インタビュー&レポート

ホーム > インタビュー&レポート > “肉体的でハード”なライブをその目で! MOP of HEADインタビュー


“肉体的でハード”なライブをその目で!
MOP of HEADインタビュー

本日6月5日(火)、大阪のライブハウス・CLAPPERで『not forget pleasure8』が開催される! そこで今回、これに出演するMop of HeadのGeorge(machine)に、超直前インタビューを決行。CLAPPERと関西のイベンター・夢番地が厳選した注目のアーティストが集まる同イベントの舞台に立つ彼らに、今日の見どころや自身の最新作について話を聞いた。

――まずは昨年リリースの最新作『Aspiration』の話を。今作は “インスト人力ダンスミュージック・バンド”というイメージを取り払い、踊れる音楽を追求されたとのことですが、その理由とは?
 
「結成して10年が経ち、自分たちがやりたい音楽、やるべき音楽をもう一度考え直すタイミングだったんだと思います。常に自分たちの新しい部分を発表していきたいとの思いから必然的に変化していきました」
 
――また今作では UCARY&THE VALENTINEさんや向井太一さんをゲストに招いています。コラボレーションの感想などを教えてください。 
 
「ゆかりちゃん(UCARY&THE VALENTINE)も向井くんも作業はかなり早かったと思います。僕たちがやりたいこと、本人たちの良い部分を全面に出したかったので、特にしばりはなく、お互いアイデアを出し合って自由に作れました」
 

 
――さらに“生楽器ナシ”の楽曲『Acid Pilot』も収録。この楽曲が生まれた経緯とは?
 
「自分たちが好きなものを作ろうと思って制作しました。生演奏にしばられることなく、そしてデジタルにもしばられることなく、常に自由な発想を大事にしたいので“バンド”“生演奏”という言葉にとらわれない……という意味もありました」
 
――そして発表から約10か月。現時点で今作の楽曲たちはどのように変化・成長を遂げていますか?
 
「この作品を作ったことによって、自分たちが解放された部分が大きいです。こだわりを持つことは大事だし、頭で考えることは大事だと思いますが、“音楽が楽しい”という気持ちや、その時にしか出せない“勢い”がこの作品には詰まっているので、自分たちも気に入っていますね」
 
――さて今日『not forget pleasure 8』が開催。大阪でのイベントですが、これまでの大阪ライブの思い出はどんなものですか?
 
「大阪のライブは盛り上がるイメージがあります。それに大阪の音楽シーンも独特だと思います。しかもそれが全国に広がっていくのを何回も見ているので、常におもしろい音楽が生まれる土地だと感じています」
 
――今回、唯一のインストバンドです。ちなみにイベントなどで、インストバンドとして意識することはありますか?
 
「特にないです。僕たちも歌のある音楽が好きですし、ジャンルも関係なく音楽が好きなので……。そういう思いが伝わればいいなと思って作品を発表していますし、演奏もしています」
 
――では『not forget pleasure 8』はどんなライブなりそうですか?
 
「ライブは“肉体的”でありたいので、かなりハードなライブになると思います。僕たちの“第一”はライブなので、ぜひ体感していただきたいです」
 
――気になる競演者はいますか?
 
「実はRyu君(Ryu Matsuyamaのボーカル)は東京で共演したことがあるし、イベントなどでもお会いしていて…。すばらしいミュージシャンだと思います。これまでそんなに深くお話する機会がなかったので、今回をきっかけにいろいろ話をお聞きしたいですね」
 
――では最後にぴあ関西版WEBの読者にメッセージを!
 
「ものすごく個人的な意見ですが、ぴあ関西さんが好きなのでこれを読まれているみなさんのことも好きなんじゃないか?っていう感覚に陥っています。そして僕たちの音楽に興味を持ってほしいし、ぜひライブに遊びに来ていただききたいです」

text by 服田昌子



(2018年6月 5日更新)


Check

Release

Mini Album『Aspiration』
発売中 1600円(税別)
TRGR-1006
Trigger Records

《収録曲》
01. Galactic
02. dear sad big laugher Feat. UCARY & THE VALENTINE
03. Dreaming
04. Good Time Feat. 向井太一
05. Acid Pilot
06. Prism

Profile

もっぷ・おぶ・へっど…メンバーはGeorge(machine)、Kikuchi(g)、Satoshi(ds)、Hitomi(b)。ブレイクビーツ、ダブステップ、ドラムンベース、ハウスなどのダンスミュージックをバンドスタイルで表現するアーティストとして活躍中。タワーレコードの人気キャンペーン「踊るロック」にフィーチャーされるなど、ダンスロックシーンからの注目を集め、「FUJI ROCK FESTIVAL」「SYNCHRONICITY」「COUNTDOWN JAPAN」といったさまざまなフェスに出演を果たす。また、イギリスBBC Radio 1のNo.1 DJ・Gilles Petersonや☆Taku Takahashi(m-flo)などの有名DJたちからも支持を集め、彼らの番組やパーティで頻繁にトラックがプレイされると、DJやダンスミュージック界においてもその人気を拡大する。近年の作品に関しては、2015年7月には前作から約2年半ぶりのアルバム「Vitalize」を発表し“完全復活”を印象付けると、翌年7月にはすべての楽曲にゲストボーカリストを招いたミニアルバム「and Touch You」をリリース。それまでのパブリックイメージを完全に破壊し、新たなスタイルを開拓する。加えて2017年7月発表の最新作「Aspiration」でも、“踊れる音楽”を追い求め、さらに新しい側面を披露した。

MOP of HEAD オフィシャルサイト
http://mopofhead.com/


Live

『not forget pleasure 8』
▼6月5日(火) 18:30
アメリカ村 CLAPPER
オールスタンディング-2500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]Ryu Matsuyama/MOP of HEAD/INNOSENT in FORMAL
[オープニングアクト]WOMAN
※未就学児童は入場不可。
※販売期間中は1人4枚まで。
[問]夢番地■06-6341-3525

関連記事①

『not forget pleasure 8』に
出演するINNOSENT in FORMAL
インタビュー

関連記事②

『not forget pleasure 8』に
出演するRyu Matsuyama
インタビュー&動画コメント

関連記事③

『not forget pleasure 8』に
オープニングアクトとして出演する
WOMANのKoh Utsunomiya
インタビュー&動画コメント