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「くじけないというか、くじけられないんですよね」
結成10周年、初の日本武道館、瀕死のバンドが生き様を刻んだ
最強シングル『AGAKU』! 絶体絶命SuGの現状をぶちまける
武瑠(vo)撮り下ろしインタビュー&動画コメント

 結成10周年という節目を迎え、記念すべきアニバーサリーイヤーにバンド史上最大の挑戦として、初の日本武道館公演も9月2日(土)に開催! そんな祝福ムードに包まれる中、SuGが7月5日にリリースしたシングルのタイトルは、何と『AGAKU』。キャッチーなダンスロックが持つサウンドの雰囲気とは裏腹に、もがいてきた心情がにじむ歌詞は衝撃的ですらある。なぜ、このタイミングで、なりふり構わず“あがく”という強い想いが楽曲に込められたのか? 「この1年間、ひたすら問題続きでした…(苦笑)」という苦難の連続ながら、バンドが掲げる“HEAVY POSITIVE ROCK”の精神のもと、“無理矢理前向き”に進んできたSuGのフロントマン、武瑠(vo)が赤裸々に語ってくれた。

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実は’12年末の活動休止前最後のライブを
武道館でやるつもりだったんですよ
 
 
――初の日本武道館公演が9月2日(土)に控えていますが、やはり日本武道館公演は夢の1つでした?
 
「元々、場所に対するこだわりはなかったんですけど、実は’12年末の活動休止前最後のライブを、武道館でやるつもりだったんですよ。いろいろあってそれが流れたこともあって、何となく“1回ライブをやろうとしたのに、やれなかった場所”という意識がみんなの中にあったんです。’13年に復活するときに、やっぱり目標はあるべきだなと思って、みんなで武道館を目指そうとなっていった感じですね」
 
――今年で結成10周年を迎えましたが、振り返って何か印象に残っていることはあります?
 
「うーん、一瞬一瞬を全力でやってきた積み重ねでしかないので、言葉では言い表せないですね。俺たちはそれを音楽で表せないといけないので。その10年の総括として生まれたのが、今回の『AGAKU』という」
 
――『AGAKU』のタイトルもそうですけど、歌詞は意外でした。あまりあがいているイメージがなかったので。
 
「ドあがいてましたけどね(笑)。でも、よく言われます。ゴールデンボンバーのキリショー(=鬼龍院翔)くんとかにも、昔から“知れば知るほど大変なことをやってるのに、外から見るとサラッとやってるように見えるから損だね。もっと弱いアピールした方がいいよ”って超言われました(笑)。でも、難しくないですか? 赤裸々にし過ぎると、それはそれでいろんなことを言ってくる人もいるから。それでも最近は、ある程度言ってるつもりですけどね。例えば、当時のスタッフが連絡を入れてなくて対バンが全部なくなったとか(苦笑)。事実として裏ではそういうことの連続だったし、我慢だけして何もかも内緒にするのもどうかなと思ったので」

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今は前よりもファンの存在をすごく近くに感じてますね
 
 
――個人的なイメージではあるんですけど、武瑠さんってクールに何でもうまくこなせるというか、飄々としてるように見えるんですよね。
 
「もう全然ですけどね(笑)。1年の半分くらいは体調が悪くて延々と熱が出てましたし、ずっと点滴をしてライブして、みたいな。去年の『VersuS』ツアーの大阪公演もそうで、熱で飛ばしかけましたから(苦笑)。扁桃腺を切ってからあまり熱は出なくなったんですけど、やっぱり不安定は不安定で、あのときは出なくなったはずの熱が39℃出たんですよ。お医者さんには“医者の観点からOKとは言えません”って言われましたけど(苦笑)、とりあえず点滴を打ってもらって寝て、ライブ会場に行って楽屋で点滴を打って…。正直もう無理だと思ったけど、ライブを飛ばしたときの責任は取れないしなって…あのときは心の底から辛かったです」
 
――そんなことがあったんですね…めっちゃ身体を張ってるじゃないですか。
 
「ずっとそうですけどね(苦笑)。すぐに赤裸々に言えちゃうアーティストがうらやましかった。俺はそういうことを隠してきちゃったし、キャラ的にもそういうことを強調していくと、“1人で何でもやり過ぎ”みたいな空気になって、あまりよくないので。インディーズの頃は寝る時間を削ってSuGを知ってもらうためにキャンペーンで動いても、“1人だけメディアに出て”とか“でしゃばり”とか言われちゃってたんで(苦笑)。もう酷い手紙も何回も届いて…ライブに来てくれてる人の中にそういう手紙を書いた人がいるのかと思うと、信用してライブができなくなった時期もあって…。その憎しみを歌詞に書いたこともあるし(苦笑)。インディーズの頃は本当に壮絶でしたね」
 
――今はファンとの信頼関係はどうですか?
 
「ありますし、絆もすごくできました。ただ、“SuGが一生好きです!”とかいうのは信じてないです。俺のバイブルの(忌野)清志郎さんが“ファンは信用するな、絶対に裏切るぞ”って言ってたんで(笑)。まぁそれも、その瞬間瞬間でカッコいいと思われ続ける自分たちになればいいと思うんです。そうやって、復活してからもスタッフが抜けたり問題が如実に増えてきて、バンドを動かす構造自体がうまくいかないことが多くて。ファンも“これは相当手作りでやってるし、みんなで助けないと!”みたいな空気になってきて(笑)、絆はかなりできた気はします。今は前よりもファンの存在をすごく近くに感じてますね」

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この1年はあがきにあがいてました
 
 
――この春にはベスト盤『MIXTAPE』('17)を引っ提げた全国ツアーもやっていましたけど、武道館へ向けて高まっていく手応えはありましたか?
 
「ライブはよくなってるし、ファンと作っていってる感覚もあるんですけど…これも本当は10周年で対バンライブを10本する予定で組んでたんですけど1回全部なくなって、それをもう1回組み直した結果、全部8月になっちゃったという(苦笑)。スタイルブックも5月11日の誕生日に出す予定が8月になっちゃって、もうギュウギュウ詰め(笑)。だから、本当はベストツアーを回りつつ対バンも並行してやって、っていう予定が、ベストツアーをただ回ってるだけになっちゃったので、あれは相当痛かったですね。もっと早めに武道館に向けて露出を始めるべきだったし。あと、武道館までにライブを39本やるって言ってたんですけど、どうしても実施できなくなってしまって」
 
――ツアータイトルにある『39 LIVE』=39本ということだったんですね。
 
「そうです! メンバー全員最初は反対だったんですけど、どうしても39本ライブをさせたいというチームの意向で、じゃあ1回試練だと思ってやってみよう!ってなったら、全然対バンは決まらないし、39本を活かした見え方もしてなくて、39本目が武道館って言っちゃってたのにできないという前代未聞の(苦笑)。でも、理由を見付けて嘘をつくのもイヤだし、それに触れないままもおかしいから、もう本当のことを言おうって。ありのままをさらけ出して、これからできることを全部やろうとなって、今さら遅いかもしれないけど対バンを8月に組んだんですよ」
 
――そこまで正直に言うのが何だかSuGらしくていいですね(笑)。
 
「だってもう隠しようがないじゃないですか?(笑) ファンの人も“確か39本って言ってたよね?”みたいな感じでちょっとザワついてたんで(笑)。ある意味、無計画さもすごいですけど、まぁチームのみんながロック過ぎた結果こうなったっていう(苦笑)」
 
――アニバーサリーイヤーって、普通は2年くらい前から準備するもんですけどね(笑)。
 
「去年の12月30日の豊洲PITでベスト盤のツアーを発表したんですけど、その3日前に“会場はどこにする?”とかそういうレベルの話をしてましたから…っていうくらいめちゃくちゃで、それも含めてこの1年はあがきにあがいてました。もう手作り感がすごい(笑)。まーたん(=masato・g)がHPを更新したり、SuGは本当に地道にやってます。機材車を盗まれたりしたことは他の出来事に比べると笑えるくらいで、実は事故ったりもしてたんですよ。機材車を盗まれてレンタカーで帰ってくるときに、メンバーは俺しか乗ってなかったんですけど、鉄骨を積んだトラックに突っ込んで(苦笑)。高速道路とかだったらマジで死んでました。もう波乱、波乱で(笑)」

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普通にミュージシャンだけやりたかったら
あの時点でSuGは終わってました
 
 
――でも、その波乱続きの中でも、バンドが止まらずに進んでいるのはすごいですね。いろいろと話を聞いたうえで『AGAKU』の歌詞を読むと、より染みます…。歌詞にある“今すぐ逃げ出したい”というのも本心?
 
「純度100%の本心ですよ。武道館公演にしたって、何回“やめよう”という言葉が喉から出かかったか…。本当に逃げられない環境を作らないとできなかったです。いざ冷静になると、やっぱりやめておいた方がいいって何度も思っちゃったから。デスクもマネージャーもいなくなって、ボロボロの中でツアーをやって…本当に1回ゼロになった感じがしたので、よくくじけないなって自分でも思いました。くじけないというか、くじけられないんですよね、武道館が決まってるから。何ならくじけても走り続ける。骨折しながら歩いてるみたいな感じですよ。もう強がってもしょうがないし、こんなにボロボロだったことってかつてなかったけど、それでも武道館でどういう景色を見せられるのか。全部をメッセージにしたいなって思います」
 
――武道館ライブでどういう道が開けるか…まさに背水の陣ですね。
 
「そもそも“武道館でやる”って言った頃は、今までみたいにメンバーが普通に音楽活動だけをやってたら、バンドを辞めざるをえなくなる状態だったんですよ。本当にメンバー1人1人がバンドを動かす構成員にならないと、もう無理な状況になる。それを覚悟してやれるのかどうかに対するメンバーの答えが、“武道館を目指す”だったから。普通にミュージシャンだけやりたかったら、あの時点でSuGは終わってました。もう続けられる状況じゃなかった。本当にあがくしかないです。“武道館が決まってすごいね”って言われましたけど、そんな感じじゃないんですよ」
 
――多くのバンドは初の武道館公演となると手放しで喜ぶ印象があったんですけど、SuGがそうじゃない雰囲気だった理由が分かりました。
 
「だから、発表したときはすごく温度差がありました。ファンはおめでとうっていう感じでしたけど、俺らにはすごい重圧がのしかかっていて。普通だったら不可能なことを決めちゃったので、それをどう可能にできるか、どうあがけるか。その挑戦が発表した日からスタートした感じですね」
 
――武道館公演で希望が見えてほしいですね。
 
「見えてほしいですね。神様…は、信じてないけど(笑)」

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これはSuGでしかないというものにたどりつけたし
今まで出した曲で一番いい曲だと思ってる
 
 
――改めて、武道館公演についての意気込みを聞かせてください。
 
「“SuGとは何か?”を、10周年の集大成を見せたいというテーマしか今はないですね。まだ『AGAKU』のツアーもあるし、決められないし、決めたくないんですよね。じゃないと今回のツアーの意味がなくなるので」
 
――ちなみに、その“SuGとは何か?”は少しでも見えました?
 


「今見えているものと、『AGAKU』のツアーが終わってから見えるものはまた違うのかなと思ってます。今見えている“SuGとは何か?”は=『AGAKU』(M-2)でやっていることだと思います。音像とか歌詞とか、これはSuGでしかないというものにたどりつけたし、5人の中では今まで出した曲の中で一番いい曲だと思ってるんです。それをこのタイミングで出せたこと、ヴィジュアルシーンにいながらずっと挑戦してきたダンスミュージックとの融合みたいなことが、4つ打ちとはまた違う形で自分たちの個性として出せた。やっぱり“踊れる”というのは1つ、自分たちの個性なんだろうなって。ちょっとファンクっぽいとか、HIP HOPとロックとの融合ってすごく自分たちらしいなと思ったので、『AGAKU』のツアーは少し踊れる要素も増やそうかなと。インディーズの頃に出して全く通用しなかったファンクな曲をセットリストに入れたり、やりたかったことを復活させて回るツアーにもなると思うし、それが=今のSuGらしさですよね。武道館が終わった後にまた変わるかもしれないですけど。ここまできたら、ちょっとエモいぐらいがやっぱりSuGだと思うかもしれないですね(笑)」
 
 
Text by 金子裕希
Photo by 渡邉一生(SLOT PHOTOGRAPHIC)

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(2017年7月 6日更新)


Check

Movie Comment

新曲に武道館に謎解きゲーム!?
武瑠(vo)からの動画コメント!

Release

SuGの10年を言葉に、核を音に
HIP HOPもロックもまとう踊れる新曲

Single
『AGAKU』
【初回限定盤DVD付】
7月5日(水)発売
1574円(税別)
ポニーキャニオン
PCCA-04547

<収録曲>
01. mark
02. AGAKU
03. 赤春
04. CUT

<DVD収録内容>
・『AGAKU』Music Video
・『AGAKU』Music Video Making

【通常盤】
7月5日(水)発売
1111円(税別)
ポニーキャニオン
PCCA-04548

<収録曲>
同上

Book

スタイリングに旅行記や自宅公開も!
武瑠(vo)の美学が詰まった書籍が刊行

Book
『VISION –LIFE STYLE BOOK-』
8月10日(木)発売
2400円(税別)
KADOKAWA
※表紙タイトル文字は銀箔仕様

Profile

サグ…写真左より、shinpei(ds)、Chiyu(b)、武瑠(vo)、masato(g)、yuji(g)。’06年に結成された5人組ロックバンド。バンド名はスラング“Thug”に由来し、“周りの意見を気にせずに自分たちの思ったとおりに進む人たち”、“悪友”という意味を持つ。’10年1月にシングル『gr8 story』でメジャーデビュー以降、ジャンルレスでキャッチーなミクスチャーサウンド、独自の世界観や活動で注目を集めている。メンバー全員が作曲を行えるほか、武瑠は音楽以外にも、俳優、モデル、自身がプロデュースするブランドの運営など多岐にわたる活動を展開。その才能を活かし、作詞だけでなく衣装などのアートワーク全般を手掛け、8月10日(水)には自身初のスタイルブック『VISION -LIFE STYLE BOOK-』を発売する。結成10周年の今年は3月に記念ベストアルバム『MIXTAPE』を、7月5日にシングル『AGAKU』をリリース。8月には対バンツアーを行い、9月2日(土)に初の日本武道館公演に挑戦する。

SuG オフィシャルサイト
https://sug-web.jp/

Live

リリースツアーに主催イベント
そして、ついに初の日本武道館へ!

 
『39 LIVE ADDICT chapter2
 AGAKU』

【東京公演】
▼7月5日(水)WWW X

【静岡公演】
▼7月7日(金)浜松FORCE

Pick Up!!

【兵庫公演】

チケット発売中 Pコード339-131
▼7月8日(土)18:00
神戸VARIT.
スタンディング(当日引換券)4860円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※未就学児童は入場不可。
※公演当日、開場時間から開演時間まで当日券窓口にて入場チケットと引換え致します。お渡しするチケットは先着順ではございません。予めご了承ください。

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【石川公演】
▼7月14日(金)金沢vanvanV4
【埼玉公演】
▼7月21日(金)HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
【福島公演】
▼7月22日(土)CLUB ♯9
【福岡公演】
▼7月28日(金)DRUM Be-1
【広島公演】
▼7月29日(土)広島Cave-Be


『39 LIVE ADDICT chapter3
 SuGフェス 2017』

【東京公演】
▼8月1日(火)TSUTAYA O-EAST
[共演]ミオヤマザキ/SILENT SIREN/Gacharic Spin

Pick Up!!

【大阪公演】

一般発売7月22日(土)
Pコード未定
▼8月5日(土)18:00
バナナホール
スタンディング5000円
[共演]LSN
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※未就学児童は入場不可。

 
【愛知公演】
▼8月6日(日)エレクトリック・レディ・ランド
[共演]LSN
【東京公演】
▼8月8日(火)渋谷CLUB QUATTRO
[共演]SHIN/GREMLINS
 

Pick Up!!

【東京公演】

『HEAVY POSITIVE ROCK』
チケット発売中 Pコード328-136
▼9月2日(土)17:00
日本武道館
指定席5940円
(アリーナ11列目以降~スタンド1階席)
39シート3900円(スタンド2階席)
ディスクガレージ■050(5533)0888
※3歳以上はチケット必要。

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Column1

“骨は折られても信念は折れるな”
KILLしたいみんなのストレス発散
アンセムをぶち込んだ
攻撃的ミニアルバム『SHUDDUP』
引っ提げいざ『VersuS』ツアーへ
武瑠(vo)&yuji(g)インタビュー

Column2

「辞めないのは、何もやらない
 辛さを知ってるから」
現代病をテーマに繰り広げる
パンクホラーミュージカル!?
エンタテインメントの波状攻撃
『SICK'S』と挑戦の音楽人生を
武瑠(vo)&Chiyu(b)が語る!

Comment!!

ぴあ関西版WEB音楽担当
奥“ボウイ”昌史からのオススメ!

「イケメンで、音楽やってて、ボーカルで、ファッションブランド立ち上げて、小説書いて、監督もやって、俳優もやる…これだけ聞いてたら嫌味なくらいに全てを手に入れてる男。イケすかねぇ男(笑)。でもね、彼と取材で初めて会ったときから感じたバイタリティというか、自ら“表現のための自己犠牲”と言うのも納得のがむしゃらさ…それを実際に会って感じ取ってしまうと、“そらそうだよな”って思っちゃう。立つべくしてステージに立ってる男だと、彼の行動の全てが問答無用で語ってるんですよね。今回は本当に過去最高に赤裸々にバンドの内部事情を話してくれましたが、 “これでも話せる話だけしかしてない”と彼は言ってましたし、こっちもそこから載せられる話しか載せてません(笑)。ただ、SuGのことがすごく分かったし、武瑠くんという表現者をより好きになりましたよね。もうおもろ過ぎるやん!(笑) 先入観なしにSuGの音楽を聴いてみてほしいし、MVを観てみてほしいし、ライブを覗いてみてほしい。もっと楽な生き方があるはずなのに、音楽であがきまくってる5人に、きっと心を動かされるはずだと思うから」