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「しっかり残って、ちゃんと受け継がれるような、普遍的な曲を」
シンガーソングライターの衝動も、ポップスへの意欲も
片平里菜の一点モノの音楽を詰め込んだ
『最高の仕打ち』インタビュー&動画コメント

 伊澤一葉、石崎光、亀田誠治、cinema staff、島田昌典、SCANDAL、須長和広、Babi、ミト(クラムボン)、安野勇太(Hawaiian6)ら豪華アレンジャー陣が参加と聞けば、どれだけハイクオリティなポップアルバムになるだろうと思うのは自然の摂理。が、それは半分正解で半分間違い。片平里菜の2ndアルバム『最高の仕打ち』は、様々な分野で活躍する先人たちの知恵と経験を授かり、シーンで真っ向勝負できるポピュラリティを宿しながら、気骨のあるシンガーソングライターとしての信念と、まだ若き才媛の音楽への好奇心と無限の可能性、23歳のいち女性としての感情の機微が、バチバチの化学反応を起こしながら生み落とされた、どこか儚くも美しい14編の物語が収録されている。怒りや悲しみという感情に“目には目を”で切り返すのではなく、『最高の仕打ち』という気高きカウンターで立ち向かう片平里菜に、ツアークライマックスを前に話を聞いた。

 
 
昔よりも今が、自分の新しい曲が一番だと日々思っている
 
 
――2ndアルバム『最高の仕打ち』(‘16)がリリースされて少し経ちましたが、反響とか今の心境はどうです?
 
「『最高の仕打ち』(M-13)は1~2年前ぐらいから出来ていて、ライブでもずっと歌ってきた曲で。ライブに来てくれてた人から、“音源はまだなの?”という声がずっとあったので、何だかホッとしています(笑)」
 
――前作の『amaging sky』(‘14)は10代の頃の想いを詰め込んだ、ポップでクオリティの高いアルバムでしたが、それを経て今作へのビジョンは何かありました?
 
「『amazing sky』をリリースしたのは22歳で、あの作品は10代の子たちに刺さってほしいのもあったから、自分が10代のときに書いた曲、10代の頃を思い出して書いた曲たちで、そのときの自分のモードとはちょっと違ったんですね。でも、10代はやっぱり多感だったし大事な時期で、自分がこの道を志すきっかけになった頃だから、そのときのことを忘れたくないと思ったし。あとは学生時代に人格が結構形成される気がするから、そういう年頃の人たちに引っ掛かってほしかった。忘れないじゃないですか、学生の頃に聴いた曲って。だから、そこに目がけてえいっ!っと1stを投げました(笑)。まず、ずっと歌ってきた曲とか古い曲をきちんと世に出して、早く今の軸となる曲たちをやりたかった。その頃からぼんやりと、『最高の仕打ち』を軸に2ndアルバムをリリースしたいのはありましたね」
 
――最近、“自分を形成する9枚”とかがTwitterでもちょっと話題になりましたけど、それに何が入るかを自分でも考えてみたら、やっぱり20代前半ぐらいまでに出会ったアルバムになってくる。30歳を超えてから響く音楽ももちろんあるけど、学生時代までに聴いたものでしか、人生はなかなか変えられないかもしれないですね。
 
「うんうんうん。だと思う」
 
――同時にアーティストとしては、1stアルバムの輝きを超えられるのかという問題もあるわけじゃないですか。片平さん自身もそこに対する危惧は少なからずあったと思いますけど、2ndを作っていく中で超えられたと思いますか?
 
「まだ世に出せないデモ曲でも、昔よりも今が、自分の新しい曲が一番だと日々思っているんで。今回のアルバムに関しても、前作よりすごいものが出来たなと思っていますね。ただ、自分が音楽を作って誰かに聴かせるぐらいになるには、自分の中でも結構基準があって。どこかで自分を信用できないところも同時にあって、全部好きな曲だけど、誰かが、第三者が気に入ってくれると自信がつく、みたいな感じ。だから、歌って聴かせて、初めて気付くことが結構多いんです。『最高の仕打ち』もいろんな人に聴かせて、そのすごさにどんどん気付いていきましたね」
 
――人と触れ合う中で人格がどんどん形成されていくように、曲もそうなっていくという。
 
「そうですね、その感じとすごく似てる。『最高の仕打ち』みたいに、“反逆”じゃないですけど(笑)、ネガティブな気持ちの矢の先が正しい方向に向いたら、すっごくカッコよくなれるのになぁとか、ずっとそういうテーマを形にしたくて。なかなか上手く作れない中で“あ、これかも”っていうものがやっと出来た瞬間は、すごく感動しました」
 
――負の出来事に対して、自分も負の感情で向かうのではなく。この曲を聴いたとき、気高い曲だなと思いました。
 
「“気高い”好きです(笑)。負の感情もプラスのエネルギーになると思ってるんで、ネガティブもポジティブもどっちも大事で。その使い方というか」
 
――『最高の仕打ち』は、いろんなシチュエーションを言い訳にしてしまいがちな中で、こう居られたらと思う凛とした姿勢ですよね。この曲はアレンジに関しても、最初はバンドだったものが、歌とギターだけになり、最終的にはブースまで一緒、みたいな(笑)。アレンジャーに振っておいて、最も生に近い表現になったのはおもしろいですね。
 
「フフフ(笑)。最初は、この曲を大事にしてきたのもあるし、アレンジする=歌のメロディのコード進行以外にも違うメロディが加わるっていうことだから、それで歌の力が半減してしまうのがすごく怖くて。でも、Hawaiian6の(安野)勇太(vo&g)さんにバンドアレンジをお願いしてたんですけど、勇太さんも“もうアレンジしなくてもいいんじゃない? 歌とギターだけでいいよね” みたいになったんで。ただ、勇太さんが考えてきてくれたアレンジも、やっぱり他の人には弾けないようなコードの進行と発想だったので、引き続き勇太さんにギターを弾いてもらって。レコーディングでは歌にすごい集中できましたね」
 
 
自由とか解放だったり、愛情とか、個人的でもあるけど
大きいテーマに寄り添った曲を絶対に入れたいと思っていた
 
 
――シングルも軒並み収録されてますけど、他の曲はどうやってセレクトを?
 
「シングルは本当によりたくさんの人に聴いてもらえるようなポップさを目指して作っていきましたけど、アルバムのコンセプト的には、自由とか解放だったり、愛情とか、個人的でもあるけど大きいテーマに寄り添った曲を絶対に入れたいと思っていたんで、すでにあった曲の中から『この空を上手に飛ぶには』(M-1)『舟漕ぐ人』(M-7)『そんな風に愛することができる?』(M-14)とかを入れて。あとは、10代の頃を思い出して書いた『あの頃、わたしたちは』(M-6)とか。今言った曲たちはすごいメッセージ放ってて、結構アコースティックなサウンドで作ったんですけど、その時点でもうワンマンツアーが決まっていたので、ライブで楽しい曲とか足りない要素をと思って新たに作った『Party』(M-3)『Love Takes Time』(M-5)『大人になれなくて』(M-9)とかは、歌ったり踊ったり出来るような曲だなぁと思って、アレンジしてもらいましたね」
 



――今作には本当にいろんなタイプの曲が入っていて、片平さん自身にそういうチャンネルがそもそもあることを改めて感じさせられますね。今名前が上がった曲の中でも、『あの頃、わたしたちは』は特にグッときましたね。学生時代特有の閉鎖的な世界というか、その心の機微が上手く描かれていて。
 
「ありがとうございます(照笑)。ずっとバスケ少女だったんですけど、中学校辺りからどんどん音楽に興味を持ち始めて。すごい重要な時期だったというか、何にでも感じやすくって」
 
――シングル曲にはポップスとしての完成度もすごく感じますけど、こういう曲にはシンガーソングライター然としたところがしっかりあって。『誰もが』(M-2)は受験生に向けて書かれたということですが、“枠の中でおさまってる数字だけでは/人の価値は決まるわけないから”というラインはある意味セールスにも当てはまるから(笑)、メジャーで結果を出し続ける難しさにも通じるなとか。
 
「確かに(笑)。これは通知表のことを思い出して書いてたんですけど、今現在仕事で頑張ってる人、ライターさんとかも夜中にずっと原稿を書いてるじゃないですか。そういう方からもこの曲がすごい沁みるというご意見をいただいて。いや~何かもうずっと続いてるんだなって、すごく気付かされました、この曲に。目線を落として書いたつもりが、その上の年代の方にも響いて、不思議な気持ちでした」
 
――『この空を上手に飛ぶには』も、歌い手として大きくなっていかなきゃいけないプレッシャーとか、いろいろ想いを重ねたり出来るんで。
 
「うんうん。ちょっと決意表明みたいにも見えますしね。この曲はさっきの『あの頃、わたしたちは』じゃないですけど、とにかく学校の外の世界に憧れていて、教室の窓際からぼんやり外を眺めて、“私もどこか遠くへ行きたいなぁ”なんて考えている10代の頃の自分とかを思い出して書いた曲ですね。でも、この曲は結構…深いかも。続きがあるんですけど、主人公が2番では死んでて(笑)」
 
――そうなんや!(笑)
 
「まだ未完成っていうこともあるんですけどね(笑)。複雑な気持ちが入ってる」
 
――シングルとかタイアップ曲も多い中で、こういう風にアルバムが始まると、シンガーソングライターとしての意思を感じていいですね。
 
「あ~それはすごく嬉しいです」
 
 
やっぱり自分も自分の曲に救われて
その曲が誰かを救って、という関係性をどんどん広げたい
 
 
――今作には本当にいろんなアレンジャーが参加していますが、印象的なエピソードはありましたか?
 
「私は自分の曲を軸に“この人だったらこんな風にしてくれるかなぁ”みたいにお願いしてるんですけど、クラムボンのミトさんにお願いした『Love Takes Time』はモータウン調でホーンがパッパーッ!て鳴っているような曲をイメージしていてそれも伝えたんですけど、最初に返ってきたアレンジが、いきなりドラマチックなアコギメインの曲になってて。“あれ? 全然違う!”と思って(笑)。でも、それがすごくよかった。コード進行も全部ミトさんらしかったし、アーティストだなぁと思って。ドラムはtoeの柏倉(隆史)さん、ベースがミトさんで、レコーディングも見てるだけでエモかったです(笑)」
 
――他にも『スターター』(M-8)の石崎光さん、『大人になれなくて』のcinema staffが、らしさ爆発(笑)。ポップでヘンテコだったら光さんの可能性が高い(笑)。
 
「アハハ(笑)。確かに。ヘンテコっていう言葉がしっくりきました(笑)」
 
――cinema staffはレーベルメイトで制作担当も一緒とのことですが、『大人になれなくて』のイントロとかAメロのギターのフレーズとかブレイクとか、めっちゃcinema staff(笑)。あと、完全数量限定生産盤の『この涙を知らない』(M-10)は、出荷する全てのCDにサインを書いていく映像がYouTubeに上がっていて。“今はCDが売れない時代だ”とか言いながら只々リリースしても、そら売れないでしょうっていう話なんで、ああいう手間のかかることをきっちりやったのは素晴らしいなと。
 



「ありがとうございます。CDが売れない時代と言われているのは知っているし、だからこそ頑張ろうとも思いますけど、“残る音楽を作りたい”と思ったとき、買ってくれた人が喜んでくれて、しかも直筆のサインだから全部が違う。その時点で一点モノじゃないですか。そういうものが私も好きなので、頑張りました(笑)」
 
――間違いなく片平里菜の手を通って自分の元に届いたんだなって思える作品という意味では、曲だけじゃない伝え方があるんだなって。
 
「ありがとうございます。やってよかったです。しかもSNSがあるから、そこからみんながそれを広げてくれて」
 
――あと、今作にはシンガーソングライターとしての衝動と同時に、ポップスに挑戦していく意欲を感じます。
 
「本当に自分がやりたい音楽だと、『この空を上手に飛ぶには』『あの頃、わたしたちは』『舟漕ぐ人』とかああいう曲がメインになると思うんですけど、やっぱり自分も自分の曲に救われて、その曲が誰かを救って、という関係性をどんどん広げたいし。でも、それを今の日本でやるには、なるべくポップなもので食い込んでいかないと、そこには行けないなっていうのはありますね。そこで刺さった人が、アルバムの曲を聴いて音楽を好きになってくれたらという気持ちは強いんで、まずは広げるためのポップス。でも、私自身も元々ビルボードとかのヒットチャートに入ってくるポップスがすごい好きなんで、好きでやっていることでもありますね」
 
――ちなみに、詞先で曲を書くことはないんですか?
 
「詞を先にバーッと書いて、そこにメロディを付けることはないですね。基本的にグッとくるフレーズが1つあればいいんで、それを携帯とかノートにメモしておいて使うことはあるんですけど、メロディと言葉の相性で曲を作っているんで。伝えたいことはもちろんあるんですけど、どっちかって言うと“感情”を表現することが多いです。デビュー曲の『夏の夜』(‘13)とかもそうなんですけど、最初はどうやって歌を作るのかが全然分からなくて。でも、ギターを弾きながら“このどう作ったらいいのか分からない感じを、ちょっと言葉にしてみよう。あれ、出来た!”みたいな感じ(笑)。何かどう伝えたらいいのか分からない状態で始めたから、このやり方が自然になっちゃってて。あと、そもそもメロディに言葉を乗せることが好きだったり。とにかくメロディが美しいものが好き」
 
――例えば、同じ言葉でも、詩人として活動していくより、歌手である方がいろんな人に伝えられる可能性は高い。
 
「本当にそうですね。メロディがあると、本当に真っ直ぐ心に言葉が入ってくる」
 
 
大阪のお客さんは慣れている感じがする(笑)
 
 
――様々な試みと志があるアルバムになりましたが、完成したときには何か思いました?
 
「全部自分が作った曲で、全部自分の感情なんだけど、“それにしても統一感がなさ過ぎるんじゃないか?”ってちょっと不安になることもあったんですけどね(笑)。でも、それも『最高の仕打ち』という軸があってこそなんで、アウトプットできた解放感はちゃんとありました」
 
――あと、この声があるから、何をやっても成立するのはあるのかなと。
 
「前作はアルバムを通してアコギの音がメインにあって、そこに肉付けしていく感じだったんで“ギターを持ってる女の子”っていう印象が強かったんですけど、今回はボーカルがメインで、アコギがそんなに聴こえない曲もいっぱいあるし、そこがまた変わったなと」
 
――リリースツアーもスタートしていますが、現時点での手応えはどうでしょう?
 
「アルバムの曲は全曲やってるんじゃないですかね?(笑) 曲のキャラクターが濃いので、それだけで結構派手なライブになっている気がします」
 
――前作もそうですけど、片平里菜のアルバムはギュウギュウに想いも曲数も詰め込みますよね?(笑) ポップスだから耳触りはいいんだけど聴き流せないというか、聴いた後にドンッ!とくる感覚がある。
 
「ですね(笑)。今回も14曲っていう重量感がすごいんですけど(笑)。でも、出さないと新しいものが生まれないんで、もう今出せるものは全部出したい!っていう気持ちで」
 
――曲を置いておいても、いざ出すときに同じ気持ちかは分からないですもんね。
 
「そうなんですよね。今のベストを出したいなと思ったら、いつもこんなの(笑)。強い曲ばっかりで」
 
――ツアーのクライマックスは東名阪で、大阪はなんばHatchです。大阪でのライブはどうですか?
 
「大阪、盛り上がってます(笑)。大阪はもう本当に、地元並に通ってるんじゃないかっていうぐらい、本当に浸透してきていて。何か、いろんな人がいますよね、ここも(笑)」
 
――アハハハハ!(笑)
 
「お客さんに若い子が多いのは、やっぱり関西にライブハウスに行くカルチャーがちゃんとあるからなんですかね。他のエリアだと“ライブに来たのは初めて”みたいな子も結構いて。大阪のお客さんは慣れている感じがする(笑)。最近はもう、お客さん同士で集合写真とかを撮るようになってきていて」
 
――片平里菜のフォロワーたちが一人歩き(笑)。その人たちが集まる1つの理由が、片平里菜のライブですもんね。
 
「そう。なので、すごく嬉しいです」
 
――最後に残りのツアーに向けて、そして2016年にどう動いていくかを聞きたいなと。
 
「とにかくすごいアルバムが出来たので、ツアーではその曲たちをしっかり、生で皆さんに届けたいと思っています。私も、聴いてくれている人も、歌ったり踊ったりできる自由な空間になると思うので、楽しみにしてもらいたいです! そしてこれからは、1stと2ndと今出来るべストな表現を出せたと思うので、またちょっと形を変えながら、いろんなことに挑戦したいと思います。そのときだけ売れる音楽じゃなくて、売れる/売れないに関係なく、しっかり残って、ちゃんと受け継がれるような、普遍的な曲を作れるようになりたいです!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史
 




(2016年3月17日更新)


Check

Movie Comment

新譜とライブと大阪の過ごし方を語る
片平里菜からの動画コメント!

Release

豪華アレンジャー陣が集結した
多彩でポップな強力2ndアルバム!

Album
『最高の仕打ち』
発売中 3000円(税別)
ポニーキャニオン
PCCA-04340

<収録曲>
01. この空を上手に飛ぶには
02. 誰もが
03. Party
04. 誰にだってシンデレラストーリー
05. Love takes time
06. あの頃、わたしたちは
07. 舟漕ぐ人
08. スターター
09. 大人になれなくて
10. この涙を知らない
11. BAD GIRL
12. 煙たい
13. 最高の仕打ち
14. そんなふうに愛することができる?

Profile

かたひら・りな…福島県福島市出身、23歳のシンガーソングライター。『閃光ライオット 2011』にて1万組の中から審査員特別賞を受賞。‘12年、ソニー『WALKMAN』Play You.レーベル第1弾アーティストに抜擢。’13年1月に配信リリースした『始まりに』は、東北地区全6局でパワープレイに選出され、新人としては異例のレコチョクデイリーチャート2位を獲得。同年4月、全国弾き語りツアー『片平里菜 飾らない笑顔で 弾き語りツアー2013』を20ヵ所で開催。8月にシングル『夏の夜』でメジャーデビュー。’14年1月に2ndシングル『女の子は泣かない』をリリース。オリコン週間ランキング初登場18位を記録(1/27付)。同月にはアメリカ・アナハイムで開催された『the NAMM show 2014』にGibson/Epiphoneの招待で参加、海外初ライブを経験。東京・大阪・福島で開催された初のワンマンツアー『片平里菜 1stワンマンツアー2014“女の子は泣け、笑え、叫べ”】も全公演ソールドアウト。同年4月に3rdシングル『Oh JANE / あなた』をリリース。自身二度目となる全国弾き語りツアー『片平里菜 あの場所で偶然 弾き語りツアー2014』を23ヵ所で開催。ツアー最終日の東京・自由学園明日館でのワンマンはマイクもアンプも使わない完全アンプラグドライブに。8月には1stアルバム『amazing sky』をリリース。初アルバムながら、オリコンデイリーランキングで3日連続TOP10入り。オリコン週間ランキング初登場12位を記録(8/18付)。11月からは、恵比寿リキッドルーム公演を含む二度目の全国ワンマンツアー『diffusy presents 片平里菜 2nd ワンマンツアー2014 “amazing sky”』を6ヵ所で開催。チケットは即ソールドアウト。’15年2月に4thシングル『誰もが / 煙たい』をリリース。3月からOAされたサントリーチューハイ『ほろよい』のCMに出演、CM曲の歌唱・演奏も。5月からは3年連続となる弾き語りツアー『片平里菜 弾き語りワンマンツアー2015 “最高の仕打ち”』を全国12ヵ所で開催。8月には5thシングル『誰にだってシンデレラストーリー』をリリース。また、東京スカパラダイスオーケストラの『嘘をつく唇』にて、史上最年少にてゲストボーカルに抜擢。’16年1月に6thシングル『この涙を知らない』(完全生産限定盤)をリリース。2月3日には2ndアルバム『最高の仕打ち』をリリース。オリコン週間チャート初登場8位と、初のTOP10入りを果たす。アルバムを引っ提げての3rdワンマンツアー『そんなふうに愛することができる?』を、2月6日より全国10ヵ所にて開催。日本人女性初のギターブランドEpiphoneの公認アーティストとして認定され、福島・東北から全国へさらなる活躍が期待される若手女性アーティストである。

片平里菜 オフィシャルサイト
http://www.katahirarina.com/

Live

ツアーもいよいよクライマックス
大阪ワンマンが間もなく開催へ!

 
『片平里菜 3rdワンマンツアー2016
“そんなふうに愛することができる?”』

【福島公演】
Thank you, Sold Out!!
▼2月6日(土)Hip Shot Japan
【埼玉公演】
Thank you, Sold Out!!
▼2月7日(日)HEAVEN'S ROCK
さいたま新都心 VJ-3
【新潟公演】
▼2月13日(土)GOLDEN PIGS RED STAGE
【宮城公演】
▼2月14日(日)仙台Rensa
【福岡公演】
▼2月28日(日)DRUM LOGOS
【北海道公演】
▼3月5日(土)ペニーレーン24
【広島公演】
▼3月12日(土)広島クラブクアトロ
【愛知公演】
▼3月13日(日)ダイアモンドホール

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード294-046
▼3月18日(金)19:00
なんばHatch
1F立見(当日引換券)4000円
キョードーインフォメーション■0570(200)888
※3歳以上は有料。※公演当日、開場時間より当日券販売窓口にて入場チケットと引換えいたします。お渡しするチケットは先着順ではございません。予めご了承ください。

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【東京公演】
チケット発売中 Pコード273-694
▼3月21日(月・休)18:00
Zepp DiverCity(TOKYO)
1F立見4000円 2F指定4000円
H.I.P.■03(3475)9999
※3歳以上はチケット必要。

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Column

「愛されるためにはかわいくなきゃ
愛するためにはたくましくなきゃ」
片平里菜が『Oh JANE/あなた』
と女性観を語る前回インタビュー


Comment!!

ぴあ関西版WEB音楽担当
奥“ボウイ”昌史からのオススメ!

「本人曰く「女子曲(笑)」の『誰にだってシンデレラストーリー』(M-4)や『煙たい』(M-12)のかわいげに心地よくなっていたら、『BAD GIRL』(M-11)でドスの効いた低音にガツンとやられたりと、彼女はとにかく歌声がすごい。昨年大阪城音楽堂で開催されたマイク1本弾き語りシンガーソングライターフェス『SSW』でも、彼女の歌声の存在感は群を抜いていました。マイク1本弾き語り…ってマイク要らんやろ!(笑)という声量と貫通力は、実際にアンプラグドで1曲披露した際も、最後方で観ていた自分にもグッサグッサ刺さりましたよ。そして、インタビューで会った彼女は、歳相応の女の子の横顔を感じさせながら、屈強のバンドマン(特に御大)にも愛される(笑)凛とした風格があって。“ギタ女”と称される女性シンガーソングライターのムーブメントとはまた違う立ち位置で、これからの日本の音楽シーンの重要人物に成り得る予感がヒシヒシ。行く末を見守らなければならないシンガーソングライターに、また1人出会えました。ぜひ生で観てほしい。すごいです、彼女」