FRONTIER BACKYARDやCUBISMO GRAFICO FIVE他多数の
アーティストが所属するレーベルNiw! Recordsの10周年を記念し
代表山口氏、FLAKE RECORDSのDAWA氏、FBYのTGMX、
FM802DJ土井コマキが語るスペシャル座談会の完全版をお届け！ （1/6）

土井コマキ「さあ、『ぴあ関西版WEB＆MIDNIGHT GARAGE Niw! Records 10th Anniversary座談会』でーす。802のスタジオに集っております。私はFM802『MIDNIGHT GARAGE』土井コマキです。そして…！」

山口隆弘「はい。Niw! Recordsの山口隆弘です」

土井「代表でいいんですよね？」

山口「代表というか…担当です」

土井「担当？　一応トップですよね？」

山口「そうですね(笑)。一応僕しかいないので、代表とも言います」

土井「(笑)。そして…」

TGMX「FRONTIER BACKYARDというバンドをやっております、代表TGMX(ティージーエムエックス)です」

土井「(笑)。はい田上さんです。そして…」

DAWA「はい、FLAKE RECORDSの和田です。DAWA(ディーエーダブリュエー)です。よろしくお願い致します」

土井「(笑)。はい、DAWA(ダワ)さんです。このメンバーで今日はいろいろと話をしていきたいと思います。ではNiw! Recordsが10周年ですがすごくあっという間でした？」

山口「そうですね。気が付いたら“もう10年も経ってたんだ”みたいな。今日802のスタジオに来たときに、“NIW RECORDS TKHROCK”って書いてあったことにちょっと感動しましたね。あ～10年やってよかったなって」

土井「そうなんだ(笑)」

TGMX「しかも隆弘は関西人で、FM802を聴いてたクチだから余計だよね」

山口「そうですね。京都の亀岡出身です」

土井「10年やってきてよかったですね(笑)」

山口「やってきてよかったです。FM802さん、ありがとうございます(笑)」

土井「10年間のこれまでの経緯も振り返ったりしたいと思ってるんですが」

山口「はい。よろしくお願い致します。和田さんもすみませんね」

DAWA「何が？(笑)　部外者ですけどね、お邪魔してま～す(笑)。僕も看板にすごく感動したんで。Niw! Recordsの10周年についてきてよかったなと」

山口「和田くんの名前も入ってましたしね」

土井「え？　入ってました？　おかしいな～、入れんでいいって言ったはずやのに(笑)」

DAWA「(笑)。記念写真もめっちゃ撮りました」

(一同笑)

土井「さて(笑)。私はNiw! Recordsが立ち上がったときに、『Niw Stocks』というコンピレーションがCDショップに並んでいるのを見て、“ワッ！”って思ったんですよね」

山口「その頃は土井ちゃんとは出会ってなかったんでしたっけ？」

土井「出会ってないです。そのときはたぶん、私はエスカレーター(レコーズ)っ子だったので」

TGMX「俺、土井ちゃんはチャーベ(松田岳二)くんに多分紹介してもらったんだよね？」

土井「そうなんです。チャーベさんの名前が入っていたので“こんなのが出てる！”と思って買って、家で聴いて感激したんですよ。それで、『MIDNIGHT GARAGE』でOAしたのが始まりなんです。それが…2003年かな」

山口「レーベル発足元年ですね」

土井「DAWAさんが山口さんと知り合ったのは？」

DAWA「『Niw Stocks』のときは違うレコード屋で働いていて、隆弘はもっと前から知っていますね」

山口「京都出身ですのでNiw! Recordsの前はこっちに住んでて。近畿大学の学生だったんですね。その頃にSCAFULL KINGのお手伝いとかしてて。ダワさんの働いてたSYFT RECORDSによく行ってたので、そこの店員さんとして知ってます」

土井「関西に住みながらお手伝いされてたんですか？」

TGMX「そうなんですよ。関西に来たときに、物販や楽器を運んでもらったりとかお手伝いを頼んでたんですよ」

山口「それを大学三年生の頃からね」

土井「長いんですね～」

山口「そうですね。だから田上さんには足を向けて寝られない」

TGMX「そんなことないけど(笑)」

土井「Niw! Recordsを立ち上げられたのは、何がキッカケなんですか？」

山口「disk unionの中の別のレーベルで、僕がDOPING PANDAの担当をしてたんです。そのときに田上さんがプロデュースをしてたんですよ」

TGMX「DIWPHALANX RECORDSっていうレーベルです。そこからSCAFULL KINGとかもリリースしてて。DOPING PANDAのプロデュースを頼まれたのでやろうかなって思ったんですけど、新しい音楽だし、新しい音楽にしたいってDOPING PANDAも言ってて。DIWPHALANXって、SCAFULL KINGのようなオーソドックスというか老舗系が多いので、隆弘も若いんだし新しいラインでやった方がいいんじゃないかと思い、レーベル作っちゃえばいいんじゃないの？って軽く提案したんですよ」

（2013年11月 1日更新）