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ライブ映え確実!
最初の一音からバンドの魅力が炸裂する曲ばかりを詰め込んだ
新作『PROTOTYPE』について語る
Xmas Eileenインタビュー&動画コメント

オペラ座の怪人のような仮面をつけ、ツインボーカルやDJ、パフォーマーを擁するメンバー7人の名前はすべてNO NAME。その情報だけでも充分に興味深いバンド、Xmas Eileen(クリスマス・アイリーン)がぴあ関西版WEBに初登場。 タイトル通り自身の生きる道を激しい音とスクリーム、言葉の応酬で表現した『PATH』や、ミュージックビデオの映像からもバンドの意志やスタンスが伝わる『NO NAME』など、新たなアンセムになりうる5曲を収録したEP『PROTOTYPE』を1月にリリース。インタビューに答えてくれたリーダーのNO NAME(VOCAL-R)、通称 ボーカル右は「音楽は僕らにとっては楽しい遊び」と語ってくれた。笑いをはさみながらも、自分たちがやりたいこと、楽しいことを追求しエンタテインメントを創り上げていこうとする真摯な情熱が言葉の端々に現れる。バンドの公式YouTubeチャンネルでは、メンバー自身が手掛けたミュージックビデオに加え、7人のプライベートが垣間見える動画も絶賛配信中。切れ味の鋭い楽曲とのギャップも楽しい。


レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとの出会いは大きかった
 
 
――Xmas Eileenというバンド名を最初に知った時、とてもキャッチーな名前だと思いました。名前の通り、クリスマスの日にバンドが始動したそうですね。
 
「はい。15年ぐらい前から、クリスマスの日に僕が西成のあいりん地区で毛布を配ったり弁当を配ったりしていて。僕としてはボランティアをやっているつもりはなくて、尊敬している先輩がたまたま西成出身でその人が毎年クリスマスにそういうことをやっていて、ある年に“手伝って”と言われて行ったんです。帰り際に先輩が“ありがとうな。けどこういうのって、みんな最初は来るけど次の年からは来えへんねんな”って言ったひとことがカチンときて(笑)。“俺は来年からも来ますよ!”って。それで15年続いているだけの話なんですけど」
 
――15年も。すごいです。
 
「15年前は僕も20代で、その頃にそういう経験をしたり、意識できたのはすごくよかったと思ってます。クリスマスって世の中が一番浮かれている時じゃないですか? ハッピーで浮かれている時だからこそ、炊き出しをやったりする景色に自分がいると、いろいろ思わされることがあって。今はクセというか意地というか、ここまでやってきたからにはという感じでやっているだけなんですけどね。去年もやりましたよ。毎年12月25日にワンマンをやっていて、リハが終わったらそっちに行って、夕方に帰ってきてライブをやるっていう。メンバーもみんな後輩とか昔からの友達なんで、僕がやっているのをずっと手伝いに来てくれたりしていて。で、2013年の12月25日に、“来年からバンドをやらなきゃダメですよね”という話になって、“じゃ、バンド名はどうする?”、“クリスマスにあいりん地区に居るからXmas Eileenで”って言ったら、“うわ、めっちゃいいですね!”ってその瞬間に決まって(笑)。もともとみんな、僕がやっていたラップグループとうるさい感じのロックバンドのメンバーだったんですけど、その2つが一気に解散したりダメになった時があって。いろんな事情でバンドを続けられなくなったヤツもおれば残るヤツもいて、その残る人を集めたらまたバンドができるかもなっていう状況だったんですね」
 
――それで、“来年からバンドをやらなきゃ”なんですね。
 
「そう。ベースのヤツは違うんですけど、あとはみんな地元が一緒で昔からの友達なんで、音楽をやるために集まったわけじゃなくて、もともと遊んでたヤツらとXmas Eileenを始めることになったという感じです」
 
――CD作品としては、今回の『PROTOTYPE』は約2年ぶりのリリースですね。今作を聴いた後で前作『DIS IS LOVE』(2017年)を聴くと、前作がとてもカラフルに小気味よく感じるぐらい今作はゴリッとしたヘビーな楽曲が揃っているように感じます。ただ、ヘビーな曲でも踊れる要素があったり、初めて聴くのに初めてじゃないようなとっつきやすさがあるのは、これまでの作品にも今作にも共通していますね。
 
「ポップさがあるってことですよね。それはすごく意識しているところですね」
 
――右さんも、メンバーの皆さんもそういうポップなものに親しんでこられた?
 
「僕はJ-POPも好きですし、青春時代には海外の音楽も好きになっていったんですけど、ポップスはポップスとしてキャッチーなものは良いという考えがあるんですね。なので、自分たちの曲も、曲調が激しくてもサビだけはポップにしたい。それはバンドを作った時からずっと守っていることですね。僕らはステージメンバー以外に楽曲制作をするコンポーザーや、僕と映像を作っている編集マンがいるんですけど、曲は基本的に僕が主導で作っています」
 
――音楽でも映画でも何でもいいんですが、右さんが最初に衝撃を受けた作品は何でしたか?
 
「なんやろ? 今みたいなラウドな音楽をやるきっかけになったのは、15歳ぐらいの時に見たレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのライブ映像ですかね。“うわ、カッコええなぁ!”と思いました。彼らが復活した時に大阪城ホールで観たんですけど、普通大阪城ホールでライブをやるとなったらめっちゃ演出があるでしょう? でもレイジは何もなくて、ボーカル、ドラム、ギター、ベース、以上。みたいなライブで、それがほんまにすごくカッコよかった。レイジの影響は大きいですね」
 
――レイジは私は初年度のフジロックで観たきりなんですが、やっぱりめちゃくちゃカッコよかったのを覚えています。そういう音楽とともに、日本の音楽やポップなものも聴いてこられたんですね。
 
「めちゃめちゃ好きですよ。僕は、何かを吸収していく時に別の何かを否定するのがあんまり好きじゃなくて、僕らみたいな音楽をやる人ってどこかのタイミングで、“ポップスなんか~”ってポップなものを否定しだす人が多いんですよね。僕はそれがないというか、小さい頃にそういう音楽で育ててもらっているし、家で父親や母親が歌ってくれたりテレビで見せてくれていたものだから、そこを否定しちゃうと自分自身のアイデンティティを否定しているような気がしてあんまり好きじゃない。今でも聴きますし、秦 基博さんとかめっちゃ好きですよ(笑)」
 
――大きく見ればラウドなのもヒップホップもポップスも全部音楽ですしね。
 
「そう。うちのバンドはそういう人が多いと思います」
 
――さっきの親御さんの話もそうですが、右さんは見た目は怖そうですけどすごく良い人というか。
 
「いやいやいや、めちゃくちゃ不良です(笑)。ただ、僕個人でいえば親に対して反抗期とかはなかったし、ケンカした時に口汚いことを言ったりはしましたけど、“世の中どうなってもええねん!”みたいに思ったことはなくて、親に反抗して悪いことをしてやろうみたいなこともなかった。単純に楽しそうやからやってみようと思ってやったことが、ちょっとアカンことやったりして不良っぽく見られていたという感じで(笑)。音楽もそんな感じで、僕ら音楽はめちゃくちゃ好きなんですけど、死んでも音楽をやりたいというより、メンバーとか仲間内で大人になっても一緒に遊べる方法とか手段が僕らの場合は音楽だったんだろうなって気がしています。たとえばこれが釣りとかやったら、10人も集まって釣りに行かないじゃないですか?最初は集まったとしても最終的には2人ぐらいになるでしょ(笑)」
 
――そうでしょうね(笑)
 
「なるべく長く、みんなといられたらいいなっていうのがこの形だったんですね。今もそんな感じです」

 
 
ライブの打ち上げで音楽の話をするのは禁止。そんなヤツはモテへん(笑)
 
 
――音楽は楽しい遊びでありつつ、活動開始から6年目に入って自分たちの音楽を作ることの意味や喜び、ライブや作品に対する手ごたえも感じてこられていると思いますが。
 
「そうですね。やっぱりものを作ることが好きで、『Friday Night』(2018年)以降のミュージックビデオは全部僕が作っているんですね。僕の場合、曲を作りながら映像も同時に考えていくので、こういう展開だと絵的に面白くないから曲の方を変えようとか、間奏とかも、映像で考えたら最初にギターを映してドラムの回しを入れて、あとDJのスクラッチも入れたいから今の2倍の長さにしよう――みたいに曲を作っていくんですね。パフォーマーがいるバンドなので、こういうふうに見せられたらいいなというのを画で作っていく癖があって」
 
――もともと映像制作もやっていらっしゃったんですか?
 
「いえ。全部見様見真似で」
 
――生まれ持ったセンスですね。
 
「いえいえいえ。うちのバンドは曲作りも特殊で、僕とコンポーザー2人の3人体制で作るんですけど、“このリフかっこよくない?”って持ってきたギターリフに対して作っていくやり方もあれば、僕がピアノを弾いて良いメロディーが出来たら、じゃあこれを歌にしていこうみたいに始まっていく時とか、いろんな形があって一辺倒じゃないんですね」
 
――ピアノも弾けるんですか!
 
「それも見様見真似で(笑)。たぶんこうなっているんじゃないかなと思ってやってみたら、ちょっと弾けるようになって。曲は、デモの段階でメンバーに聴かせて、“このリフはあんまり良くないかもしれないですね”とかメンバーの意見も拾って、コンポーザーと一緒に改良したものをまた戻す。役割としてステージメンバーと制作メンバーに分かれてはいますけど、みんな昔からの友達で飲み仲間だしずっと一緒にいるヤツらなんで、特に衝突もないんですよね」
 
――昔からの友人という近い関係だからこそ常に新しいものを作っていく難しさや、馴れ合いという表現は良くないですが関係性の近さが作品に悪い影響を及ぼすことはないですか?
 
「それだけはないようにというのは心がけていて。僕がリーダーなんですけど、年下のメンバーもいるしあまり何でもかんでも制約するのは好きじゃないんで、基本はみんな自由にやれよって常に話しています。ただ、何点かルールがあって、ドラッグはしない。マリファナだからいいとかじゃなく全部禁止。あと、打ち上げで音楽の話をしない。打ち上げで音楽の話なんかしても全然おもしろくないし、そんな話するヤツは絶対モテへんやろって(笑)」
 
――ライブの打ち上げで音楽の話は禁止?(笑)。
 
「ハイ。で、音楽に関してだけはストイックにやる。この3つだけは絶対守れって言ってるんですね。僕ら、見てくれは頭悪そうやしおかしそうなヤツばっかりなんですけど、不良っぽいところと変にまじめなところがあるヤツらで、そのバランスが面白いんですね」
 
――なるほど。アルバムを作る時には毎回テーマや、“こういうものを作ろう”というやりとりがあるんですか?
 
「“どういうものにしたい?”ってメンバーには聞きますね。やっぱり彼らがプレイをするものなんで、どういうのが良いかを聞いてから、動きます。“こういう曲があった方が、ライブが良くなるんじゃないですか?”とか聞くと、じゃあそういうものを作ってみようかって。めちゃくちゃ民主的なバンドです」
 
――ストイックに突き進んでいく上で、食い違うことも衝突することもなく?
 
「それが一度もなくて。音楽性の違いという言葉をよく聞きますけど、音楽性の違いが僕らにはよく分からなくて、それってどういう意味なんやろうって飲みながらよく話してますね。そもそもうちのドラムは、Xmas Eileenをやるまではギターを弾いていてドラムを叩いてなかったんですけど、このバンドを始める時にドラムが唯一いなくて、彼は“もしも新しくドラムで入ってきたヤツが途中でバンドを投げ出すようなヤツだったら絶対にアカン。僕は絶対それはしないから僕がドラムやります”って、そこからドラムを毎日12時間ぐらい、半年ほどずっと練習して。今でもストイックにやっているんですけど、対バンの相手が彼のキャリアを知るとみんな驚きますね」
 
――そうでしょうね。
 
「メンバーにそういう志のヤツがいる以上、“俺はこうじゃないとイヤ”みたいに言い出すヤツとか、そういうレベルの気持ちのぶつかり合いはないですよね。それを言ったところで、そいつの努力に勝るだけのものがあるか。ドラムをやりたくて入ったわけじゃないけど、それでもこのバンドのためにドラムをやるって決意した人を前に、“俺はこの曲はちょっと……”みたいな気持ちにならないと思うんですよ。このチームが存続できる方法、最善の方法を考えた時に、そんなことで衝突するのは時間の無駄だと理解しているんじゃないですかね。みんなが」
 


 
こういうスタイルだけど、どれだけ柔軟にいろんなことをやっていけるかが
このバンドのテーマ
 
 
――新作のタイトル『PROTOTYPE』には原型という意味や、本質をもっともよく表しているものという意味もありますね。5曲の中に、今のXmas Eileenが持つヘビーさや勢いがぎゅっと詰まっていて、その詰まっているものの確かさや強さを感じる曲ばかりでした。
 
「今回は、ライブ映えする曲をやろうというところから始まりました。うちはライブバンドなんで、自分たちが映える、自分たちが活きるサウンドだけを集めよう。『PROTOTYPE』というタイトルを付けたのは、アルバムのタイトルをいい加減早く決めろと言われて、僕がずっと逃げ回っていて(笑)。じゃあ、もう試作品でいいかと思ってこのタイトルを付けたら、みんなが“カッコいいですね!”となったのでじゃあいいかと(笑)」
 
――自分たちが活きる作品であると同時に、試作品ということは次にもっとすごいのが来るぞということですよね。
 
「はい。次はアルバムですね。その前の試作品ですという感じで」
 
――最初にも言いましたが、新作を聞いた後で『DIS IS LOVE』を聴くとめちゃめちゃポップに感じるぐらい、新作の5曲は重量感もあり踊れる楽しさもありつつ、ずしっとしたものが残る。聴きごたえがありますね。
 
「たしかに前作で培ったポップさも今回うまい具合に混ぜていけている気がするんで、自分たちの武器を思う存分使っていこうと。僕もヘビーなバンドが大好きだし、アルバムもめちゃめちゃ聴くんですけどそれでも4、5曲目ぐらいになると、“……もういいかな”ってなることが多くて(笑)。ポップなものを求めるのは、そういうふうになりたくないっていう気持ちの表れなのかもしれないですね」
 
――だから『WORLD COUNTDOWN』(2016年)では『Darling』が、『DIS IS LOVE』(2017年)では『世界のすべて』が聴けるんですね。
 
「そうそうそうです。こういうスタイルだけど、どれだけ柔軟にいろんなことをやっていけるかなというのがこのバンドのテーマなのかなと」
 
――ステージで仮面をつけていたり、メンバー全員の名前があえてNO NAMEなのは?
 
「このバンド以前のキャリアを使いたくなくて。“元○○の××が組んだ新バンド”みたいにどうしても言われてしまうけど、それをやられたらたまったもんじゃないなってこのバンドを組んだ当時に思ったんですね。それを遮断するためにはどうするか考えて、NO NAMEになりました。前のバンドの頃から応援してくれる人も少なからずいたので、元○○と書いたら最初のうちライブの動員はあるかもしれない。けど、それをしたらこのバンドを始めた意味がないなと思ったんですね。だから初ライブのお客さんは5人でした」
 
――ステージの上にいるメンバーの方が多かったんですね。
 
「今もそれをネタで言っています(笑)。しかも僕らを見に来たお客さんじゃなくてイベント自体のお客さんで」
 
――まっさらで、このバンドが自分たちの始まりなんだと。潔いですね。
 
「すごく勇気も要ったし、いろんなことが遠回りになるなとは思ったんですけど、異を唱えるメンバーもいなくて。ただファンレターをくれる人はちゃんと僕の名前を書いてくれているんで、めっちゃバレてるなって(笑)」
 
――あはは!
 
「ゼロからやろうとしていた気持ちを理解してくれたらいいなぐらいの気持ちだったんで、ライブが終わったらマスクも取っているし、出待ちしてくれる人らはみんな僕らの素顔を見てますしね。今も、SNSとかで僕らの名前をバラしたりする人もそんなにいないし、ファンの人たちもあえてNO NAMEであることを楽しんでくれているのかなって」
 
――この作品を機にまた新しいXmas Eileenが始まるという期待もあります。ツアーもありますが、バンドとしてこれからやって行きたいことや思い描いていることはありますか?
 
「2018年と2019年にイギリスと台湾でライブをやって、すごく反応が良かったんですよ。ステージに出て行った瞬間、“うわ、ヘンなの出てきたぞ”って空気で(笑)、それがすごく楽しかったし僕らにとっては自信にもなりました。特にイギリスは誰も僕らのことなんて知らなかったはずなのに、ライブが終わった後でやったサイン会にもものすごくたくさんの人が集まって来てくれて。黒人のお姉さんとか、アジアの人も白人の方も。イギリスなんでいろんな人がいて、そういう人たちが大勢列に並んでいるのを見た時は感無量で。海外かぶれになるのはイヤですけど、今の時代なんでそういうところにもちゃんと出ていきたいし、かといって海外で活躍していますっていう称号が欲しいわけじゃなくて。その時のライブ自体、決して“待ってました!Xmas Eileen”なんて状況ではなかったけど、客観的に見てメンバーもすごくいきいきして楽しそうだったし、うちのバンドは日本でも海外でも何ら変わらないなって。同じように自由に、楽しくやる方法を模索し始めるヤツらばっかりなんで」
 
――お客さんは、予備知識なしで純粋にバンドの演奏に反応しているんですもんね。
 
「そうですね。ライブの後も、イギリスでも台湾でもめちゃくちゃ遊んでました(笑)。イギリスでクラブに遊びに行った時は、飲んでたらフロアの真ん中らへんがめちゃくちゃ賑わってきて、なんやと思ったらうちのパフォーマーが金髪のお姉ちゃんとガンガンに踊ってて。うわ、パフォさんめっちゃ頭悪いなぁと思いました(笑)」
 
――(笑)。
 
「トイレで会ったお兄ちゃんが僕に“オヤブン”って声かけてきて、“誰が親分やねん。なんでそんな日本語知ってんねん!”みたいな(笑)。街を歩いてる時もめっちゃ声をかけられるし、メンバーの見た目が派手なのもあるんですけど、街の風景に誰1人まったく埋もれてなくて堂々としている姿はすごく誇らしかったですね」
 
――お話を聞いていると、メンバーの誰かがいなくならない限りXmas Eileenはずっと続きそうですよね。
 
「いや、僕はもう辞めてもいいんですけど(笑)。まぁいつかは絶対になくなると思うんで、なるべく1日でも長く延長できるように。バンドというか、僕らのチームがという感じですね」
 
――ツアーの大阪公演は今のところ4月11日(土)梅田CLUB QUATTROですね。中には、初めてライブに足を運ぶ人もいると思うので、最後にメッセージをお願いします。
 
「ライブを観てもらってナンボみたいなバンドなので、とりあえず1回来て欲しいですね。1回来てくれたら、楽しいライブをしているバンドなんやって分かってもらえると思います。最近、お父さんお母さんに連れられて子どもも一緒に来てくれていることもあって。さっきの話じゃないですけど、いろんな国やいろんな場所で鳴らせるバンドになりたいですし、老若男女問わず来て頂きたいです」
 
――アルバムも楽しみにしています。
 
「King Gnuより売れます!(笑)。待っててください!」

text by 梶原有紀子



(2020年3月27日更新)


Check

Movie

Release

EP『PROTOTYPE』
発売中 1760円(税込)
BOM-001

《収録曲》
01. PATH
02. ALL WE ARE
03. YES/NO
04. WHAT YOU WANT
05. NO NAME

Profile

クリスマス アイリーン…クリスマスの夜に結成。ステージメンバーはツインボーカル、パフォーマー、ギター、ドラム、DJ、ベースの7人全員がNO NAME(名前なし)。さらにコンポーザー、映像、アートワークを手掛けるメンバーを含んだクリエイティブチームとして活動。’14年ライブデビューを皮切りに、始動2か月後にthe HIATUS のツアーサポートに抜擢され、その後もMAN WITH A MISSION、MONOEYES、THE QEMISTSのツアーサポートを務める。’15年5月、CDリリース前にZepp NAMBAで自主イベント『暁ロックフェス』を開催(出演:BRAHMAN、ACIDMAN、locofrank、G-FREAK FACTORY、KEYTALK)。同月、1stミニアルバム『SORRY WHO AM I?』発売。’16年6月、Xmas Eileen presents『暁ロックフェス』初の東京開催(出演:Dragon Ash 、AA= 、ヒステリックパニック)。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』、『SUMMER SONIC 2016』に出演し、同年8月アルバム『ONLY THE BEGINNING』でメジャーデビュー。その後も国内外の大型フェスに多数出演し、’18年には4月、6月、8月、10月と立て続けに楽曲を配信リリース。’19年、ボーカルのNO NAME(通称:右)がKNOCK OUT MONKEYの楽曲『Highest Mountain』のミュージックビデオの監督を務める。前作『DIS IS LOVE』(’17年)から約2年ぶりに5曲入りEP『PROTOTYPE』リリース。同作を携えたツアー『PROTOTYPE TOUR 2020』の大阪公演は4月11日(土)梅田CLUB QUATTRO。メンバーのDJ.(NO NAME)による自主企画『s60&Xmas Eileen DJ presents ZASSO.』は4月28日(火)なんばHatchにて開催(出演:Xmas Eileen、the HIATUS、山嵐、オープニングアクト:ヨルマチダイス)。

Xmas Eileen オフィシャルサイト
https://xmaseileen.com/


Live

Xmas Eileen
「PROTOTYPE TOUR 2020」

【石川公演】
▼4月3日(金)金沢AZ

Pick Up!!

【大阪公演】

※この公演は延期になりました
▼4月11日(土) 18:00
梅田クラブクアトロ
スタンディング-3000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※小学生以上は有料。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

チケット情報はこちら


『KYOTO MUSE 30th Anniversary “Talk about LIVEHOUSE”』
※この公演は中止になりました
▼4月12日(日) 11:00
京都市勧業館「みやこめっせ」
1日券-7623円
[出演]10-FEET/bacho/climbgrow/Hakubi/Hump Back/KOTORI/LABRET/OLEDICKFOGGY/Rickie-G/WOMCADOLE/Xmas Eileen/サンボマスター/四星球/ストレイテナー/チーム宇治(冠徹弥、花団、他)/東京スカパラダイスオーケストラ/Theピーズ/フラワーカンパニーズ/ヤバイTシャツ屋さん/ヨルマチダイス
※未就学児童は入場不可。
※アーティストは都合により変更になる場合がございます。出演者の変更及びキャンセルに伴うチケットの払戻し等は一切致しませんので、予めご了承下さい。
※2日券をご希望の方は、4/11(土)の席種から「2日券」をご購入下さい。
[問]サウンドクリエーター■06-6357-4400