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「ニューアルバムのコンセプトは、“運命を変える一枚”。
ワンマンライブは“運命を変える一日”にしたい!」
ニューアルバム『4TUNES』&ワンマンライブについて語る
VELLE.Jメンバー全員インタビュー

TAICHI、Ryowook、KAZUYA、YUSUKE からなる 4 人組ボーカルパフォーマンスグループ、VELLE.J (ベルエージェー)。メンバー全員が作詞作曲を手掛け、ライブにおいては衣装やダンスの振り付けから構成までトータルでセルフプロデュース。4人4様の個性が合わさるボーカルとハイレベルなステージングで注目を集めている。 10月27日には待望のニューアルバム『4TUNES』(フォーチューンズ)がリリースされた。タイトルには、メンバー4 人の“4”だけでなく、結成4 年を迎えたこと、四季のように様々な色合いの楽曲があること、また “Fortune=運命”ということで、“このアルバムで自分達の運命を変えていく!”という覚悟が込められている。これぞ VELLE.J という哀愁感のあるナンバーはもちろん、初めて全員がラップする攻めの『Louder』や生のバンドサウンド感が強い『楽園』、ベリーグッドマン HiDEX プロデュースの『響け』といった新境地のナンバーも収録されている。2020年はコロナ禍でこれまでのようなライブ活動は困難となったが、それによりアルバム制作にじっくりと取り組んで完成させた渾身の1枚となった。今回、ぴあ関西版WEB初登場となる4人がこの新作について、また12月5日に心斎橋BIGCATで開催される有観客ワンマンライブに向けての思いを語ってくれた。

自粛期間中はアルバムの制作に集中できた

 
――今回、ぴあ関西版WEBに初登場ということで、まずはそれぞれのアピールポイントも含めた自己紹介をお願いします!
 
TAICHI「僕はリーダーをやっていてMCも基本的に僕が回しています。写真などでは中性的に見られるんですけど、もともと野球をやってたので、けっこう中身は男らしい性格なんです。そのギャップがアピールポイントですかね(笑)」
 
Ryowook「僕は、“スーパーハイトーン王子”としてやらせていただいてまして、高音が得意で特に大サビやサビを歌っています。キャラが天然なので、“天然王子”みたいな感じで(笑)、巷では噂になってるみたいですけど(笑)」
 
※他のメンバーが口々に、「…聞いたことないな(笑)」
 
――もしかして、Ryowookさんはイジられキャラ?
 
KAZUYA「このふたり(RyowookとKAZUYA)がイジられキャラですね。僕は低音担当でラップと基本的にダンスの振り付けも担当しています。割とオールマイティーなタイプです」
 
YUSUKE「僕は見ての通り魅力の塊なんですけど(笑)。声が甘いので僕の声を嫌いな人は、いないと思います!一度聴いたらみんな僕の声好きになると思います!…今のはちょっとボケです(笑)」
 
KAZUYA「(YUSUKEは)万人ウケの声をしてます。VELLE.Jの楽曲の中では割とメイ
ンとか、切ない雰囲気でじっくり聴かせたいパートが多いですね」
 
――ところで、2020年は新型コロナウィルスの影響で大変な事態となりましたが、音楽活動していくなかで何か意識が変わったことはありましたか?
 
TAICHI「コロナの影響もあって一回ストップして、(ライブ)活動ができない分、アルバムの制作に力を入れてリリースしよう!って決めてたんで。自粛期間中はアルバムの制作に集中できました。その後、リリースイベントが始まってからは、ほぼ毎日ライブをやらせてもらっています。今はステージに立てるありがたみを実感しています」
 
――実際、いつ頃からライブを始めたんですか?
 
TAICHI「5月に無観客でライブをして、有観客でライブをするようになったのは7月末からですね。4ヶ月と11日くらいライブができなかったんです」
 
――そんなにライブがなかったことは初めて?
 
Ryowook「そうですね。僕たち、今まではひと月に20本ぐらいライブをする時もあったので。でも、自粛期間は自分自身を見つめ直す期間でもあったし、自分のしたいことも出来たので、マイナスではなかったかなと思います。僕はもともと趣味でギターを弾いていたので、ギターで曲を作ったりもしてました。それも自粛期間からなので、逆にプラスになった期間でもあるのかなと」
 
KAZUYA「自粛期間はマイナスな感情になった瞬間はあったんですけど、当たり前だったことがあたりまえ当たり前じゃなかったんやなっていうのを再認識させてもらいました。そういう状況で今出来ることはなんだろう?と、いっぱい考えてて。行動力もついたし、色んな方に支えてもらったので、支え合いって大事だなって思えた期間でした。メンバー全員そうだと思うんですけど、すごいプラスの期間に変えれたかなと思います!」
 
YUSUKE「僕はもともとゲームが得意なので、ゲーム実況の生配信を3ヶ月毎日してました。そこで僕らのことを知って、リリイベに来てくれた人もいたのが嬉しかったですね。」


 
アルバム発売日にオリコン、デイリーランキング1位になって運命が変わった!

 
――では、そんな時期を経て完成されたニューアルバム『4TUNES』についてお聞きします。今作はかなりコンセプチュアルな内容ですね。タイトルには“運命”という意味の“FORTUNE”をかけていているようですが。
 
TAICHI「この一枚で自分らの音楽人生の運命を変えたいなという意思と、この一枚を通して聴く人の運命が少しでも良い方向に進めばいいなという意味も込めて、『4TUNES』というタイトルにしました。これはメンバー4人の4と、4周年の4と、本当に様々なジャンルの楽曲が入っているので、四季のような移り変わりのある一枚という意味でつけました」
 
YUSUKE「ちなみに、昨日(※取材の前日27日が発売日)運命が変わりました!“オリコン、デイリーランキング1位”になりました!」
 
――すごい!おめでとうございます!オリコン1位は初ですか?
 
YUSUKE「もちろんもちろん!僕らは今までまったく圏外でした(笑)。ちょうどHMV&BOOKS SHINSAIBASHIさんでイベントのライブ中に、僕達もお客さんも誰も知らない状態で、スタッフさんから発表されて、ファンの方がすごく涙を流してくれてました。今回のアルバムに対してすごく思い入れが強かったので、オリコン1位になって本当に嬉しいですね」
 
TAICHI「ファンのみなさんが僕らに一位を獲らせようって、本当に一緒にがんばってくれたんです。あとは今回初めて、メンバー全員が作詞作曲した曲だけで作ったアルバムなのでCDという形で残したかったし、今まで以上にこだわって作ったので、いい結果を残せて良かったです。」
 
――一曲目は『Louder』というラップを前面に押し出した攻めの曲から始まりますね。
 
YUSUKE「この曲は僕がVELLE.Jでは初めて作詞作曲させてもらった曲で、初めて全員がラップするっていうのに挑戦してます」


 
――この曲のリリックは野心に溢れていて、“もっと上を目指そう!”っていう強い意思が伝わってきます。かと思えば『響け』(M-7)はとてもハートウォームな感触です。これはベリーグッドマンのHiDEXさんがアレンジをされていますが、どういった経緯で
 
TAICHI「僕らはポップスを歌っているんですけども、バラードでちょっとどんよりする感じの曲が多かったので、誰が聴いてもスッと入ってくるような聴きやすい曲が欲しいなと思って。ベリーグッドマンのHiDEXさんにお願いしました」
 
Ryowook「僕が今まで作った曲はけっこう切ない楽曲が多かったんです。この『響け』はトラックは明るいけど、幸せ、というだけの曲じゃないなと思って。僕らしい切ないところもありつつ、ベリーグッドマンさんらしい、熱い気持ちを融合させたらどういう楽曲になるのかなと思いながら作りました。HiDEXさんには歌詞でもアドバイスいただきました。僕が普段使わない言葉もたくさん詰まっています。実は、ラストの<心から君に響け>という歌詞は最初に書いた時はなかったんです。僕は<今心からありがとう>で終わろうと思ってたんです。でもこの最後の決め台詞があることによって、この曲の伝える部分が大きく広がったのかなとも思います」


 
 
――この歌詞は別れた人に向けて歌われているように感じましたが、どういう思いが込められているんですか?
 
Ryowook「僕たちが活動を続けていくなかで、出会いもあるけど別れもあって…。別れてもまた違う場所で出会えたらいいなという思いもあるし、これから出会う人もそうだし、今まで出会ってきた人にも、この曲を通してもっともっと僕たちのことを知ってもらいたくて。この曲を通して僕たちの気持ちが伝わったら、という思いで書きました」
 
――今作はType S、Type A~Cの4形態で発売されていて、その『響け』のあとに、『The One』『未来』『Myself』と、それぞれピアノやアコギをフィーチャーした美しいバラードがラスト8曲目に配置されているのも印象的ですが、このアルバムの構成はどのように考えて?
 
KAZUYA「まず10曲候補曲を並べた時に、メインの7曲をどれにするか考えて。バラードが多かったので、それをうまく8曲目に分散させて終わり方を少し変えてみたいと思ったんです。僕たち、ボーカルパフォーマンスグループとして歌をメインに、歌に寄り添ったパフォーマンスを大事にしているのもあって、バラードで終わる形にしたいなと思いました」
 
TAICHI「本当にいろんな楽曲が詰まっているので、一枚通して聴いてもらえれば、誰でも好みの楽曲は絶対に見つかる自信はありますね!」
 

 
生の会場でしか味わえない僕らの思いと音楽と空気を
ひとりでも多く一緒に共有したい!
 
 
――12月5日に開催されるBIG CATはどのようなライブになりそうですか?
 
YUSUKE「僕ら、BIGCATには2年前に一度、ワンマンで立っているんですけど、その時、ちょっと悔しい部分もあったので。もう一回4人でリベンジしたいなと思っています!」
 
――具体的に演出面で考えていることは?
 
YUSUKE「小細工無しでやりたいなと思ってます。僕ら、この3ヶ月で約80本のリリースイベントをやらせてもらっていて。そこで培ったパフォーマンスでしっかりライブで勝負したいと思っているので、とにかくライブを観てほしいですね」
 
Ryowook「僕たちの歌を聴いてもらいたい!それがメインですね」
 
KAZUYA「このアルバムが、“運命を変える一枚”というコンセプトなので、ワンマンライブは“運命を変える一日”にしたいですね」
 
TAICHI「ビジュアルで売ってるだとか、音楽をちゃんとやってないと見られるのがすごく嫌なんです。自分たちは何よりも音楽が好きで、VELLE.Jという音楽を届けたいと思ってやっているので。この一日でそれを証明したいです!」
 
――力強い言葉ですね!
 
KAZUYA「人はひとりでは生きていけないので、皆で支えあったらどんな大変な状況でも運命を変えられるというのを証明したいです!」
 
YUSUKE「この『4TUNES』というアルバムで自分たちの運命が変わる瞬間をファンの皆さんと一緒に体験できて、がんばれば報われるじゃないですけど、一緒にその過程そのものを皆さんと共有することが出来たと思っています。正直自分達はまだまだなんですけど、そんな自分達でも誰かの人生を前向きに変えることが出来るんやなと。いろんなメッセージをもらって、それを教えてもらったので。次のワンマンでまたさらに自分たちの運命が変わっていく瞬間を一緒に体感してほしいですね」
 
Ryowook「このワンマンを通して僕たちの運命を変えるのもそうですし、聴いて下さってる人がひとりでも多くこのワンマンに来て、“人生変わったな”と思ってもらえるようなライブに必ずします!」
 
TAICHI「この4人体制になってからは初のワンマンということで、生の会場でしか味わえない僕らの思いと音楽と空気をひとりでも多くの方と一緒に共有したいです! 2020年の締めになるような一日にします!」

Text by エイミー野中



(2020年11月24日更新)


Check

Release

アルバム『4TUNES』
発売中 

【TypeS】(8曲+MV2本・メイキング、オフショット映像)
4250円(税込)
QARF69026~7

【TypeA】(8曲)
2250円(税込)
QARF-69028

【TypeB】(8曲)
2250円(税込)
QARF-69029

【TypeC】(8曲)
2250円(税込)
QARF-69030

《収録曲》
01. Louder
02. The Flower
03. FIRE
04. 5DAYS
05. 音疑花詩 -Otogi banashi-
06. 楽園
07. 響け ※ベリーグッドマンHiDEX プロデュース曲

上記7曲は4形態全てに収録・8曲目はタイプ別
TypeS・TypeA 08. 「The One」
TypeB 08.「未来」
TypeC 08.「Myself」

Profile

2016年3月25日に音楽専門学校の仲間とその友人で結成。TAICHI、Ryowook、AZUYA、YUSUKE からなる4人組 Vocal performance Group。メンバー全員 が作詞作曲を手掛け、ダンスの振り付けやライブ構成、衣装まで全てセルフプロデュースで 行う。個性を生かしたパフォーマンスに整ったルックス、そして4人全員がリードボーカルとしてマイクを持ち、持ち前の歌唱力を武器に全国で活動を展開中。会場は200人を超える熱狂的なファンで埋め尽くされた。2017年上海でのライブ公演で中国デビューを果たし2018年2月には武道館で行われた東京ボーイズコレクションに出演。2020年、『The Flower』『5DAYS』『Louder』『響け』の4 作連続配信リリースを終え、10月27日にニューアルバム『4TUNES』(フォーチューンズ)を発表。これまでの作品ではオリコンランキング圏外しか経験していなかった彼らが、【デイリーランキング1位】【ウィークリーランキング11位】という快挙を成し遂げた。12月5日(土)心斎橋BIGCATにて4thワンマンライブを開催する。

VELLE.J オフィシャルサイト
https://www.vellej.com/


Live

チケット発売中 Pコード:189-261
▼12月5日(土) 18:00
BIGCAT
全席着席-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※6歳以上は有料。
【問合せ】info.vellej@gmail.com

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