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「もう今この瞬間からでも変わることができるって表現したかった」
未来のための今を変えろ、LACCO TOWERの第二章
ホールツアー開幕に向け松川ケイスケ(vo)が想いを語る!
『変現自在』インタビュー&動画コメント

 最高の日々とは言わないが、満たされてないわけでもない。やりたいことをやれてないわけでもないが、時にやりたくないことだってやっている。きっとこのまま行けばたどり着けるであろう、あの日見た夢とは違うその安全地帯で、いつの間にか見付けた人生の着地点で、こんなもんだと自分に言い聞かせる。だが、果たして――。“追い求めていたものとは少し違うそれを、間違いではないけれど正解か分からないそれを、せめて綺麗な答えになるように、美しく見えるように、我々はひたむきに努力します。でも、その努力は正しいのでしょうか。そもそもその「着地点」って本当にあるんでしょうか”。LACCO TOWERの最新作『変現自在』のリリースに際し、松川ケイスケ(vo)はこう問いかける。それはまた、結成から17年という月日を重ね、人様と同じように大人になっていくこのバンドにも同時に突き付けられた、人生の課題。在をえれば、分のる未来は変わる。メンバー5人で膝を突き合わせ語ったバンドの危機が、こんなにもまばゆき音楽を生み出した。いよいよ始まるホールツアー『「変現自在」発売記念ワンマンツアー2019「独想演奏会 ~変現自在の猟虎六景~」ホール公演』を前に、松川ケイスケが語る。「何となくここから続いていく未来より、この時点で今を変えてしまえば未来は違う方に進む。メジャーデビュー以降の、ここから僕らの第二章が始まった」。そう、彼らと同じように、あなたの未来は変えられる――。



いろんな選択肢がなくなって周りの要因で未来を決められる前に
もっとちゃんと話し合おうよって
 
 
――前作は『若葉ノ頃』('18)と名付けるぐらい、バンドが若返るじゃないですけど初期衝動を取り戻し始めた感じでしたけど、今回の『変現自在』はもう、本格的にそうというか。
 
「もうおっしゃる通りですね。前作で自分たちの色みたいなものは見えてきたんですけど、“何となくこのまま活動していけばこうなるんだろうな”っていう着地点を迎えてしまいそうな雰囲気がこの1年間はしていて。そのまま続けるのが、どうも違う気がしたんですよ。やるべきことは分かってるけど、ただそれを職人のごとく毎回続けていくのって、クリエイターとしてどうなんだろう、みたいな葛藤があって、“それってちょっと違うんじゃない?”って」
 
――そう考えたらこの1年、人生的にもこのままじゃ、このスピード感じゃダメだ、と思うことがあったと。
 
「すごいありました。やっぱり…大きかったのは“本当に人って死ぬんだな”と思ったことで。生命としてもそうですし、バンドがなくなっていくのもそうですし、『若葉ノ頃』を出して以降は不幸なお知らせが多かったのもあって、それを痛切に感じた1年で。実はバタバタと周りでいろんなことが起こってたんですよね」
 
――結成15周年の『遥』('17)の頃にも大きなうごめきがありましたけど、割と頻繁ですね(笑)。
 
「アハハ!(笑) でも、今回はちゃんと5人だけで、膝を付き合わせて居酒屋で話す機会があったんですよ。そこで現状を話し合ったり、今後どうしていきたい、どうなっていくべきなのか…5人でそういうことをここまで具体的に話したのは初めてだったんじゃないかっていうぐらい、腹を割って話したので。いつも一緒にいるんで普通の会話はするんですけど、そういう核心めいた話はちょっとしない時期もあって。『遥』で亀田誠治さんにプロデュースしていただくときに、音楽的なところでそういう話はしたと思うんですけど、よくよく考えると、メジャーデビューするときもその前も、素っ裸になって5人だけで話すことってなかったかもなぁ…ある意味初めて、今後の自分たちをどうしていくのかをちゃんと語り合ったというか」
 
――何となくこのまま歳を取って、何とか続けてはいけるだろうけど、ミラクルは起きないなっていう確信みたいなものって、どんな仕事をしている人でもありますもんね。
 
「そうなんですよ。例えば、今こういう会社にいてこういう仕事をやってると、多分何年か後こういうふうになってるだろうなっていう想像って、いろんなバイアスがかかってる気がするんですよね。バンドとかミュージシャンにも実は同じような感覚があって、それで解散を選択するバンドもいれば、周りの状況に流されて自分の色がなくなるバンドもいる。だったら、いろんな選択肢がなくなって周りの要因で未来を決められる前に、もっとちゃんと話し合おうよってなったのが今作ですね。やっぱり、お互いに気持ちを言葉にすることがそんなになかったんですよ。だからケンカもなかったんですよね。そういうぶつかり合いがあんまり得意じゃないメンバーだから。内心、みんなドキドキしてたと思いますよ。でも、いざ話してみると、考えてることは同じだったのが、非常に興味深かったですね」
 
――今作のリリースに際したメンバーのSNSでの発言とかも、清々しいですもんね。本当に心からいいモノができたなと思っている感じが伝わってきます。
 
「意外と精神論って大事なんだなって思いました(笑)。みんなの努力の量も知ってるし、違う努力をしたら成就しないことも何となく分かってきてる。だからこそ、今ここでもう1回精神論という。それが意外と沁みたというか(笑)」
 
 
俺たち、まだまだ努力できるでしょ
 
 
――あと、LACCO TOWERって17年もやってるのに、プリプロをしたのが今回が初という衝撃の事実が。バンドの性質的に事前に作り込むとよくないことが多いからあえてやらない、ではなく(笑)。
 
「今回が初めてでした(笑)。その辺は(細川)大介(g)が先陣を切ってくれて。彼は5人の中では一応、一番最後に入った新しいメンバーなので、意識的に言いづらいことを言おうとしてくれてたのは感じましたね。それでだいぶ助かった気がする。プリプロ自体も彼の提案でしたし。何かそこも…まあ良くも悪くも今までは何とかできちゃってたから、あえてその火種を作らないようにというか…そういう関係性にいつの間にかなっちゃってたんですよね。そこを今回は1つ1つ壊していったというか、メンバー同士で言いたいことが言えるようにまたなってきたという」
 
――それこそ脱退だとか、大きな痛みをともなって初めて気付くこともあるじゃないですか。溜めて溜めて誰かがもう無理だってなる前に、そうやって話し合えたのは結果よかったですね。
 
「本当に。でも、何かヘンな感じでしたよ。池袋で話したんですけど、誰が口火を切るんだろうと思いながら。真一(ジェット・key)なんかはずっとモゴモゴしてるし(笑)。そしたら大介が、“じゃあ今日はさ!”とか急に言い出して」
 
――それぞれのポジションの違いというか、キャラクターの違いが活きてますね(笑)。
 
「多分、僕が話し始めると、もう僕だけで終わっちゃうんですよ。だからなるべく話さないようにしておこうと思ったんですけど。あと、正直、バンドの調子がいいときっていろいろ気にしないじゃないですか。でも、調子が悪かったり活動が平坦になってくると、今まで気にならなかったところも気になり出すというか。そうなると誰かを悪者にしようとしちゃうんですけど、そうなる前に“いや、俺たちまだまだ努力できるでしょ”みたいなところで、もう1回、視座を変えられたのはすごく大きかったですね」
 
――じゃあ今作の曲出しは、そういう話し合いを受けて?
 


「曲自体はいろいろできてきて、歌詞がまだ揃ってないぐらいの時期でしたね。曲によってはもちろん0→1もたくさんあります。『若者』(M-1)なんかまさにそうなんですけど、他の曲の作詞に関しては結構、淡々と言いたい言葉をハメられたんですけど、『若者』はメンバーを思い浮かべながら書いたところもあって」
 
――まさに今の心境という感じがしますもんね。最後の『夜明前』(M-10)にも通じるものを感じますけど。
 


「そうですね。これは結構最初の頃にできた曲で。だから元々、何か思うところがあったんでしょうね(笑)。よくあるんですよ、歌詞に書いたことが後から自分たちにハマってくるみたいなことが。それこそ、この前の『LACCO TOWER ワンマンツアー2019「独想演奏会」ライブハウス公演』で昔の曲とかもちょろっとやって、あの頃に描いてたことが今、響いてくるというか。“意外といいこと書いてるやん!”みたいな(笑)」
 
――でも、それを感じられたのはヘンな話、ここまで続けてきたからこそで。『若者』のイントロからドーンとくる感じは、やっぱりホールツアーを回ったから、あの景色を観た人たちだからこそのスケールも感じるし。
 
「今回は基本的に僕はアレンジに関わらないようにしようと思ったんですよ。こういう性格なんで、関わったら関わっただけ気になっちゃうと思うんで、もうそこは完全にメンバーに任せて、上がってきたものをリスナーとして聴いて、聴きやすい/聴きづらい、分かりやすい/分かりづらいとか言うようにして。最初は自分がカラオケで歌いたい曲があんまりなかったんですよね(笑)。だから、すっごく俯瞰で見てました。“アルバムだし、どうせやるならとことんやろうよ!”っていう話をしたり。あと、真一が僕に電話してくることなんてなかなかないんですけど、今回は“リスナーとしてどう思う?”って聞いてきたり。作曲者としてプライドもあるでしょうし、そういうものをいろいろと飛び越えて、本当にお互いのことを信頼してるからこそ、聞けるようになったのかなって」
 
――とことんやるという意味では、『炭酸水(さいだー)』(M-6)とかは割と衝撃で、歌謡フォークというかもはや演歌とも思えるぐらい(笑)。『炭酸水』とか『六等星』(M-7)はちょっとアダルトというか、今作の中でもアレンジ的な挑戦を感じる曲ですね。『六等星』みたいな胸のざわつきは、日々生きていると誰もが感じることだと思うし、夢が叶うかは分からないけど、そもそも追いかける夢があることが、ね。
 
「そうですよね。星の等級には一等星、二等星…ってあって、ギリギリ肉眼で見える光の星のことを六等星って言うんですけど、僕らも自分たちを卑下しがちなんで…でも、それだと僕らを好きと言ってくれている人たちにとってはどうなんだって。そういう想いが今回は結構入ってますね」
 
――そうですよね。だってお客さんが10人20人じゃ、17年は続けられない。ラッコの音楽に出会って、信じてついてきてくれる人たちがこれだけいてくれたからこその17年で。
 
「ホントに。まさにそうですね」
 
 
家に帰ってドアを開けたら倒れて寝てしまうぐらい、毎日を振り切ってるのか
 
 
――あと、最近は悔しくて眠れないこともあると。
 
「僕もビックリしたんですけど、夜中に悔しくて目が覚めるって何なんですかね? 後悔ともちょっと違うんですけど、何かこう“渇いてる”というか、もっとできるんじゃないかっていうところに対しての悔しさが、最近はいろいろと出てきて。家に帰ってドアを開けたら倒れて寝てしまうぐらい、毎日を振り切ってるのかとか思ったり。多分、あともう1~2回素振りできる余力がある感じで何年も続けてきたからこその今なんだろうなって思うと、それがすごい悔しかったり。何かそういうことですごくね、心が痛くなって」
 
――もし毎日を全力で生きてたら、今いる場所は違ったかもしれない。“悔しい”という感情は大人になるに連れて薄くなるというか、見ないようにするのが上手くなっていく。だから、それがちゃんと自分の中に湧いてくるのは。
 
「それこそ『若者』にも出てきますけど、“綺麗な答え”を探すことは別に悪くないとは思うんですけど、本当にそれで自分が腑に落ちるかどうかみたいなところで、やっぱりそうじゃないよなって、今回で爆発したという(笑)」
 
――だってね、今作では随所に、“うるさいわ”っていうフレーズが出てくる(笑)。
 
「アハハ!(笑) 確かに。何かそういう想いが全部集まったときに、『若者』っていうタイトルを付けようと思ったんですよね。世間一般の若者じゃなくて、自分たちの中にいる若者にもう1回語りかける。そういう意味では、気持ち的にもポイントの曲にはなりました」
 
――他にも、『線香花火』(M-3)の“あなたと出会えてよかった”という言葉が、最初と最後じゃ同じフレーズでもまた響きが変わったり、『泥棒猫』(M-4)の“彼奴(きやつ)”が、自分の人生に降りかかる老いだったり時間だったり大人だったりをすごく表してるなと思ったり。迫り来る“彼奴”は=自分なんですけどね、結局。
 


「この曲のMVは山田全自動さんに描いていただいたんですけど、言葉選びとかもそうですけど、いろいろと遊べた曲だったんですごく面白かったですね」
 
――この歳ならではじゃないですか? この歌詞が書けて、それが響くように歌えるのは。年齢と経験を重ねると、どこか置きにいってしまっている自分がチラつきますもんね。
 
「そこにすごくフラストレーションを感じてたんですよ。実は『炭酸水』は、僕の知り合いが夜の仕事を始めて、その子と新宿の歌舞伎町で久々に話したことから生まれたんです。元々は自分のお店をやるために東京に出てきてお金を稼いでっていう感じだったんですけど、“結局、私なんてこのままズルズルこうなって、ああなって…”、みたいな話をされたとき、自分とシンクロする部分がすごいあったんですよね。無形から有形を生み出す僕たちは、やっぱりそれじゃダメなんじゃないかって。だったら、違うとか無理とか言われようが、それを正解にしていく情熱が自分たちにないなら、そもそもバンドなんてやる意味がないよなと思って。だから結構、彼女が今回のアルバム全体のきっかけにもなったというか、『炭酸水』はその子が働いてる景色を思い浮かべながら書いた曲なんで(笑)」
 
――いやでも、ケイスケさんは歌舞伎町が似合いそうやなぁ~(笑)。
 
「何てこと言うんですか(笑)。歌舞伎町で職質をされたことは何回かありますけど(笑)。この間、お客さんに指摘されて気付いたんですけど、歌舞伎町で職質されたときにツイートしたら、その少し前にSUPER BEAVERの渋谷(vo)も職質されてたらしいんですよ。その後LINEかなんかで渋谷に確認したら、多分同じ人からで(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) でも、そのレーダーはある意味、正しい(笑)。
 
 
今あるものを全て出し切ることで、ここから先の未来が変わる
 
 
――17年やってきて、より衝動に忠実になっていくのはいいですね。
 
「バンドとしては大人のロックができてる気がするんですけど、感じてる衝動的なところではまだまだ子供のままでいられてる喜びはあります。若いときってそれを勢いで“バーン!”と投げるじゃないですか。それをちょっと知能的にできるようになってきたところもあるし、同時になくしちゃいけないものを思い出したというか。だからこそ、今回のジャケットもメジャーで一番初めに出した『非幸福論』(’15)をセルフオマージュしたり。過去から今までの結果として未来があるのであれば、何となくここから続いていく未来より、この時点で今を変えてしまえば未来は違う方に進む。メジャーデビュー以降の、ここから僕らの第二章が始まったというか。本当に日々必死ですけど、やっぱりこなしたりはしたくないなと思って」
 
――わざわざ音楽という道を選んでおいてそれはね。
 
「例えば、バンド名だってたった5人が変えたいと思えば変わるし、5人のうち1人が何かしでかせばこのアルバムは発売停止になる(笑)。それぐらい危ういと同時に価値のあることをしてるのに、そこをこなしてどうすんねんっていう。心境的に違ったことをしたい欲求よりも、“このまま落ち着きたくない”みたいな気持ちがあるのかなって」
 
――そして、『変現自在』は、“変幻”ではなく現在を変える“変現”。まさに今まで言ってくれたような話ですね。
 
「もう今この瞬間からでも変わることができるって表現したかったんで。アルバムって結局、前作から今までの成長を発表する場というか、“今、俺らはこんなことを思ってます”って、みんなに大々的に言わせてもらえる場なんですよね。そう考えると、やっぱりその間の出来事をちゃんと言葉にできた方がいいなと思ったんで。真一も言ってたんですけど、今作ができて、“まだ全然書けるな”と改めて思ったらしくて。僕もまだまだ書きたいことがある。真一に以前、“想像する化物”って言われたことがあって。1つのことからいろんなことが想像できるから、歌詞が書けてるんじゃないかって。確かに小っちゃい頃からいろいろ想像するのが好きで、例えば、エレベーターに乗ったら“あ、もうこれ落ちる”とかいつも悪いことを考えるタイプで。飛行機にも死ぬ気で乗るんで(笑)。で、“あ、死なんかった”っていうところでちょっと幸せを感じるっていう(笑)」
 
――そして、ツアーに関しては、前回はホール公演の後にライブハウス公演でしたけど、今回は逆で。これは前回を踏まえてあえて? 別にそうではなく?
 
「前回はホールツアーをやった後に話し合いがあって、それからライブハウスツアーだったんですよ。そこのみんなの自由度が、振り切ってる感がハンパなくて(笑)、やっぱりバンドってこういうことだよねって。今までを否定するわけじゃなくて、その経験を持ってもう一度ホールに行こうよと。結果としてはこの順番でよかったなと」
 
――今度は自分たちの主戦場でやりたいことをやった後に、世界観をきっちり見せられる場に挑む。関西では京都劇場でもサンケイホールブリーゼでも観ましたけど、LACCO TOWER×ホール、全然イケてましたから。最後に『変現自在』ができて、ホールツアーに向けてというところで、今の心境を。
 
「今あるものを全て出し切ることで、ここから先の未来が変わるってどこかで信じてるところがあったんで、もう素振りできないぐらい、走れないぐらいやり切った作品にはなってると思うんですよ。ただ、それが全てに色濃く乗っかってきたり、凝りに凝りまくってっていう感じには聴こえないのが、ちょっとは大人になれたのかなっていう気もするし。僕らみたいなバンドってあんまりいないと思うんで、ぜひその他にいなさを楽しんでほしいですね(笑)。今、いろいろ困ってたり戦ってる人に聴いてほしいアルバムだし、ホールツアーはやっぱりいつものライブハウスとはちょっと違う景色を観せられると思うのでぜひ!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 




(2019年9月20日更新)


Check

Movie

アルバムにライブにと丁寧に解説!
松川ケイスケ(vo)からの動画コメント

Release

多彩なアレンジと己の音が溶け合った
大人のロックバンドが送る充実作

Album
『変現自在』
発売中 3000円(税別)
日本コロムビア/TRIAD
COCP-40914

<収録曲>
01. 若者(わかもの)
02. 必殺技(ひっさつわざ)
03. 線香花火(せんこうはなび)
04. 泥棒猫(どろぼうねこ)
05. 地獄且天国(じごくかつてんごく)
06. 炭酸水(さいだー)
07. 六等星(ろくとうせい)
08. 不機嫌ノ果実(ふきげんのかじつ)
09. 永遠(とわ)
10. 夜明前(よあけまえ)

Profile

ラッコ・タワー…写真左より、真一ジェット(key)、塩﨑啓示(b)、松川ケイスケ(vo)、細川大介(g)、重田雅俊(ds)。’02年結成。’13年に塩﨑が代表となり、株式会社アイロックスを設立。幾度かのメンバーチェンジを経て、同年6月に現体制に。’14年より地元群馬にてロックフェス『I ROCKS』を現在まで6年連続開催。’15年にアルバム『非幸福論』でメジャーデビュー。’16年2月にはフジテレビ系TVアニメ『ドラゴンボール超』エンディング主題歌となった1stシングル『薄紅』を、6月にはメジャー2ndアルバム『心臓文庫』を発表。 ’17年3月にはミニアルバム『薔薇色ノ怪人』を、8月にはメジャー3rdアルバム『遥』を発表。バンド史上初の外部プロデューサーとして亀田誠治を迎えたタイトル曲が、再び『ドラゴンボール超』エンディング主題歌に抜擢され話題に。同年より地元群馬のプロサッカーチーム、ザスパクサツ群馬の公式応援ソングを担当。’18年8月にはメジャー4thアルバム『若葉ノ頃』を発表、同作に伴い初のホールワンマンツアーを開催。’19年8月21日には、メジャー5thアルバム『変幻自在』を発表。

LACCO TOWER オフィシャルサイト
http://laccotower.com/

Live

各日コンセプト違いのホールツアー
全6公演が間もなくスタート!

 
『「変現自在」発売記念ワンマンツアー2019
「独想演奏会 ~変現自在の猟虎六景~」
 ホール公演』

Pick Up!!

【大阪公演】

「剛力の泣く獣道~緑、重田篇~」
チケット発売中 Pコード144-333
▼9月21日(土)18:30
サンケイホールブリーゼ
全席指定(一般)5400円
全席指定(中高生)3240円
サウンドクリエーター■06(6357)4400
※全席指定(小学生)は取り扱いなし。※未就学児童は無料(保護者同伴に限る)。未就学児童のご入場は同行の保護者の方の座席の範囲内でご覧いただきます。3歳以下は入場不可。※全席指定(中高生)は、年齢が分かる身分証明書を確認させていただく場合もございますので年齢の分かるものをご用意してご来場ください。※対象外の方が誤って購入された場合の払い戻し不可。

チケット情報はこちら


【群馬公演】
「低音四つのから騒ぎ〜黄、塩﨑篇〜」
Thank you, Sold Out!!
▼10月5日(土)18:00
「魔術師は鍵盤で踊る〜紺、真一篇〜」
Thank you, Sold Out!!
▼10月6日(日)18:00
高崎市文化会館 大ホール
全席指定(一般)5500円
全席指定(中高生)5500円
株式会社アイロックス■info@irocks.jp
※券種(中高生、小学生)によって、年齢が分かる身分証明書を確認させていただく場合もございますので年齢の分かるものをご用意してご来場ください。各対象外の方が誤って購入された場合の払い戻し不可。未就学児入場無料(保護者同伴に限る)。未就学児童のご入場は同行の保護者の方の座席の範囲内でご覧いただきます。3歳以下のお子様のご入場はお断りいたします。


【東京公演】
「妖艶極まる六弦の園〜桃、細川篇〜」
チケット発売中 Pコード144-816
▼10月12日(土)18:00
「命短し恋せよ言葉〜紅、松川篇〜」
チケット発売中 Pコード144-816
▼10月13日(日)18:00
ヒューリックホール東京
全席指定(一般)5500円
全席指定(中高生)5500円
ホットスタッフ・プロモーション■03(5720)9999
※3歳以下は入場不可。未就学児童は保護者同伴に限り無料。全席指定(中高生)は、公演当日要身分証明書。

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【愛知公演】
「終幕は愛知る場所で〜五人囃子篇〜」
チケット発売中 Pコード156-767
▼10月22日(火・祝)18:00
名古屋市芸術創造センター
全席指定(一般チケット)5500円
全席指定(中高生チケット)5500円
サンデーフォークプロモーション⬛︎052(320)9100
※2階以上の最前列は安全確保のため、着席での観覧をお願いしておりますのでご了承ください。未就学児童無料(保護者同伴に限る)。3歳以下は入場不可。未就学児童のご入場は同行の保護者の方の座席の範囲内でご覧いただきます。中高生チケットは入場時、年齢の分かる身分証明書を確認させていただく場合もございますので、年齢の分かるものをご用意してご来場ください。各対象外の方が誤って購入された場合の払戻し不可。小学生チケットあり。但し、ぴあでの取扱いなし。詳細は問合せ先まで。

チケット情報はこちら


Column1

「挑戦する気持ちが途切れない限り
俺たちはロックバンドだと言える」
LACCO TOWERの美学と予感を
詰め込んだ『若葉ノ頃』を
初ホールツアー前に語る!

Column2

「ここから本当に、みんなで
ひっくり返してやろうと思ってる」
LACCO TOWER=僕らの生き方
激動の結成15周年に至る心の揺れも
覚悟もブチ込んだ『遥』を語る!

Column3

「僕らはもう一度
立ち上がって走り続けている」
不屈のLACCO TOWERが
10編の小説が織り成す夢幻の
2ndアルバム『心臓文庫』を語る

Recommend!!

ライター奥“ボウイ”昌史さんからの
オススメコメントはコチラ!

「長く続いてるバンドほど、安定してるのかと思いきや案外危機を迎えてる。LACCO TOWERもまたしかりで、今回はバンド史上最大級の(!?)ミーティングの末、より自由に、より挑戦的に己の音を鳴らした『変現自在』。インタビューをしていても、そのキャリアと人望もあっていろんなアーティストの名前が飛び交います。“バンドを続けられなかったヤツが周りにはいるんで”とも言ってましたが、彼らは5人のみならずいろんな人の想いを背負って前進していきます。だからこそ、安全パイの着地点に疑問を呈し、変われることができたのかもしれません。これが10代20代の子ならまたちょっと響き方が違うんだろうなと思わせるのは、それだけの説得力をもって彼が歌ってるからこその差で。多彩なアレンジに挑戦しながら、かえってラッコのいいところが浮かび出たような今作は、ラッコ初心者にとっても最初に聴く1枚として適したレンジの楽曲と個性が詰まっています。『永遠』(M-9)とかもすごく美しい曲だし、深い愛を感じる名バラードだなぁと。職質やエレベーターの話は笑いましたが、今後もしケイスケさんとエレベーターに乗り合わせたら、“今、落ちそうとか考えてるんやろうな”ってちょっと想像してしまいそうです(笑)」