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「“ヘンだな”とか“天才だな”って言われたくて(笑)」
絶好調SAKANAMONの才能爆発!
こじれたポップセンスと雑食性が駆け巡る驚異の『LANDER』を
藤森元生(vo&g)が語るインタビュー&動画コメント

 ’18年の結成10周年のアニバーサリー企画てんこ盛りの1年を経て、無敵のSAKANAMONがバンド初の喪失感に見舞われた’19年。そんな迷いから脱した渾身のミニアルバム『GUZMANIA』では、「ちゃんとたくさんの人に当てはまるマイノリティになろう」(藤森元生・vo&g、以下同)と自らのナチュラルボーン変態性と厨二心を受け入れ(笑)、才気溢れるエモーショナルなポップソングをぶちまけたSAKANAMONが、その勢いのままに放った6thフルアルバム『LANDER』。持ち前の雑食性から様々な音楽を藤森元生という恐るべきブラックボックスにぶち込み生まれた楽曲群は、SAKANAMONの異質なポップセンスと存在感をシーンに改めて証明するように、高らかに鳴り響いている。そして、聞き慣れないタイトル『LANDER』とは=まだ見ぬ惑星の地表へと降下する着陸船。この愛すべき音楽が、遠く離れたあなたの心にも届きますように――。

 
 
自信を持って“これがいい!”と思ってまっすぐ作りました
 
 
――『LANDER』を聴いて、“やっぱりこんなバンドいないよな”って改めて感じましたよ。
 
「ありがとうございます! 『GUZMANIA』('19)を作ってる段階からもう録ってた曲もありますし、今回は本当に長いスパンで書き溜めた曲が入ってますね。配信曲はもちろん、『WOULD YOU LIKE A HENJIN』(M-7)とか『CORE』(M-11)は、ほぼ『GUZMANIA』と同じタイミングで録ってたかな。『GUZMANIA』で自信を取り戻したところがあったのか、滞りなく、考え過ぎず、自信を持って“これがいい!”と思ってまっすぐ作りました。全然悩まずに進められたので、レコーディングもめちゃくちゃ早く終わりましたね」
 
――冒頭の『FINE MAN ART』(M-1)からいきなりの新機軸で、この曲は(藤森)元生(vo&g)くんがソロでオープニングアクトをやったときに作った曲だと。
 
「マカロニえんぴつとテスラは泣かない。のツーマンがあったとき、一応、シークレットっぽい扱いで、藤森元生じゃなくてFINEMANARTとして出たんですよ。でも、別にソロでデビューする企画が動いてたわけでもなく(笑)、せっかくならただの弾き語りじゃなくて楽しませたいなと思って作った曲ですね。その段階ではSAKANAMONでこの曲をやろうとは考えてなかったんで、やっぱりちょっと毛色が違うものにはできたかなと」
 
――ただ、『FINE MAN ART』ってなかなか聞かない言葉で。
 
「本当にアホみたいな話なんですけど、FINE=元気=元生じゃないですか?(笑) だから、FINE MAN=僕ということで、まだSAKANAMONを組む前の専門学校時代に、宮崎駿が作る作品=ジブリみたいに、藤森元生の作る音楽=『FINE MAN ART』にしようという学生時代の夢がそのまま引きずられ、僕のTwitterのアカウント名になったり」
 
――2分半ほどの曲ながらイントロが1分半ぐらいある構成も大胆だし、あと、この曲は真夜中ドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春』の主題歌にもなって。
 
「最初は“『HOME』(M-4)に決まったかな?”と思ったら、“『FINE MAN ART』!?”って」
 
――そうだよね、元来『HOME』の方が大衆向けというか。でも、すごく耳に残るし、クールな部分もあるし、得体が知れないし(笑)。SAKANAMONとしても突然変異な、新しくて不思議なオープニングナンバーになりましたね。続く『LIKES』(M-2)なんかはまさにSNSの世界というか、なかなか興味深いお題だよね。
 
「“好き”という気持ちというか、その言葉の重さ/軽さを、“いいね”の価値みたいなものを問いただす感じですかね。でも、それをなるべく明るくやりたかったんですよ。あと、『ONE WEEK』(M-3)の仮タイトルは『ブンブン』(=BOOM BOOM SATELLITES)で、ちょっとダークでキラキラした曲をやりたくて。今回のアルバムは『FINE MAN ART』のイントロが長くてスロースタートなので、そこから早い段階で“このアルバムは当たりだ!”って聴いてくれる人に思ってほしくて、たたみかけました!」
 
――『ONE WEEK』の歌詞で月曜日、火曜日とちゃんと触れていくのに、水曜日と木曜日をさらっと流した突然の扱いの雑さはめっちゃ面白かったけど(笑)。
 
 
10年来の友達がいたら、『HOME』も書けたはずなんですよ、実話で(笑)
 
 
――『HOME』とか『YOKYO』(M-6)は、地元の景色とか友達について歌ってる曲で、最初は『YOKYO』で描かれたような結婚式のために地元に戻ったとき、『HOME』みたいな感傷に浸ったのかなと思ったら、『HOME』が完全にフィクションだと聞いて、やっぱりあんた狂ってるよと(笑)。
 
「アハハハハ!(笑) そこはもう完全に僕の妄想で」
 


――『DAVID』('18)でも思ったけど、楽曲の細かい描写から、絶対に元生くんが実際に見た情景なんだろうなと思いきやフィクションで。心情的にもパーソナルな想いを綴ってる風なのに、こんな友達はいないってことでしょ?
 
「いないです!(笑)」
 
――すごいわ。フィクションで手を出す話じゃないもん、このほのぼのとした世界観って(笑)。
 
「しかも『HOME』はちゃんと真面目な曲ですからね(笑)。まぁ書いたきっかけは、JRのCM(=JR東日本『行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび』のCM曲の歌唱を藤森が担当)が決まったからなんですけどね。僕なりの“行くぜ、東北”ソングみたいなイメージで最初は作りました」
 
――曲調はピアノがフィーチャーされたマーチっぽい感じで、今作ではシンセも含めて鍵盤を多用してますね。
 
「結構入れちゃいましたね。前作に引き続き、テスラは泣かない。の桃さん(=飯野桃子・p)にめちゃくちゃ手伝ってもらいました。もう事務所のスタジオからレーベルメイトから頼れるもんには全部頼るっていう(笑)」
 
――ただ、『HOME』はフィクションだけど、『YOKYO』みたいな友達は実際にいると。
 
「レコーディングの最中にその友人が結婚式を挙げやがるもんだから(笑)、アルバムの曲もまだできてないのに曲を書かなきゃと思って。だからもう、アルバムに入れる気満々で書いたし、当日は泣かせる気満々で歌いました(笑)」
 
――『YOKYO』を聴いた友人はどんな反応だった!?
 
「いやもう、してやったりでしたよ! ボロクソに泣かしてやりました(笑)」
 
――まとめると、元生くんは意外に友達がたくさんいるかと思いきや、やっぱり少ないのでブレてない(笑)。
 
「そう! 10年来の友達がいたら、『HOME』も書けたはずなんですよ、実話で(笑)」
 
 
何をやってもおかしなことにはならないところまではやってこれた
 
 
――収録曲の中でも気になったのは初の全編打ち込み曲の『WOULD YOU LIKE A HENJIN』で。どこからの影響でこういう曲を作ろうと思ったの?
 
「僕は元々中田ヤスタカさんをスーパーリスペクトしてまして。Capsuleから入って、Perfumeもきゃりーぱみゅぱみゅさんももちろん聴いてますし、コード感とかもすごく勉強になるので。あとはTWICEとかも結構聴いてて、あの辺のK-POP感も好きなんですよ。この曲の仮タイトルは『TWICE』だったし(笑)。サウンドもカッコいいし、ちゃんとあざとい感じがいいんですよね」
 
――この曲の編曲に参加してるイロハ(さらばルバート・vo&g&key)との関係性は?
 
「キム(=木村・ds)さんに紹介してもらったんですけど、それこそ中田ヤスタカ好きの唯一の友達で(笑)。普段はバンドとかオーケストラもやりながらフジロックに出てたりもするすごく才能のある人で。その人がめちゃくちゃ機材を持ってるんで、僕がとりあえず打ち込んで作ったものを、ちゃんとしたシンセの音で入れ替えてもらって」
 
――元生くんの雑食性をバンドにどんどん取り入れようとする、ポジティブなムードが今作では機能してますね。『少年Dの精神構造』(M-9)にしても、どういうつもりでこんな構成の曲を書くの?(笑) これをバンドでよしとして、具現化できるのは改めてすごいなと。
 


「大変でしたね。でも、めちゃくちゃなことをやりたかったし、“ヘンだな”とか“天才だな”って言われたくて(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) そうね。この曲を聴いて“素敵なJ-POPですね”とは、絶対にならない(笑)。
 
「しかもこの曲の前半と後半って割と作った時期が違うんですよ。前半を作った後に、“この後はどうしよう?”って時を経て…それもあって、おかしな構成が新たに出てきたという(笑)。前々から気に入ってた曲だったんで、このタイミングでどうにか形にしたいなと思って」
 
――タイトルは少年AでもBでもCでもなくDぐらい存在感が薄くて、しかも童貞のDと(笑)。この曲もぶっ飛んでる。
 
「僕の中では、たまとEGO-WRAPPIN'が合体したらこんな感じかなぁと。たま-WRAPPIN'です!(笑)」
 
――でも、たまとかEGO-WRAPPIN'とかBOOM BOOM SATELLITESとか、色がハッキリあるアーティストたちの音楽にインスパイアされても、全く曲が乗っ取られない。ちゃんとSAKANAMONの音楽になってる。
 
「そこは僕の歌のクセのせいもあると思いますね。歌えば持っていけるんです。そこは不思議と不安がなくて。昔からずっと挑戦してきて、何をやっても突然おかしなことにはならないところまではやってこれたので、いいと思ったら恐れなく取り込む。しかも、それをめちゃくちゃ聴き込んだり、研究しないのがいいのかもしれないですね」
 
――ハンパに取り入れるから、逆にオリジナルになると(笑)。
 
 
飽きないのが一番なので(笑)
 
 
――そんな中でも、元生くんが曲を書くときに、例えばここは外さないでおこう、みたいなところはあるの?
 
「一番大事なところを一番最初に作りますね。それがサビなのか、アウトロなのか…めちゃくちゃおいしいところを先に作らないことには曲を作り始められない。それが多分、一番キャッチーなメロディのところなんですけど」
 
――確かに、この1行とか、このメロディと言える一撃必殺の部分があれば、割とその曲を好きになれるもんね。
 
「そこさえしっかりしていれば最後まで聴かせられる自信はあるので、あとは相当ギャップがあっても逆にいいコントラストになるというか、いかようにも。それと、今回のアルバムでは結構アコギを録らせてもらったんですよ。『夏の行方』(M-8)しかり、『矢文』(M-10)しかり。いつもと違う楽器とか手法で、今までに聴いたことのない音を録るのは楽しかったですね。『LIKES』のキムさんのドラムの感じとかも、実はあんまり叩いたことのない種類のテクニカルなドラムだし、『ONE WEEK』でもツーバスとかでやってくれたんで」
 
――そう考えたら、今でも凝り固まらずにちゃんと挑戦してますね。
 
「飽きないのが一番なので(笑)。今まではめちゃくちゃ練って、凝って、録り終わるまでに何100回と聴くので、出来上がったらもう聴きたくないんですよ。当時のことを思い出したくない(笑)。でも、『LANDER』は録り始めたのは結構前なんですけど、実質の制作期間が短かったからか、今でも何か聴いちゃうんですよね。聴いててストレスがないというか。そういう意味でも、すごく健康的なアルバムができたなぁって」
 
――そして、『LANDER』というタイトルは『FINE MAN ART』の歌詞の一節からということですけど、“着陸船”という意味で。SAKANAMONをまだ聴いていない人、知らない人にも音楽が届きますようにという願いも込めて。
 
「月に降りる四つ足の宇宙船みたいなやつなんですけど、いつもはそもそも読めないとか(笑)、奇をてらったタイトルが多かったんで、こういうシンプルなやつも今回ならいいかなって」
 
――あと、ツアーで訪れる予定の元生くんの地元、宮崎・floor Rは高校時代にお世話になった方たちがいるそうで。
 
「高校時代に地元でバンドをやってたんですけど、そのときにお世話になってたライブハウスが移転したできたのがそこで。地元に帰ったときはちょくちょくそこの人たちと会ったりもしてたんですけど、ライブ自体はすぐ近くの宮崎SR BOXでやることが多くて気まずかったんで、ようやく(笑)」
 
――ちなみに、ライブで『WOULD YOU LIKE A HENJIN』とかはどうやってやるんだろう?
 
「まぁ今までも“全ては曲のため”でアルバムを作って、後で苦しむスタイルでやってるんで、何とかします!(笑)」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 




ライター奥“ボウイ”昌史さんからのオススメ!

「10周年のタイミングで出した『・・・』(’18)、アニバーサリーロスを乗り越えた去年の『GUZMANIA』、そして今年は『LANDER』と、ここ3年のSAKANAMONは向かうところ敵なし。前回のオススメコメントにも “デビューした頃より今の方が、このバンドのすごさを、才能を、より切実に感じています”と書きましたが、それを推進するバンドの熟成期と、変わらぬ元生くんの音楽的な変態性と人間的な厨二心には感心するやら驚くやら(笑)。ここにきてタイアップの話がちょくちょく来てるのもいい傾向で、ついに時代がSAKANAMONに追いついた!? “変態とか天才に憧れる”って元生くんは言ってたけど、あんた十分それだよ(笑)」

(2020年4月19日更新)


Check

Movie

新譜にマカえんとのサウナ旅も(笑)
藤森元生(vo&g)からの動画コメント!

Release

絶好調SAKANAMONの勢いとノリと
才能爆発の6thフルアルバム!

Album
『LANDER』
発売中 3000円日(税別)
TALTO
TLTO-021

<収録曲>
01. FINE MAN ART
02. LIKES
03. ONE WEEK
04. HOME
05. アフターイメージ
06. YOKYO
07. WOULD YOU LIKE A HENJIN
08. 夏の行方
09. 少年Dの精神構造
10. 矢文
11. CORE
12. コウシン

『NHKみんなのうた』4~5月の新曲が
各種音楽サービスにて配信リリース!

Digital Single
『丘シカ地下イカ坂』 New!
発売中
TALTO

<収録曲>
01. 丘シカ地下イカ坂

Profile

サカナモン…写真左より、木村浩大(ds)、藤森元生(vo&g)、森野光晴(b)。上京と同時に組んでいたバンドが解散し1人で曲作りを続けていた藤森が、’07年11月に専門学校の同級生である森野と出会い結成。“聴く人の生活の肴になるような音楽を作りたい”という願いからSAKANAMONと命名する。’09年4月より木村が加入。’12年に1stフルアルバム『na』でメジャーデビュー。’17年、shibuya eggmanのレーベルであるmurffin discs内に発足した、新ロックレーベルTALTOへ移籍。’18年には結成10周年を迎え、フェイクドキュメンタリー映画『SAKANAMON THE MOVIE〜サカナモンは、なぜ売れないのか〜』の制作や、全国ワンマンツアー/対バンツアーを開催し、盛大にアニバーサリーイヤーを締めくくる。’19年1月より『コウシン』『鬼』『アフターイメージ』を3ヵ月連続配信後、同年8月には5thミニアルバム『GUZMANIA』をリリース。さらには、11月20日よりJR東日本『行くぜ、東北。SPECIAL 冬のごほうび』のCM曲の歌唱を藤森が担当。’20年2月26日には、6thフルアルバム『LANDER』をリリース。“サカなもん”というマスコットキャラクターを従え、独特のライブパフォーマンスを展開している。

SAKANAMON オフィシャルサイト
http://sakanamon.com/

Live

藤森の地元・宮崎ゆかりの会場も
全国11ヵ所を巡るリリースツアー

 
『SAKANAMON 全国“着陸”ワンマンツアー
~君の街まで~』

【新潟公演】
▼5月10日(日)GOLDEN PIGS BLACK STAGE
【広島公演】
▼5月16日(土)HIROSHIMA BACK BEAT
【福岡公演】
▼5月17日(日)INSA
【東京公演】
▼5月22日(金)TSUTAYA O-EAST

【神奈川振替公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月4日(木)横浜B.B.STREET
【静岡振替公演】
▼6月14日(日)浜松メスカリンドライブ
【宮城振替公演】
▼7月6日(月)LIVE HOUSE enn 2nd
【北海道振替公演】
▼7月8日(水)札幌Crazy Monkey
【愛知振替公演】
▼7月30日(木)アポロベイス

Pick Up!!

【大阪振替公演】

チケット発売中 Pコード172-265
▼7月31日(金)19:00
Shangri-La
オールスタンディング3800円
清水音泉■06(6357)3666
※小学生以上は有料、
 未就学児童は入場不可。

チケット情報はこちら

 
【宮崎振替公演】
▼8月2日(日)宮崎・floor R

Column1

「たくさんの人に当てはまる
 マイノリティになろうって」
主役になれない全ての人を照らす
反撃のSAKANAMONシーズン2
『GUZMANIA』インタビュー

Column2

「“裏切らない音楽”、いい曲を
 書き続けるバンドでいたい」
正体不明の熱量と疾走感
加速する遊び心と中二感(笑)
結成10周年に捧ぐ無敵の『・・・』
を手に目指すはZepp Tokyo!
藤森元生(vo&g)インタビュー

Column3

SAKANAMONレーベル移籍第一弾
新しい一面もこれまでの“らしさ”も
詰まった新作『cue』を語る

Column4

止まらない“つまんねえ”と
屑の美しさを高らかに謳え
ハイエナジーに疾走する歪で
誇り高きバンドワゴンが
『あくたもくた』に注いだ
プライドを語るインタビュー

Column5

奇天烈エモーショナルポップ
ここにあり!
「僕らのニュー・スタンダード」
『ARIKANASHIKA』ツアー中の
SAKANAMONが吼える!

Column6

幸福な中毒者続出!?
音楽との出会い、結成のいきさつ
メジャー1stアルバム『na』
要注目新人のヒストリーと
楽曲の成分を解析する入門編
インタビュー&動画コメント