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もうすぐ千秋楽!
2月14日(金)までなんばグランド花月で上演中の
アメリカン・バラエティーショーを中川×隅田が語る!

 昨年12月14日に幕を開け、以来、なんばグランド花月で連日開催中のエンタテインメント・ショー『ヒントンバトルズ アメリカン・バラエティ・バン!』(以降『AVB!』)。ミュージカルスター、ヒントン・バトルが主演・振付・演出、脚本を手がけ、第一部はマイケル・ジャクソンやレディ・ガガのヒットソングにミュージカルナンバーを、ダンスを交えてメドレーで全27曲というボリュームで披露。第二部はジャズやヒップホップの楽曲にあわせて、ジャズダンス、アクロバット、タップなどダンスもたっぷりと。後半はヒントン・バトルがチャーリー・パーカーやナット・キング・コールの名曲をカバーし、持ち前の美声で魅了する。そしてフィナーレはルイジアナのカーニバルで華やかに彩り、観客を熱狂の渦に巻き込んでいる。
 キャストは全員、ニューヨーク・ブロードウェイで活躍するパフォーマーたちで、現地でのオーディションで勝ち抜いてきた実力派だ。また、映画『座頭市』の“下駄タップ”で世界をあっと言わせたHIDEBOHが日本人唯一のキャストとして参加。タップやダンスで共演を果たしている。音楽もすべて生演奏、ニューヨークのオーディションで選出したメンバーがプレイする。『AVB!』はそんな最高の布陣が揃う、なんばグランド花月だけで観られるプレミアムショーだ。
 開幕以来、連日、活況を呈している『AVB!』を1月吉日、ミュージシャンであり俳優の中川晃教とアジアン・隅田美保が観劇。早速、観劇後の二人をキャッチして、『AVB!』の魅力や見どころを聞いた。なお、中川晃教とアジアン・隅田は、2012年4月から翌年3月までなんばグランド花月で上演された吉本興業100年史の月替わり芝居『吉本百年物語』6月公演で共演した仲。漫才のやり取りのような二人の呼吸も併せてお楽しみいただきたい!

こんなクオリティ高いこと、毎日やってんの!?(中川)
自分も同じステージで漫才をやってたなんて…!(隅田)


中川晃教(以下、中川):これは本当に観るべき! ヒントン・バトルさんは日本ではなかなか、観られない方です! ヒントンさんが歌った「ソフィスティケイテッド・レディ」も素晴らしかった! 隅ちゃんはどうだった? めんちょう中の隅ちゃん!
アジアン・隅田(以下、隅田):そうですね、めんちょう中の隅ちゃんはですね……いや、めんちょう中の隅ちゃんという紹介は要りませんから。とにかく楽しい! ずっと前のめりで、耳も目も鼻も毛穴も…。
中川:穴という穴全部じゃないですか。
隅田:全部しびれた! 
中川:ミュージカルナンバーのメドレーも、日本ではなかなか聞けないよね!
隅田:そうですね。ミュージカルの看板も映像でいっぱい出てきて、本場で観ている感じになりました。よかった!
中川:何よりも本気だよね。そして本物。それを2時間半で堪能できる。日本にいながらこの本物を感じられるのは贅沢だし、ブロードウェイの魅力が体感できる。これはほかにはない! 
隅田:観られないよね!
中川:クオリティが高いからこそ、何かなんばグランド花月(以下、NGK)がエンタテインメントの聖地になりつつあるのを感じましたね。
隅田:今日、NGKの出番やったんです。その後に、『AVB!』を観て、「あー、私、あそこで漫才やってた…。ええー!? ブロードウェイで漫才やってたんかな?」っていう感じになりました。同じNGKの舞台で、ヒントンさんが歌ってるところで漫才やってたよなぁ…っていう変な感じになりました。
中川:セットもすごくシンプルで、NGKってすごくいい劇場だなっていう発見もありました。最初はシンプルなのに、だんだんゴージャスに変化していくんだよね。すごくショーアップされてた。
隅田:すごいね。特別な装置もないのにね。
中川:うん、構成をすごく考えてるよね。飽きさせないし、次々と世界が見えて。玉手箱みたいにどんどん開いていく。

ミュージカルをやる者として、嫉妬します!(中川)
周りの目を気にせず、空気に乗っかりました!(隅田)


中川:前半と後半はがっつり別れる構成だけど、分かりやすいよね。この表現が正しいのか分からないんだけど、やってることはすごく高尚なんですよ。でもこれぞ音楽だし、これぞエンタテインメント! 計算つくして生まれたショーにようこそっていう準備が整ってるよね。あとは僕たちがそこに飛び込むか、飛び込まないか。この一期一会な感じが毎日、繰り広げられているかと思うと、すごくレベルが高いよね。バンドもいいね! 彼らに乗っかったら、未知の体験が待ってる。その扉はもう開かれているって感じだよね! そこに飛び込む一歩って、何だと思いますか? めんちょうさん!
隅田:そうですね、めんちょう隅田から言いますと、何でしょうね…。うまく言えないけど、私は舞台を観ている時に、自分から“わーっ”て乗るが苦手なんですよ。周りの目が恥ずかしいというか。でも、今日はそういうことを気にせず、空気に乗っかって…。
中川:Have a fun!ってことだよね! 第一部は割と王道で、第二部ではライブハウスのようにもなって。ショーとライブハウスの一体感が生まれる。こういう舞台を続けてやっていけば、興味がなかった人も、興味があったけど観られなかった人も、「あ、また来てる」「なんかすごいらしいよ」「でも大阪でしかやらないらしいよ」って必ず口コミで広がって、「観に行こう!」ってなると思う。まあ…ミュージカルをやっている者からしたら、ちょっと嫉妬だよね。NGKでこんなすごいことをやってるんだ!って。隅ちゃんはどう? ちょっと俺ばっかりしゃべってるから。
隅田:良かったシーン…?
中川:ずっと寝てたんですよ、横で。
隅田:寝るかアホ! 前のめりやったわ! お客さんを舞台に乗せるところはすごくいいなと思いました。楽しい。言葉がなくても分かるから。
中川:『AVB!』を観て、本当の楽しさを知ったお客さんが、次に日本の舞台を観た時にどう思うのかということを考えると、やっぱりこのクオリティに負けないものを、もっと高いところを目指していこうって感じた作品でしたね。嫉妬しますよ。よしもとさんでもっと、こういう舞台を作りましょう!
隅田:ミュージカルとお笑いの融合で。
中川:NGKでまた一緒に共演しましょう! 本当、『AVB!』はいいステージ。バラエティだよね。うまいだけじゃない、踊れるだけじゃない、プラスアルファの何かがそこにある。エンタテインメントとは、そういうものですよね。それを経験するためにいろんな仕事をしてるけど、隅ちゃんもそうじゃないですか? お笑いだけじゃない。背中に翼をつけたり、鼻にめんちょうつけたり。
隅田:ですよね~。
中川:そういうことをいっぱいやっているからこそ…。
隅田:中川さん? …その辺にしとけよ!




(2014年2月 5日更新)


Check
写真左から、中川晃教、アジアン・隅田。

『HINTON BATTLE'S
AMERICAN VARIETY BANG!』

発売中

Pコード597-894

▼2月5日(水)18:30
▼2月6日(木)18:30
▼2月7日(金)18:30
▼2月8日(土)19:00
▼2月9日(日)16:00
▼2月11日(火・祝)16:00
▼2月12日(水)18:30
▼2月13日(木)18:30
▼2月14日(金)18:30

なんばグランド花月
S席-8000円 A席-6000円
[出演][演出][振付]ヒントン・バトル
[出演]HIDEBOH/他

※未就学児童は入場不可。ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止。出演者変更の場合あり。尚、変更に伴う払戻しなし。車椅子の方はチケット購入前にチケットよしもとコールセンター[TEL]0570(041)356まで要問合せ。公演中の飲食不可。

[問]キョードーインフォメーション
06-7732-8888

『HINTON BATTLE'S
AMERICAN VARIETY BANG!』
公式サイト

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中川晃教ライブ情報

▼3月15日(土)16:30/19:30
ビルボードライブ大阪

サービスエリア-7500円
カジュアルエリア -6000円

[問]ビルボードライブ大阪
[TEL]06-6342-7722

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