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「ちゃんと自分の尺度で自分の幸せを計れる人でありたい」
言葉にならない気持ちを信じて、諦めも自分も受け入れて進め
不器用に輝く愛しき才能、ヒグチアイの夢の途中――
『日々凛々』インタビュー&動画コメント

 “あなたは今、幸せですか?”と問われたら、いったい何と答えるだろう? 幸福でも不幸でもない曖昧な日々を生きるあなたに投げかける、ヒグチアイのメジャー2ndアルバム『日々凛々』には、同じように自問自答する28歳の1人の女性が出した、全10曲の精一杯の答えが息づいている。大いなる予感を秘めたスタンダードなポップスから、世の男性を震え上がらせるファニーな浮気撲滅ソングまで(笑)、葛藤の渦の中で生み出した充実の楽曲群を語る、ヒグチアイインタビュー。’16年にメジャーデビューを果たした傑作『百六十度』から1年半、変わりゆく環境と変われない自分の狭間で揺れ動き、叫べど叫べど届かない広大なミュージックシーンで不器用に輝く才能が、あなたの人生に出会うその日まで。目に見えない、言葉にならない、確かな気持ちを信じて――。

 
 
めっちゃ気になるし、めっちゃエゴサーチしてますよ(笑)
 
 
――リリース後の反響を感じて、何か思うところはありますか?
 
「自分が思っていたのと違う曲がいいって言われたりもしたので、やっぱり出してみないと分からないもんですね。お客さんによく言われたのは『不幸ちゃん』(M-8)で、みんなこういうのが好きなんだなぁって」
 
――世の男性が震え上がる、こんなバズりそうな曲を書いといてあなた(笑)。前アルバム『百六十度』(’16)は、音楽を続けるのか辞めるのかという人生の岐路を越えた後の作品だったけど、今回はそれとはまた違う感覚よね。
 
「まぁ、この1年半は辞められないというか、辞めちゃいけないなんで(笑)。前向きな話で言えば、もっともっと広がっていかなきゃっていうのはあるんですけど、『猛暑です e.p』(’17)を出してから、どんな曲が人に聴かれて話題になるのか、戦略的なこととかもいろいろ考え出して…」
 
――リリースすればリアクションが蓄積されるから、良くも悪くも自分の中にデータができちゃうよね。
 
「そうなんですよね。何かあんまり純度が高くないこともいろいろ考えたりして…“じゃあどうすんの? 結局できんの?”みたいなところで、私はそんなに器用じゃないし、“考えても分からないんだから、自分に嘘をつかないでやるしかない”っていうところには落ち着いたアルバムでしたね」
 
――孤高の雰囲気漂うヒグチアイと言えども、やっぱりいろいろと気にはなるんやね(笑)。
 


「めっちゃ気になるし、めっちゃエゴサーチしてますよ(笑)。例えば、『わたしはわたしのためのわたしでありたい』(M-1)は、“彼氏いたってお金あったって/つらくなることないですか?”っていう歌詞で始まりますけど、“彼氏がいてお金があるヤツが世界一不幸だって言うなよ” みたいなことが書かれてたりして(笑)」
 
――まぁ、ごもっともだし(笑)、そういう反響はあるだろうなと思ってはいても、いざ言われたら。
 
「やっぱりカチンとはきますよね(笑)。でも、ファンの人たちはどの曲が好きで、新たに聴いてくれた人はどこがいいと思ったのか…そういうのはやっぱり気になりますから。その人のプロフィールとか、他に何を呟いてるのかも見たりして、“あ、こういうふうに思うんだ”っていうところから曲を作ったりもしますし。時々SNSなんてなければいいのにって思いますけど(笑)、そういう意見を見て胸が苦しくなるくせに、良くも悪くも自分は器用にそれに応えられないのも分かってるから、見ていられるのかもしれないですけどね」
 
 
後悔ばっかりだけど、それ以外の方法では生きられなかったよなぁと
 
 
――『猛暑です e.p』以降に書き下ろした曲がほとんどという意味では、『日々凛々』はヒグチアイのこの1年半の近況みたいなところはありますね。
 
「もうそればっかりですね。昔からずっと同じところをグルグルしてますけど、1つ答えが出たというか。それは、あの頃思っていた“諦め”は、諦めじゃなかったんだなっていうことで。18歳くらいの頃は大人はどんどん諦めていくものだと思ってたので、逆に“絶対に諦めないぞ”とずっと思ってたんですけど、結局、諦めなんじゃなくて、受け入れていかないと生きていけないなって、ちゃんとマイナスじゃなく思えるようになってきた感じですかね」
 
――まさに大人になったというか。
 
「ね。でも、まだ全然ですけどね。すぐに怒るし、すぐにイライラするし(笑)」
 
――今作を聴いた印象としては、前作以上にめっちゃヒグチアイな感じがしました。
 
「これから私ばっかり曲に出てきちゃったらどうしよう(笑)。人に言われてそれしか書けないことに気付きました。 “そんなに自己紹介してる?”っていう(笑)。そんなつもりじゃなかったのに…ちょっと恥ずかしかったです」
 
――今作のライナーノーツもすごくて、こんなにも人に裏切られることを心配して生きている人がいるのかと(笑)。
 
「ホントそれを伝えたい(笑)。このインタビューを読んだ人は、ヒグチアイを裏切らないでほしい(笑)」
 
――アハハハハ!(笑) やっぱり環境から作られた人格が、ヒグチアイの音楽にはすごく関わってる。
 
「その辺はめっちゃ出てますよね。後悔ばっかりだけど、それ以外の方法では生きられなかったよなぁとも思って、それを受け入れるというか」
 
――中学の頃の私はこうでも、高校ではまた違う私というか、中学編、高校編、大学編、社会人編みたいに、属するコミュニティが変わる/変える=自分の物語を変えていける人もいるのに、ヒグチアイの情念の燃費のよさ(笑)。
 
「もうちょっと楽に生きたかった(笑)。今考えれば、他に方法があったのかもしれないですけど…人がたくさんいるところで、面白くなくても笑えないと友達ができない時期ってあるような気がして。その頃から、やっぱり人と付き合うこと=難しいことかもと思ってたんで、私はずっと変わらないんだなって」
 
――でも、そういうヒグチアイだからこそ書けた曲が今回は特に多いというか。今作の核になったのが『わたしはわたしのためのわたしでありたい』と『わたしのしあわせ』(M-6)ということですけど。
 
「私は石橋を叩いて渡らないというか、すごくいろんなことを確認するくせに、結局やってこなかった人生だなと思っていて。28ぐらいにもなると周りの友達を見ても、結婚もそうだし、仕事で海外に行くとか、みんな自分で人生を選んで生きていってる。私は音楽は何となく流れで続けてこれたけど、ただ辞めるっていう選択肢を選べなかっただけで。じゃあ私は何のために歌ってるんだろう? 自分にとっての幸せは何なんだろう? って考えたとき…選ばなくてもやってこれたなら、それはそれで幸せだなと思えたんですよ。幸せの中にいて、だけど何か物足りない。それがメジャーデビューした後なんだと思います。“私は現状に全然満足してないんだ”って、この2曲で最初に書きたかったんだと思います。さっきの話じゃないですけど、“彼氏がいてお金があるだけ幸せじゃん”って言われたら、確かにそうだとは思うんですよ。でも、そこじゃなくて、ちゃんと自分の尺度で自分の幸せを計れる人でありたいっていうのは思うところですね」
 
――SNSでいろんな価値観を目にする時代だからこそ翻弄されるけど、結局、周りの幸せで自分を計っても、それが本当の幸せかは分からないもんね。
 
「今後、何が私の答えになっていくのかは分からないんですけど、やろうと思ったことをちゃんとやっていったら、その先の憧れに近付けるかもしれないなと思って。今はその最中ですね。でも、難しいです。ドキドキします、新しい場所に行くときは。知らない人ばかりの知らない生活に食い込んでいくってどうなんだろうと。その結果、もっとヒグチアイらしい曲になるのか、違う人のことを書けるのかは分からないですけど。でもね、これでも私、めっちゃ人のことを書いてるつもりなんですよ(笑)」
 
――え? ヒグチアイが携帯をいじってる映像がめちゃくちゃ浮かびますけど(笑)。
 
「アハハハ!(笑) ホントみんなに言われるんですけど、私自身の曲は2曲くらいしかないと思ってるんで(笑)。それを“全曲ヒグチアイらしいね”って言われると、“あれ?”っていう(笑)」
 
 
浮気ってホント…何でされるんですかね?(笑)
 
 
――問題の『不幸ちゃん』の歌詞には、“履歴のインフォで通話時間を見る”、“写真のチェックは風景も外さない/一人でこんな場所に行くはずないじゃん”、“上司とさし飲みでカシオレ?/女子力刻む ポケットのレシート”、“フォロワーチェックにいいね!や鍵アカも”etcって…ホンマ世の男性を代表して言うけど、今すぐやめてください(笑)。
 
「アハハハ!(笑) 何で男の人はそんなものを残しておくんですか? 女の人は絶対に消してますよ」
 
――男はなぁ…何だか分からないけど“大丈夫”って思っちゃう(笑)。結末が見えてるのに同じことを繰り返すのは何なんだろう? 楽観的なのかな?(笑)
 
「ホント考えを改めた方がいいですね(笑)。まぁ、楽観的というか、気にしてないというか、覚えてないみたいな。他の人に一生懸命になるとそんなことはどうでもよくなっちゃって、その隙に見られる(笑)。女の人は携帯をチェックしてる人はやっぱり多いですよ。でも、怪しいから見るんですよ。怪しくなかったら見ない。ただ、積み上げてきたものがあるから、見たら終わっちゃうのは悲しい。浮気ってホント…何でされるんですかね?(笑) 束縛が厳し過ぎるとかも聞きますけど…そもそもそんなに愛されてないんだと思うんですよ。逆に、相手のことがすごい好きな人で、浮気してる人はあんまり見たことがないし」
 
――ただ、そこまで好きになる恋って、人生にそんなにあるのかな?
 
「だったら付き合った後、逆にどうやって浮気せずに暮らしていけるんですか? 倫理観みたいなものですか?」
 
――倫理観と、この関係性を壊すリスクを犯すほどの価値があるのかとか。まぁ2人の関係が安定してないときとか、満たされてないときは、そうなり得るかも。
 
「そうですよね。でも、その安定感も難しい話じゃないですか。こっちはすごい好きだよって伝え続けても、何で浮気するのっていう(笑)。もう永遠の謎。この曲には友達の実話とかも入ってるんで、本当に気を付けた方がいいと世の男性にはお伝えしておきます(笑)」
 
――もう何のインタビューだよっていう(笑)。でも、このお題も何だかヒグチアイのアルバムでは恒例のお楽しみ、みたいになってきましたけど(笑)。
 
 
求められなかったら歌う意味はない
 
 
――個人的には、『永遠』(M-2)『コインロッカーにて』(M-3)みたいなアッパーな曲が好きですね。
 


「嬉しい。私も好きです。だけど、あんまり書けない(笑)。そういうタイム感で生きていないのか、やっぱり早いなこの曲って思いますね(笑)。アップテンポな曲を聴くのは好きだからそういう曲を書きたいんですけど、言葉数は多くなるし、リフも早いし、コード感は複雑にしたいし、とか思ってると書くのは大変ですね」
 
――かと思えば、続くミドルバラードの『かぜ薬』(M-4)『玉ねぎ』(M-5)の歌詞は、本当に素晴らしいなと。
 
「この辺は昔からのファンも好きそうなテイストですね。個人的には『玉ねぎ』はバラードなのに3分台で終わってるところがポイントで。バラードでも長くなり過ぎないっていうのは、最近すごく意識してるところですね。長いとラジオとかでも間奏で切られちゃったりするんで、1曲全部流してほしいと思うとね」
 
――そういうところはメジャーデビュー以降のプロ意識ですね。ただただ言いたいことを書くだけでは終わらない。
 
「うんうん。そのせいで聴かれなくなるぐらいだったら、短くて素晴らしい曲を作ろうっていう気持ちに変わったのは、いろいろとリリースさせてもらったからこそなのかなって。あと、自分が分からないところは人に任せる。アレンジしてもらった曲もそうですけど、アー写もそう、MVもそう。その辺に強いこだわりがあるとか頑固な感じではないので、人に任せたらどんな感じになるんだろう?っていう。やってすごくよかったと思います」
 
――あと、『わたしのしあわせ』なんかを聴いてると、やっぱり女性ならではの音楽だなと思いますね。
 
「その感じは昔より特に強くなりました。やっぱり女の人に分かってもらいたいのもあるし、聴いてくれる人を増やしていきたい。ライブでみんなが歌える曲があったらいいなとか、曲を書く経緯はいろいろあるんですけど、ちょっと違う盛り上がり方というか、お腹の底からだんだんアガってくる感じの曲があったらいいなって。いろんなことを考えて作った曲ではあるので自分らしくはないかもしれないけど、結構好きな曲ですね」
 
――ただ、今作で『ぽたり』(M-7)だけは21歳の頃に書いた曲だと。このタイミングで入れようと思ったのは?
 
「自分でもいい曲だけど地味だなってずっと思ってたんですけど、周りからようやく“いい曲だね”って言ってもらえて(笑)、弾き語りの1曲として入れました。あの頃から1周回ったような感覚もあって、それが何かこのアルバムらしいなって。ただ、さっきの話をしといてあれですけど、この曲だけすごく長くなっちゃった(笑)」
 
――そして、最後の『癖』(M-10)は、前作における『備忘録』(‘16)さながら、まさにヒグチアイの音楽人生で。
 
「こういう曲を書くのはすごく好きで、これならずっと書いていけるぐらいですね。アルバムに1曲っていう感じで、いつでも帰ってこられる場所というか、親とか家とかそういうイメージで書きました。このアルバムの最後を締めるのはそういう優しい曲になったらいいなって。自分の癖によって生かされてることっていっぱいあると思うんですよ。知らないうちにやっているそういうことが、その人のらしさだったり個性だったりするのかなって」
 
――それこそ、今回はそういうヒグチアイの癖というか、らしさがより表に出てきたような作品で。前作『百六十度』が素晴らしい出来だったからどうなることかと思いましたけど、またこんなアルバムが作れたのはすごいなと。東阪でのリリースワンマンに向けては何かありますか?
 
「去年の11月ぐらいからほとんどバンドでしかライブはやってないので、その集大成じゃないけど、ちゃんとバンドっぽいヒグチアイを、足し算じゃなくて掛け算になってるライブを観せられたらなって」
 
――改めて、前作からの自分と変わったと思うところは?
 
「音楽をちゃんとお仕事にさせてもらえてる=求めてもらえてるから、そこはありがたいところですよね。続けることをずっと意識してるし、その上で自分が何ができるかはこれからも考えていきたいですけど、求められなかったら歌う意味はないんで。そこは変わらないですね。『わたしはわたしのためのわたしでありたい』と歌っておきながら、やっぱり聴いてもらいたいから曲を作ってるんで」
 
――『日々凛々』、そういう生き方ができれば、これからもヒグチアイはいい音楽が作れるような気がします。
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 




(2018年7月13日更新)


Check

Movie Comment

ワールドカップ感満載で送る(笑)
ヒグチアイからの動画コメント!

Release

ジャケットは池辺葵描き下ろし!
約1年半ぶりとなる充実のフルアルバム

Album
『日々凛々』
【初回限定盤DVD付】
発売中 2778円(税別)
テイチクエンタテインメント/
TAKUMI NOTE
TECG-30121

【通常盤】
発売中 2407円
TECG-26122

<収録曲>
01. わたしはわたしのための
わたしでありたい
02. 永遠 
03. コインロッカーにて
04. かぜ薬
05. 玉ねぎ
06. わたしのしあわせ
07. ぽたり
08. 不幸ちゃん
09. 最初のグー
10. 癖
※通常盤のみボーナストラック
『きっと大丈夫』収録

<DVD収録内容>
・新録『ぽたり』&ライブ定番曲『わたくしごと』のスタジオ弾き語りライブ映像と、『わたしはわたしのためのわたしでありたい』Music Videoを収録

Profile

ヒグチアイ…平成元年生まれ、シンガーソングライター。生まれは香川県、育ちは長野県、大学進学のために上京し、現在は東京在住。2歳の頃からクラシックピアノを習い、その後バイオリン、合唱、声楽、ドラム、ギターなどを経験、様々な音楽に触れる。18歳で鍵盤弾き語りをメインに活動を開始。’16年、アルバム『百六十度』でメジャーデビュー。‘17年7月にはミニアルバム『猛暑です e.p』をリリース。表題曲『猛暑です e.p ver』は、30局を超える全国のラジオ局でパワープレイを獲得(オリコンが発表する7月度FMパワープレイ獲得ランキング[邦楽部門]で1位)。同夏には『FUJI ROCK FESTIVAL’17』『RISING SUN ROCKE FESTIVAL 2017 in EZO』への出演も果たす。メロディアスな高速ピアノリフに乗せた、まっすぐに伸びるアルトヴォイス。ピアノと一体になった小さな身体から振り絞られる熱情が、時にたおやかな美しさを、時に心かきむしられる焦燥を、時に喪失の中の光を描く。叱咤激励を感じさせるその歌声は、老若男女問わずじわじわと中毒者を増やし続けている。’18年6月20日にはニューアルバム『日々凛々』をリリース。

ヒグチアイ オフィシャルサイト
http://higuchiai.com/

Live

バンドを従えた東阪ワンマンツアー
8月にはイベントでも大阪へ!

 
『HIGUCHIAI
 band one-man live 2018』

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード106-173
▼7月16日(月・祝)18:00
心斎橋JANUS
自由4500円
サウンドクリエーター■06(6357)4400
※未就学児童は入場不可。

チケット情報はこちら


【東京公演】
チケット発売中 Pコード106-788
▼7月21日(土)18:00
shimokitazawa GARDEN
全自由4500円
ソーゴー東京■03(3405)9999

チケット情報はこちら

 

Pick Up!!

【大阪公演】

『サウンドクリエーター特別興行
「サンクリ夏休み!2018」』 New!
チケット発売中 Pコード113-807
▼8月16日(木)13:00
なんばHatch
学生スタンディング2000円
おとなスタンディング2500円
[出演]Age Factory/ENTH/SIRUP/Neighbors Complain/ハルカミライ/Hump Back/ヒグチアイ/PELICAN FANCLUB/他
[オープニングアクト]突然少年
サウンドクリエーター■06(6357)4400
※小学生以上は有料、未就学児童は無料(大人1名につき子供1名まで同時入場可)。【学生スタンディング】入場時に学生証ないし年齢確認のできる身分証のご提示をお願いいたします。

チケット情報はこちら

 

Column1

「続けるっていう気持ちが
 ちゃんと続くように」
デビュー以降の気付きや葛藤
恋愛観から人生観までが形を成した
ヒグチアイ流の夏ポップ!
『猛暑です e.p』インタビュー

Column2

「1億3千万人の人に
 好きになってもらいたい」
たくさんの後悔と痛みを昇華する
あの日の音楽。ちゃんと“失くした”
ヒグチアイが劇的進化と変化を
遂げた驚異のメジャーデビュー作
『百六十度』インタビュー

Comment!!

ライター奥“ボウイ”昌史さんの
オススメコメントはコチラ!

「今回のインタビューの見どころは、やはり中盤の浮気問答でしょうか(笑)。『不幸ちゃん』ホントこえー! やめてー!(笑) そんな今作の制作中、去年末の『MIO MUSIC 2017』で会ったときの彼女は悩んでます感ありありでしたが、その行く末に生まれた『日々凛々』は、傑作『百六十度』という前作の高い壁がありながら、またもそれに匹敵するクオリティの作品に。彼女はポーカーフェイスでいろいろ翻弄されてても割と分かりにくいんですが(笑)、今作を聴いているとそんな彼女の不安も吹き飛ぶぐらいの、問答無用のポテンシャルとスケールを改めて感じます。そう、毎回彼女はそれぐらいの作品を作っているので、どのタイミングで出会っても大丈夫。やっぱり女性にこそ聴いてほしいアーティストです。ヒグチアイの楽曲を肴に男女で呑むのも面白そうだなこりゃ(笑)」