the band apart、グッドモーニングアメリカ、
8otto、KNOCK OUT MONKEY！
昨年に引き続きツアーとして開催されるロックイベント
『となりのバンドマンツアー』に先駆け、4バンドから
原昌和(b)、たなしん(b)、TORA(b)、dEnkA(g)による
スペシャル対談を実施!!

―原さんとたなしん君は、面識あるんですよね？

原(the band apart)｢家に遊びに来たりしてるよ。で、この間初めて対バンした｣

たなしん(グッドモーニングアメリカ)｢つい1週間ほど前とかですね｣

原｢そうそう。本当に普段は礼儀正しい子なんだよ｣

―dEnkA君は、みんなと初対面ですか？

dEnkA(KNOCK OUT MONKEY)｢たなしん君とは、軽く挨拶した程度ですね｣

たなしん｢あっ、そうですよね！　ライブは、まだ観たことがなくて｣

原｢たとえ前に会った事を忘れていても、そっから仲良くなりゃいいんだよ｣

TORA (8otto)｢ちょっと挨拶したぐらいじゃ覚えられないしね｣

―TORA君も全員と初対面ですか？

TORA｢そうですね。でも、キャリアは、みんな10年くらいですよね？｣

たなしん｢僕は30歳で、13年目ですね｣

TORA｢前身(バンド)を合わせると10年超えるけど、8ottoとしては10年ですね｣

dEnkA｢ウチのバンドはオリジナルメンバーが誰もいなくて。外国のバンドには多いスタイルだけど、暖簾だけ受け継いでいるんです(笑)。今のメンバーでは5年ですね。｣

原｢ナパーム・デスとかね。好きでした？｣

TORA｢好きです！｣

原｢ナパームとXに分かれたよね｣　

TORA｢(笑)。スピード重視になりましたよね！　速い=かっこいいみたいな(笑)｣

原｢オリジンという物凄い顔した、弁当屋みたいな名前のバンドがいてさ。もう速すぎて、パチンコ屋のフィーバー音みたいで(笑)｣

たなしん｢振り切った感じがいいですね！｣

　｢昔は、狂い呑みしていた！｣という原、｢いまだに気絶するまで呑みますよ！｣と笑うたなしん。やんちゃ過ぎる話で全く原稿にできない状態が長らく続き、話は飛びに飛びまくる…(笑)。

原｢お客さんに観てもらってこそ、ライブは盛り上がる。ひとりじゃ、カラオケだって盛り上がらないだろ!?｣

―そうですね(笑)。

原｢というかさ、これ何も話さない方が個性出るんじゃないの!?　アピールしたい人がいるなら、アピールしてもいいんだよ｣

TORA｢アピールする事、特にないんですよ(笑)｣

原｢まぁ、一番仲良くなるには、ちょっと悪い事をするくらいがいいんだよ｣

dEnkA｢わかります！｣

TORA｢あっ、ちょっと原さんに聞きたい事があって。小2の姪っ子が『けいおん！』大好きで、ギター教えてるんですよ。『ふでペン　～ボールペン～』と『天使にふれたよ』なら、どっちが難しいですか？｣

原｢難しいのは『天使』だけど、名曲も『天使』かな｣

たなしん｢姪っ子ちゃんがやりたい方をやらせてあげるのがいいですよ｣

原｢たなしん、いい奴だな｣

たなしん｢感謝です！｣

TORA｢(笑)。(たなしんの服装を見て)ところで、短パンで足寒くない!?｣

たなしん｢寒くなくなってきますよ！｣

TORA｢今度のツアーは短パンでやってみようかな!?｣

dEnkA｢僕もやってみていいですか!?｣

原｢止めよう！　絶対当日になったら後悔する(笑)｣

たなしん｢ツアーラストなら有り得ますよ！｣

TORA｢一応、持って行きます！｣

原｢まぁ、(担当イベンターの)岩井のもとに集まった4バンドが物凄く仲良くなって、新たな関係を築いたらおもしろくなるんじゃないの｣

　…と原が〆たと思ったところで、何故か急に女性の話題に！　もちろん、ここには全く書けない各人の暴走した趣味が暴露される…。そんな流れから、また話は少し戻り始める。

原｢ほんと、何かムチャクチャな事したいよね！｣

TORA｢(笑)。結局、最後はハッピーだったらいいっすもんね！　原さんは、そういう感じやから憧れますけど｣

原｢まぁ、みんなで遊ぼよ｣

たなしん｢うん、1回遊びましょう！｣

原｢ライブに関しては、みんな多分どこでやっても変わらないって。どこでやっても、単純にかっこいい自分らを見せるだけでしょ｣

TORA｢その通りですね！　岡山公演は出ないけど、DJで出れないですかね!?｣

たなしん｢この場で決定したDJいいですね！｣

dEnkA｢ナパーム・デスかけてください！｣

TORA｢KNOCK OUT MONKEYは東京公演に出ないけどDJやったら!?｣

dEnkA｢行こうかな!?｣

たなしん｢オリジンかけてください！｣

　担当イベンター曰く、｢普段は中々やらないバンドを敢えてブッキングして、どのファンのお客さんにも全部を観て欲しい｣…、この破天荒な決起集会を読めば、どのバンドにもより興味を持ってもらえるように思う。そして、もちろん宴は、この後も延々と続いたのでした───。

Text by 鈴木淳史
Photo by 土橋崇志

（2014年3月14日更新）