「なぜこんなネタができたのか記憶にありません。魅力についてはまだ僕自身も分かっていないので、今後40年かけて解き明かしていこうと思ってます」と本作について語った。

『上方落語若手噺家グランプリ』を「ドラゴンボールの天下一武道会のようなもの」と捉える三四郎。最後に一言求めると「来年もがんばりまーす!」と、いかにも三四郎らしい答えで締めくくった。



(2017年6月19日更新)


Check

繁昌亭夜席 第三回 上方落語若手噺家グランプリ2017 決勝戦

▼6月20日(火) 18:30

天満天神繁昌亭

当日-2500円

[出演]桂華紋/桂小鯛/桂三四郎/桂雀五郎/桂雀太/桂二乗/桂米輝/笑福亭喬介/林家染吉

※未就学児童は入場不可。

[問]天満天神繁昌亭
[TEL]06-6352-4874

※前売り券完売ため、当日券若干枚数あり。

天満天神繁昌亭
http://www.hanjotei.jp/

【会見レポート】ファイナリストが意気込みを語る!
https://kansai.pia.co.jp/interview/stage/2017-05/1705-whgp2017.html

桂三四郎

1982年2月24日生まれ
兵庫県出身
2004年4月、六代桂文枝に入門