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会心の一撃と言える一作『FAT』が完成!
『FAST AND TIGHT tour 2017』真っ最中のTOTALFAT
Jose(vo&g)、Shun(vo&b)にインタビュー!!

 バンド結成から17年目に入ったTOTALFATの約2年ぶりのニューアルバム『FAT』は、会心の一撃と言える一作になった。Shun(vo&b)とJose(vo&g)がインタビューでも語っている通り、これまで以上に大胆にストレートに自分たちが音楽を通して成し遂げたい夢や、築き上げたいと願う未来を綴った全12曲。その1曲1曲を誰に伝えたいのか? 誰に向けて何のために自分たちは音楽を鳴り響かせるのか? そうやってTOTALFATの原点を確認しながら一歩一歩前に進むことでアルバムは完成を見た。オフスプリングやNOFX、グリーン・デイなど、彼らのルーツであるバンドから得た音楽的滋養もアイデンティティも盛り込みつつ、楽しいだけじゃ終われない日々も、汗も涙も希望も絶望も、全てを抱きしめて前に転がっていくための音楽。約半年に及ぶロングツアー『FAST AND TIGHT tour 2017』でTOTALFATがあなたの街に来たときはぜひ、彼らの音楽を浴びに駆けつけてほしい。

――最新作の『FAT』は、今のTOTALFATを最も表すアルバムができたという手応えを4人が感じているからこそ、このタイトルなんだろうなと。
 
Shun「そうですね。今になってみればこれしかないと思えるんですけど、最初は全っ然タイトルが思い浮かばなくて。全12曲が並んだときに、ただ純粋に自分たちのことを歌ったものばかりだったから、何か特別なカッコいい世界観を表現しているものでもなくて。ただ、これだけ今まで以上にインナーに力が入っていてギュッと詰まった作品ができたから、これは自分たちの名前を付けるしかないっしょって」
 
Jose「そうと決まったら、急にすごくしっくりきて。後になればなるほどグッとくる感じがありましたね」
 
――前作『COME TOGETHER, SING WITH US 』('15)は、ライブに直結しているような楽しい作品でした。これまでの作品も精魂込めて作られてきたものばかりですが、今作は今まで以上にバンドと聴いている人の距離の近さや、4人が伝えたいことを伝えたい相手にまっすぐに投げる力の強さを感じます。全12曲の中にいくつもの想いがちりばめられていて、曲も多彩で、それはバンドの持つ多様な面の現れでもあるように思います。
 
Shun「まさにそれで、今俺たちが求めるべきは距離感とリアリティなんですよね。去年の秋にメンバー全員でBLINK182のライブを観るためにアメリカに行ったんですけど、そこで観てきたものとか持って帰ってきた価値観とかも、今回のアルバムを作る上では大きかったですね。“自分たちは何で音楽をやるんだろう?”、“何で俺らはパンクを好きになったんだろう?”って思い返してみると、自分たちがガキの頃に聴いたパンクは、バシッてダイレクトに自分の中に入ってくる距離の近さがあって、しかもやってるミュージシャンの言っていることにリアリティがあってカッコよかった。だからパンクを好きになったんですよね。そう考えたら、回りくどいことを言ったり架空のストーリーを語るんじゃなくて、俺たちは俺たちが生きてきたもので歌えばいいんだし、それしか歌う必要ないだろうって。そこにたどりついたら、一気に自分たちと、自分たちが鳴らす音楽の距離がギュッと縮まった気がしたんですね。それで『晴天』(M-4)が書けたし、回りくどいことやフィルターはいらなくて、もう直流でいこうと」
 


――ビリビリきますね(笑)。
 
Shun「そう(笑)。一番ビリビリくる状態で音楽を鳴らしたい欲望が純粋に出てきて。それが形にできるスキルと、メンタリティが整ったからこのアルバムが仕上がりました。特にバリエーションを持たせようとは考えていなかったし、それよりも1曲1曲のリアリティを追及して、どの曲を聴いてもちゃんと伝わるアルバムが作りたかった」
 
Jose「そう。どれだけ寄り添えるかが重要だったし、どう歌いたいかよりも誰に向かって歌いたいのかを考えました。それが見えてからは曲ができるのも早かったし、メンバーにもただデモを聴いてもらうんじゃなく“こういう想いがあって、こういう曲を作りたいから”って話して聴いてもらって。僕の場合、歌詞を全部日本語で書ききることは今までそんなにやってこなかったから自分の中でも挑戦だったんですけど、書きながらもっと自分でも言葉を知りたくなっていったし、“俺ってこんなことを考えてるんだ”って気付くことも多くて。Shunが書いてくる詞を近くで見させてもらったのもすごく大きかったですね。Shunの歌詞を見ながら“この気持ちを俺だったら何て書くだろう?”って考えたり。これまで以上に自分の内側が成長できた作品になった気もするし、作っていく中でこれまで以上にメンバーとも向き合えたかもしれないですね。誰に歌いたいかを考えながらも、結局は自分のことを言葉にしているんだけど、それも自分に自信が持てるようになったからそうやって言葉にできたのかなって」
 
――『マエニマエニ』(M-9)も『Eyes』(M-10)も、寄り道しないでまっすぐに届く言葉でできていますね。
 
Jose「そう。僕もShunが言ったみたいに上手く言おうとしたり言葉をきれいにまとめるよりは、僕らしくやるならその瞬間に思ったことを書いていくほうがいいと思ったし、『マエニマエニ』は、考えていると“前に前に”って言葉がどんどん出てきて、もうそのまま使っちゃえって(笑)。ひねった造語を考えたりする暇があったら、自分の言葉をパワーアップさせるほうが僕らしいなって」
 
Shun「やっぱりシンプルなのがいいんですよね。音楽とかアート、絵とかデザインもそうですけど、新しいことを提示するのも大事だし、考えさせられるものもカッコいいんだけど、シンプルなものって絶対に普遍性があって広くいろんな人に伝わりやすいんだと思うんですよね。TOTALFATがやっている音楽は広くオールエイジだし、老若男女を問わず伝えたいと俺は思っていて。そのためには最短距離が必要で、そういった意味でシンプルさを追求しているところもあって。大切なのは、そういう想いで曲を書いちゃったら後は俺たちがどう生きるか、ということだけだと思うんですね。歌ってるヤツがどういう生き方をして、その生き方から何が伝わってくるか。だから、曲を書いてしまえば後は自分がカッコいいミュージシャンになって、カッコいい生き方をして、その俺から出てくるもので、聴いてくれる人やライブに来てくれる誰かを感動させることができたら。その作業しかないと思うんですよね。TOTALFATは今さらスタイルを変えようとは思わないし、これを追及して突き詰めていってこのスタイルの一番カッコいいところに到達すれば、それで絶対に人生が変わる人とか、俺らを見て元気を出してくれる人とか、そういう人はもうすでにいると思うんですけど、その数を限りなくデカくして、TOTALFATという集団で日本を盛り上げてぇなって(笑)。そう思い描いたときに、今書く必要のある歌詞、曲は書けたと思います」
 
――まさに今言われた通り、メッセージを伝えるだけじゃなく生き方を見せることで伝えているように感じたのが『CALLING YOU feat. LIBRO』(M-11)で。ライブの帰り道を思わせる曲ですが、どんなに高揚したライブでも帰り道は1人で日常へ帰っていく。そのあたりを“だれもがバラバラな歩幅”という歌詞が表しているように思えて。
 
Shun「僕自身、ライブの帰りに聴きたい曲のプレイリストを作っているぐらい、何曲かそういう曲があるんですけど、この曲はまさにTOTALFATのライブを観た後に聴いてほしいし、また次のライブに来てほしいという願いも込めて再会の約束をしたいという想いの曲で。“だれもがバラバラの歩幅”のところは自分でもすごく気に入っていて、そもそもこのバンドができたのは、俺とBunta(ds)で'99年のオフスプリングの来日公演を観に行ったその日の夜に盛り上がって、“バンドやろうぜ!”ってTOTALFATを組んだんですね。けど、ライブの前までは自分としてはすごく疎外感を感じていて。地元の埼玉から2時間ぐらいかけてライブ会場へ着いてみたら、周りにいる人はみんなカッコよくて大人に見えちゃって、俺なんかがこんなところに来てよかったのかなとか思ったりして。すげぇ落ち込んでたんですけど、ライブが始まったら、パンクが好きだとか、オフスプリングが好きだというたった1つの共通項があるだけで、さっきまで別々だった人たちが全員一緒になってる。ここにいる人たちみんなが一緒なんだっていう、疎外感がなくなる瞬間を味わったんですね。翌月の雑誌のインタビューかなんかで、ボーカルのデクスターが、“見た目や着ている服で誰がパンクか、パンクじゃないかなんて決まらない。オフスプリングは、ジャージを着ているやつも会社の制服を着てるやつも、ギャルもパンクスも誰でも全員集まっていい場所で、それがオフスプリングのライブなんだ”って話しているのを読んで。まさに俺があのときに感じて、救われたことを言ってくれていたんですよね。“バラバラな歩幅”っていうのはそういう経験から出てきた言葉でもあるし、個別に見れば違うもの同士が大きく一緒になるっていう感覚を自分もまたライブハウスで味わいたいなという気持ちもあるし、そこに対する感謝みたいなものもあって」
 
――ファンの人や、TOTALFATのライブに来たことのある人は、みんなが感じているのかもしれませんね。
 
Shun「だからみんなライブハウスに集まるんでしょうね。CDが1枚買える以上の値段でチケットを買ってくれるわけですもんね。CDだったら一生聴けるけど、ライブはたった一晩のうちの数時間で。けど、やる側も観る側もそこに価値を感じて集まってるんですよね」
 
――この曲の最後の、“思い出かきわけ 生まれ変わる”という一言こそがTOTALFATの転がり方なのかなと思いました。また会おうという再会の約束とともに、次へ向かう姿勢がその1行に表れているようで。
 
Shun「そこのリリックはLIBROさんが書いてくれたんですよ。ここ1~2年ずっと考えてるんですけど、過去のことを歌い過ぎるのはやめようと思っていて。もっともっと俺たちは未来に賭けていきたいし、過去じゃなく先のことを歌いたい。一日の終わりを歌ったこの歌の一番最後に“生まれ変わる”という言葉がくるのはすごいなぁと思ったし、過去が未来を作っていくというか、核心を突いたすごいリリックを書いてくれたなぁと思っていて」
 
Jose「そう。すごく俺らのことを分かってくれているなぁと思いましたね」
 
――『スクランブル』(M-2)には“明日に後悔は無い”という歌詞もありました。後悔というのは過去を振り返ってするものだから、その歌詞がとても新鮮で。
 
Shun「そう。今の自分を作っているのは、昨日の自分とか3ヵ月前の自分なわけですよね。ということは、今この瞬間がこれから先の過去になるわけだから、この先将来的にする後悔は今のうちに潰せるんじゃないか…?って、夜ランニングしてるときに思って(笑)。例えばもしも次のライブでバテちゃったときに、“なんであのとき、走って鍛えておかなかったんだろう”って後悔する自分を今、ランニングすることで潰していると。いつもだいたい夜10時とか11時ぐらいに六本木とか渋谷の繁華街のド真ん中を走ってるんですけど、息を切らして走って、信号で立ち止まってパッとスクランブル交差点を見上げたときに目に映った景色が、いつも昼間に見る景色とは全然違ったりして。家に帰る人、酔っぱらってる人や遊んでる人や、いろんな人間がぐちゃぐちゃになりながらそれぞれの目的地に向かっていて、その中で俺は今、自分がやりたいこと、やらなきゃいけないことを選んでここにいる。今、自分自身を鍛えながらここにいられるということは、明日の後悔も消せるし、自分を高めることもできているんじゃないか。そういう気持ちで書いたのが『スクランブル』で」
 
――歌詞にあった“オリジナル人生”という言葉が印象的でした。
 
Shun「最初にデモを作ったときに、“オリジナル人生~”って鼻歌で歌いながら、“このワードめちゃくちゃダサいなぁ”って思ってたんですよ(笑)。それをみんなに聴かせたらKuboty(g)が、“オリジナル人生って、めっちゃいい言葉じゃん”って。“これって、まさに俺たちに必要な言葉じゃん”って言ってくれて、“マジで!?”って(笑)。そうやって、自分だけの感覚だったら絶対ボツにしちゃいそうだけど、メンバーが残してくれた言葉が他にも結構あって。作詞のクレジットとしては俺の名前になってるけど、メンバーの感性も入っているんですよね。自分の価値観だけで“このワードは響きがダサいから”って変えちゃうと、多分平たい歌詞になっちゃうのかなって。どこか一ヵ所でも飛び出てたりデコボコになるだけで、それが曲のアイデンティティになるんですよね。だから、メンバーには積極的にデモの仮歌の段階から聴かせようと(笑)」
 
Jose「自分の考えだけで書いていると、きれいになっていくだけなんですよね」
 
Shun「曲の区画整理が始まるからね(笑)」
 
Jose「メンバーによっては、歌詞の中にある飛び出た感情が時には刺さる部分になったりして。不格好に見えても出っぱってたほうがよかったりするんですよね。逆に自分で“すごくいい”と思うフレーズを“イマイチだわ”とか“普通だね”って言われたりすることもありますから(笑)」
 
――Joseさんの曲『マエニマエニ』(M-9)で“自分を見せつけてよ”と歌われていますね。この曲を聴きながら、“…けど、目立つと、出る杭は打たれるんだよなぁ”と思っていて。そしたら“出る杭は打たれるのなら 誰よりもハイになれ”という歌詞が聴こえてきて(笑)。“ハイ”というのが燃え尽きて灰になるほうのハイだったり、高い=highだったり、いろんな意味にとれるし、何より出る杭は打たれるとか気にしている自分がカッコ悪いなぁと。
 
Shun「さっきも言いましたけど、去年アメリカに行ったときに現地の人たちと話していて思ったんですけど、みんながみんな、自分であることにすごく誇りを持ってて。逆に言うと、日本ってそういうことを押し殺さないと息苦しくなっちゃうカルチャーなのかなって」
 
――本当はそれがイヤなんですけどね。
 
Jose「現地でできた友達と話してみると、おばあちゃんやおじいちゃんは違う国で生まれてたりとか、みんないろんな血が混じってて、自分のルーツとか根本的な生まれがどこなのかわからないって人もいて。だからこそ、“自分は今ここにどういう気持ちで立っていて、お前と話しているんだっていうのを強く持っていないと、自分は自分じゃないんだ”と。それぐらい強い気持ちをぶつけてくれている人たちに対して、僕は最初“自分は英語が喋れないから”とかって恥ずかしく思っていて、でも、そう思ってること自体がカッコ悪いなって。せっかく日本からアメリカまで来たんだし、友達になりたいんだって気持ちをもっと伝えなきゃって切り替えて接していったら、相手もすんなりと受け入れてくれて。僕自身も、それぐらいの気持ちで聴いてくれている人にぶつかっていきたい。ミュージシャンとしても、1人の人間としても、“こんなことで悩んでるけど、こうやって答えを出してとにかく前に行きたいんだ”って気持ちを歌いたいし、時には愚痴ってしまうことだってあるけど、それを理由に自分を押し殺すのをやめよう、と自分自身にも言いたかった。たぶん、何かあると“自分なんて”ってふさぎ込みがちな人も多いと思うけど、“カッコ悪くたって前に行こうぜ”っていうのをポジティブな歌で伝えたかったんですね。今、メンバー4人ともがそういう感じだし、僕らは全員がリスペクトしあっていて、これだけバラバラな4人がTOTALFATというバンドでまとまった瞬間にカラフルに弾けることができる。だから、人と同じじゃないことを気にする必要はないし、人と同じことなんてしなくていいじゃんって」
 


――最後の『ONE FOR THE DREAMS』はファンファーレのような曲で、昨年ヘッドライナーを務められた『PUNKSPRING 2016』のライブ映像も交えたMVも観るたびにジワッとこみ上げるものがあります。この曲の、“遊びも仕事も努力も全ては「どれだけ楽しめるのか?」 好きだという想いは譲らないで”という歌詞はまさにその通りだと思いました。
 
Shun「大人になるといろんな事情もあって物事を選ばなきゃいけないときがあるけど、選択に迫られたときに最後に残るのは“好き”っていう気持ちなのかなって。だとしたら、そこにだけは背かないで自分は音楽を仕事にして生きていきたいなと思ったんですね。逆に言うと、どんなに賢く生きていても“好き”を譲っちゃったら、絶対に幸せになれないなって。たぶん、世の中の素晴らしいことっていろんな人の“好き”って気持ちで成り立ってることがいっぱいあると思うんですね。ラジオや雑誌もそれが好きでやっている人がいるから、それが聴く人や見る人に伝わって、次の世代へと連鎖していく。でも、“好き”を諦めた時点で終わってしまうんですよね。その気持ちはこれからもずっと強く歌い続けるんだろうなと思います」
 
――6月6日(火)千葉LOOKを皮切りに半年に及ぶロングツアーが始まっています。関西は7月11日(火)神戸KINGSX、13日(木)京都MUSE 、23日(日)奈良NEVER LANDと、10月14日(土)大阪 なんばHatchですが、初めてライブに来る人にも、これまで何度も来ている人にも、改めて何かメッセージをお願いします。
 
Shun「ライブって非日常な時間で、実質2~3時間ぐらいの短い時間だけど、たった一度それに触れただけで俺もメンバーも何かが変わってバンドを始めちゃったわけだし、来てくれている人の中にもライブに来たことで何かが変わったり、ライブに来ることでエネルギーをチャージして日々の生活に戻っていくこともあると思う。そうやってライブのおかげでいいループが生まれてる人たちはたくさんいると思うし、TOTALFATはそのループがよりいい方向に強く発生できるバンドだと思っているんですね。だからもしも、自分を変えたいとか、今何かに迷っている最中だったりする人は、ぜひ僕らのライブに来てもらいたいし、純粋に楽しみたいヤツはかかってこいって感じで(笑)。そういうヤツらの力を借りて、心が晴れる瞬間が生まれることもあると思うんですよね。そういうものも楽しみにしながらライブに遊びに来てもらえたらいいなと思います」
 
Jose「今回のアルバムは特に、過去のことよりも、今とこれからのことを歌っているから、ツアーもそういうものになると思う。今を生きている1人でも多くの人に耳から目から心から届けて、すごく近くで歌いたいと思っているし、なるべく濃い時間を過ごしたかったから、対バンはナシでワンマンツアーにしたんですね。これまで来てくれている人も、初めて来てくれる人も、そこは全員同じで仲間だと思っているので、僕らがアルバムで出した答えの答え合わせをライブでみんなでできたら嬉しい。それと、ツアーを経験することで曲が成長していくんですよね。ライブでやってみて初めて、“みんなはここを歌いたかったんだ”って分かったり、みんなが笑顔になるタイミングが自分のイメージしていたところとちょっと違ったりとか、そういう発見と挑戦があるから、今回のツアーでみんなと曲を完成に持っていけたらなと思っています。ぜひ来てほしいです」
 
Shun「俺たちのライブに来ちゃいけない人はいないからね。遠慮しがちな気持ちとか、“ライブハウスに行ったことないし”って思う人もいるかもしれないけど、かつて俺がオフスプリングにそう思わせてもらったように、自分たちの居場所を作りたいなと思いながらやってるんで誰でも超ウェルカムです。毎回必ずいるんですけど、“TOTALFATのライブでライブハウスデビューしました”って言われたらすごく嬉しいですよ。そういう人も、最高の“初めて”を体験しに来てほしいですね」

Text by 梶原有紀子
 




(2017年6月22日更新)


Check

Movie Comment

Release

Album
『FAT』
発売中 2500円(税別)
RX-RECORDS/UK. PROJECT
RX-126

<収録曲>
01. R.E.P
02. スクランブル
03. Delight!! feat. J-REXXX
04. 晴天
05. Chase
06. Wanna Be
07. Revenge of Underdogs
08. 宴の合図
09. マエニマエニ
10. Eyes
11. CALLING YOU feat. LIBRO
12. ONE FOR THE DREAMS

Profile

トータルファット…Jose(vo&g)、Shun(vo&b)、Kuboty (g)、Bunta(ds)。'99年に結成、'00年よりライブを開始。2003年に1stミニアルバム『End of introduction』をインディーズレーベルよりリリース。'07年5月、グッド・シャーロットの来日公演のサポートアクトを務めたのをはじめ、マキシマム ザ ホルモンやELLEGARDEN、KEMURIのツアーに参加。’08年4月に『PUNKSPRING 2008』初出演。同年、バンドを組むきっかけとなったバンドであるオフスプリングのジャパンツアーに参加し、日本人最多の7公演をサポート。'09年には初のアメリカ西海岸ツアーを敢行。翌'10年6月にアルバム『OVER DRIVE』でメジャーデビュー。'13年には初のベストアルバム『BEST FAT COLLECTION』をリリース。インドネシアのジャカルタで開催されたフェスに出演。インドネシアでの初ライブにもかかわらず大トリを務め満場の観客を魅了。'15年7月、レーベルを移籍し7thアルバム『COME TOGETHER,SING WITH US』リリース。10月に発売したシングル『宴の合図』のカップリングで秦 基博の『ひまわりの約束』をカバーし話題を呼ぶ。'16年4月、『PUNKSPRING 2016』で日本人初のヘッドライナーを務め、それを記念して会場限定シングル『ONE FOR THE DREAMS』4000枚無料配布。'17年4月、約2年ぶりのニューアルバム『FAT』リリース。6月6日の千葉LOOKを皮切りにワンマンツアー『FAST AND TIGHT tour 2017』開催。関西公演は7月11日(火)神戸KINGSX、7月13日(木)京都MUSE、7月23日(日)奈良NEVER LAND、10月14日(土)なんばHatch。

TOTALFAT オフィシャルサイト
http://totalfat.net/


Live

『FAST AND TIGHT tour 2017』

 
【神奈川公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月15日(木)F.A.D YOKOHAMA

【埼玉公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月17日(土)HEAVEN’S ROCK
Kumagaya VJ-1

【栃木公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月18日(日)HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2

【愛知公演】
Thank you, Sold Out!!
▼6月23日(金)club KNOT

【山梨公演】
▼6月24日(土)甲府 KAZOO HALL

【秋田公演】
▼7月1日(土)Club SWINDLE

【岩手公演】
▼7月2日(日)the five morioka

【島根公演】
▼7月8日(土)APOLLO

【山口公演】
▼7月9日(日)周南LIVE rise

Pick Up!!

【兵庫/京都公演】

チケット発売中 Pコード326-710
▼7月11日(火)19:00
KINGSX
▼7月13日(木)19:00
KYOTO MUSE
オールスタンディング3500円
GREENS■06(6882)1224

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チケット情報はこちら

 
【福井公演】
▼7月15日(土)福井CHOP

【長野公演】
▼7月16日(日)松本ALECX

【三重公演】
Thank you, Sold Out!!
▼7月22日(土)松阪M’AXA

Pick Up!!

【奈良公演】

チケット発売中 Pコード326-710
▼7月23日(日)18:00
NEVERLAND
オールスタンディング3500円
GREENS■06(6882)1224

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【宮城公演】
▼7月29日(土)BLUE RESISTANCE

【長崎公演】
▼9月9日(土)DRUM Be-7

【福岡公演】
▼9月10日(日)DRUM Be-1

【北海道公演】
▼9月16日(土)club garden

【宮城公演】
▼9月18日(月・祝)18:00
仙台CLUB JUNK BOX

【静岡公演】
Thank you, Sold Out!!
▼9月22日(金)静岡UMBER

【香川公演】
▼9月24日(日)DIME

【石川公演】
▼9月30日(土)金沢vanvanV4

【新潟公演】
▼10月1日(日)GOLDEN PIGS RED STAGE

Pick Up!!

【大阪公演】

一般発売7月9日(日)
Pコード330-387
▼10月14日(土)18:00
なんばHatch
1Fスタンディング3500円
2F指定席3500円
GREENS■06(6882)1224

6/26(月)23:59まで大阪公演の
先行抽選プレリザーブを受付中!

チケット情報はこちら

 
【愛知公演】
▼10月15日(日)Zepp Nagoya

【広島公演】
▼10月21日(土)広島クラブクアトロ

【岡山公演】
▼10月22日(日)IMAGE

【東京公演】
▼10月29日(日)STUDIO COAST