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フレンズが真冬の大阪を灼熱にしたワンマンパーティ

2月2日、フレンズが名古屋・大阪・東京とめぐるライブシリーズの2本目「2019新春ワンマンライブ『プティパーティー！』」を大阪にあるGANZ toi,toi,toiで開催した。2月の寒さを吹っ飛ばすすさまじい熱気にあふれたライブの模様をレポートする。
まずは“盛りあがってるかい？ ビビビ！”(おかもと)のひと吠えから『ビビビ』でライブはスタート。ベースがきいた横ノリにのっけから心地よく揺さぶられ、大クラップと“Yeah！”のコールが巻き起こる。そしてパーティチューンの『パーティーしよう！』へと続け、長島のベースとひろせのラップの掛け合いでさらに大盛り上がり！　また長島のベースが印象的なイントロで引き込む『Wake Up BABY』では、おかもとのハイトーンも響き渡って3曲で早くも最高潮の様相となる。しかし今度は「大阪もっと踊れますか？」(おかもと)と、『夜にダンス』と『NO BITTER LIFE』。やわらかなコーラスやおかもととひろせがやり取りする2ボーカルが気分をグンと高め観客の手はヒラヒラと宙を舞い、センチメンタルなメロディとキラキラしたキーボードの質感がなんともメロウな夜を演出する。ひろせも“僕もすでに8リットル汗をかいております”と言う熱帯夜だ。

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と、ここでしばしのMCブレイクを挟み“ここからは心の情熱をお送りしたいと思います”(おかもと)と中盤戦へ！　すると鳴り出したのは『NIGHT TOWN』。さらに夜の空気が濃くなり、おかもとのガーリーな歌声で綴る“もう会いたいな 会いたいなって”の“胸キュン”キラーフレーズに完全にノックアウトされる。だがまだまだとばかりに『DIVER』で追い打ち。どこか甘酸っぱさの余韻を引き連れながら、高揚感ある曲の展開で気分をさらに引っ張り上げる。そしてひろせのラフなボーカルがリードして進む『またねFOREVER』でも、畳み掛けるドラムでこれでもかと上昇。おかもと＆ひろせのウィスパーで語りかける“3、2、1”のカウントとの緩急もあり、サビのエモーショナルさが胸に迫ってくるようだ。
 
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また、いつものチームワークで繰り広げるMCもグッドムード。“情熱と言えば？”のひろせの問いに、三浦は“バラ”、長島は“大陸”と答えるちょっとした大喜利のような時間も流れ、観客もメンバーもリラックスした笑顔を浮かべる。そんなほっこりしたシーンから次に響き始めたのは『Fisherman』。ひろせのドスもきいたラップがSEKIGUCHIのパワフルなドラムにのってテンションは右肩上がり！　途中、おかもとの“歌い上げ”のコーラスも際立ってコミカルさも十分。“釣れたじゃない 釣ったんだ”のコール＆レスポンスもばっちりキマって気分も上々だ。それはメンバーも同様のようで、おかもとは「お前ら夏は好きかー？」の雄叫び……とくれば『夏のSAYにしてゴメンネ♡』！　切り裂くラップ、クラップ、スイートなメロディ、前のめりのギター＆ベースでオーディエンスを高め、全員ジャンプでフロアが揺れるような感覚に。しかもその後は『タイミング～Timing～』と『フレンズ』という名曲カバーを連投してくるからたまらない。舞台側がひろせ、おかもと、三浦のボーカルリレーを見事に披露すれば、フロア側も“あの”ダンスで応酬し、会場全体でライブを作り上げる。曲後のMCでは“なんでバンド名がフレンズなの？　あ、レベッカの……を、今日回収しました(笑)！”(ひろせ)、“なかなかのフレンズ祭りよ(笑)！”と、本人たちも達成感を感じているようだ。

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だが楽しい時間はあっという間。ライブは“お手を拝借！”(ひろせ)とクラップを伴って、どこか怪しげなメロディとラップで『常夏ヴァカンス』からいよいよラストスパートに突入！　アッパーなナンバーを続けて全力疾走を見せる。『塩と砂糖』ではひろせ、長島、三浦がラインナップし、それぞれ攻撃的なラップとプレイで煽れば、フロアには恒例のバッテンポーズも続出。『オールタイムラブ！』では跳ねるリズムと疾走感、さらにおかもとのさわやかな歌声に、ハンズアップも“Oi、Oi”のコールも発生する。そして、とどめは『love,ya！』……だが今夜は『大阪love,ya！』。全員参加の“パラパッパ”の大コーラスが広がるなか、大阪バージョンの……加えて会場のGANZ toi,toi,toiも組み込んだリリックも飛び出してスペシャル感満点！　観客の手が大きく左右に振られてフェスのような光景のなか「プティパーティー！」は大団円を迎えた。

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friends11.jpg当然、アンコールを求める拍手が止むことはなく“お代わりタイム”へ！　セレクトされたのは最新曲『地球を越えても』と、『ベッドサイドミュージック』。『地球を越えても』のゆったりとしたメロディに合わせてファンの手元でグッズの光るバッジがきらめき、地球規模のスケールを感じさせると、最終の『ベッドサイドミュージック』では、ソフトでせつないおかもとのボーカルと美しい旋律が会場を包み込み、まさにすべての人を夢の世界へと誘ってめくるめく一夜はついに幕を下ろした。

text by 服田昌子



（2019年2月22日更新）


Check

Set List

M01. ビビビ
M02. パーティしよう！
M03. Wake Up BABY
M04. 夜にダンス
M05. NO BITTER LIFE
M06. NIGHT TOWN
M07. DIVER
M08. tonight
M09. またねFOREVER
M10. fisherman
M11. 夏のSAYにしてゴメンネ♡
M12. タイミング
M13. フレンズ
M14. 常夏ヴァカンス
M15. 塩と砂糖
M16. オールタイムラブ
M17. Love,ya!
EC1. 新曲
EC2. ベッドサイドミュージック

Live

『MOSHIFES.2019』
チケット発売中　Pコード：142-382
▼3月9日(土) 16:00
BARKUP FUKUOKA
スタンディング-4500円(要1ドリンクオーダー／整理番号付)
[出演]KEYTALK／フレンズ／MOSHIMO／ユアネス／緑黄色社会
[オープニングアクト]超能力戦士ドリアン
※3歳以上チケット必要｡
[問]キョードー西日本■0570-09-2424


『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2019 - METROCK』
▼5月26日(日) 11:30
新木場・若洲公園
1日券-10000円
[出演]打首獄門同好会／Official髭男dism／THE ORAL CIGARETTES／キュウソネコカミ／Saucy Dog／SUPER BEAVER／the telephones／Nulbarich／04 Limited Sazabys／フレンズ／ヤバイTシャツ屋さん／他
※雨天決行､荒天中止｡詳細は問合せ先まで｡出演者変更に伴う払戻し不可｡入場制限実施の可能性あり｡小学生以上はチケット必要｡未就学児童は保護者1名につき1名まで入場可､但しエリア制限あり｡開場・開演時間は予定のため変更の可能性あり｡無料シャトルバスあり｡公演内容に関する詳細はhttp://metrock.jp/まで｡
[問]ディスクガレージ■050-5533-0888


『百万石音楽祭2019
～ミリオンロックフェスティバル～』
▼6月1日(土)・2日(日) 10:30
石川県産業展示館1～4号館
1日券-7300円
[出演]10-FEET／ヤバイTシャツ屋さん／HEY-SMITH／SHANK／Survive Said The Prophet／a crowd of rebellion／フレンズ／teto／LUCKY TAPES／the telephones／サンボマスター／SUPER BEAVER／打首獄門同好会／PassCode／NAMBA69／ストレイテナー／おいしくるメロンパン／夜の本気ダンス／Dizzy Sunfist／G-FREAK FACTORY／BAND-MAID／SiM／ズーカラデル／SIX LOUNGE／THE PINBALLS／ENTH／39degrees／THE DISASTER POINTS／ROLENT／WOMCADOLE／ある生き物の記録／ハルカミライ／シルエ／Mt.Paiot’s／SECRET 7 LINE／他
※2日通し券あり(Pコード:780-373)｡当日リストバンド引換所にてチケットとリストバンドを引換え｡注意事項､出演者等は公式サイト(http://www.millionrock.com/)にてご確認の上､お申込み下さい｡小学生以上有料｡未就学児童は保護者同伴に限り無料｡未就学児童のみでの入場不可｡
[問]FOB金沢■076-232-2424

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