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LOW IQ 01とTGMXが今夏もアコースティックツアー
『years and years』を開催する
旧知の2人が魅せる想いの片鱗とギャップを詰め込んだ
スペシャルインタビュー

来年ソロ活動20周年を控えるLOW IQ 01とFRONTIER BACKYARDやSCAFULL KINGで活躍するTGMXの2人が織り成す至極のアコースティックツアー『years and years』も5年目を迎え、さらなる調和と心の浮きたちを見せる。バンドの時とはまた一味違うその距離感と穏やかさ。バンドの時とも変わらない激しさと愉快な面持ち。純粋なる楽しさが伝染する空間とその根源にある確固たる音楽性を体感できる『years and years』の特異性や、仕合せとも言える結びつきを見せる2人だからこそ築けるエピソード、良い具合に力を抜いた力の入れどころなど含めふんだんに話を伺った。

弾き語りと言うよりは“語り”ですね
語りを主に音楽が入ってくる感じです
 
 
――まず、一番最初に『years and years』を二人でやり始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
 
TGMX「元々は、FRONTIER BACKYARDが10周年で市川くん(LOW IQ 01)が15周年のときに何かやったことがない事をやりたいと思って話をさせてもらったのがきっかけですね」
 
LOW IQ 01「2013年の福島のライブハウスの楽屋で言われたのを覚えてるよ」
 
TGMX「物覚えが凄いなー(笑)」
 
LOW IQ 01「15周年のときだったんで、20周年まで、お互いに次の周年まで続けていけたら良いねって感じで始まったのかな」

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――それをアコースティックで行うというのには何か理由があったんですか?
 
TGMX「僕は弾き語りのライブを震災前くらいからずっとやっていて、市川くんもたまにやってたんですけど、そんなに頻繁にはやってなかったんですよ。それで、僕は市川くんが弾き語りをやったら絶対面白いって思っていたので声をかけさせてもらったのが最初の理由ですね」
 
――お二人ともずっとバンドで活動されている印象が強いのですが、そこから弾き語りに興味を持ったきっかけって何かあったんですか?
 
TGMX「僕はTHE DEKITSっていうフォークグループをKeishi Tanakaと、COMEBACK MY DAUGHTERSの高本と、YOUR SONG IS GOODのモーリスくんと4人でやっていたんですけど、アコースティックの面白さとか、アコギ1本で出来る手軽さとか、そこで初めてバンドじゃない表現の仕方を知ったのが一番の理由ですね。そこからはずっと定期的にアコースティックライブがやりたくて続けている感じですね」
 
LOW IQ 01「僕の場合は、この『years and years』をやりはじめて、本格的にこんなに楽しいんだって思いましたね。元々、田上(TGMX)が言っていたコンセプトで普段やらない事をっていう話で、バンドで周る事も可能ではあったんだけど、あえて違う形ってことでアコースティックツアーを始めたんだけど、ギター1本でフットワーク良く行けるんで、なかなかバンドだと周れない所なんかもいけるし、でもまあ僕の場合はほとんどお喋りですけどね」
 
TGMX「市川くんの場合は、ほんとにギターと話術ですね(笑)」
 
LOW IQ 01「弾き語りと言うよりは“語り”ですね。語りを主に音楽が入ってくる感じです」
 
――でもその“語り”に対して、お客さんの反応は相当良いんですよね?
 
TGMX「だってもの凄いんですもん。大体1時間位やるんですけど、本当に面白いんですよ。言い方悪いですけど、変な芸人さんより全然面白いと思います」
 
――すべらない話が豊富なんですね(笑)
 
TGMX「全くすべらないです。すべってるの見た事ないですね。もしすべったとしても、その瞬間に新しい話を乗っけてくるんで(笑)」
 
LOW IQ 01「違うんですよ、みんな優しいんですよ(笑)。一応、持ち時間は1時間ずつって事で結構なボリュームだと思うんですけど、その後に、二人でセッションをするんです。そっからがまた長くて、最長3時間半くらいやって、あまりに長過ぎてお客さんが途中で帰っていく姿が見えるっていう…。電車が無くなるっていう事がありましたね。学生街の定食屋のおじさんで言うと、とにかくお腹いっぱいになって帰ってもらいたいと思っていて、本当は腹八分くらいがちょうど良いと思うんですけど、自分たちが止まらなくなっちゃって、向こうはもうお腹いっぱいだって言っているのに、勝手にこっちから、から揚げ乗せて、ハンバーグ乗せて、エビフライも乗せてっていうちょっと過剰なサービスをしちゃうんです(笑)」
 
TGMX「でも本当に面白いんですよ。二人で演奏だったり、喋っている時があるんですけど、この人本当に面白いなって、お客さんの目線で見ちゃいますからね」
 
 
歌う事も楽しいし、喋っている事も楽しい
 
 
――喋って笑って楽しいなって事もあると思うんですけど、演奏する楽しさっていうのもアコースティックならではの部分で何かありますか?
 
TGMX「気軽に好きな曲をカバーしたりとか、小さいころに聴いていた曲とか、そういうのはフレキシブルに全く垣根なくやっていますね」
 
――終演時間が予定より3時間とか伸びるって事は、セットリストとかも偶発的な部分もあるんですか?
 
LOW IQ 01「一応、骨組はあるんですけど、脱線が凄いんですよ」
 
TGMX「市川くんの場合は始まって30分くらい経ってまだ2曲しかやってないなんて事もありますね(笑)」
 
LOW IQ 01「つかみですよ(笑)」
 
――特にそれで問題になった事はないんですよね?
 
LOW IQ 01「全然ないです」
 
――お客さんだったり会場側から何か言われたりとかも大丈夫なんですか?
 
LOW IQ 01「さすがにケツがある所は守りますけど、“今日は何時まででも良いよ”って言われた時は結構行きますね。どちらかと言うと、その喋りを期待されているところもあるんで、それは暗黙の了解っていうか、始まって30分でまだ2曲っていうのは、いつものことだったりはしますね。だから、たまに聞くんですよ“どっちが良い?”って。そうしたら“どっちも多めに”って言われるんです」
 
TGMX「お客さんも全然楽しそうにしてくれてますよ。5年も続いているんで、つまらなかったら来なくなっていると思うし」
 
――そのトークの引き出しというか、根源みたいなのはどういったところにあるんですか?
 
LOW IQ 01「雑学ですかね」
 
TGMX「たぶん普段の生活じゃないですかね。市川くんは興味ある事が多くて、記憶力が凄い良いんですよ。僕は近くにいる事が多いんで“市川くん、今あれ面白いね”なんて話を少し振ると、それがボワッと大波になっていくんですよね」
 
LOW IQ 01「僕はラジオもやってるんですけど、それは音楽は無しでお酒を飲んで喋っているだけなので、それでちょっと話っていうものが好きになっていっている感じはありますね。『years and years』の時も基本的に今日何しようかみたいな事はお互いにノータッチでセッションの曲だけは決めたりするけど、今日こんな事がありましたとか、始まる5分前じゃないと分からないこともあるし、あとは、時事ネタとかその時にあった話とかを拡げていったりしていますね。ちょっとカッコつけた漫才師みたいに一応直前に二人で打ち合わせ風なことはするんですけど、別に話さなくても阿吽の呼吸でいけますね」
 
TGMX「市川くんは本当に引き出しが多いんで、ちょっとつっこむとまた違った引き出しを開けてきて、それが永遠に続くんですよ。もちろんミュージシャンとしても素晴らしいので、別に喋らなくても良いのに喋っているだけですからね(笑)」
 
LOW IQ 01「ジー・エー・ピー(G.A.P)ですよ! ギャップです(笑)」
 
TGMX「それ、なんにも略してないですよ(笑)」
 
LOW IQ 01「(笑)。楽しいんだよねとにかく。歌う事も楽しいし、喋っている事も楽しい」
 
 
アコースティックの一番良いところは
子連れで来れるっていうのが凄く良いのかなって

 
――ツアー自体、5年目になるわけですけど、アコースティックでやるために作った曲とかもあるんですか?
 
TGMX「僕は、FRONTIER BACKYARDの曲をやる事が多いので、あまりそこは結びついていないかも知れないですね」
 
――ご自身の曲以外だとどういった曲をやられるんですか?
 
TGMX「自分が本当に歌ってみたいと思う曲で、外国人の曲をカバーする事もあるし、あとは、小学校の頃に聴いていたやつとか」
 
――1、2個、曲名を教えてもらうことってできますか。
 
TGMX「例えば、松田聖子さんの『赤いスイートピー』を二人で仕込んでやったり、あとは、たまたま市川くんが演奏し始めた子供の頃に聴いていたパンクの曲に乗っかって一緒にやったりなんて事もありますね」
 
――お互いのルーツとか接点がかみ合うから面白い部分ですね。
 
TGMX「元々僕は市川くんのファンなので、同じような音楽を目指していて、付き合いも長いので、こういったらなんですけど、かなり知っている方だと思います」

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――あとは基本的には普段バンドでもやり慣れている曲をアコースティックに変えてっていう感じなんですね。
 
LOW IQ 01「分かりやすく言うと、暴れて聴くか座って聴くかの違いっていうか、バンドだと暴れたりとか汗だくになれるけど、アコースティックだと同じ曲なんだけど、座りながらゆっくり聴けたり、あとアコースティックの一番良いところは子連れで来れるっていうのが凄く良いのかなって思います」
 
TGMX「また市川くんが子供の扱いが上手いんですよ(笑)。僕とかは下手なんで子供と子供みたいに黙っちゃうんですよね。でもまあ市川くんも子供でもあるか(笑)。だからほんとに色々な事が起こりますね。あと、さっき座りながらゆっくりって言ってたんですけど、市川くんの場合は弾き語りでもモッシュに近い事になりますね。有難いことにアコースティックでもお客さんがパンパンにいてくれたりして、そういう中でやれるのは、すごい鍛えられますね」
 
――アコースティックでもそういったバンドでのライブの時のような盛り上がり方になるっていうのは歓迎する事なんですよね。
 
LOW IQ 01「もちろんです。なんなら最後の方はそれを求めているんで、みんなテンション上がったら、椅子を片付けてもらって、回るようにしてもらってます」
 
――あと、今回のツアーではお二方とも会場限定のCDを販売予定ですが、こういった取り組みは以前からされているんですか?
 
LOW IQ 01「『years and years』の時は結構それをやっているんだけど、やっぱりそれは現場に来てくれた人が味わっていただける、聴いていただけるっていう事で、それが会場限定の良いところ。なかなか今CDを買うと足が遠のいてしまうところでもあるので、逆に生で聴いてもらって、気になる曲があったらって感じでもあるかな」
 
 
音楽が好きな人はCDで聴きたいっていう人もまだまだいますね
 
 
――お二人ともCDが売れていた時代っていうのも知っている中で、お客さんも音楽の聴き方とかも変化していっている訳ですけど、曲に対してのフィードバックや反響みたいな部分も変わってきたりしていますか?
 
LOW IQ 01「CDが売れていた時代っていうのは、CDは家で聴くものだったと思うんですよ。携帯電話の時代もあったけど、まだスマホではなかったし、外で音楽を聴く機器ってものもそんなに優れたものもなく、CDウォークマンとかだったもんね」
 
――歩くと音飛びしちゃうやつですね。
 
LOW IQ 01「そうそう、だからなかなか外で音楽を聴くって感じでもなくて、でも今は手軽にどこでも聴けるから、ライブで新曲とかをやってもすぐに反応してくれるっていうか、直に返ってくる感じがするんですよね。だからCDが売れなくなってからの方が、ライブ感っていうのはすごく増した感じがしますね。でもうちら世代の人達はCDをまだ買っていただきたいし、音楽が好きな人はCDで聴きたいっていう人もまだまだいますね。それが無くなってしまうと、CDのジャケットとか色々なものに意味が無くなってしまうと思うんですよね」
 
TGMX「たしかにうちらの世代はまだデータではなくて、現物を買ってくれる方が多いですね。ジャケットが付いていたり、それはレコードを買ったりするのと一緒ですね。今はそこにはサインをしてくださいっていうのをすごい言われるので、そういう意味でも良いなって思います。だからもれなくサインはしてあげたいなって思っています」
 
 
親子二代に渡って聴いてもらったりしているという事は
長く出来ているって事なので
幸せな事なんだなって思います
 
 
――そういった色々な反応がある中で、お客さんの年齢層自体にも変化って感じますか?
 
LOW IQ 01「90年代くらいからやっていて、そのとき高校生とかだった人達が今、結婚して、子育てとかも落ち着いてもう一回ライブに来れるようになってきていて、その子供達が高校生とかになって聴いてくれていたり、大袈裟な言い方をすると親子二代に渡って聴いてもらったりしているんですよね。という事は、長く出来ているって事なので幸せな事なんだなって思います。別にリバイバルってわけでもなく、僕たちはずっと現場にいて、バンドによっては活動休止とかになっても違う形で、まるっきり休んだことはないので、AIR JAM世代からまた今の若い子たちにも聴いてもらえるっていうのはミュージシャン冥利に尽きるよね。それと、今は本当に幅が拡がったというか、昔はバンドメンバーだったら他のバンドにサポートに行くなんてタブーだったし、他のバンドを手伝ったりなんて90年代にはありえなかったけど、今はアコースティックもできるようになったし、なんかフットワークが軽くなって、良い意味で縛りがないというか、長年やって本当に好きな事ができるようになってきたので、そういう部分でも変わってきたのかなと思います」
 
――ライブハウスでのお客さんのノリ方や暴れ方っていうのもひとつ時代を現していると思う事があるのですが、そういった若い層とかも加わってきて最近はどうでしょうか?
 
LOW IQ 01「元気だなって思いますよ。こういう音楽のジャンルで自分で曲も作ってるし、やってる本人がいうのもあれなんだけど「大丈夫?」って思うくらい元気ですね。かといってじっとされてるのも寂しいし、なんだろうね」
 
TGMX「でも昔よりマナーは良い気がしますね」
 
LOW IQ 01「昔はステージの上にみんな上がりたがったから」
 
TGMX「それで機材ひっくり返されたりとか(笑)」
 
LOW IQ 01「シールド抜けるは、マイク持って歌う奴はいるわ(笑)」
 
TGMX「それを考えると全然平和ですね」

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――アコースティックで距離が近くなっても、そういうトラブルはなくできているんですか?
 
LOW IQ 01「たまに僕ら以上に酔っぱらってる客がいて、そこそこやり合いするってことはありますけどね(笑)」
 
TGMX「市川くんはそういういなし方も面白いんですよ。今ちょっとポップに怒ってるなみたいなのが面白いんです(笑)。でも地方とかなかなかバンドで行けなかった所に行ったりすると“初めてLOW IQ 01を見た”っていう人もいまだにいて、そういう表情を見ると嬉しいし有難いなって思いますね」

 
歳をとったからあえて渋くしてるわけでもないし
若作りしているわけでもなく同じトーンって感じがしますね
 
 
――アコースティクをやるようになったり、年齢的なものだったりで、ご自身の音楽的趣向に変化ってありましたか?
 
LOW IQ 01「変わってきているとは思います。歳をとっていったらだんだんゆっくりした音楽になっていったり、渋いって言ったら変なのかも知れないけど、そういう方に音楽の趣味とかも変わっていくと思うんですよね。ただ簡単に言うと僕はこの歳でもカルビはまだ食うぞって感じなんですよね。周りを見たら僕が一番年上だったりすることも多いんですけど、一番走り回ってハァハァ言ってるんで」
 
TGMX「むしろ市川くんは変わんないかもしれないですね。若いころからファンクとか渋いこととかもやっていたし、今もファンクもやるしパンクもやるから、そういうのはカッコイイなって思いますね。歳をとったからあえて渋くしてるわけでもないし、若作りしているわけでもなく同じトーンって感じがしますね」
 
LOW IQ 01「だからすごい無理して色々な最先端の新譜を聴いてここの良いところを取ろうみたいなことは全然ないんですよ。音楽を教科書的な感じで聴いた事はないんです。カッコイイか好きか嫌いかだけの問題なので、ピンときたものは自分の中に自然に入ってくるというか。だからはじめた頃の初期衝動的な窓口はちょっと広すぎて、色々なものに手を出していたけど、その時はその時で興味もいっぱいあって、20代であれもやりたいこれもやりたいってところがありました。それがちょうど年相応になってきて逆にそういうのプラス、スリーコードってわけじゃないけど、シンプルなストレートなノリの曲の方がライブ感を意識すると楽しくて、そっちの方が良いのかなって思ったり。もちろん凝ったものも大事だと思うんですけど、僕はなんでもラーメンに例えちゃうんですけど、とんこつとか醤油とか色々味がある中で、やっぱり一番最初に食べて衝撃を受けた味が好きなんじゃないですかね」
 
――お互いでお互いの曲を聴いて感化されることってありますか?
 
LOW IQ 01「僕はどんどんよりシンプルになっていってるんだけど、田上が作る音は僕には出せないファンクともまた違うソウルとかそういうところが上手だなって思いますね」
 
TGMX「市川くんの音に関しては何もマネできないですよ。もう星が違うと思ってます(笑)。東京の祐天寺という街で中学生くらいからライブハウスに通っていて早くから一線にいる人と、僕なんかは栃木の田舎で何も情報も無い中でやっていた人間ではまず出が全然違って、もちろんそれだけじゃなく、音楽はもちろん、カルチャー全体のセンスがある人だと思いますね」
 
 
良い意味で変化はしないけど、成長はしていると思う
 
 
――『years and years』も5年目という事で、年々変化していっている部分ってあるんですか?
 
LOW IQ 01「良い意味で変化しないっていう部分もあるんですけど、色々なスキルは上がっていると思いますね。年一回のツアーなので“これを待ってました”みたいな感じをあえて変えて行かない方が良いのかなって。お互いに色々違うところでもやって、一年ぶりに会うとやっぱり成長はしていると思うし、方向性っていうのは変える必要がないのかなと思います。たまに田上がすごい強烈な酒を飲んで演奏できなくなる事以外は(笑)。すごいヤバめの酒があるんですけど、それを飲んだ時に“おい、大丈夫か?”って事が多々あるんです(笑)」
 
――多々あるんですか(笑)
 
TGMX「東北の濁酒(どぶろく)って酒なんですけど...(笑)」
 
LOW IQ 01「ほんとに冗談かってくらい、5分前に飲んだと思ったらカクンっていっちゃって、それで地元の人に聞くと“あれはヤバい酒です”って。それを解っていて飲んじゃうっていう(笑)」
 
TGMX「もう市川くんがいれば大丈夫だろうと思って、安心して飲んじゃうんですよ(笑)」
 
――相方への飽くなき信頼ですね(笑)
 
LOW IQ 01「でも実はそう言いながらちょっとバトル的な部分もあるんですよね。“あっ、こんな事やってる”みたいな。お笑い芸人じゃないんだけど、“やべぇ、前の漫才師うけてるわ”みたいな(笑)」
 
――それは会場を温めてくれてるなっていうより完全に嫉妬ですよね(笑)
 
LOW IQ 01「そうそう、やべぇ、ドカドカうけてるよみたいな。僕はそっちを主にしてるんで(笑)」
 
TGMX「あと、変化した部分っていうと、去年からSEが付いたんですよ。バンドだと出ばやしみたいなのがあるんですけど、それを付けたって位ですね」
 
LOW IQ 01「それも今度M-1のやつとかサンプリングしてきてよ」
 
TGMX「ファットボーイスリムのやつ?」
 
LOW IQ 01「そう、あと昔のガキの使いのやつとか、そういうのを色々サンプリングして出ばやしに命かけよう(笑)」
 
――『years and years』自体は来年以降も続けていくもくろみなんですか?
 
LOW IQ 01「一番最初の約束はお互いの周年までってことで、僕が20周年で、フロンティアが15周年ってところまで。それが来年なんですよ」
 
――と言いつつ、来年も続いてたらこれはずっと続くんだなって思って良いですか?
 
LOW IQ 01「僕はまあ、毎年こういう感じでやってるんですけど、ほんとこの5年で色々な事があったんですよ。特にフロンティアは」
 
TGMX「そうですね。 でもこの『years and years』は、二人が良いなって思えば続いていくと思います。逆に言うと絶対やらなきゃっていうのも無いし、本業がちゃんとあっての事だと思うので、お互いバンドでまずはしっかりやって、あとは楽しいから一緒に全国行かせてもらっているので、それがある限りはやらせてもらいたいなとは思っています」
 
LOW IQ 01「うちもバンドの方でのツアーもあるし、SCAFULL KINGも今年は久々にやるみたいなので、その辺りも注目してもらいつつ、『years and years』も是非遊びにきてください」
 
TGMX「市川くんだったら新曲とかもやるし、僕はSCAFULL KINGの曲も普段ライブが無い分やったりもしてるんで、アコースティックにはなりますけど、本当に面白いんで観に来ていただけたらと思います」

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text by KISHIMOTO
photo by ERIBON



(2018年6月 1日更新)


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LOW IQ 01 & TGMX Acoustic Tour
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