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「僕らは常に新しい自分を探してる」
ちゃんと悩んで乗り越えて、移りゆく時代に鳴り響く
タイムレスでインフィニティな音楽『∞Eight』を語る
Def Techインタビュー&動画コメント

 ここ数年は、毎年1作のペースでDef Techからグリーティングカードのようにニューアルバムが届けられる。今年届いた『∞Eight』は、インタビューでMicroが語っているように、これまで以上にShenがリーダーシップを取り制作を進めていった側面もあったという。ギターの西川進や、ベースにはThe BONEZ、Pay money To my PainのT$UYO$HIら旧知の面々に加え、数年前にMicroがそのプレイに一目(耳?)惚れして口説き落とし、今回が念願の初共演となったドラマーの白根佳尚らがサポート。その時々の心情や近況を手紙に綴るように、どの曲にも今のMicroとShenがダイレクトに映し出されている。8月20日(土)・21日(日)には大阪城野外音楽堂でDef Techの夏フェスとも言えるライブも開催。さらに秋には、2年ぶりの全国ツアーも開催される。力強いメッセージと共に、極上の心地よさが溢れるグッドミュージックを、アルバムでもライブでも楽しみたい。



ずっとタイムレスな音楽を作りたいと思ってたけど
今回は本当にそこに行けたんじゃないかな
 
 
――新作『∞Eight』を聴いていて、活動休止期間を経て届いたアルバム『Mind Shift』(‘10)を聴いたときに受けた、“またDef Techが始まったんだ!”とジワジワくる感覚を思い出しました。今作のオープニング曲『LOL』(M-1)は大きくゆったりと始まり、サビでは力強いメッセージが耳に飛び込んできて、音楽で背中を押してもらっているのを感じる曲でした。
 
Micro「アルバムの制作が本格的にスタートしたのは今年の1月だけど、曲の欠片みたいなものは去年ぐらいから作り始めていて。アルバムのコンセプトも最初は全然違ってたし、『LOL』の歌詞は4ヵ月ぐらい何も出てこなくて苦戦しました。かと思えば、『Journey』(M-2)はぶっちゃけ10分かからないぐらいで出来上がったし、『Mind Shift』が出た’10年にデモを録っていた曲もあったし。『The Force』(M-5)も’12年頃にはほぼ完成してたんですが、その当時に発表するにはあまりにもアグレッシブで」
 
Shen「ちょっと寝かせておいたんだよね」
 
Micro「『Mind Shift』や『UP』(‘11)を作ってるぐらいからずっとあった曲の欠片の中から、今だからこそ世に出したいと思う曲がいくつか出てきて。そうやって、“過去の僕 meets 今の僕”みたいな作り方をした曲が何曲かありました。『One Hope』(M-8)も6年ぐらい前に作ってたんだけど、ちょっと寝かせてみたらもっと懐かしくて新しいものに仕上がって。よく考えたら、そうやってこの6年ぐらいを行き来しながら作っていった感はありますね」
 
Shen「そういう意味で今回のアルバムは、新しい経験でしたね。音楽とは不思議なもので、以前に作ったものを今こうして世に出してみると、とても新しく聴こえる。6年前に断片的に出来ていた曲を今の自分が歌うことで、昔の自分と一緒に歌っている感じもあったし、そうする中で僕らが気付いたのは、時間というものはあまり関係ないんじゃないかっていうことだったんですね。ずっとタイムレスな音楽を作りたいと思ってたけど、今回は本当にそこに行けたんじゃないかな。でね、数字の8を横にすると∞=インフィニティになりますよね? クラシックスとかタイムレスというのは、インフィニティとイコールだと思ったんです。それに8って大きい輪と小さい輪が2つ並んでいて、Microと僕みたいなサイズだし(笑)」
 
Micro「上手いこと言うよね(笑)。アルバム制作の最初の段階では、C、D、E…ってキーに沿った曲を7曲作って、コンセプトアルバムっぽくしてみようかと言ってて。その最初にあたるCの曲が『LOL』だったんですけど、そのコンセプトにだんだん興味がなくなってきて(笑)。じゃあ8曲入りで『∞Eight』にしようかと話してたら、結局10曲入りになり(笑)。最後には“8作目だから『∞Eight』ってことでいいんじゃない?”って」
 
Shen「“evolution”が重要だね。コンセプトもテーマも常に進化して変わっていく(笑)」
 
 
僕らはずっと、自分たちの歌に自信がなかったんですよね
 
 
――『One Hope』(M-8)は新しさの中に、子守歌のような懐かしさや情緒を感じる曲でした。心地よい曲がたくさん続く中で、曲の中にワッと飛び込んでいけるあたたかさや包容力があって。
 
Shen「その曲のMicroの最後のヴァースを聴くと、鳥肌が立っちゃう。すごく不思議な力が入ってると思う」
 
Micro「“カマキリハンドル とんぼに乗せて君と二人乗り~”のところね」
 
Shen「そう。歌詞に描かれた情景の、その場にいるような気持ちになるんですね。これまで100曲ぐらい一緒に作ってきた中で、そんな風に感じたのは実は初めてで」
 
――この曲ではShenさんのボーカルにも、これまで以上に穏やかさやあたたかさを感じました。特にさっきのMicroさんのヴァースに続く“Singing,with the lights down.~”の辺りの歌声に。
 
Shen「新しいボーカルトレーナーに通うようになって、歌い方が変わったこともありますね。それとレコーディングのときに、ヘッドフォンをして歌ってる本人よりも、ブースの外で聴いてる人の方がいろいろと見えることもあって。そういう周りの意見も大事にしながらトライしてみたことが上手くいったりして、こういう繊細なテイクが出来たのかなと。今回はそういうチームプレーもすごくよかった」
 
Micro「僕らはずっと、自分たちの歌に自信がなかったんですよね。『My Way』(‘05)みたいに言葉がいっぱい詰まってて、そこにいいメロディとハーモニーがあるものに関しては誰にも負けないと思ってるけど、それぞれのソロボーカルでこんなにも歌っているアルバムは今回が初めてで。例えば『Golden Age』(‘11)では、僕とShenが8人ずついるぐらいボーカルを重ねてるんですね。お互い自分の声に自信が持てないから、そうやってレイヤーを重ねることで個性を滲ませるようなやり方をずっとしてきて。でも、僕らは世界中の人に自分たちの音楽を聴いてもらいたいと思ってるし、世界を舞台にやっていく上でもどんどん変わっていかなきゃいけない。今回は、今までよりもシンプルに、何本も声を重ねることをしなかったのは大きかったですね。自分の声と楽器だけで出来てる曲もあるし、自分の声と向き合うことで、自分の心と向き合った感じもあった。歌に対してコンプレックスはあるんですけど、いい声をしているんだからもっと自信を持っていこうって。僕はまだ微妙なんですけど、Shenは今回の制作を通していい形で1つ抜けた感じがありますね」
 
――Microさんは?
 
Shen「変わっているよ。evolutionしてる」
 
Micro「Shenが先にトライして、僕がそれについて行った感じはありました。前作から引き続き、Shenの音楽への意欲とかモチベーションがずっと高いままで、逆に僕がレイドバックして、“そんなに急がないで、もうちょっとスローに行こうよ”って言っちゃうぐらいリーダーシップを取ってくれて。『Journey』も『Shaka!』(M-10)も、Shenがどんどん完成させていって、そこに僕が乗っかる感じもあって。僕みたいな独身貴族と、家族がいるShenのモチベーションの違いもありますよね。“お前はいいよな、1人で。もっと働こうよ”って(笑)」
 
Shen「東京人のMicroがハワイアンに、ハワイアンの僕が東京人に、2人の中身が入れ替わっちゃったみたいだったね。8の字も2つの輪が引っ張り合っているようにも見えるし、それと同じでいいバランスで出来たんだと思います」
 
 
“多くの人に届けたい”と思うと、選ぶ言葉が薄まっていく
それが1曲1曲の言葉を向ける相手が定まると書けるんですよね
 
 
――具体的に、Shenさんの中で何がモチベーションになっていたんでしょう?
 
Shen「奥さんや子供を支えなきゃというモチベーションももちろんリアルにあるけど(笑)、東京での生活もそろそろ15年ぐらいになって、ベースはハワイの人だけど、だんだん東京の人になってきてるのか、毎日何かをしないともったいない感覚があるというか。それに、ハワイを忘れてるんじゃなくて、日本にいても自分のベースにはアロハスピリットがある。アロハ(=ALOHA)のAは思いやり、Lは調和…という具合に一文字一文字に意味があって、“ALOHA”という言葉には挨拶の言葉と共に愛という意味も含まれてるんですね。アロハスピリットは自分の中に深く息づいている気持ちだし、それを広げたいというミッションも芽生えてきて。日本でもそういうアロハスピリットを持ちながら生きていけるんだと、改めて自分で思えたことも大きな変化ですね。Microとも、会うといつもハワイの伝統的な挨拶をするんですよ」
 
Micro「男同士で鼻を合わせて、お互いの息を吸うのが伝統的なハワイの挨拶なんですね。そうすることでお互いの意識が揃うし、この人は酔っぱらってるんじゃないかとか、ちゃんとご飯を食べてるかとかも確認し合える。ハワイのレジェンドで昨年のツアーも一緒に回ったアーニー・クルーズJr.たちもやってるし、現地では船のキャプテンとかもやってる挨拶で。思えば、去年のお正月に“ジェイク(・シマブクロ)とセッションしてきたよ”ってハワイから帰ってきたときから、Shenのモードにはスイッチが入っていたんでしょうね。かつてはそこまでShenもアウトゴーイングではなくて、これまでも(東京都品川区)戸越のコミュニティとかJESSEとはずっと一緒に居たけど、自分からどんどん好きな人や尊敬するアーティストにも会いに行って。そうやっていろんな人とつながっていこうとする感じは、どっちかって言うとこれまでは俺の方が強かったんですね。Shen自身、そういういろんな人たちとの出会いを重ねていく中で、当然何かが生まれますよね」
 
Shen「それはMicroからの影響もあって、彼は知らない人であっても普通に声をかけるし、ちゃんと挨拶をする。そういう姿を見ていて思ったのは、そうした方がチャンスが巡ってくるし、人と人の関係がつながっていく。そこから動き出せば、何だって出来るんじゃないかなって」
 
Micro「最初に言った『LOL』の歌詞で行き詰ってたときに、ピーター・バラカンさんの『ロックの英詞を読む‐世界を変える歌』とか、英語詞の和訳本を片っ端から読んだんですね。音楽の歴史や曲の作り方を書いた本も読み漁ったけど、それでも自分の中から一文字も出てこなかった。あるとき、エド・シーランのレーベルからデビューしたシンガーソングライター、ジェイミー・ローソンの『Wasn’t Expecting That』('15)の歌詞の和訳を見つけて、久々に歌詞を読んで泣けてしまって。いろんな和訳を読む中で、あるサイトに出会ったんですけど、そこに“人の心の中には生まれつきある音楽が流れていて、それに似た曲を好きになる”と書かれていて。去年からこのアルバムの作業に入っていて、今思えば自分の心の中に流れている音楽に近いものを作ろうとしていた気がするんですね。例えば、『My Way』を作ってるときは、自分の中に流れている音楽というよりは、”未来にこういうことを伝えたい”という意思とかビジョンが曲作りの根幹にあったと思う。でも今回は、コンセプト云々じゃなく僕とShenの中に流れているもの。ライオネル・リッチーが好きだったり、ハワイアンレゲエが好きだったり、海のそばで育ってきた環境とか、小さい頃に親から聴かせてもらった音楽とか、そういうものに近いものがこのアルバムになっているのかなって。これまでの7作を振り返ってみても、一番強くそう思いますね。ジャンルとかよりも、自然体で気持ちよくてスムーズで、というのがまさに僕らの中に流れているもので、“これだな”ってピタッときたんですね」
 
Shen「“ジャワイアンレゲエ”と銘打ってデビューしたのはいいけど、アルバムには今思うと、ジャワイアンレゲエもなければルーツレゲエも1曲もなかったと思うしね(笑)」
 
Micro「鳴ってる音は完全にヒップホップだったしね。あの頃は、それまで“ジャワイアンレゲエ”なんてジャンルもなかった中での選手宣誓でもあったんだよね」
 
――そうやって自分の中に流れている音楽を作っていく中で、歌詞の言葉も出てきた?
 
Micro「ですね。もっとさらけ出せるようになったんだと思う。1つ自分の中で縛りになっていたのは、プロデューサーに言われた”クリシェ(=常套句)を使うな”っていうことだったんですね。例えば“明日はあるから”とか、そういう使い古された常套句やメッセージは何の励ましにもならないし、逆に言葉の力を失ってしまう。今までの歌詞の書き方、やり方自体にも限界があったし、要するに“イイことを言おうとするな”っていうことだったんでしょうね。いつの間にか多くの人に“新曲待ってます”って期待をされるようになって、気にすることじゃないのに“多くの人に届けたい”と思うと、選ぶ言葉が薄まっていく。それが1曲1曲の言葉を向ける相手が定まると書けるんですよね。『LOL』は自分の中で両親のことを歌ったものなのか、僕とShenの今の関係なのか、全部に当てはまるんですけど、なぜかなかなか書けなかった。この歌詞は最終的に解決していなくて、“Let’s agree to disagree”と歌詞にあるように、“お互い意見が食い違ったまま、それを良しとしようよ”と歌ってるんですね。大人だから主義主張も考えてることも違うし、“お互いを認め合おう”なんて、そんな簡単には言えない。でも、そのままの2人をお互いに受け入れようと。それが正しい解決方法であり、UniteでもOne Loveでもなく僕らは『One Hope』だねって。1つの希望を掲げながらも、違う者同士が無理に1つになっていく必要はないんだって」
 
――“みんな違って、みんないい”という金子みすゞの詩がありますが、違いのある者同士がお互いに“それでいいよね”となれたら極端な話、戦争も減るのかもしれません。これからの共生の方法の1つかもしれないですね。
 
Shen「数字の8は、2つの円が真ん中の1点でつながってる。ハワイもアメリカもいろんな人種がいて違いがあり過ぎるんだけど、8と同じようにほんの1点が重なっていればいい。“僕らは違うんだ”っていうことを認め合えたらいいんじゃないかなと思うよね」
 
Micro「決して関係が冷たくなるわけじゃないですからね。“君はそうなんだ。僕はこうなんだよ。それでいいんじゃない?”ってことですよね。そうじゃないと、多分やっていけないですよね。全部を合わせようとすると無理が出てくるし、かつては僕らもそうだった。好きな人同士でもある一定の距離以上近付くと、どうしても傷つけ合ってしまうこともありますよね。歌詞が書けない4ヵ月の間に熊本の地震もあって、書く内容も“これでいいのか?”と思うこともいっぱいありました。でも、結果的に出来上がった『LOL』では、自分が今言いたいことをこれまで以上にさらけ出すことができましたね」
 
 
ブツブツ言ってるときって、自分が外野に回ってるんですよね
本当にその場で闘ってる人だったら文句も出ない
 
 
――最初に言われていたように、Def Techは世界を見据えて活動をしていて、資料にも『Vacation』(M-7)は当初日本語詞も書かれていたものの、世界中で流れてほしいから全編英語詞にしたとありましたね。
 
Micro「最近思うのは、自分のことを表現するのに日本語では限界があるのかなっていうことなんです。海外では “GUCCI”とか“PRADA”とかをラップに入れ込んでますけど、日本では具体的な商品名すら言うことが難しい。“スポーツ飲料飲んで~”ってラップします?(笑) “俺はポカリやコカ・コーラが好きなんだよ”って言いたいだけなのに」
 
Shen「リアリティがないよね。別に悪いことを言ってるわけじゃないのに(笑)」
 
Micro「そうそう」
 
――『SK8 ’N’ LOVE』(M-4)の“燃える自分の命の火が下火になってたんだ”というところは、そういう環境を嘆いたり文句を言うだけじゃなく、自分が環境を作っていけるし変えていくんだという意思を感じます。
 
Micro「ブツブツ言ってるときって、自分が外野に回ってるんですよね。本当にその場で闘ってる人だったら文句も出ない。結局、誰かのせいにしてるんですよ。日本の音楽を聴いていて僕が疑問を持つのは、歌詞に曖昧な表現が出てきたときなんです。例えば、そういう表現で相手をリラックスさせるために言うことはあったとしても、僕はこの15年間、できるだけ、そういう表現は避けてきたつもり。それはShenも同じ」
 
Shen「相手のモチベーションを上げるために言うことはあってもね」
 
Micro「そう。でも、限りなくゼロに近いと思う。じゃあ、そうじゃない音楽を僕たちが作ればいいんだって」
 
――そういう一面もありながら、Def Techの音楽の心地よさは、リラックスや前向きになれる気持ちをくれる。深く刺さるメッセージだけとか、心地よさだけとか、どちらか一方だけではこうはならないんでしょうね。
 
Micro「ただ優しいだけの2人だったら、オーガニックな眠くなるアルバムになるだろうし(笑)、トレンドを追っている時点で、その先へは行けないわけだから、もう遅れているんですよね。懐かしいだけじゃ懐古主義になるし、僕らは新しいモノ好きでもあるし、テクノロジーの進歩と共に芸術と音楽は進んでいく。EDMのその先にあるものは何かと考えたとき、自分の中に育っているものを出すことなんだと思ったんですね。このアルバムが出来て、今度ジャスティン・ビーバーと会ったら、このアルバムを渡してやっと同じ目線で話せるなと思った。これが出来る前までは全部が羨ましくて、“やっぱりスクリレックスが絡むと最高だな”とか、そんなことばかり言い続けてたと思います」
 
――10月からのツアーに先駆けて、8月20日(土)・21日(日)には『Def Tech Special Summer Live』と題し、大阪城音楽堂でライブが行われます。最後に読者にメッセージをお願いします!
 
Micro「『∞Eight』は一緒に世界にトリップできる感覚のアルバムになってると思う。ハワイにも連れて行ってくれるし、東京の都会の空気も感じる。忙しい日々ですけど、このアルバムを聴いている1時間は、いろんなところに連れて行ってくれるものになったんじゃないかな。僕らは今コンディションも、モチベーションもすごくいい状態。さらに野音には、去年と同様にアーニー・クルーズJr.はじめハワイの素晴らしいミュージシャンたちもやってくる。そしたらもう、その場がオアフ島になっちゃうんですよ(笑)。“今頃、Def Techが大阪に来てるな”と思ったら、僕らを探してみてください。僕らがブラブラしているところ、多分千日前辺りがハワイになってると思うので(笑)」
 
Shen「僕らは常に新しい自分を探してる。新しい自分を探して、自分を変えて、常に勉強して…その繰り返しですね。ファンの人たちも同じように新しい自分を探してほしいと思うし、ライブの場で会えたら、お互い新しい自分をシェアしましょう。大きく考えたら、生きていること自体が戦いだし、僕らも聴いてくれるみんなも元気で生きていきましょう。特に僕らのライブはみんなの元気玉で溢れてるから(笑)、是非たくさんの人に来てほしいです!」
 
 
Text by 梶原有紀子
 




(2016年8月17日更新)


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Movie Comment

ノリのよさが伝わります!
Def Techからの動画コメント

Release

8作目にして到達した驚異のK点!
覚悟も音楽的挑戦も詰め込んだ最新作

Album
『∞Eight』
発売中 1852円(税別)
2VOX
2VOX-002

<収録曲>
01. LOL
02. Journey
03. Town & Country
04. SK8 ‘N’ LOVE
05. The Force
06. Booty Clap
07. Vacation
08. One Hope
09. Journey (Tropical Juice Mix)
10. Shaka!

Profile

デフ・テック…中国生まれハワイ育ちのShen(写真左)と、東京生まれMicro(同右)による2人組。ユニット名の名付け親は旧友のJESSE(RIZE)で、“テクニックをひけらかさない”の意味から来ているという。ヨコハマタイヤのCM曲となった『My Way』をきっかけに、’05年リリースの1stアルバム『Def Tech』が250万枚を超える空前の大ヒットを記録。同年、インディーズアーティストとして初の『第56回 NHK紅白歌合戦』に出場。価値観や音楽性の違いにより’07年に解散するものの、’10年に約4年ぶりのアルバム『Mind Shift』を携え活動再開。Microは観月ありさやV6など他アーティストへの楽曲提供やミュージカル出演などでも活躍。7月6日に1年ぶりのニューアルバム『∞Eight』をリリース。8月20日(土)・21日(日)大阪城野外音楽堂、9月4日(日)河口湖ステラシアターにて『Def Tech Special Summer Live』を、10月7日(金)の新潟公演を皮切りに『Def Tech Zenkoku Tour 2016』を開催。大阪公演は10月19日(水)なんばHatchにて。

Def Tech オフィシャルサイト
http://deftech.jp/

Live

夏の絶景野外ワンマンに続いて
全国ツアーでも再び大阪へ!

 
『Def Tech Special Summer Live』

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード301-817
▼8月20日(土)・21日(日)17:00
大阪城音楽堂
前方指定席6500円
後方フリーエリア6500円
GREENS■06(6882)1224
※雨天決行、荒天中止。小学生以上は有料。未就学児童は保護者の膝上(後方フリーエリアでは保護者同伴)に限り無料。但し、お席が必要な場合は有料。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 
【山梨公演】
▼9月4日(日)河口湖ステラシアター


『Def Tech Zenkoku Tour 2016』

【新潟公演】
▼10月7日(金)NIIGATA LOTS
【石川公演】
▼10月8日(土)金沢EIGHT HALL
【富山公演】
▼10月10日(月)富山MAIRO
【宮城公演】
▼10月15日(土)仙台Rensa
【愛知公演】
▼10月17日(月)ダイアモンドホール

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード301-821
▼10月19日(水)19:00
なんばHatch
1Fスタンディング5000円
2F指定席6000円
GREENS■06(6882)1224
※未就学児童は入場不可。
小学生以上は有料。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 
【東京公演】
▼10月21日(金)STUDIO COAST
【広島公演】
▼10月29日(土)BLUELIVE 広島
【静岡公演】
▼10月30日(日)SOUND SHOWER ark
【香川公演】
▼11月5日(土)高松festhalle
【岡山公演】
▼11月6日(日)CRAZYMAMA KINGDOM
【福岡公演】
▼11月11日(金)DRUM LOGOS
【北海道公演】
▼11月16日(水)ペニーレーン24
【宮崎公演】
▼11月22日(火)WEATHER KING
【鹿児島公演】
▼11月23日(水)鹿児島CAPARVOホール
【沖縄公演】
▼11月26日(土)ミュージックタウン音市場
 

Column1

「人の心を掴むものを書くためには
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ライター梶原有紀子さんからの
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「1年に1回、夏が近くなるとDef Techのアルバムが聴けてインタビューできるのがここ数年のお楽しみ。今回のインタビューで2人が“これまで自分たちの歌に自信がなかった”と話していたのが本当に意外だった。彼らを知った『My Way』から『Bolero』(‘12)、『Uchiaketekure』(‘13)をはじめ、これまでどれだけ彼らの心地よく飾らない歌声に心を解きほぐされ、力をもらってきたか。そこで思い出したのが、今作の冒頭を飾る『LOL』の“頑張っていないひとなんかいなくて 悩みは誰も比べられないね”の一節。彼ら自身も、悩んだり時には立ち止まりながら生きているんだなぁ、という当たり前の事実が胸に迫った。『Journey』のMVやCDのブックレットに溢れているライブフォトの中のリスナーの笑顔や、メンバーの表情に心洗われつつ、次のライブが待ち遠しい」