インタビュー＆レポート

ホーム > インタビュー＆レポート > 「能天気なくらい楽しいコメディです」 個性豊かな面々が魅せる『コメディ・トゥナイト！』 大阪松竹座で絶賛上演中！

「能天気なくらい楽しいコメディです」
個性豊かな面々が魅せる『コメディ・トゥナイト！』
大阪松竹座で絶賛上演中！

amon_012.jpg

片岡愛之助主演によるブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト！ ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』が大阪松竹座で上演中だ。本作を演出する宮本亜門に見どころを聞いた。

本作は『スウィーニー・トッド』や『イントゥ・ザ・ウッズ』など、数々の名作を手掛けてきたスティーブン・ソンドハイム作詞・作曲によるミュージカル。1963年のトニー賞で最優秀ミュージカル作品賞など6部門を受賞し、2年半のロングラン公演を記録した大ヒット作だ。その作品を「《江戸版》で上演してほしい」と、宮本がソンドハイムから直々に話を受けた。

これまでもソンドハイムの作品を演出してきた宮本だが、設定を置き変えての演出は初めての試み。「この作品はパロディ精神がすごく重要。原作はニューヨークで作られているんですけど、ローマが舞台なんです。そのなんちゃって感が面白くて。例えば、全然奴隷に見えないおじさんが“俺は奴隷だ！”って言うだけで笑いが起きるんですよ。そういうパロディを重ねていくことで作品の魅力が活きてくるんです。だから江戸版でも、あえていたずらっぽいアイデアをたくさん入れています。歴史的事実とかはまったく関係ないので、いい意味で能天気なくらいのドタバタ喜劇を楽しんでいただければと思っています」。

出演は愛之助のほか、内博貴、平野綾、ダイアモンド✡ユカイ、鈴木壮麻など、宮本が「動物園みたいですよ（笑）」というほどに個性豊かな面々が集結した。「原作の台本の一行目に“これはボードビリアンたちのためのミュージカルだ”ということが描いてあるんですね。なので、人を楽しませる一芸を持った方々に出ていただきたいなと思ったんです。本当に見事に個性豊かな面々が集まってくれて、デコボコ感のある楽しい雰囲気が出ていると思います」。

そんな彼らが、登場するだけで笑えるような奇抜なヘアメイクをほどこし、カラフルな衣裳をまとってシチュエーションコメディを展開していく。「この舞台はお客さんとキャストの空気感も大切なんです。そういう意味では、愛之助さんと内君は大阪人なので、空気を作るのがすごくうまい。ふたりの大阪の面白いノリで、大笑いできるんですよ（笑）。独特のリズムとテンポでまたみんなが盛り上がるんじゃないかなと思っています。人間愛に満ちた人たちが、忙しくこの舞台をやっていますので、ぜひたくさんの方に劇場で大笑いしていただきたいですね」。

 

取材・文／黒石悦子




（2017年4月20日更新）


Check

ブロードウェイ・ミュージカル
『コメディ・トゥナイト！
ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》』

4月25日まで上演中！

▼4月20日(木)11:30／16:30
▼4月21日(金)11:30 -
▼4月22日(土)11:30／16:30
▼4月23日(日)11:30
▼4月24日(月)11:30／16:30
▼4月25日(火) 11:30 -

大阪松竹座

一等席-13000円
二等席-7,000円
三等席-5,000円

[演出]
宮本亜門
[出演]
片岡愛之助
内　 博貴
平野　 綾
ダイアモンド✡ユカイ
鈴木壮麻

ルー大柴
徳井　 優
松田美由紀
高橋ジョージ

伊藤広祥/後藤光葵/澄人/常住富大/広瀬斗史輝/森内翔大
大内慶子/大西絢子/小澤可依/咲良/NAMImonroe/福田あり紗

[問]大阪松竹座[TEL]06-6214-2211

大阪松竹座
http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/