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ハンブレッダーズが初の東名阪ワンマンツアーを完走
地元・大阪で盛大にゴールテープを切る!

3月31日、大阪在住の4人組・ハンブレッダーズが、東名阪ワンマンツアーのファイナル公演を大阪の梅田クラブクアトロで開催した。この日は自身の地元で行う初ワンマンツアーの最終日とあって、さまざまな場面でスペシャル感が! そんな記念すべき一夜の模様を紹介しよう。

開演定刻、メンバーが一人ずつ位置につくと程よい緊張感を漂わせつつ最新アルバムの曲『口笛を吹くように』で、彼ららしい甘酸っぱさとせつなさを広げてライブスタート!  そして、いつもの“終わらない青春を歌いに来ました!”(ムツムロ)のコールから『スクールマジシャンガール』『フェイクファー』と続けてさらに“青春真っただ中”へ。刻むビートは鼓動のように伝播。走り抜けるメロディックなギターや甘いリリック、でらしのジャンプしながらのプレイやファルセットの響きでオーディエンスをぐんぐん巻き込んでいく。4人を見つめるファンの視線は驚くほどに真っ直ぐだ。また『常識の範疇』や『嫌』では、言葉遊びも巧みにまくしたてるボーカルと、スラップベースや耳に残るギターでますますフロアを熱し、それに伴って弾む観客が会場を揺らす。

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humbreaders4.jpgそんな熱気にムツムロも“よかったアウェーじゃなくて(笑)”と笑顔に。リラックスしたMCを展開すると、“何を見て人を好きになるかって議論になるじゃないですか。僕はその人のユーモアセンスで好きになることが多いです”(ムツムロ)と『ユーモアセンス』へ。曲前の言葉を膨らませるナンバーはシンパシーの明かしとも言える拳を数多く突き上げさせ、次の『エンドレスヘイト』では熱を帯びた歌声で“黙ってやるよ”とモヤモヤを解放させる。……が、荒ぶったあとは落差をつけて『席替え』と『付き合ってないけどお互いに」の“胸キュン”パートへ。エモーショナルな言葉とメロディがじわじわと感傷的な気分を増幅し、キャッチーかつ直球のサウンドで陥落させる。
 
だが、そんなムードを一変する今日だけのロングMCがまた格別。会場のある大阪・梅田エリアの思い出話から始まったものの、地元でのワンマン公演のため、メンバーの家族が会場に来ていたことから“おかんトーク”に発展。なんと、でらしが“大阪のおかんって感じですね”と表現する“光るウサギの耳”をつけた吉野の母が手を振るひと幕も! 吉野は“一回、楽屋戻ってもいいですか(笑)?”と照れまくりだが、そんな温かい家族関係にも彼らの音楽を構成する一要素を感じないではいられない。そして“はよ、次の曲いこ~や(笑)”(吉野)とライブは終盤戦へ。

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まずは『チェリーボーイ・シンドローム』のいきなりのシンガロングで急上昇。キレッキレのギターを鳴らしながら吉野は“おかん、ありがとう!”のシャウトも轟かせる。そして続くのは『ミッドナイトフリクションベイビー』。不敵なロックからポップに展開し、再び全員を跳ねさせて大きくフロアを揺らす。加えて吉野が“おばあちゃんが見てボロ泣きしたみたいです”というエピソード入れてからのギターソロ! 天を仰ぎながら哀愁ある音色を送り出せば、観客もヒートアップして“ラララ”の大合唱でこたえる。そして一旦クールダウンすると、ムツムロが3月31日という年度末らしく“思うことがあった1年だったと思って…”と振り返り、“僕の孤独があなたたちの孤独に寄り沿えたらいいなって……(中略)。言葉にできない気持ちを音楽で伝え続けていければいいなと思う1年でした”と『CRYING BABY』でラストスパート開始。“ベイビー ベイビー”“ダーリン ダーリン”のリフレインでハートを打ち抜くと、次はロックへの愛を込めた『DAY DREAM BEAT』のスピード感とムツムロが指さし歌う突き抜けるサビで、すべての人にきつく拳を握らせる。そして最後はキラーチューン『弱者の為の騒音を』! イントロで人がステージ前にギュッと集まり波が起き、エネルギッシュなユニゾンの歌声とドラム、かき鳴らされるギターとベースに夏フェスのような灼熱の光景が生まれ、高まり切って本編は終了した。
 
しかし冷めない熱は蒸気となって会場を満たしアンコールへ! まず木島とでらしという珍しいコンビのしゃべりでリセットすると、『ファイナルボーイフレンド』から再スタート。夕焼けが似合うどこか牧歌的な印象のメロディに思わずグッと聴き入ると、次は新曲のプレゼントが! さわやかでスケール感あるナンバーはコーラスも軽やかに4人の明るい未来を描くようだ。そして“今日という日があって本当によかったと思いました。ありがとうございました! お客さんが0人の時からやっている曲です”(ムツムロ)と、思い出深い『逃飛行』で締めくくり。思春期の衝動を濃縮したバンドのテーマとも言えるその曲に“ワクワクするんだ!”の叫びと観客の愛にあふれる合唱をのせ、後にも先にもない初ワンマンツアー・ファイナルは幕を下ろした。

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今夜の熱狂からもわかるように今ツアーは大成功! さらにその勢いを受け、早くも夏には東名阪での対バンツアーが決定!! 8月18日(日)、梅田クラブクアトロにカムバックし、きっと今日以上の強さで心をつかみ離さないアクトを見せてくれるはずだ。

Text by 服田昌子
Photo by 松本いづみ



(2019年5月10日更新)


Check

Live

ハンブレッダーズ 東名阪対バンツアー

【東京公演】
6月30日(日)一般発売 Pコード:148-756
▼8月13日(火) 19:00
渋谷CLUB QUATTRO
オールスタンディング-3300円(ドリンク代別途必要)
[共演]有
※未就学児童は入場不可。小学生以上はチケット必要。
※チケットは1人4枚まで。
[問]VINTAGE ROCK■03-3770-6900

【愛知公演】
6月30日(日)一般発売 Pコード:148-699
▼8月14日(水) 19:00
名古屋クラブクアトロ
オールスタンディング-3300円(整理番号付・別途ドリンク代必要)
※小学生以上有料。未就学児童は入場不可。
[問]ジェイルハウス■052-936-6041

Pick Up!!

【大阪公演】

6月30日(日)一般発売
Pコード:148-546
▼8月18日(日) 18:00
梅田クラブクアトロ
オールスタンディング-3300円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[共演]有
※未就学児童は入場不可。小学生以上は有料。
[問]GREENS■06-6882-1224

『RUSH BALL☆R』
チケット発売中 Pコード:144-048
▼5月12日(日) 12:00
大阪城音楽堂
全自由-901円
[出演]FERN PLANET/FINLANDS/MONO NO AWARE/THE PINBALLS/the shes gone/ハンブレッダーズ/ヤングオオハラ/ユアネス
[オープニングアクト]postman
※雨天決行・荒天中止。小学生以上は有料。未就学児童は保護者同伴に限り無料。出演者の変更・キャンセルに伴う払戻しは不可。
【オフィシャルHP】http://www.rushball.com
[問]GREENS■06-6882-1224


グッバイフジヤマ
チケット発売中 Pコード:142-143
▼5月25日(土) 18:30
FLYING SON
前売-3000円(ドリンク代別途必要)
[ゲスト]ハンブレッダーズ/おいしくるメロンパン
[問]エイティーフィールド■03-5712-5227


バックドロップシンデレラ/
ビレッジマンズストア

チケット発売中 Pコード:143-968
▼5月26日(日) 18:00
仙台MACANA
オールスタンディング-2800円(ドリンク代別途必要)
[ゲスト]ハンブレッダーズ
※チケットは1人4枚まで。
[問]G・I・P■022-222-9999


『READY MILLION GO!
 ~百万石音楽祭前夜祭~』

チケット発売中 Pコード:148-243
▼5月31日(金) 18:00
金沢EIGHT HALL
スタンディング-1700円(整理番号付・別途ドリンク代必要)
[出演]Amelie/kobore/超能力戦士ドリアン/ハンブレッダーズ/reGretGirl
※百万石音楽祭2019のチケット持参の方は当日1000円返金あり。小学生以上有料。未就学児童は保護者同伴に限り無料。未就学児童のみでの入場不可。
※チケットは、1人10枚まで。
[問]FOB金沢■076-232-2424


『LOVE MUSIC FESTIVAL 2019』
チケット発売中 Pコード:146-824
▼6月2日(日) 12:00
幕張メッセ 幕張イベントホール
1日券アリーナ立見-6800円 1日券スタンド指定席-6800円
[出演]感覚ピエロ/KEYTALK/GLIM SPANKY/THE ORAL CIGARETTES/The BONEZ/SHISHAMO/東京スカパラダイスオーケストラ/BiSH/BLUE ENCOUNT/MY FIRST STORY/yonige/夜の本気ダンス
[オープニングアクト]ハンブレッダーズ
[DJ]ライブキッズあるある中の人
※他に、2日通し券あり。2日通し券は6/1(土)公演の購入画面にて販売。
※アリーナ立見は未就学児は入場不可。スタンド指定席は未就学児は保護者1名につき1名まで膝上無料。席が必要な場合はチケット必要。出演者は予定のため変更の可能性あり。出演者変更に伴う払戻し不可。ドリンク代別途必要。
※チケットは1人4枚まで。
[問]クリエイティブマン プロダクション■03-3499-6669


MOSHIMO
チケット発売中 Pコード:147-892
▼6月5日(水) 19:00
DIME
オールスタンディング-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[共演]ハンブレッダーズ
※未就学児童は無料。
※販売期間中は1人4枚まで。
[問]デューク高松■087-822-2520


ircle
チケット発売中 Pコード:146-579
▼6月8日(土) 18:00
新潟CLUB RIVERST
スタンディング-2500円(ドリンク代別途必要)
[共演]GRAND FAMILY ORCHESTRA/ハンブレッダーズ
[問]CLUB RIVERST■025-250-0430


『MURO FESTIVAL 2019』
チケット発売中 Pコード:148-353
▼7月20日(土) 11:30
幕張海浜公園Gブロック特設会場
前売 1日券-6500円(ドリンク代別途必要)
[出演]BAN’S ENCOUNTER/CIVILIAN/kobore/LACCO TOWER/PELICAN FANCLUB/SHE’S/2/AJISAI/Brian the Sun/CHERRY NADE 169/climbgrow/グッドモーニングアメリカ/GOOD ON THE REEL/Halo at 四畳半/ハンブレッダーズ/Ivy to Fraudulent Game/LAMP IN TERREN/ラックライフ/MAGIC OF LiFE/mol-74/Rhythmic Toy World/Unblock/WEAVER/WOMCADOLE
※6歳未満は入場不可。6歳以上はチケット必要。雨天決行、荒天中止。出演者変更に伴う払戻し不可。他に2日通し券あり、Pコード780-448参照。
[問]シブヤテレビジョン■03-5428-8793

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ハンブレッダーズ
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