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「面白いなって思います、こんなに熱くなってる自分がいるのは」
年をまたぐリリースツアーが絶賛開催中!
痛みを抱えて道なき道を行くPENGUIN RESEARCHに迫る
『WILD BLUE/少年の僕へ』インタビュー&動画コメント

 アニメやゲーム音楽から、LiSA、ベイビーレイズJAPAN、天月-あまつき-らへの楽曲提供までを手掛ける堀江晶太(b)と、その表現力を活かし今では声優としても活動する生田鷹司(vo)を中心に、様々なライブサポートやレコーディング等で活躍していた、神田ジョン(g)、新保恵大(ds)、柴﨑洋輔(key)が合流し、’15年に始動。壮絶ハイボルテージな轟音×疾走感漂うポップなメロディを武器に、’17年3月に1stフルアルバム『敗者復活戦自由形』をリリース以降は、ワンマンライブを全公演ソールドアウトさせ続けるなど追い風に乗るPENGUIN RESEARCHがリリースした最新作が、TVアニメ『ゾイドワイルド』の挿入歌/エンディングテーマを両A面に掲げたシングル『WILD BLUE/少年の僕へ』だ。今年はZepp DiverCity(Tokyo)や日比谷野外大音楽堂でのワンマンを成し遂げ、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』ほか多くのイベントやサーキットライブを駆け巡った彼らが、バンドとしてステップアップを果たした怒涛の1年を振り返るインタビュー。『WILD BLUE』に刻んだ“俺達を繋ぐ痛みは ここにある”という一節が、このバンドの1年を、いや、PENGUIN RESEARCHの生き様を表している。先入観も、偏見も、音楽でぶっ壊して道なき道を行け――。年をまたぐ冬のツアーの真っ只中にいる堀江と生田が、その想いを語る。

 
 
’18年は今までで一番実りが多かった
 
 
――’18年を振り返ると、3月にZepp DiverCity(Tokyo)、7月に日比谷野外大音楽堂でのワンマン、そして8月には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』に出演と、今までの活動の中でもステップアップを感じた1年だったのかなと。
 
堀江(b)「本当に仰る通りで、’18年は今までで一番実りが多かった実感があって、いい意味でメンバーの肩の力も抜けてきて。やりたいことに正直になれてる空気はすごい感じます」
 
生田(vo)「僕は地元で保育士をしていたド素人の状態からすでに音楽活動をしているメンバーと一緒にバンドをやることになったんで、最初はやっぱり気張ってたんですね。“メジャーに行ったからには何とかしなきゃ”ってガムシャラに駆け抜けて…たった3年ぐらいですけど、ここにきてようやく自分たちのことをちょっと俯瞰で見れるようになってきたというか。特にこの1年は、初めての大型フェスだったり、野外でのワンマンもあって、ワンマン自体はありがたいことにソールドアウトが続いてて。いい流れの中で勉強することも多かった1年だったなって」
 
――PENGUIN RESEARCHはバンドの成り立ちが特殊というか、地元の同級生で組んだわけでもないし、大学の軽音サークルや音楽専門学校の仲間でもない。だからこそうがった見方をされたりもする。そういう先入観みたいなものをはね返せるのはライブと作品でしかないので、ずっとそれとの戦いの3年間だったと思いますけど、野音いっぱいのお客さんをステージから見たらね、そんな歪な自分たちを支えてくれた愛とエネルギーを感じますよね。
 
堀江「もう今全部、俺らの気持ちを言ってくれた(笑)」
 
生田「ホントに(笑)」
 
堀江「確かに、純然たるロックバンドかと言われると、結構歪なメンバーが集まってるというか。学校の友達だったわけでもないし、ライブハウスで出会って組んだようなストーリーがあったわけでもなかったので、最初の1~2年はまさに“戦い”というか。気にしてるのは自分たちだけかもしれないけど、それによっていろいろ思うところがあったり。でも、シーンに受け入れられようと無理をすればするほど何か違うなっていう気持ちもあったりして…。ただ、そういうことでもがいてたのが今年になって、それこそ野音とかその前のZeppワンマンとかその辺りから、気にするのもバカらしくなってきたというか(笑)、そういうことじゃないよなって」
 
――自分たちのやり方で、自分たちの道を進めばいいんだって、バンドのスタンスが定まってきたからこそ。
 
堀江「そうそう。いい意味でも悪い意味でも、うちらの性質としては“色モノ”っていう一面を確実に持ってると思うんですよ。けど、先入観とか偏見じゃなくて、“いいものはいい”と思ってくれた人たちが、きっと今のPENGUIN RESEARCHのライブに来てくれてると信じてて。自分たちも“いいものはいい”と信じて活動してるので、そういう人たちの前でライブができるのはすごく嬉しい。それに関しては本当に実感があるというか、充実感は大きいですね」
 
生田「正直、初の日比谷野音ワンマンでは、自分たちがやってきたことがどう成就して、楽しみに来てくれた人がどういう顔をするのか、最初は全然想像できなかったんですごい不安だったんですよ。しかも、目の前に想像以上に人がいたんで、実際にステージ立ったときに一瞬飲まれそうになったんです。けど、1曲目を終えた後にみんながすごい笑顔で、心の底から楽しんでる姿が見えて…その瞬間に、“今日はめっちゃいいライブになる”って思えた。改めてライブはみんなと一緒に作り上げるものだと思ったし、最後に“最高だったな”って笑い合えたらそれでいいよなって感じた1日でしたね。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』では、メインのステージに立つバンドを観て勉強しようと思って。今までだったら多分、“すげぇ〜! カッケェ〜!”で終わってたんですけど(笑)、“第一線でパフォーマンスするためにこういうところを気を付けてるのか”とか、いろいろ感じたんですよ。“敵わない”じゃなくて、僕らは僕らなりにやれること、やらなきゃいけないことが見えたので、すごくいい刺激になったなと思ってます」
 
 
好きなモノ作りの世界で、嘘を書いたらおしまいだと思ってる
 
 
――そんな充実した日々を経て9月にリリースされたシングル『WILD BLUE/少年の僕へ』でしたけど、曲自体は野音やフェスの前に作ったはずなのに、今話してくれたことがすでに曲に落とし込まれてたのが不思議だなと。『少年の僕へ』(M-2)なんて、野音で観た景色から生まれた曲に思えるぐらいで。
 
堀江「フフフフ(笑)。俺は自分でも思ってるんですけど、本質的にアーティストというより職人なんですよ。100%アーティストな人間だったら、もっとシンプルに心の奥から言葉が出てくると思うんです。俺はそもそもこのバンドを始める前から、今でもずっとバンドと並行して作曲や編曲の仕事をしてるのもあるんですけど、何かオーダーがあるとか、どのアーティストに曲を提供するとか、この映像に、その漫画に、あのアニメに、というお題があって、その人その人に似合う服を作るみたいな作業が好きなんですよ。それはPENGUINでもそうで、どこかPENGUIN RESEARCH用のタイアップソングを作るような感覚もあって」
 
――中の人なのに、PENGUIN RESEARCHから次のシングル曲をオーダーされて作ってるみたいな(笑)。
 
堀江「そう。PENGUIN RESEARCHっていうストーリーの挿入歌を作ってる感じ。そして、生田鷹司という人間のキャラクターソングを作ってる。そういう感覚もこのシングルにはやっぱり入ってるので、何となく野音のこともイメージしてましたし。例えば、PENGUIN RESEARCHっていうアニメがあって、この章では野音という場所に冒険しに行く(笑)。その章のオープニングテーマみたいな節はありますね」
 
――逆に言うと、自分自身がステージに立つバンドをやってるのは、他の作家さんとは違うところかもしれないですね。いち商業作家なら、100%アニメのための曲でもいいわけで。
 
堀江「そうですね。確かにバンドもやっちゃってる以上、100%自分を無視することは無理なので、そこにどうしても自分が入っちゃうのは、それはそれで面白い経験だなっていうのはありますね」
 
――『WILD BLUE』(M-1)のデモをもらったとき、生田さんはどう思いました?
 


生田「もう入りから掴まれて、いい曲だなと思って。あと、最近PENGUINがやってきたサビの展開とちょっと違ったんですよね。今回は本当にサビ頭から突き抜けるように空が見えるというか…そこにいざ歌詞が乗ってきたとき、僕は自分の中にある少年の心で、アニメや漫画の熱血主人公のような気持ちで歌いたいなと思って」
 
――堀江さんも、“自分が子供の頃に聴いてもカッコいいと思う曲”という意図だったことを考えると、見事にマッチしてますね。この曲の疾走感と轟音はめちゃくちゃ気持ちいいし、この手の音をここまでポップに聴かせられるのは、やっぱりPENGUIN RESEARCHの個性だなと。ライブでも盛り上がりそうな曲ですね。
 
生田「最近はフェスとかサーキットの30分の尺でやることも多いんですけど、この曲を今までのセトリのどこに入れても効果を発揮してくれる(笑)。初めて野音で披露したときから、今までずっと歌ってきたぐらい馴染んでますね」
 
――ただ、どちらの曲にも感じるんですけど、『WILD BLUE』の“俺達を繋ぐ痛みは ここにある”とか、『少年の僕へ』だったら、“情熱や 諦めとか 夢や 過ちや さよならが/たからものに変わるのを もうすぐ知るはずさ”とか、ただいいことだけを言わないじゃないですか。痛みとか辛さを内包しながら前を向くところが、歌詞の特徴だなと。
 
堀江「これはもう俺の悪い癖で(笑)、本当にその通りで。完全にポジティブに書きたかったんですけど、それだけだと嘘を書く感じがしちゃって。毎回そうなんですけど、前向きに書こうとはするんですけど、絶対にどこかでお茶を濁さないと俺の中でしっくりこないというか」
 
――人生だって楽しいことだけじゃないですもんね。でも、楽しいだけでも楽しくないじゃないですか、やっぱり。
 
堀江「そうそう。生きてて人と話してたら、毎回毎回、全部が本心なんて無理だから、そういう意味では嘘っていっぱいつくことになるだろうし、自分もいい顔をするところがあるから(笑)、日常生活で思ってもないことを言っちゃうときもあるんですよ。でも、好きなモノ作りの世界で、嘘を書いたらおしまいだと思ってるし、嘘を書くぐらいなら、ちょっとぐらいヘンでも正直に書こうと努めてる。そうせずにはいられないところは強くありますね」
 
――それが職人のプライドというか、ピュアネスというか。
 
 
自分は何者にもなれないと思ってた過去の自分に対しても
この曲を歌ってあげたいと思った
 
 
――ちなみに、『少年の僕へ』は今までで最速でできた曲らしいですね。
 


堀江「本当に作曲は5分とかですね。家でギター持って鼻歌を歌ったのをスマホで録ったら、意外といい感じにできて。歌詞も、“昔の自分に向けて何を言おう?”っていうテーマで、延々とメモした長い文章から大事なワードを抜粋してメロディに当てはめただけの作業だったから、あまり詞を書いてる意識じゃなかったのですぐにできましたね」
 
生田「僕の中では、この曲は『WILD BLUE』と違ってちょっと大人なんですよね。大人の自分から少年の自分に手紙として届けるというか。“優しさは常に忘れずにいたい”という想いを念頭に置いて歌いましたね」
 
――それで言うと、『少年の僕へ』は今のPENGUINが結成時のPENGUINに伝える歌にも取れるというか。
 
生田「あ〜そうかも。僕からするとPENGUIN RESEARCHに向けてもそうですけど、上京したばかりの、自分は何者にもなれないと思ってた過去の自分に対しても、この曲を歌ってあげたいと思ったんですよ。この間、ファンクラブ限定ライブですごく思い入れのある新代田FEVERに立ったときも、“そう言えばあの頃の自分はすごい不安で、これから先の未来をいろいろと不安に思ってたけど、君が信じてやりたいと思った道は間違ってなかったよ”って、今なら言ってあげられると思った。そう思ったときに、“僕の歌”になったんですよね。自分の中でこの曲が昇華されたというか。なので、レコーディングしたときと今とでは、ちょっと歌い方が違うと思うんですよね」
 
――ただね、すごく血が通った両A面に対して、カップリングには1つ問題があって。今作のトレーラー映像のYouTubeのコメント欄で、みんな『ハードロック★パラダイス』(M-3)に食いついてる(笑)。
 


生田「アハハ!(笑) そうですね」
 
堀江「ただ、メンバー的にも」
 
生田「イチオシです!(笑)」
 
堀江「何となくメンバーと“ハードロックやろっか”みたいな話になって、“じゃあ本当に作るね”って(笑)。両A面の2曲を書いた段階でPENGUINとして、俺として、言いたいことが全部書けたんで満足してて、もう何もなかったんですよ、言いたいことが(笑)。とは言え、“何となく”で熱いことを書くわけにはいかないので、思ってもないことを書くぐらいだったら、真面目にふざけた方が正しいなと思ったので、結果こういうことになりました(笑)」
 
――この曲の歌詞ではメンバーの特徴が愛とユーモアを交えて書かれていますが、遊び過ぎでしょ(笑)。
 
堀江「歌詞に名前も出てきてるから、脱退できないしね(笑)。この曲はさっきも話したように、肩の力が抜けてきた象徴だと思ってて。まぁちょっと力が抜け過ぎた節もあるんですけど(笑)。でも、俺がこういう曲を作れたことより、それをメンバーがいいねと言ってくれて、スタッフさんもOKしてくれて、今のPENGUINでリリースまでできたことがデカいなと思ってて」
 
――この遊び心をちゃんと理解した、メンバーとスタッフがいてくれる。
 
堀江「まだまだ気を抜いてはいけない時期の大事なシングルでこれを出せたのは、大きな進歩というか財産だなって感じてます。これができるってことは何でもできるから、PENGUINはまだまだいけるなって」
 
 
“次のPENGUIN RESEARCHはどうなるんだ!?”って
ワクワクさせるようなバンドになりたい
 
 
――PENGUIN RESEARCHにとってライブは今どういう場になってます? 何か心持ちは変わったりしました?
 
生田「毎回全力でライブをするのは全然ブレてないんですけど、視野が広がってきたのはありますね。もちろん今も自分のことで精一杯というか必死ですけど、いつも思うのが“本当に目の前の君がいないとライブはできないんだぞ”っていうことで。それこそ初めましての方がいっぱいいるサーキットとかフェスに出たときは、どうしたって曲を知らない人がいるじゃないですか? そこで今までだと勢いだけで行ってたところに(笑)意味を持たせるというか、“どうやってみんなと一緒に楽しもうか”と考えるようになってからは、ライブがさらに楽しくなりましたね。例えば、初めての人は曲を知らないから静かに観てる人もいるわけじゃないですか。けど、そういう人が1つ笑顔を見せてくれたら僕はもっと嬉しいし、そういうことを心の片隅に置きながらライブをやること自体が楽しいんで」
 
堀江「これは悪い意味じゃなくて、今までは満足できたはずのことが、ちょっと物足りなくなってきてるんですよ。半年前はそんなこと思いもしなかったから、今が一番成長できてるし、今が一番自分ともメンバーともお客さんとも向き合えて前に進めてる。これは『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』以降の話で、“今感じてる物足りなさ何だろう?”ってライブの中で感じながら、それをちょうどまとめてる時期ですね」
 
――それがチューンアップされて、この冬のツアーにはいい感じに仕上がってるかもしれない。でも、面白いですね。家にこもり切りで曲を作ってたような人が、今では人前に出て、時には太陽の下でライブしてるのは(笑)。
 
堀江「ホントですよ、そんなことは絶対に起こらないと思ってたのに(笑)。面白いなぁって思いますね、こんなに熱くなってる自分がいるのは」
 
――逆にまっさらの状態で音楽の世界に入った生田さんは、この3年でどう成長したと思います?
 
堀江「いや、もうバケモンみたいなもんですよ、マジで(笑)」
 
生田「フフフフ(笑)」
 
堀江「この人は基本的にはごく普通の人なんですけど、“練習する才能”がすごいんですよ。本当に理解の域を超えてる(笑)。彼はその異常なオタク気質が練習にも反映されるタイプで、喉を守りたいから真夏でもエアコンを使わないのは当たり前で、毎日窓を閉め切ってマスクをして首にネックウォーマーを巻いて寝てましたし、ボイトレの先生にオススメされた歯が1つずつしかないヘンな下駄があるんですけど」
 
――天狗みたいな感じね(笑)。
 
堀江「そうですそうです。この人は家でもずっとそれを履いて過ごしてるんで(笑)。そういうことをやっちゃうタイプなんで、バンド組んでから1人だけちょっとおかしいスピードで成長してる(笑)。元々は本当に一般人だったんで僕らの方がスキルもあったんですけど、あっという間にパワーアップしていくから、PENGUIN RESEARCHの精神力はやっぱりボーカルから生まれてるんだなぁって感じるので」
 
――本当にまっさらなキャンバスだったから、吸収力がすごいんでしょうね。ヘンに知恵が付いてたら、“そんな下駄、歌と関係あるんですか?”とかなってたかもしれないけど(笑)、よくなるためには努力を惜しまないという。
 
生田「他の人より凝り性だなっていうのは、思います。何事もやってみないと分からないんで、否定せずにまずやってから、自分で判断することに重きを置いてます。その下駄にしても、履いてみて何も感じなければそれで終わりでいいんですよ。ただ、履いて自分なりにいろいろ試してみたら、確かに感覚が変わった。“あれ? この方がいいぞ”と思ったら、僕はそれを徹底的にやるので。例えば、ダイエットするにしてもいろいろな方法があって、それを自分で研究していくのが楽しいんで。ゲームとかもそうですけど」
 
堀江「この人は健康器具も好きで、(生田)鷹司がいっぱい買って検討してきた中で一番いいとリハスタに持ってきたのが、“骨盤職人”っていう本当に何でもない木のボールが2つあるだけの健康器具なんですけど、マジでよくて。最終的にはメンバーが全員買うっていう(笑)」
 
生田「昔から自分の好きなことには徹底的にこだわって、他はどうでもいいみたいなタイプで(笑)、“勉強なんてどうでもいいわ、俺はゲームのために生きるんだ”っていう感じだったんですけど(笑)、ここにきて音楽が仕事になって、追究するのが好きなんでやるようになった感じですね」
 
――さっきのライブの話にも近いものがありますね。そんな個性的なメンバーが揃ったPENGUINですけど、’18年を締めくくる年末のライブに向けて、最後の言葉をいただきたいなと。
 
生田「本当にこの1年は実りのある年で、自分たちがもっと前に進むために今何をすべきか、何ができるかを模索してる最中で。ライブでは僕らが今持ってるものを出し切るのもそうですけど、’19年につながるものにしたいと思ってて。“次のPENGUIN RESEARCHはどうなるんだ!?”って期待させる、ワクワクさせるようなバンドになりたいし、そういうライブをしていきたいので」
 
堀江「そうだね。次につながるライブができてさえいれば、今のPENGUINはそれでいいんだっていう感じはする。ライブは本当なるようになるから」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2018年12月18日更新)


Check

Movie Comment

このテンションの差と(笑)初サイン話
堀江(b)&生田(vo)の動画コメント!

Release

TVアニメ『ゾイドワイルド』を彩る
挿入歌とエンディング曲を両A面で!

Single
『WILD BLUE/少年の僕へ』
発売中 1296円(税別)
SACRA MUSIC
VVCL-1292

<収録曲>
01. WILD BLUE
02. 少年の僕へ
03. ハードロック★パラダイス

Profile

ペンギン・リサーチ…写真左より、新保恵大(ds)、堀江晶太(b)、神田ジョン(g)、生田鷹司(vo)、柴﨑洋輔(key)。以前よりアニメソングやゲーム音楽等を多く手掛け作編曲家として活動していた堀江とネットを介して運命的な出会いを果たした生田を中心に、様々なライブサポートやレコーディング等で活躍していた神田、新保、柴﨑が合流し結成された5人組ロックバンド。‘15年よりライブ活動を開始し、16年1月にTVアニメ『デュラララ!!×2 結』エンディングテーマとなったシングル『ジョーカーに宜しく』でメジャーデビュー。その後も、TVアニメ『マギ シンドバットの冒険』オープニングテーマ『スポットライト』、TVアニメ『ReLIFE』オープニングテーマ『ボタン』と立て続けにタイアップ曲をリリース。’17年3月に1stフルアルバム『敗者復活戦自由形』をリリース以降、ワンマンライブを全公演ソールドアウトさせている。’18年9月12日には4thシングル『WILD BLUE/少年の僕へ』をリリース。『WILD BLUE』はTVアニメ『ゾイドワイルド』挿入歌に、『少年の僕へ』は第1クールエンディングテーマに起用された。また、生田は幼い頃からアニメやゲームが好きだったことをきっかけに声の演技にも興味を持ち、声優としても活動中。

PENGUIN RESEARCH
オフィシャルサイト

http://www.penguinresearch.jp/

Live

現在開催中の真冬のツアーに続き
過去最大規模の春のツアーも発表!

 
『Penguin Go a Road 2018-19
「WILDに行こうぜ!」』

【千葉公演】
▼12月2日(日)柏PALOOZA

【愛知公演】
Thank you, Sold Out!!
▼12月25日(火)名古屋クラブクアトロ

Pick Up!!

【大阪公演】

Thank you, Sold Out!!
▼12月26日(水)19:00
梅田クラブクアトロ
オールスタンディング4000円
夢番地■06(6341)3525
※3歳以上は有料。客席を含む会場内の映像、写真が公開される場合がありますので予めご了承の上、ご購入ください。

【東京公演】
Thank you, Sold Out!!
▼1月3日(木)・4(金)TSUTAYA O-EAST


『Penguin Go a Road 2019』

【千葉公演】
▼5月3日(金・祝)柏PALOOZA
【栃木公演】
▼5月25日(土)HEAVEN'S ROCK
Utsunomiya VJ-2
【群馬公演】
▼5月26日(日)高崎 club FLEEZ
【福岡公演】
▼6月1日(土)Fukuoka BEAT STATION

Pick Up!!

【大阪公演】

一般発売3月2日(土)
Pコード138-839
▼6月2日(日)17:00
なんばHatch
1Fスタンディング4320円
夢番地■06(6341)3525
※3歳以上は有料。客席を含む会場内の映像、写真が公開される場合がありますので予めご了承の上、ご購入ください。

【宮城公演】
▼6月21日(金)仙台 Darwin
【北海道公演】
▼6月23日(日)KRAPS HALL
【愛知公演】
▼6月30日(日)ボトムライン


Comment!!

ライター奥“ボウイ”昌史さんの
オススメコメントはコチラ!

「初取材となったPENGUIN RESEARCHでしたが、まぁ2人のキャラクターが両極端。作家でもある天才肌の堀江さんの発想はやっぱり普通のバンドマンとは違うし、いいことだけ言わないところは音楽でもインタビューでも一貫してる。音楽で嘘をつけない誠実さは、本当に信頼できます。かと思えば、明るく朗らかな生田さんは、音楽以外のいろんなことを質問したくなるぐらい意外にクレイジーで奥が深い(笑)。天真爛漫にやってのけちゃう“まっすぐさ”というか。だから、堀江さんが割と無理めのキー設定にしても、頑張って歌えるようになっちゃうんでしょうね。あと、“骨盤職人”絶対欲しい(笑)。無論、僕も『ハードロック★パラダイス』には触れざるを得ないんですが、バカテクで弾きまくり歌いまくる過剰さが最高! 世の中の★が入ってる曲は、たいていフザけてますから(笑)。ライブの盛況ぶりしかり、いつでもシーンのド真ん中に打って出られる楽曲を製造し続けるPENGUIN RESEARCHだけに、時が来れば一気にブレイクするかも!?」