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大阪出身の4人組バンドDENIMS
セルフタイトルを冠した1stアルバムリリース
4月には味園ユニバースでフェスを開催!

2011年に解散したAWAYOKUBAのメンバーを含む4人組バンドDENIMS。昨年12月に自主レーベルから1stフルアルバム『DENIMS』をリリースした。彼らの音楽はファンク、ロック、ソウル、ポップ、カントリーなど多様なジャンルが混ざりあい、独特のゆるさと日常から生まれるリアルな心情を歌に乗せる。結成から5年、6枚のデモ音源と3枚のミニアルバムを経て、初のフルアルバムとなった今作、掲げたテーマは“原点回帰”。演奏力と技術力が上がった分、力の抜け具合やグルーヴはそのままに、安定感と表現の豊かさがグッと増したDENIMSらしい1枚になっている。“古いものが好きだけど、新しいことをしたい”、温故知新の作曲スタイル。自分たちを“はぐれ者”と形容し、どこかに属しているようでそうじゃない、独自のスタイルで大阪を拠点に活動する。その範囲は幅広く、様々なジャンルのミュージシャンと親交がある。音楽性と同じく、交友関係もジャンルレス。そんなバンドは稀有である。呼ばれたら行くというフットワークの軽さや、親しみやすい人柄もそうさせる要因の1つだろう。2月には初のワンマンリリースツアーを経て、4月に味園ユニバースで、同世代のバンドを集めたイベントを自主企画で行う。一体どんな相乗効果が生まれるのか楽しみでならない。

 
バンドが経てきたものをふまえて原点に戻り、さらにその先へ

 
――前作2ndミニアルバム『iggy & pops』から1年半。ようやくという感じでしょうか。1stフルアルバム、完成して今の気持ちは?
 
カマチュー(g&vo)「やっと作れたというか。『iggy & pops』を出した後、作品として良いものはやっぱりフルアルバムだというイメージがあって、“絶対フルアルバムを作りたい”と思いながらライブやツアーを廻ってました。僕らスケジューリングがあんまり上手くなくて、制作期間でも関係なく思いっきりライブしてたし、そんなんもあって、リリースが延びちゃったんですけど」
 
えやmax(ds)「ほんまはミニアルバムと同じように、夏くらいを目指して作ってたけど、フルアルバムっていうことがすごい大事やったから、制作もこだわったし。特にカマチューは横から見ててほんまに気合入ってたなと思う」
 
まっつん(b)「『iggy & pops』を出した後に、堂島孝平さんに“ミニアルバムに名盤無し”みたいなことを言われたの覚えてる?」
 
カマチュー「覚えてる。disとかじゃなくて、曲とかめっちゃ褒めてもらったんですけど、“歴史に残る名盤と呼ばれるものにはミニアルバムってあんまりないよね、やっぱり作品として見られるのはフルアルバムちゃう?”みたいな話を堂島さんにされて。それも自分の中でかなり影響されたのかもしれないです」
 
――『iggy & pops』から、制作面で変わったことはありましたか?
 
えやmax「このアルバム作る時にカマチューに言われてたのが、“原点回帰”。原点に戻りつつ、でも新しいことをする。僕個人で言ったら、そこをめちゃめちゃ意識してやってました。だから変わったというより戻ったというか。初心にかえって自分のやりたいことを考えたり」
 
――ここにきて、原点に戻ろうと思った?
 
カマチュー「ブラックミュージックとか、僕が本来好きやった感じのものを、無理せずやりたいなと思ったらそういう感じになっていった。でも古いものだけ好きなわけじゃないし、最新の新譜もずっと聴いてるし、これまでやってきたライブとか、成長した部分、今まで経てきたものを、1番最初の気持ちとドッキングさせるイメージでやりたいなというのが最初のテーマというか」
 
――なるほど。制作はスムーズにいきましたか?
 
カマチューおかゆ(g)「全然スムーズじゃなかったです」
 
カマチュー「正直バタバタして大変でした」
 
――そうか、ライブしてたから、物理的に……。表現面ではどうでした?
 
えやmax「肩の力が抜けた。前は何かしら“一発かましたろう”と思ってたけど、それもなくなって、自然に出来ることをやろうみたいになりました」
 
おかゆ「音数も昔に比べたらどんどん減っていってるし、シンプルに曲は作れるようになったかな」
 
カマチュー「うん、こねくり回さず。いつも曲作る時、僕が“こういう感じで作りたい、絶対これはやってほしい”というフレーズは伝えて、そうじゃないところは任せるんですけど、それを今まではすごいこねくり回してたんですよね。たとえば、おかゆが弾いてきたものに対して、“もうちょっと頑張ってみよう”って、何パターンも出させてたんですけど、最近はほんまに1発目で出してくれたものでピタッとハマるのがすごく早くなった。信頼関係やな」
 
おかゆ「曲の性格を掴むのが皆早くなってきた」
 
カマチュー「ただ怖いのは、それで慣れというか、手グセとかに寄っていくこと。それはそれで“らしさ”なんですけど、それを超えられへんくなるのは怖いから、新しいもの作ろうという意識は常にありますね」
 
 
ずっとオリジナルなことをやりたいと思って活動してる
 
 
――『iggy & pops』は、曲調はいろいろでも歌詞には一貫したテーマを設けていたと言っていたけど、今回は歌詞に関してテーマやコンセプトはあった?
 
カマチュー「今回は作りたいなと思ったものを作っていった感じですね」
 
――歌詞を見ていると、“アウトサイダー”や“はみ出し者”という単語が多くて、特に『モータウンサイクルダイアリーズ』(M-2)の“作り出すこれでどこまでも”だったり、『ソウルバラード』(M-10)の“うまく行くからさ この先も共に行こう”という部分から、“自分たちはこれでいい、このままいくんだ”という決意の表れなのかなと思っていたんですが。
 
カマチュー「ああ、その感じは歌詞書いてすごくありました。大阪は東京とかと比べて、ジャンルが細分化されてないじゃないですか。僕ら別にそういうのを考えて活動してないというか。分類されるといえばされるけど、自分ら的にはずっとオリジナルなことをやりたいと思ってやってて。実際大阪周りで仲良いバンドとか、大きく見たら“はぐれ者”みたいな、そういう人たちが集まってるんかなと。たとえばシティポップ、ギターロック、メロコアみたいなシーンに、“その他のはぐれ者たち”が全然ジャンル違うけど固まってるというか。だからこそシンパシーを感じて仲良いんかな。そういう意識があったから、今言ってもらったような歌詞が増えたのかもしれないです」
 
――『fools』(M-1)の歌詞に“やりたいことはやれるけど、なりたい人にはなれないよ”という一節があります。“なりたい人”というのは?
 
カマチュー「僕が言いたかったのは、ポジティブな意味での、別の人にはなられへん、それはもう別の人やから。どう頑張って似せようとしても、その人には絶対なれないじゃないですか。“そうじゃない自分の良さを磨いていこう”っていう意味ですね」
 
えやmax「その歌詞で言えば、僕はドラムがやりたくてやってて、もう10年以上経つんですけど、1〜2年ぐらい前まで理想のドラマー像が頭にあって、そこを意識すると、やっぱり無理が多くてしんどかったんです。でも、“憧れる人はおるけど、何叩いても俺は俺や”、って切り替えた時、“もう自分は自分でいいや。自分のドラムを褒めてくれる人もちょこちょこおるし、それでいいかな”みたいな。諦めじゃないけど受け入れて良いふうに転んだというか。そう思うのにめっちゃ時間かかりましたね」
 
――なるほど。人間としてのマインドも原点回帰したと。
 
まっつん「僕、人のことあんまり羨ましいと思わないし、全然隣の芝が青く見えたりしないタイプなんですけど」
 
カマチュー「どっしりしてるわ」
 
まっつん「あんまりエフェクターとかも使わずに、直でアンプつないで弾いてて、それで自分が出てたら1番自分らしい。自分らしさは出そうとするより、勝手に出るものと思ってるんで」
 
カマチュー・おかゆ「カッコええ〜」
 
 
このアルバムでバンドの皮が剥けて、必要なものだけが残った


――アルバムでそれぞれこだわったポイントを教えてください。
 
まっつん「『fools』が再録なんですけど、最後はほぼインストみたいになってて、おかゆのすごいソロが待ってるんですけど、ライブ盤でしかやってなかった自分なりのギターソロへの盛り上げを、支えて持ち上げる感じに変えてます。そこを気づいてくれる人がいたら嬉しいな」
 
――へー!
 
おかゆ「そうなんや、全然知らんかった。俺が上手なったんやとおもてたわ」
 
全員「(笑)」
 
まっつん「1番気持ち良く弾いてるとこやから」
 
おかゆ「どうりで“気持ちええなー”思てた」
 
まっつん「僕もその気持ち良さに携わってます(笑)」
 
――縁の下の力持ちですね。えやまくんは?
 
えやmax「『ゆるりゆらり』(M-3)のドラムが、今まで触れたことないようなノリの、HIPHOPのトラックでよくあるリズムなんです。カマチューから“こんなんやりたい”って聴かせてもらったらバリバリの打ち込みで、“これ新境地すぎるわ”と思って。でもめっちゃカッコ良いリズムやったから習得したくて。J・ディラっていうトラックメーカーの音源を順番に聴いていったり、生ドラムで再現してる人のプレイを聴いたり、久しぶりにドラムのことを勉強しました。それはもうただただ、楽しかったですね」
 

 
――おお、新しい挑戦ですね。カマチューはどうですか?
 
カマチュー「僕も『ゆるりゆらり』ですかね。この曲のリズムの感じは何年も前から好きで、ずっと打ち込みのリズムを生バンドで演奏しようとしてたんですけど、なかなか難しくて。えやまの前でも聴いたりして、“これ理論的にどうなってんの?”って話はしてたんです。えやまも“何かすごいけどよく分からへん”みたいな感じやったんですけど、今回向き合ってくれて、叩けるようになってくれたので、やっと出来たというか。僕が普段聴いてる音楽をDENIMSに落とし込めましたね」
 
おかゆ「俺は『hooligan』(M-6)。この曲最初のリフとかはあったんですけど、元々入れる予定じゃなくて。でもレコーディング始まってから“やっぱりこの曲は必要や”となって。それがね、夜中スタジオでえやまとカマチュー2人で携帯で録ったチープな音質の音源が、もうえらいカッコ良かったんですよ。ロックの曲なんですけど、アコギがすごい軽やかさを出してて」
 
カマチュー「携帯のチープさがまた良かったんかな」
 
おかゆ「そう。だからギターソロもアコギで録りました。そのバージョンがほんまにカッコ良かったんで、結構駄々こねたというか、“絶対これじゃないと俺は嫌や”っていうくらいになりましたね」
 
――この曲があるからDENIMSらしさが出てる気がします。何で必要だとなったの?
 
カマチュー「こういうロックの曲がこのアルバムにないなというので入れました。最初のギターフレーズ以降は、ほんまにレコーディング始まってから作った感じですね」
 
――『Ben & Robin』(M-9)は作詞作曲、ボーカルもおかゆちゃんですね。“歌ってみる?”みたいな話はあった?
 
カマチュー「曲作ってみてよ、っていうのはあって。おかゆが弾き語りをやりだしたくらいの頃に歌ってたのを見たんですけど、“それDENIMSでも全然出来そうやん”って、やってもらった感じですね」
 
――タイトルはどこから?
 
おかゆ「『卒業』っていう映画の、ベンジャミンとミセス・ロビンソンっていう主人公とヒロインの名前から取って、その映画の世界観を歌詞で書きました。だから実体験でもないし、情景描写ですね」
 
――なるほど。改めて『DENIMS』、どんな1枚になったと思う?
 
おかゆ「新しいというよりはどんどん皮が剥けて、必要なものだけ残ったみたいな感覚。その結果、今までになかった、今までより更に先に行ったものが出来たと思う。たとえば『teach me』(M-4)は、DENIMS史において、“こんな曲今までなかったー!”みたいな曲ではないんですけど、必要最低限のアンサンブルでカッコよく出来たなという」
 
――うんうん。『teach me』は存在感のある曲だと感じました。個人的にはこのアルバムでDENIMSが完成して、ここからまた進んでいく、新たなスタートというイメージが強かったです。
 
おかゆ「うん」
 
カマチュー「それはすごいありました。今、早く次の曲を作りたいんです。やっと自分らの良さが分かってきはじめたのかな」
 
――5年をかけて。
 
カマチュー「AWAYOKUBAのときは割と素直に、ほんまに好きな感じのことをやってたんですけど、DENIMSになって、ギター2本とかも初めてやったし、それが馴染んできて、自然にやれるようになってきたというか、ちょっとずつわかってきた感じ。だから次が楽しみですね」
 
 
バンドとして進化しているところを見せたい

 
――あと最近のDENIMSのライブがすごく良いですよね。クリスマスのLovesofa(大阪・心斎橋CONPASSで2ヶ月に1度行われるパーティー。DENIMSは2012年12月〜2016年6月までレギュラーで出演)の時も、今までになく情緒豊かで感動しました。
 
カマチュー「ライブのスキルは知らず知らずのうちに上がっていったんかな。久々に見た人とかは結構、“上手になったね”って言ってくれます。俺らはあんま意識してなかったんですけど」
 
おかゆ「この前のLovesofaは1年ぶりぐらいに出て、サンデー(カミデ)さんとか色んな人に見られるから、進化してるとこは見せたいなって意識してた部分はありましたね。結成した最初の頃のテンションはありながら、ちゃんとバンドとしてグルーヴを出しつつ、燃えてるライブが出来たなと思いました」
 
――前は勢いでやっていたような部分も見えたけど、安定感が増して、その上で個々が前に出てカッコ良かった。まっつんとえやまくんは、ライブしてて自分たち成長したなと思うことはある?
 
まっつん「僕は基本的には見せ方もテンションもあんまり変わらないけど、『iggy & pops』出した時は、皆に合わせて自分も勢いに任せたらいいや、みたいな演奏をしてたんです。でもフルアルバム出して、難しいリズムもあるし、“ここは絶対マストで上手くないとあかんな”と意識したので、演奏に集中しようと。あと今回コーラスが皆むっちゃ多いんですよ。だから演奏レベルを守りつつ、コーラスも出来るベーシストに、唯一の存在になったろかなと最近思ってます」
 
カマチュー「おお、カッコええやん」
 
えやmax「最近俺もそれ意識しすぎて、“えやまさんライブ中どこ見てるんですか?”ってお客さんに毎回言われる(笑)。僕もこのアルバムの曲でコーラスさせてもらえる曲が増えて。演奏とコーラスどっちにも気を取られて、どっちも40点みたいになるのが嫌で、集中してしまう」
 
おかゆ「その結果顔が40点になってもーてるんちゃう」
 
全員「(笑)」
 
まっつん「昔はライブ中、もっとえやまと目あってたのに、最近集中しすぎて“えやま〜どこ〜”ってなる時ありますね(笑)」
 
カマチュー「ワンマンやる頃には皆慣れて余裕でやりたいし、もっとモノにしたいと思うし多分出来ると思う。今までそうやったんで」
 
えやmax「演奏でちゃんと認められたいっていうのは、めっちゃ最近強いな」
 
 
東名阪福を廻る、初のワンマンツアー
 
 
――2月からアルバムリリースワンマンツアーが始まりますが、ワンマンでのツアーは初めて?
 
カマチュー「初めてです。去年心斎橋CONPASSでワンマンライブしたんですけど、まだそれしかやってない。めっちゃ楽しかった」
 
――ツアー、どんな感じにしたいですか?
 
カマチュー「僕らワンマンをあんまり知らんから、去年めっちゃ気負っていろんな準備をしまくって。衣装チェンジしたり、WHOLE9に絵描いてもらったり、曲のつなげ方アレンジしたり、アフターパーティーやったりしたんです。そういう仕掛けをまた用意したいなと思ってます。驚かせたい気持ちはある。だからすごい楽しいと思う」
 
えやmax「単純に大阪の会場デカくなるやん。Shangri-Laをパンパンにしたい。しかもその全員がDENIMSだけ見に来たっていう楽しみが今からすごい。景色がまた全然変わるやろうな」
 
――内容については今から決めていく感じ?
 
カマチュー「とりあえず決めてないですね。まだこのアルバムの曲すらライブでやってない曲もあるし、アレンジもツアーで変わったりして完成すると思う。ライブで再現出来へんようなミックスもしてるから、CDとは全然聴こえ方も違うと思います。だから、愛はズボーンとのツアーで馴染ませたいですね」
 
――そして4月7日には味園ユニバースで自主イベントが開催されます! 同世代のバンドがたくさん出演しますね。
 
カマチュー「さっき言ってた、はぐれ者的なやつらが集まってるイメージです。はぐれ者やのに集まってるから矛盾してるんですけど(笑)。やってる音楽のジャンルは違うけど、アティチュードっていうのかな、気持ちの部分は割と似てるんじゃないのかなって」
 
――DENIMSや愛はズボーンみたいに、いろんなところで混ざり合ってるバンドが関西全体を持ち上げて、良い相乗効果が生まれているというか、良い波がきている感じですね。
 
カマチュー「元々俺らはLovesofaの1番下っ端みたいな感じで居て、愛はズボーンと仲良くなって心斎橋Pangeaとかに出るようになったけど、愛はズとは客層も全く別じゃないですか。でも、俺らはどこにでも居れるというか。別に頑張ってそこに居させてもらってる意識もないし。活動してたらいつの間にかそういう感じになってて、あっちにもこっちにも友達が出来た」
 
えやmax「いろんなシーンに呼んでくれるし、僕らもフットワーク軽く、何の抵抗もなく“呼んでくれたし出よう”っていうのが広がっただけ」
 
カマチュー「うん。ユニバースの雰囲気も好きやし、僕らの周りのバンドも合うんじゃないかなと。ごちゃ混ぜ感のあるパーティーな感じにしたいですね」
 
 
今自分たちがやってることは、このままの延長線で間違ってない
 
 
――最後に、今後の目標や展望はありますか?
 
カマチュー「とりあえず僕は、今頭の中にすごいやりたい曲が何曲かあるんですけど、早くそれを形にしたいのが1番ですね。今回アルバムをバタバタして作っちゃったからしんどかったけど、早よ次作りたいって気持ちが出てきちゃって。この後、ツアーと4月のフェスを経て曲が出た時、それが始まりでもう1歩いけそうな気がしてる。それ以降のことは、良くなっていく、ぐらいしか考えてないです」
 
おかゆ「自分たちが今やってることは、このままこの道の延長線で間違ってないと思ってます。まだまだ進化はしていきたいですけど。関西のフェスにもっと出たい。いろんな客層の人が、僕らのライブでワッてなったら嬉しいですよね」
 
カマチュー「あ、俺フジロックのFIELD OF HEAVENに出たい! もちろんそれよりデカいステージも出たいですけど、レッド・マーキーよりFIELD OF HEAVENが合うと思ってて。レッド・マーキーはドミコに行ってもらって、DENIMSはFIELD OF HEAVENに出たいと思ってます」
 
えやmax「僕は5年先10年先も、月1本ぐらいのペースでライブがしたい。10年先もそのペースでライブが出来るってことはつまり、音楽である程度成功してないと出来ないことでもあるから、シンプルに売れたい。音楽で生活出来たら嬉しいのはもちろんやけど、ライブが出来ない生活は嫌なんで」
 
まっつん「“このアルバムで全部剥がれて1番芯の部分が出た”っておかゆが言ってましたけど、多分次も、培ったものでいろんな技を身につけて作品を出して、それがめくれた時にもっと幹が太くなって、更に大きくなった自分たちの作品を出して……聴く人も自分たちも、その繰り返しを楽しめたらいいなって。 “誰々っぽい”じゃなく“DENIMSやな”って言われるバンドでいたいです」
 
おかゆ「僕らがスタンダードになりたいです。皆何かのジャンルに括ろうとするけど、僕らは絶対にオリジナリティあることをやってるから」
 
えやmax「“DENIMSみたいなバンドやりたい”って中高生がバンド始めてくれたらめっちゃ嬉しい」
 
カマチュー「それはほんまに嬉しいな」

text by ERI KUBOTA



(2018年2月 2日更新)


Check

Release

Album『DENIMS』
発売中 2315円(税抜)
OSAMI studio
OSAMI-0003

《収録曲》
01. fools
02. モータウンサイクルダイアリーズ
03. ゆるりゆらり
04. teach me
05. 酔いは醒めないで
06. hooligan
07. カーテンコール
08. otagaisama
09. Ben & Robin
10. ソウルバラード

Profile

2012年結成の大阪堺出身4人組バンド。2015年に自主レーベル“OSAMIstudio.”から初の全国流通盤となる1st Mini Album 『Daily use』をリリース。2016年7月、2nd Mini Album 『iggy&pops』をリリースし、ツアーファイナルである東心斎橋CONPASSで行なわれた初ワンマンライブはソールドとなる。同年『FUJI ROCK FESTIVAL'16』で苗場食堂に、2017年には『VIVA LA ROCK 2017』へ出演。2017年12月13日、1stフルアルバム『DENIMS』をリリース。2018年2月10日より、初のワンマンツアーを東名阪福で行う。4月7日には、味園ユニバースで同世代のバンドを集め、自主企画イベントを開催。

DENIMS オフィシャルサイト
http://denim-s.jp/


Live

『”DENIMS” release ONEMAN tour.』

Pick Up!!

【大阪公演】

Sold out!!
▼2月10日(土)18:30
Shangri-La
オールスタンディング2500円
GREENS■06(6882)1224

【福岡公演】
発売中 Pコード102-002
▼2月12日(月・休)19:00
Kieth Flack
オールスタンディング2500円
[DJ]SHOTA-LOW
ABOUT MUSIC■092(982)8281

【愛知公演】
発売中 Pコード100-879
▼2月17日(土)18:30
CLUB ROCK’N’ROLL
スタンディング2500円
ジェイルハウス■052(936)6041

【東京公演】
Sold out!!
▼2月18日(日)18:30
SHELTER
前売2500円
エイティーフィールド■03(5712)5227

チケット情報はこちら

Pick Up!!

リリースツアーのファイナルとして
今春に味園ユニバースにて
屋内型フェスを開催!

ツアーファイナルとして、4月7日(土)に大阪の味園ユニバースにて屋内型フェスが開催決定。第1弾でtricot、ドミコ、愛はズボーン、Aiming For Enrike(ノルウェー)の出演も発表された。

DENIMS presents『ODD SAFARI』
▼4月7日(土)14:00
味園ユニバース
全自由3500円
[出演]DENIMS/tricot/ドミコ/愛はズボーン/Aiming For Enrike(Norway)/他
GREENS■06(6882)1224

2/12(月・祝)までオフィシャル先行実施中!
チケット情報はこちら