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アルバム『Awesome City Tracks 4』をリリース
4月から全国ツアーをスタートさせるAwesome City Clubの
PORIN(vo&syn)、atagi(vo&g)が新作について語る
インタビュー&動画コメントが到着!

Awesome City Clubのニューアルバム『Awesome City Tracks 4』がとても素晴らしい。初顔合わせとなったプロデューサー陣(Carly GiraffeやTokyo RecordingsのYaffle、OBKR他)との相性の良さはもちろん、ドラムのユキエが作詞を手掛けた『Sunriseまで』(M-3)は、言葉運びのテンポの良さとセンスの鋭さがユニーク。他にも、ジェイムス・ブレイクやカシミア・キャットなどが提示する、ポストロックもR&Bもエレクトロニカも内包した音楽性とJ-POPの融合が高精度でなされた『Cold&Dry』(M-4)と、続く『Movin’ on』(M-5)の2曲が醸し出す張り詰めた空気感の奥深さは、聴く度に違った色や景色を見せてくれる。是非、ヘッドフォンでボーカルのエフェクトや細やかな音の一つ一つも漏らすことなく聴いてみて欲しい。インタビューの中で彼らはこれまでの作品を振り返り、「その時々のマインドや影響を受けたものが如実に作品に出ていて、それが自分たちの長所でもあり短所でもある」と話していたけれど、そうやって作品に投影された彼らの生々しい息遣いの一つ一つに、聴き手は共感したり揺さぶられたり、時には力を分けてもらったりしているんじゃないだろうか。今回のアルバムを作る上で彼らは、“人間賛歌”をテーマの1つとして掲げたと話していたが、そういった生々しさも彼らの人間賛歌を形作る大切なピースの一つ一つなのだ。このアルバムを携えた全国ツアーの大阪公演は5月11日(木)梅田クラブクアトロ。それに先駆け、2月20日(月)梅田Shangri-laより、東名阪3か所を回る彼らにとって初のアコースティックワンマンツアーがスタートする。まさにAwesomeなアルバムを作り上げた5人を代表してPORIN(vo&syn)、atagi(vo&g)の2人に話を聞いた。

――アルバムに先行して配信されていた『今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる』(M-1)は、2人の歌声の魅力も相まって一聴すると男女の恋愛ソングにとらえられますが、個人的に全然違う聴き方をしていました。仕事で行き詰っている時に“そういう夜もある”、“それも間違いじゃない”と、どこか許してもらえているような救いを勝手に感じる瞬間があって(笑)。
 
atagi「あはは! けど、僕らがあの曲に込めたメッセージの本質って実はそれに近いものがあって。自分も含めてなんですけど、他人や世間に対してもうちょっと寛容になれたら、もしくは、もう少しだけ相手が寛容になってくれたら、お互いに今よりもっと違った表現ができたり、許し合えたりするんじゃないか。いろんな場面で“許されたい”と思っている人って実はたくさんいるんじゃないかということを、曲を作る時に話していたんですね。男女のデュエットだし恋愛の歌ととらえられるんですけど、たとえば曲中に出てくる“嘘つき”ってセリフは、相手を非難しているようで、実際には相手に対して愛着とか、許せる寛容さを持っていないと言えない言葉だと思うんです。要は、みんなが今よりもう少し優しい気持ちになれたらいいのにねというメッセージがあるんですよね」
 
PORIN「結構チャラい歌に勘違いされやすいんですけど(笑)、その裏側には、若者特有の承認欲求だったり、日々を生きているからこそ感じる寂しさだったりをちゃんと入れ込むことができました。ただの恋愛ソングには終わらないんだけど、恋愛にも変換できていろんなとらえ方ができるものになったから、曲としての完成度も自信が持てるものになりましたね」
 
――周囲に認めてもらいたい、許されたいという気持ちは、10代の人でも30代でもあるでしょうし、Awesome City Clubの曲は都会的だけれど、都会に生きている人だけがそれを感じているわけでもない。今作の曲は、そうやっていろんな場所で日々を生きているリスナーにとっての人生のガイドになり得る曲達なんじゃないかなと思いました。悩んでいる時には一緒に並んで歩いてくれたり、時には少しだけ前を歩いて手を引っ張ってくれるような曲だったり。PORIN さんが同性へ向けて詞を書かれた『Girl’s Don’t Cry』(M-2)は特にそう感じます。
 
PORIN「今回、アルバムを作る上で“Awesome Revolution”というテーマを掲げていて、それは世の中をよりAwesome(=素晴らしい)なものにしていこう、私たちならではの人間賛歌を作って発信していこうということだったんですね。『Girl’s Don’t Cry』は女の子の背中を押してあげられる曲が書きたかったし、そういう歌を歌える自分になりたいなって。こういう応援ソングって、押しつけがましく聴こえる人もいるでしょうし、歌う人を選ぶと思うんですけど、言葉だけじゃなく自分自身が心からこの歌のように思えて、その気持ちを“伝えたい”と思うようになった。これまでも女の子特有の感情や恋愛の歌は歌ってきたけど、メッセージとかこういう素直に強い言葉で歌詞を書くのは初めてだったので、自分ではちょっと照れくさいんですけどね(笑)」
 
atagi「こういう曲って、いかにも“私、女子代表です”みたいな歌でもあるし、それを背負う覚悟みたいなものができたのは、PORINにとって1つの大きな変化なんじゃないかなと思いますね」
 
――応援や励まし方もいろいろありますが、この曲の歌詞の“タフな性格で乗り越える”とか、“ラフなアイデアでヤバいピンチを切り抜ける”という軽やかさがすごくいいなって。
 
PORIN「自分に対するメッセージでもあるんですよね。いろんなことを難しく考えずに行動できたらいいなと思っていた時期でもあったし、自分の中でいちばん大きかったのはライブなんですね。去年の後半ぐらいからライブがすごく良くなってきていて、今まで以上に自分たちの明るい未来を感じるようになれて。だから、『Girls Don’t Cry』のような前向きな気持ちが今の自分にもピッタリで」
 
――ライブに関して、1つ壁を越えましたか?
 
atagi「本当、ある時突然にという感じだったんですけど、僕らとお客さんが噛み合い出した瞬間があったんですね。その場にいるお客さんの温度や空気を感じ取ることができて、呼応することができるようになってきたというか。爽快な出来事でしたし、アルバムの制作とライブが前後しながらよくなってきていて、そういうこともPORINが言ったバンドの明るい未来につながる自信になったんだと思います」
 
――今回はTokyo RecordingsのメンバーやCarly Giraffeさんなど曲により多彩な顔ぶれがプロデュースで参加されていますね。
 
atagi「おもしろいですよね。こんなにハマったのも初めてというか、前作『Awesome City Tracks 3』では歌詞の部分でいろんな方に共作してもらったんですけど、今回のようにいろんな方にプロデュースしてもらったのは初めてでとても刺激的でした」
 
――特にTokyo RecordingsのOBKRさんは宇多田ヒカルさんの新しいアルバム『Fantome』にも参加されていますが、Awesome City Clubとは確実に相性が良いんだろうなと、いちリスナーとしても思います。
 
PORIN「宇多田さんのアルバムには私たちも影響を受けていて、今作の制作時期と『Fantome』のリリース時期が一緒だったこともあって、かなり聴きましたね。衝撃も受けたし、久しぶりにいいアルバムに出会えたなという感じがして。あのアルバム自体も人間賛歌だと思うし、その部分でも影響を受けましたね」
 
atagi「『Cold&Dry』(M-4)をOBKR君とやりたいと言い出したのは僕なんですね。この曲で僕が何が欲しかったのかというと、“やっちゃってる”感が欲しかった。宇多田ヒカルさんの新譜を聴いた時に僕が感じたのは、彼女は日本のトップセラーの1人であり、あの人がアルバムを出すとなったらどれだけの規模の人たちが動くかわからないぐらいの存在であるのに、新譜を聴いた時の率直な感想は“めっちゃ、やっちゃってんなぁ”だったんですね。それはすごく良い意味で」
 
――なるほど。
 
atagi「これはとても感覚的な言い方になっちゃうけど、宇多田さんのアルバムはたぶんすごく狭いところで音源を完結させているというか、自分の手中でちゃんと曲をコントロールしている。自分の手中で曲をコントロールするからこそ、“やっちゃえる”んですよね。いろんな人の意見が入って薄まったものじゃなく、できるだけ少ない人とのやり取りの中で最短距離で一番濃いものを生み出す。それが自分にとってとても正しいことなんだと思い知らされたのが、『Fantome』だったんですね。『Cold&Dry』はそういう方法がすごく合うだろうなと思ったんです。いろんな人の手に渡って手あかがついて、丸くなって曲が良くなるというよりは、大事に内側に抱え込んで関わる人はできるだけ少なくて、しかも最短距離で強いものを出す。そういうことを意識した曲になりましたね」
 
――確かに『Cold&Dry』はatagiさんの目の醒めるようなハイトーンも、歌い方も音も全部が“やっちゃってる”曲ですよね。
 
PORIN「やったね。誉め言葉だ(笑)」
 
――それまでの3曲にあった日常感みたいなものから『Cold&Dry』(M-4)、『Movin’ on』(M-5)の2曲で一気に宇宙に放り出されるような、確実にそれまでとは世界が変わる曲で。伝わりにくい言い方になってしまいますが、アルバムの中でこの2曲の際立ち方はとても印象的でした。
 
atagi「何かわかるような気がしますし、そう思ってもらえたら本望です。“やっちゃってる”っていうのは共感じゃない方法論なんでしょうね。共感が評価を呼ぶ場合もあるけど、圧倒的に何かに触れてる、振り切れているものが人がすごいなと感じる琴線に触れることもある。この曲は後者なのかなって。このアルバムがリリースされてから、いろんな人のリアクションや身近な音楽仲間の反応を聞く中で、どの曲も欠かせはしないんだけど、僕らが持ってるどうしても手放せない憧れや自分たちが思う音楽への憧れが詰まってるのが『Cold&Dry』と『Movin’on』の2曲だと思うんですね。内省的でもあるし、自分たちの思うカッコいいものにとことんフォーカスしている。そういう部分をすごく好きになってくれる人って、音楽好きな人が多いんだなって」
 
――そこから次の『青春の胸騒ぎ』(M-6)でまた地上に戻ってくる感じが素敵で。
 
PORIN「私もこの曲がすごく好きで、たぶんこの曲がいちばんみんながリラックスして作れたんじゃないかな。今回は1月にリリースする作品だったし、Awesome Cty Clubにはこれまで冬の曲はなかったから、2人で歌うゆったりしたミドルテンポの曲ができたらいいなという想いもあって歌詞をつけたんですね。『今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる』とはまた違った色のデュエットソングになっていて、自分たちの等身大な感じや温かさ、肌の温度とかが伝わるような曲になっていると思う。『青春の胸騒ぎ』というタイトルも自分で付けたんですけど、あまりフックのある言葉を使いたくなくて、どこか懐かしさもあって、なおかつ古くなり過ぎないものにしたくて」
 
――聴いた人それぞれに青春を思い出したり、これから青春を迎える人は青春が終わった後にこの曲を聴いたらとても素敵な気持ちで振り返れるんだろうなって。聴く人それぞれの青春の曲になれる歌ですね。
 
atagi「リアルタイムで青春を生きている当事者の歌ではなくて、郷愁に近いなつかしさを味わう曲ですよね。この曲がまとっているノスタルジックな雰囲気って、プロデューサーのCarly Giraffeさんの力が大きくて。僕はこの曲はアルバムの中で良い意味で一番異質だなと感じていて。それは、演奏する上でのメンバーの精神性の違いだと思うんですね。レコーディングの時のCarlyさんのディレクションがめっちゃ面白くて、“そんなに頑張んなくていいから、もっと力抜いて”とか、“もっと重心を低くして”とか、後ろに後ろに引っ張ってくれたんです。そのディレクションがなかったら、もっとカチカチした今っぽいシティポップサウンドになってたと思うんですけど、僕が思うルーツっぽさとか、ダシが効いてるなと思うところはそこで。本当の意味でレイドバックできている曲になったし、そういう曲を初めて作れたからCarlyさんにはめっちゃ感謝してるし、勉強させてもらえましたね」
 
――PORINさんの歌詞も素晴らしくて。
 
atagi「そう。PORINの歌詞もすごく良くて。今って、音楽はどんどん消費されていくものだし、1つの曲に詰め込む情報量は多ければ多いほどいいみたいな時代だけど、この曲はそういうフックの応酬みたいな曲じゃなく、じんわり効く言葉を1曲全部を使って丁寧に作ることができたんじゃないかな。CarlyさんのプロダクションとPORINの歌詞が、曲の本質的なところを高めたくれたなぁという気がしています」
 
――このタイトルをPORINさんが付けたこともグッときますし、『今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる』とはまた違う2人の声の必然性を感じる曲ですね。
 
atagi「僕もそう思います」
 
PORIN「降っている雪が地面に落ちて溶けていく感じで、2人の声が溶け合っている。そういう感じがしますよね」
 
――さすが(笑)。歌詞を書く上で、言いたいことが言葉にしやすくなったところもありますか?
 
PORIN「言いたいことが自分の中から出てきたことが、いちばん大きかったなぁと思います。これまでは自分の恋愛の実体験から歌詞を書いたりしていたけど、今回もっと外の世界に目を向けたことでこれまでとは違ったものが書けるようになれて。普段生きていて、悔しいなと思うこととか、息苦しいなと思うことも多かったから、それを音楽に昇華できたのがすごくよかったです」
 
――“昇華する”ことって、ただ想いをぶつけるのとはまた違いますね。
 
PORIN「そうですね。怒りをそのままぶつけるのは違うなと思うし、音楽って夢のあるものだし聴く人の心にすっと入り込めるようなものでありたいので」
 
――最後の『Action!』(M-7)はとても力強く温かく背中を押してもらえるような曲で、歌詞を書かれたマツザカさんの真顔が思い浮かぶような曲でした。“笑えるぐらい ケンカしよう”という歌詞の言葉の近さやまっすぐさを他の曲よりも強く感じるし、ある意味で手紙のような曲だなって。手紙って、面と向かって話すよりも素直な気持ちが言葉になるものだなと思うんですね。
 
atagi「僕がこの曲を歌う時に考えていたのは、“今よりももっと小さい過去の自分に何かメッセージを送るとしたら…?”という解釈に近くて。僕は子どもを持ったことがないけど、この曲は大きなゆりかごのような、父性とか母性がある曲やなって。当事者の“どうにかしたいのに…”というジレンマが勝る悩みに対して何かを言うのではなく、“大丈夫。そのまま迷わないで進んでいってね”と歌いかけてる。だから、迷ってたり困ってる時には後押しになれる有用性の高い曲というか(笑)。薬みたいなもので、弱った時にならないとわからないかもしれないけど、必要な人に必要としている時に聴いてもらいたいですね」
 
PORIN「さっき言われたみたいに、この曲ってバンドの5人の顔がすごくよくわかる曲になったんじゃないかなと思うんですね。マツザカの真顔を筆頭に(笑)、演奏している私たちの姿だったり、今私たちが伝えたいことがダイレクトに伝わる強い曲になったなって。曲の最初にドラムのユキエちゃんの声でカウントが入ってるんですけど、レコーディングしてる時の“ワン、ツー!”って掛け声がすごく良くて、“これ、そのまま使っちゃおうよ!”って。最初は入れるつもりじゃなかったし、そうすること自体これまでの私たちだったら考えもしなかったと思う」
 
atagi「歌詞の中に“ReactionじゃなくMake Action!”とか“未来は百花繚乱”とあるんですが、僕らがこのアルバムを通じて伝えたかった、世の中をもっとAwesomeにしたいとか、最初にPORINが言った人間賛歌を歌っていくこととかを、改めてちゃんとメッセージとして聴く人に伝えたくて、この曲が最後になりましたね」
 
――アルバムのツアーは4月14日(金)の広島から始まりますが、それに先駆けて、2月20日(月)梅田Shangri-laを皮切りに初の東名阪のアコースティックツアーがありますね。
 
PORIN「これまでインストアライブとかアコースティックでライブをやる機会はあったんですけど、今回のようなアコースティックのワンマンツアーは初めてだからすごく嬉しい。自分たちもアコースティックライブは大好きだし、今回はお酒も飲めて着席で聴けるように椅子も用意しているので、これまで私たちのライブに来てくれてた人たちは一味違った音楽の楽しみ方ができると思うし、初めてAwesome City Clubのライブに来る人も、大きな音が苦手な人や、ライブハウスに行ったことがない人も是非、安心して来てください!」
 
atagi「好きなバンドやアーティストのライブに行って、めちゃめちゃ聴きたかった曲をアコースティックアレンジで演奏された時のガッカリ感ってハンパじゃないですよね(笑)。僕自身もそういうタイプだったんですけど、今回のアコースティックライブではガッカリさせないし、アルバムで聴く時とは感触が違ってもそこから一歩踏み込んだ先にある世界の広さや楽しさを提案できる機会にもなるんじゃないかな。それがうまくハマッたら、次のアルバムでは思いっきりアコースティックな曲も取り込めるかもしれないですよね。バンドをやっていく中でわかってきたんですけど、バラバラに見えることも全部が一つにつながってるんだなって。たとえば、すごくいいライブができたらその感触が曲にも反映されてくるし、曲で新しい発見ができたらそれをライブでどう表現するかという新しい挑戦につながってくる。紆余曲折があるように見えて、結局は一筆書きになってる。今でいうと、アルバムをリリースしてツアーを回るという順番で活動のペースができつつあって、その間に今回のようにアコースティックライブが加わると、その価値観自体が変わってくるし、単純にアコースティックライブをやると自分たちでも曲の理解が深まるんですね。それを経てフルセットのバンドで臨むツアーでどういう表現ができるのか、自分たちでも今から楽しみです」

text by 梶原有紀子



(2017年3月14日更新)


Check

Release

4thアルバム
『Awesome City Tracks 4』
発売中 2000円(税別)
VICL-64707

<収録曲>
01. 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
02. Girls Don't Cry
03. Sunriseまで
04. Cold & Dry
05. Movin' on
06. 青春の胸騒ぎ
07. Action!


Profile

オーサム・シティ・クラブ…写真左からユキエ(dr)、マツザカタクミ(b&syn)、atagi(vo&g)、PORIN(vo&syn)、モリシー(g&syn)。それぞれ別のバンドで活動していたatagi、モリシー、マツザカタクミ、ユキエにより`13年春に結成。翌年4月、サポートメンバーだった PORINが正式加入し現在のメンバーに。「架空の街 Awesome City のサウンドトラック」をテーマに、テン年代のシティポップを発信。`15年4月に1stアルバム『Awesome City Tracks』をリリースし、iTunesロックチャートで1位を獲得。9月には早くも2ndアルバム『Awesome City Tracks 2』をリリースし11月には初の全国ワンマンツアーが大盛況のうちに終了。`16年3月に配信シングル『Vampire』をリリースし、6月に3rdアルバム『Awesome City Tracks 3』をリリース。大阪を皮切りに行った2度目のワンマンツアーは各地でチケットがソールドアウト。`16年11月に『今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる』を配信リリースし、’17年1月25日に『Awesome City Tracks 4』を発売。前作に引き続いての参加となるいしわたり淳治やCarly Giraffe、Tokyo RecordingsのOBKR、Yaffleなど多彩なプロデューサーを迎え、マスタリングはデヴィッド・ボウイの『★』やヴァンパイア・ウィークエンドを手掛けたジョー・ラポルタが担当している。東名阪3か所を回る初のアコースティックワンマンツアー『Awesome Tailks Acoustic Show』が2月20日(月)Shangri-laよりスタート。また、新作を携えた全国ツアー『Awesome Talks –One Man Show 2017-』が4月14日(金)広島SECOND CLUTCHよりスタートし、大阪公演は5月11日(木)梅田クラブクアトロ。

Awesome City Clubオフィシャルサイト
http://www.awesomecityclub.com/


Live

【広島公演】
▼4月14日(金)セカンド・クラッチ
【福岡公演】
▼4月15日(土)Fukuoka BEAT STATION
【宮城公演】
▼4月21日(金)LIVE HOUSE enn 2nd
【北海道公演】
▼4月23日(日)BESSIE HALL

Pick Up!!

【大阪公演】

発売中 Pコード:316-885
▼5月11日(木) 19:00
梅田クラブクアトロ
オールスタンディング-3800円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。12歳以下はチケット購入の上、保護者同伴に限り入場可。
[問]GREENS■06-6882-1224

【愛知公演】
▼5月14日(日)名古屋クラブクアトロ
【東京公演】
▼5月19日(金)赤坂BLITZ

チケット情報はこちら

Comment!!

ライター・梶原由紀子さんからの
オススメコメント

「Awesome City Clubは、誰にでも紹介したくなる自慢の友人みたいなバンドであり、音楽。気持ちのいい音楽が好きな人だったら誰にでも薦めたいし、そうやってお薦めした相手から好感触な反応が返ってくると、一気にその人との距離が縮まる気がする。インタビューでも触れた通り、『青春の胸騒ぎ』(M-6)で来し方を振り返って懐かしんだり、晴れない想いを抱えて過ごす深夜に『Cold&Dry』(M-4)や『Movin’ on』(M-5)がほのかな光を差してくれたり、Awesome City Clubの音楽は今の時代を生きる自分にとって一つのガイドになってくれているように感じる。毎日、呼吸をするように栄養を摂取するように、Awesome City Clubの作るポップミュージックを楽しみつくしたい」