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空想委員会、只今確変中!
意識改革がもたらした徹底的にポップな存在証明
『ダウトの行進』とマイペースな快進撃を語る
リリースツアー開幕直前インタビュー&動画コメント

 久々にインタビューの場で会った空想委員会のフロントマン・三浦隆一(vo&g)の顔つきも、言動も、全てが変わった。最高傑作を作るという意気込みで臨んだハイクオリティなメジャー1stアルバム『種の起源』から1年8ヵ月、膨大なライブとリリースを重ねたこの時間は、バンド内に明確な意識改革を喚起。『Perfume FES!!2015~三人祭~』(日本武道館)『MBS 音祭2015 Final Party』(大阪城ホール)と東西の大舞台にも出演を果たした末に、彼らがたどり着いた1つの回答が、2ndアルバム『ダウトの行進』だ。デビュー時の“究極の低恋愛偏差値が奏でる、草食系文学ギターロック”というキャッチフレーズが通用しなくなるほどのたくましさと、シーンにフィットするビートの範疇を超えたサウンドのバリエーションを新たな武器に、徹底的にポップネス、怒涛のバンドサウンドで疾走する持ち味はとことんアップグレード。群れないスタンスでシーンを駆け抜けながらも、その存在感は増すばかりだ。そこで、いよいよスタートする東名阪ワンマンツアーを前に、空想委員会に起きている確変の真相を問うインタビューをお届け。 “人によっては本当かと思うようなことを歌っている曲もあると思うが、紛れもなく本当のことだし、それらを胸を張って作品にできているので、「疑い深いものの行進」という意味でつけました”という『ダウトの行進』は、かつて「僕は居場所がないと思って音楽が始まっている」と語った男を、どんな景色まで連れてきてくれたのだろう――。



一生の内にこんなことが起きるわけないと思ってたけど
いや~何があるか分かんないですね、やっぱり
 
 
――1stアルバム『種の起源』(‘14)から約2年とフルサイズとしては久々ですけど、その間もリリース自体はめちゃくちゃしてるし、ライブも四六時中してるイメージがありますね(笑)。
 
岡田(b)「めっちゃしてますね(笑)」
 
三浦(vo&g)「はい(笑)。ずーっとペースを落とさずにやらせてもらってますね。ただ、去年は想定してたことをコツコツやりつつ、想定してなかったことも結構起きたんですよね」
 
――その想定してなかったことって、例えば?
 
三浦「『Perfume FES!!2015 ~三人祭~』ですね!(笑)」
 
(一同笑)
 
――そもそもファンと公言するほど大好きなPerfumeの主催フェスに出演できたのかが、不思議だったんですけど。
 
三浦「Perfumeさんが司会されていた『MUSIC JAPAN』っていうテレビ番組に出演させてもらったとき、直談判したんですよ(笑)。本当に大ファンなんで、“フェスやらないんですか? やるんだったら海外でもどこでも行きます!” って。そうしたら、“そこまで言ってもらえるなら考えます!”っておっしゃってくださって。そこで話は終わったんですけど、後日ビデオレターで本当にオファーが来て…震えましたね。何て粋なことをするんだ!って(笑)」
 
――本気が伝わったんやろうね。“こいつマジだわ…”って(笑)。
 
三浦「アハハハハ!(笑) いや~ありがたかったなぁ。ただ武道館でライブをしたことがなかったので、そこからは結構どのライブも武道館を想定してやってましたね。武道館でやったことのあるエンジニアさんにも話を聞いたり」
 
岡田「目線の位置とかもすごい言われました。“下ばっか向くな!”って」
 
三浦「“遠くに向けて歌わないと全然伝わらないから”って。ちゃんとイメージして臨めて、いい経験をさせてもらったなぁと思ってたら、今度は大阪城ホールでやることになって、まさかのゼブラヘッドと対バン(笑)」
 
岡田「一生の内にこんなことが起きるわけないと思ってたけど、いや~何があるか分かんないですね、やっぱり。武道館は高さがある分思ったより小さく感じたんですけど、大阪城ホールは一番遠くにいる人がもはや霞んで観えるぐらいの広さで、音を出す感覚も武道館とはまた違って」
 
三浦「いや~大きかったね」
 
――憧れのアーティストと共演できたり、思いがけず大きなステージに立てたり、去年はお導きがすごいですね。そんな中でも、意識的には昨夏に出したミニアルバム『GPS』(‘15)の存在がデカかったみたいですね。
 
三浦「この作品からちょっと視野が広がった感覚があって、歌詞も変わりましたし、もっと外に向けて歌わなきゃダメなんだって強く感じて」
 
――こじれた恋愛観とか自分のことだけを歌っても、もう続かないと。
 
三浦「それはフェスで先輩方のライブを観たのが大きくて。会場にいるみんなでステージに向かっていく感じをちゃんと出さないとって、すごく感じたんですよ。そういうライブをやりたいと思ったから歌うことも変わった。それこそアジカンさんとかを間近で観ていて、やっぱり日本を代表するロックバンドはこういうライブをするんだなって。それは結構大きかったですね」
 
――自分のアイディアが枯渇したというよりは、発想自体が変わった。メンバーから見ても、三浦さんにフロントマンとしての強い自覚が出てきたのを感じました?
 
岡田「ものすごく感じました。『GPS』を出した頃から三浦さんはその気持ちをずっと話してくれてたし、リリース後のツアーで回を重ねるごとにドンドンたくましくなっていくのを感じて。フロントマンがそうなると、横の2人も自然と自由になって。そういった意味でも、今はすごくいい状態ですね」
 
――1stアルバム『種の起源』のインタビューをした頃とは、三浦さんの顔つきも違いますもんね。
 
三浦「あの頃はそういうバンドになりたいとも思ってなかったし、自分はそうなるべき人間じゃないって、勝手に思ってるところもありましたね。そもそも音楽を始めたきっかけ自体が、誰かのためじゃなくて自分のストレス発散だったので。そんな音楽をみんなに歌って大丈夫なのか?っていう気持ちも実は結構あったんですけど、“こうなりたい”と思って曲を作ると、自ずと自分もそうなっていったので。昔よりも今の方が“素”でやれている感覚があります。なりたい、やりたいことに対する欲求を、今はまっすぐに出せてる感じがするんですよね」
 



歌詞に関しては過去最高にキツかった
 
 
――そういうバンド内の意識改革があった中で、2ndアルバム『ダウトの行進』へのビジョンはありました?
 
三浦「シングル曲が入ったアルバムを作ったことがなかったんで、まずそれをやりたいという話はしていて。というのも、今までは“全曲新曲でいきたい!”ってそれを拒んできたんですよ。でも、シングルが収録されたアルバムって、聴く側としてもやっぱりいいものじゃないですか。だからこそ、シングル曲に負けない曲をいっぱい作ろうという感じでしたね。あと、先行リリースした両A面シングル『僕が雪を嫌うわけ/私が雪を待つ理由』(‘15)にはコンセプトがガッチリあったので、自由にいい曲だけを入れようって」
 
岡田「今回は全部出し切っただけじゃなくて、次が見えるというか。空っぽになった分いろいろ吸収できる余裕ができたんで。『GPS』のときはもうちょっとバタバタしてたし」
 
三浦「“出し切ったね”とか言ってる時間もなく、すぐにツアーも始まって。燃え尽きてる暇がなかった(笑)」
 
――『GPS』のレコーディングは過去最高にキツかったらしいですけど、今作は?
 
三浦「更新しましたね(笑)。今回は本当にキツかったなぁ…昔だったら自分のフラストレーションを出せばOKだったものが、聴く人を想定して歌詞を書こうとすると、理想と言いたいことはあるんだけどなかなかまとまらなかったり。本当にレコーディングを1回飛ばしましたからね(苦笑)。歌詞に関しては過去最高にキツかった」
 
――学生時代の記憶を切り取ればある程度作品になるようなところから、今どういうメッセージを乗せるのかが問われてくると、選択肢が自由なだけに難しいですよね。これ、どんどんキツくなっていくのかな?(笑)
 
三浦「いや~そうなりそうな気配がして怖いんですけど(笑)。メンバーに演奏してもらう上でも言葉の責任を感じるし、あとは周りから“もっと次の空想委員会を観たい”とも結構言われたので、そういうことも踏まえてみんなが納得する作品にしたいとは思ってたんで、せめぎ合いはかなりありましたね」
 
岡田「三浦さんが納得するものを書いてもらいたいのが一番なんで、僕らは下手に何も言えないから声も出さずに“頑張れ!”って思うしかない(笑)。三浦さんが歌詞で苦しんでる分、“サウンド面とかアレンジは任せてよ!”って」
 
――そういった意味では、『ワーカーズアンセム』(M-8)とかはオシャレですね~。空想委員会はこういうテイストもやれるんだな、みたいな。サウンド面でどうバンドに貢献できるのかと努力した賜物かもしれない。
 
岡田「これは背伸びして、ちょっと無理をしたベースを弾きましたからね(笑)」
 
 
大きいステージに立って、このプレイじゃ伝わらない
これじゃ届かないって、如実に感じたので
 
 
――今作には意識改革が起きた『GPS』以前の曲も入っているわけですけど、自分が変わる前の言葉に関して帳尻はついたんですか? 例えば、1stシングル『純愛、故に性悪説 -album mix-』(M-5)は、むちゃくちゃフラストレーションが溜まっていたときの曲でしょうし(笑)。
 



三浦「でも、またそういうモードになる可能性もあるので(笑)」
 
――イヤなことが起きたら、いつでもそっち側に行きますよと(笑)。そういう意味では、ダメ人間モードの『容れ物と中身』(M-4)とかは、“いつしか相手が古くなってっても/変わらず可愛がっていける自信がない/今はまだわからない どちらが大事か問われる 容れ物と中身”って…アジカンを観て変わったはずよね?(笑)
 
三浦&岡田「アハハハハ!(笑)」
 
三浦「そういうところはまだ残ってるんですよね~(笑)」
 
――そういう恋愛低偏差値の残り香みたいなものがまだあるのもおもしろいし、だからこそ人間っぽいというか。両A面シングルの表題曲『僕が雪を嫌うわけ』(M-10)も、かつての彼女と再会して当時の気持ちをリサーチする機会があって生まれたと(笑)。
 



三浦「浅草のアサヒビールの下にカフェみたいなところがあるんですけど、そこでいろいろ聞きました(笑)。お姉ちゃんが空想委員会のファンらしいんですよ」
 
――今や元カノのお姉ちゃんが空想委員会のファンになる時代ってこと!? すげぇな(笑)。
 
三浦&岡田「アハハハハ!(笑)」
 
――だってそこそこ知られてないと、そんなことにはならない。それにしても、元カノからの意見って、めちゃくちゃ信憑性のあるデータやね(笑)。
 
三浦「そうですね(笑)。自分のことばっかり歌ってきたんで、初めて相手側の目線にチャレンジして。この間、インストアライブで(両A面シングルのもう1つの表題曲)『私が雪を待つ理由』(‘15)を弾き語りしたんですけど、会場に泣いてる娘がいて…分かる人には分かるんだなぁって。その点では、上手く想いを歌詞に落とし込めたのかなって」
 
――今回のレコーディングを振り返って、印象的な出来事はありました?
 
三浦「エンジニアさんから、“今回のMVPは岡田”って言われました。“ベースの安定感がすごく変わった”って」
 
岡田「普段は褒められることなんか1つもないんですけどね(笑)。僕は三日坊主ですぐ飽きちゃうんですけど、今回は1曲1曲今まで以上にしっかり作りたい気持ちが強くて。最後まで同じ気持ちで作れたのは大きかったかも。家でちゃんと時間を掛けてフレーズを練ってから、レコーディングに臨むことが出来たのかなって思ってます」
 
――三浦くんが変わったように、それを見て自分も変わらなきゃって思ったのかもね。
 
岡田「それは大きいと思います。佐々木(g)さんも今そうなってるんで。3人とも音楽とまっすぐに向き合う気持ちが強くなってきてるのはすごく感じました」
 
三浦「SUPER BEAVERのツアーで(三重県の)鈴鹿に呼んでもらったときも、岡田くんがSUPER BEAVERのベースの上杉さんのピッキングをステージ袖からずーっと観てたんですよ。“こうやってやるんだ! 盗もう盗もう”っていう想いがすごかった。そこからピッキングの角度とかをすごく気にするようになって」
 
岡田「よく覚えてるねそんなこと(笑)。あったあった」
 
三浦「佐々木は佐々木でアレンジをメインでやるので、要は空想委員会の曲を生かすも殺すもやっぱり佐々木次第なんですよ。あいつは真面目なんで、最近はひきだしを増やすために、いろいろとインプットしようとする姿勢を感じますね。今作のレコーディングをしてみて、3人とも自分の未熟さが分かったのもあるし。僕の歌もそうなんですけど、大きいステージに立って、このプレイじゃ伝わらない、これじゃ届かないって、如実に感じたので。そのための変化だと思うんですよね」
 
――大舞台に立たせてもらったのはホントにいい経験でしたね。今度はその逆のことが出来るようになればいいね。
 
三浦「そう! 今度は僕らが後輩を引っ張り上げれるようにならないと」
 
 
僕はライブのただの一部でしかなくて
お客さんも含めてみんなでライブを作るんだって
 
 
――4月には東名阪のリリースワンマンツアーもあります。
 
岡田「ツアーのキャパも確実に大きくなって、空想委員会を知ってくれている方も増えてきているので、まずはその方々に全力で楽しんでもらいつつ、まだ知らない方にもコツコツアプローチをしていきたいなと思ってます」
 
――確かに、空想委員会はコツコツやるイメージ。
 
三浦「それしか出来ないんですよね。地道にやる。今年も頑張りましょう!(笑) 今まではライブの良し悪しは僕の出来みたいに勝手に思ってたんですけど、去年いろいろライブをやってきて…僕はライブのただの一部でしかなくて、お客さんも含めてみんなでライブを作るんだっていう感覚がすごくあって。最近はメンバーでありお客さんに、委ねるところは委ねちゃってるんですよ。そののびのびした空気を会場にいるみんなが感じられたら、よりよいライブになるだろうなって。月並みですけど、“軽い気持ちで1回遊びにおいでよ”って思ってるんです。そうしたらきっといいことが起きるって、今なら信じられる。そのメンバーの一員になってほしいです!」
 
岡田「僕たちが変わっていってるのは自覚してるんですけど、来てくれるお客さん自身も変わってきてるというか…お客さん同士で周りの方に配慮してくれたり、すごくいい空気が生まれてるのが観ていて分かるんで、それが本当に嬉しくて。だからこそ、ライブハウスに行ったことがない人も、“ライブハウスは怖い!”と思ってる人にも、ぜひ来てほしいんです。うちらはそういう方々にも楽しんでもらえるように、ライブを作っていきたいと思ってるんで」
 
――三浦くんは“今年自分がやるべきこと(やりたいこと)は日々の生活の中から見えていましたし、もう動き出してる感じです”とブログに書いてましたけど、空想委員会の今後について、最後に言葉をもらいたいなと。
 
三浦「バンドとしてずっと変わらずにある目標は、“代わりの利かないバンドになりたい”ということなんです。いろいろなアーティストさんがいて、いろいろな曲もあるけど、“こういう気分のときは空想委員会じゃないとしっくりこないわ!”って言われるところまで行きたい。そのためには着実に1つずつモノにしていって、理想の形に近付けていけたらいいなと思ってます。個人的には、さっき“委ねる”と言いましたけど、背負うところは背負わなければとも感じてるので、そのバランスを取るのが今年のやるべきことかな」
 
岡田「僕は楽曲に対して湧いたイメージをいかに形に出来るかというところで、やっぱり技量もないといけないし、勉強もしないといけない。三浦さんが出してくるコンセプトに応えられるようなひきだしを増やしたいなって」
 
――資料には“俺、ボウリングではストライクよりスペードを狙うタイプかな”とか、“ビックバンガレージ!”(ヴィレッジヴァンガード) とか、“岡田語録”というとんちんかんな名言集も載ってましたけど、ちゃんとしてるんですね。
 
(一同爆笑)
 
岡田「そうなんですよ。ただのバカじゃないんで!(笑)」
 
――(笑)。ツアーも楽しみにしてますよ。本日はありがとうございました~!
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 




(2016年4月 7日更新)


Check

Movie Comment

佐々木不在(g)で食の公約をする(笑)
三浦(vo&g)&岡田(b)の動画コメント

Release

覚悟を宿したポップソングの波状攻撃
1年8ヵ月ぶりの2ndフルアルバム!

Album
『ダウトの行進』
【豪華な通常盤】
発売中 3000円(税別)
キングレコード
KIZC-353/4

<収録曲>
01. ミュージック
02. 春恋、覚醒
03. 物見遊山
04. 容れ物と中身
05. 純愛、故に性悪説 -album mix-
06. 不在証明
07. Silver Bullet -instrumental-
08. ワーカーズアンセム
09. 新機軸
10. 僕が雪を嫌うわけ
11. フロントマン
12. 桜色の暗転幕

<DVD収録内容>
●Special Video
ダウトの行進

●Music Video
ミュージック
純愛、故に性悪説
春恋、覚醒
僕が雪を嫌うわけ

●メイキング映像
ダウトの行進
純愛、故に性悪説
春恋、覚醒
僕が雪を嫌うわけ

アニメ&映画のダブルタイアップを獲得
3rdシングルが早くもリリースへ!

Single
『ビジョン/二重螺旋構造』
4月27日(水)発売
【初回限定盤DVD付】
1800円(税別)
キングレコード
KICM-91673
※遊べる!すごろくブックレット仕様

<収録曲>
01. ビジョン
02. 二重螺旋構造
03. AI 

<DVD収録内容>
・ビジョン Music Video
・ビジョン Music Videoメイキング映像
・ワンマンライブツアー
 「GPS~21機の人工衛星~」
 at TSUTAYA O-EAST
 スペシャルセレクション映像
(劇的夏革命/名前を呼んでくれ/ラブトレーダー/エリクサー中毒患者/マフラー少女­/悪天ロックフェスティバル/春恋、覚醒/波動砲ガールフレンド)

【通常盤】
1200円(税別)
KICM-1673
※初回プレス分のみ遊☆戯☆王ARC-V巻き帯ステッカー仕様

<収録曲>
同上

Profile

くうそういいんかい…写真左より、岡田典之(b)、三浦隆一(vo&g)、佐々木直也(g)。三浦が自身の体験や空想を元に音楽を創作、時に儚く、時に毒々しい、リアルな歌詞が高い共感を呼んでいる、メロディアスなサウンドが魅力の3人組ギターロックバンド。’11年に処女作『恋愛下手の作り方』でインディーズデビュー。’14年6月、フルアルバム『種の起源』でメジャーデビュー。同年9~12月にかけ、全国31公演の大規模自主企画対バンツアー『大歌の改新』を行う。cinema staff、indigo la End、赤い公園、GOOD ON THE REEL、夜の本気ダンスら総勢33 組のアーティストが参加。またツアーの集大成としてZepp DiverCity TOKYO でワンマンライブを開催。’15年は、NHK『MUSIC JAPAN』やTBS『CDTV スペシャル』、日本テレビ『バズリズム』など様々な地上波音楽番組にも出演。『COUNTDOWN JAPAN』など多数のフェスイベントに加え『Perfume FES!!2015~三人祭~』(日本武道館)『MBS 音祭2015 Final Party』(大阪城ホール)と大規模イベントにも出演を果たした。’16年2月10日は2ndフルアルバム『ダウトの行進』をリリース。4月8日(金)よりZepp DiverCity TOKYOをファイナルとしたワンマンツアーを開催。4月27日(水)には3rdシングル『ビジョン/二重螺旋構造』を早くもリリースする。

空想委員会 オフィシャルサイト
http://kusoiinkai.com/

Live

初日は大阪公演!
いよいよ東名阪ワンマンツアーが開幕

 
『空想委員会 リリースワンマンツアー
「ダウトの行進」』

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード286-023
▼4月8日(金)19:00
umeda AKASO
オールスタンディング3800円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※3歳以上は有料。公演当日、中学生・高校生の方は学生証を、小学生の方は年齢を証明­できるものを提示で1000円返金。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【愛知公演】
チケット発売中 Pコード287-952
▼4月17日(日)17:30
ダイアモンドホール
オールスタンディング3800円
サンデーフォークプロモーション■052(320)9100
※小・中・高生は、会場にて1000円キャッシュバックあり。中・高生は学生証、小学生は年齢を証明できるもの要提示。キャッシュバックは当日、会場に来られた方に限ります。当日、学生証をお持ちにならなかった方へはキャッシュバックはいたしません。3歳以上有料。

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【東京公演】
チケット発売中 Pコード286-846
▼4月30日(土)17:30
Zepp DiverCity(TOKYO)
スタンディング3800円
ディスクガレージ■050(5533)0888
※3歳以上はチケット必要。高校生以下は当日会場にて1000円返金。要証明書。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら

 

Column

妄想を科学する我らが空想委員会
ダメ人間恐怖症を背負った
委員長・三浦隆一(vo&g)が
バンドの成り立ちから
恋愛敗者の美学までを語る
メジャーデビューアルバム
『種の起源』インタビュー

Comment!!

ぴあ関西版WEB音楽担当
奥“ボウイ”昌史からのオススメ!

「ちょっと目を離した隙に(!?)、空想委員会が東京ではもう二度目のZeppワンマンですよ。でも、この間梅田のクアトロで彼らのライブを観て、至極納得。曲がまぁポップで演奏力も高い彼らですが、ライブの回しもとっても上手い。でもそれは“してやられた”と思うようなライブ巧者のヤラしさではなくて、会場の空気感とオーディエンスとの距離感の取り方が抜群。フリーに話してるように見えて着地はきっちり誘い、躍動感がありながら照明とのキメもそれとなく機能。優れたポップソングがしっかりと裏では構築されているように、プロのステージを観せてくれましたね~。なのにライブ後に楽屋に顔を出したらいまだ音楽少年の笑顔(ずるい)。もう応援しない理由がありません(笑)。このライブ、そして『ダウトの行進』で、“このバンド、もしかしたらもしかするかも…”というざわめきが遂に…! あと、空想委員会のHPを見てもらっても分かりますが、彼らは初心者に優しい。これはこのバンドが始まったときからずっとある姿勢です。だからあなたが若者でも、アラサーでも、アラフォーでも、孫がいても大丈夫(笑)。 “未来はきっと最高の遊び場所になる” (『物見遊山』(M-3))、空想委員会は誰1人置いていかずに皆さんを連れて行きますよ」