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味園ユニバースでの共演も楽しみな純烈×赤犬
昨年末には赤犬のタカ・タカアキが大丸心斎橋劇場で
行われた純烈『聖夜歌謡祭』に潜入!
その一部始終を見た!

スーパー戦隊、仮面ライダーシリーズの俳優を中心に結成されたムード歌謡コーラスグループ純烈が、クリスマスムード高まる大阪に降臨! 2016年12月20日に開催した『聖夜歌謡祭』では、6人が久しぶりの大阪単独で勢いあふれるパフォーマンスを見せた。そのステージは同年12月31日で脱退を表明した林田達也を送るセレモニーまで、現実とフィクションが入り混じった純烈ならではのものだった。

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現在、“スーパー銭湯のアイドル”として、さまざまなメディアで話題沸騰中の純烈が、大阪での単独公演を開催。久しぶりの大阪単独、しかも平日の昼間にもかかわらず、2日間計4回の公演チケットは早々に売り切れ、絶好調なグループの勢いを見せつけた。

今回の公演は、歌と芝居がミックスされた構成となっており、純烈結成~初の単独公演開催、紅白歌合戦出場を目指しての奮闘、そして、年内でのグループ脱退を発表した林田達也の卒業までを描く。物語自体はフィクションだが、随所に挟まれるアドリブでは実際にあったエピソードが話されていると思われ、現実と虚実を行き来する楽しさは、この公演に、より個性的な色を持たせていた。

物語は、リーダー・酒井一圭が雇われ支配人を務めるキャバレー「グランドスター」の閉店後の店内から始まる。歌手としての成功を夢見る酒井が、従業員仲間とムード歌謡のグループ結成を提案。「歌のうまい友人をリードボーカルに入れる」という言葉に合わせて白川裕二郎が客席から登場すると、1曲目「涙くんさよなら」でメンバーと合流し、ここに純烈誕生の瞬間を迎えた。


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紆余曲折を経てデビューにこぎつけ、発表したデビュー曲「涙の銀座線」に続いては、アカペラにも挑戦。友井雄亮をリードボーカルに据えたゴスペラーズの「ひとり」では、静寂の中に響く見事なハーモニーで客席を魅了した。

場面は変わって、昨年9月に行われた純烈単独コンサートの舞台へ。客席とのかけあいで盛り上がる「星降る夜のサンバ」を歌い終えると場面が一転。楽屋での酒井と小田井涼平の会話に。酒井が病気の母を励ますために純烈の活動をしているという美談が広まるが、実はそれは嘘だったーー。そのことを打ち明けるか否かがグループの存続に関わるという話になり、アンコールで真実を告白。そして歌われたのは、「言葉足らずのメロディ」。メンバー自身が家族への愛を綴った曲を歌うにあたって、嘘はつけないーー避けては通れない壁を乗り越え、6人は単独ステージの幕を閉じた。

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シーン2は、紅白歌合戦の出場者が発表になった11月30日。一覧の中に純烈の名前はなく、閉店後のグランドスターでそのことを知ったメンバーの間には、まったりとした空気が流れていた。しかし、酒井の「クリスマスに向けてショーの準備を始めるぞ!」という号令のもと、大阪での単独公演に向けた臨戦態勢に。まずは酒井が、「このカバーは予測つかないと思うよ」と、SPEEDの「WHITE LOVE」を披露。その意外性に客席も驚きを隠せなかったが、小田井とともに力強く伸びやかな歌声を聴かせた。後上翔太、白川、友井は「仮面舞踏会」を。激しくキレのあるダンスは、純烈の振付師である友井の見せ所だ。歌い終えると、そのまま「純烈とクリスマスの相性が良くない」というテーマトークへ。これまでの活動中に起こったクリスマス絡みのエピソードで客席の笑いを誘う。

クリスマス公演への練習も大詰め。ここで、オリコン演歌チャートで1位に輝いた「幸福あそび」が登場。ムーディーな曲調とは対象的なアクティブな振り付けで、目と耳、両方で楽しませる。

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舞台には酒井と林田の二人が残り、しんみりとした雰囲気に。家庭の事情でグループを離れる林田を見つめる酒井の切なげな表情は、実際のシチュエーションでも同じやり取りが交わされたのではと想像させる。そのまま二人でアカペラで歌った「上を向いて歩こう」は、そんな林田と、純烈を続ける5人に向けたエールだったのかもしれない。

シーン3では、ついに「聖夜歌謡祭」の本番を迎える。「恋は青いバラ」でダンサブルに幕を開け、小田井デザインによる着物柄をあしらった衣装が艶やかにステージ上を舞う。

小田井と酒井が歌う「傾奇者恋歌」に合わせて白川が豪快な殺陣さばきを見せると、次はムード歌謡の名曲「たそがれの銀座」。この曲では歌唱はなく、友井がインストラクターとなり、体をほぐすためのストレッチタイムに。コンサート中盤でステージ、客席が一体となって体操を行うのも、純烈のステージでしか見られない光景だろう。


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「星降る街角」で客席に降り、観客と固い握手を交わすと、ステージもいよいよハイライト。アップテンポな「今夜はドラマチック」で一気にヒートアップして(物語上の)本編が終了、場面は楽屋に。林田の脱退を惜しむ声がメンバーから飛び交い、林田も「今年が終わらなければいいのにな…」と、純烈メンバーとしての残り僅かな時間を惜しんだ。そんなムードの中で歌われるのは、オープニングを飾った「涙くんさよなら」。林田を送り出すような歌声に、涙ぐむ観客も。林田からは「6年間ありがとうございました!」という感謝の言葉とともに「グッバイマイラブ」が届けられ、最後は「ひとりじゃないから」で客席を温かく包み込み、6人はステージを後にした。

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鳴り止まないアンコールに応えて再登場すると、まずは「キサス・キサス東京」でムーディーに。そして、最後の最後は、「聖夜歌謡祭」の名にふさわしくクリスマスソングのメドレーに突入。「ママがサンタにキスをした」「赤鼻のトナカイ」を、おどけた仕草を交えながら歌い上げ、大阪の町に純烈からのスペシャルなプレゼントを残した。


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取材・文・構成/伊東孝晃(クエストルーム)
撮影/河上良(bit Direction lab.)




(2017年4月 1日更新)


Check

●Live

赤犬presents「夜はともだち」

発売中
Pコード:323-116

▼4月30日(日) 17:00
味園 ユニバース
スタンディング-3500円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[出演]赤犬/純烈
[問]SMASH WEST
[TEL]06-6535-5569

チケット情報はこちら


伍代夏子

発売中
Pコード:315-926

▼4月9日(日) 13:30/16:30
三木市文化会館 大ホール
全席指定-5800円
[ゲスト]純烈
※未就学児童は入場不可。CD付。
[問]デカナル
[TEL]06-6362-7610

チケット情報はこちら


●Interview

大阪の至宝・赤犬が思いこがれた、健康ランドを騒がせ続ける 歌謡グループ・純烈とのイベントが4/30(日)に開催! 赤犬のタカ・タカアキ(vo)ロビン前田(cho)、 純烈の酒井一圭と白川裕二郎によるインタビュー&動画コメント

https://kansai.pia.co.jp/interview/music/2017-03/junretsu-akainu.html