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アメリカで英語漫才による単独ライブを成功させた
テンダラー、年明けからは“JAPAN TOUR”を
全国7都市で開催!

11月22日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスのザ・ハドソン・シアターで英語漫才による単独ライブを行ったテンダラーが、帰国直後の11月26日、なかやまきんに君の司会進行の下、報告記者会見を開いた。

「アメリカで英語漫才をする」と発表したのは、約2ヶ月前のこと。同時に稽古も始まった。最初に全編英語で書かれた台本を受け取ったときには、「正直、ちょっとやばいなって思いました」(浜本)。白川も「めっちゃ焦りました」と、不安を抱えてのスタートだった。それから週2日のペースでECCに通い、限られた時間の中で英語力の鍛錬はもちろん、漫才の内容も練っていった。

そしていよいよ11月中旬、渡米。本番までの約1週間は、プロモーションに徹した。路上パフォーマンスやショーハウスでのオープンマイクに、本番出演、現地のコメディスクールで生徒と交流をし、街に出てはチラシ配布を行った。

「最初にストリートパフォーマンスをやらせてもらって、日本人ふたりがスーツ着て、マイク1本でやってるので、“何だこれは”という感じで、結構集まってくれたんです。がちがちに緊張して漫才を始めたんですけど、一発目で“あっ!”と思って。漫才を始めたら急に僕たちだけの二人の世界に入って、突き放されたような気になったのか、見てた人がポツポツと帰り始めたんですよね。これじゃあかん、もうちょっとお客さんと掛け合いをしながらネタに入って方がいいなってことに気づいて。それで、アメリカに行ってから前半部分のネタを変えましたね」(浜本)

ジム・キャリーやロビン・ウィリアムスも出演したという名門のコメディハウス「ラフ・ファクトリー」でもトップバッターで漫才を披露した。ロサンゼルスに4年半留学し、現地の状況に詳しいなかやまきんに君も、「“オープンマイク”というのは、オーディションのような感じで、早いもの順で参加可能なんです。でも、ラフ・ファクトリーはふらっと行って出られるような場所じゃない。そんなシアターでお客さんの前に出てネタをやられたのはすごいと思います」と絶賛した。また、プロモーション活動中には、フランスのメディアや現地プロモーターからも注目され、今後が楽しみな交流も生まれたという。


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そして本番当日。99席の会場は満員御礼、プロモーション活動中に出会った多くの人が駆けつけてくれた。だが、本番直前に事件が発生した。「なかやまきんに君はロスに4年半いたので、今回のアメリカ公演も連れていきたいと思ってたんです。それで、ライブの前説も彼に頼んでいたんですが、当日、冴えない表情で、ぶつぶつ言うてるんですよ。“どうしたんや!?”と聞いたら、ライブの3時間前に“僕、4年半こっちに住んでて、日本に戻って3年経つんですけど、日本に3年いたから英語わかんないです”って言い始めて」(浜本)「えー! 英語わからへんって言った!!ってなって」(白川)

そして急遽、なかやまきんに君の友人である俳優、米本学仁(よねもとたかと)に前説を依頼した。米本は大いに盛り上げたという。「おかげでいい雰囲気で漫才ができて。もし、あのままきんに君がやっていたら、大失敗してました(笑)」(浜本)。当のなかやまきんに君だが、ライブのコーナーには出演した。白川曰く「でも、コーナーでは爆発してました!」と、奮闘したようだ。

アメリカで単独ライブを行うと決意して以来、多くの人の力を借りた。本番では、満員のお客さんの前で漫才を2本、披露した。もちろん英語漫才だ。会場は大いに沸いた。ふたりのために注がれたたくさんの力が、「英語漫才での単独ライブ」というテンダラー20年の挑戦を成功へと導いた。


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「いろんな方の協力があって、このようなライブを行うことができました。ありがとうございます。2ヶ月前には、英語も伝わらず、大失敗する可能性があると思っていましたが、何となく形になり、日本に帰って来ることができて、ほっとしています」と白川。また、「本当にすごい経験をさせていただきました。英語漫才は難しかったですが、最後は何とか伝わったと思います。気持ちで伝わった部分もあったんじゃないかなと思いますね。もともと、漫才で外国人の方を笑わせたいという思いがあって。実際にやってみたら“間”で笑っているところもあったんですね。僕がボケて白川がツッコんだ瞬間に笑ったり。ツッコミ文化のないアメリカでそういう笑いが起こったので、手ごたえもすごく感じました。もちろん、まだまだですが、いろんな方の協力のおかげで本当にいい経験をさせてもらいました。この経験をまた次に生かしていきたいです」と浜本も充足感に満ちた表情を浮かべた。

なお、テンダラーのアメリカでのプロモーション活動や単独ライブの様子などが、ytv『情報ライブ ミヤネ屋』で12月にオンエア(詳細は後日表)。「1週間ぐらいかけて流してほしいくらい、内容の濃いものです。オンエアではそこまで流れないと思いますが、見ていただけたら、ある程度はアメリカでの様子がわかると思います」(白川)。

12月21日(日)には、テンダラー結成20周年を記念した特別番組もABCテレビで放送される。間寛平、なかやまきんに君、福本愛菜も出演。ライブ映像はもちろん、ロスのスポットやグルメの紹介も。「寛平師匠とのトークでは、感動的なシーンもありました。あと、関西でまもなく火が着くんじゃないかという“きんにく侍”がアメリカに上陸していますので、こちらもお楽しみください。バラエティに富んだ内容の濃いものになっています」(浜本)とPRした。

1月25日(日)に、なんばグランド花月で単独ライブ『テンダラー JAPAN TOUR in NGK』を開催する。そして、この日を皮切りに初の全国ツアーも敢行、全国6都市をめぐる。「全国ツアーは初めてなので、20周年を機にいろんな方に観ていただけたら嬉しいですね」と白川。「まだ単独をやったことのない場所でのライブもあるので、すごく楽しみです。せっかくアメリカに行ってきたので、全国ツアーでは“言ってきたよ”感を出せたらと思います!」(浜本)と意気込んだ。

最後に、「またアメリカでやりたいですね。ちょっと大きい都市とか。それこそ夢は全米ツアーです!」と野望を語った浜本。21年目のふたりの挑戦は、まだまだ続く!


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(2014年11月28日更新)


Check
写真左から、白川悟実(テンダラー)、なかやまきんに君、浜本広晃(テンダラー)

●DVDリリース情報

¥3,800(税抜価格)+税
YRBN-90893

『BEST MANZAI HITS !?
~THIS IS TEN DOLLAR~』

【本編】
ベスト漫才(2013/2/17NGKライブより)
「オープニング漫才」/「ホテル」/「野球観戦」/「田舎に泊まろう」「ヒーロー」/「飛行機」/「除霊」/「男の絆」

【特典映像】
・アメリカライブ密着ドキュメント「プロジェクトX(テン)」ライブ本編に加え、約1週間にわたるアメリカでのPR活動に密着。
・コント「居酒屋」(2013/2/17NGKライブより)
・コント「OSAKA LADY」


「以前、コントのDVDを出したんですが、今回は漫才です。我々の漫才を知ってもらうには、DVDを観たら分かると思います!」(白川)

「このDVDを観て、生でも観てみたいなと思って、劇場に足を運んでもらえたら。アメリカでの模様も、悪戦苦闘している姿が詰まっています。あと、DVD用にコントも1本、吐ロケしました。内容の濃いDVDになっていると思います。ぜひ買ってもらって、劇場に観にきてもらえたら嬉しいです」(浜本)

●テンダラー全国ツアー情報

12月6日(土)10:00~一般発売
(全公演)

『テンダラー JAPAN TOUR in NGK』
▼2015年1月25日(日)19:30
なんばグランド花月(大阪)
Pコード:441-158
指定席-3000円

『テンダラー JAPAN TOUR』
▼2015年3月7日(土)13:00
よしもと紙屋町劇場(広島)
Pコード:441-019
前売自由-2800円(整理番号付)

▼2015年3月14日(土)13:00
脇町劇場(オデオン座) (徳島)
Pコード:441-197
整理番号付き自由席-2800円

▼2015年3月15日(日)13:00
Vivit Hall(愛媛)
Pコード:441-197
指定席-2800円

▼2015年4月26日(日)13:00
今池ガスホール(愛知)
Pコード:441-197
指定席-2800円

▼2015年5月9日(土)13:00
金沢市アートホール(石川)
Pコード:441-197
指定席-2800円

▼2015年5月10日(日)13:00
新潟県民会館 小ホール(新潟)
Pコード:441-197
指定席-2800円

[問]チケットよしもと予約問合せダイヤル
[TEL]0570-550-100

※1/25公演を除く全公演、5歳以上は有料。4歳以下はひざ上のみ無料、但し、お席が必要な場合は有料。
※1/25公演は、5歳以上または身長110cm以上のお子様はお席が必要となります。
※ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止。
※出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。変更・払戻不可。

テンダラ―20周年特設サイト
http://www.tendollar20th.com/

『テンダラー JAPAN TOUR in NGK』
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『テンダラー JAPAN TOUR』広島
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『テンダラー JAPAN TOUR』
徳島・愛媛・愛知・新潟・石川
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