Is AKASO Burning!? 髭を迎えて行われたWHITE ASH初の自主企画『HATTRIX』大阪編、決死のライブバトルを 10月の怒涛の関西4公演を前にプレイバックレポート！ - インタビュー＆レポート

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Is AKASO Burning!?
髭を迎えて行われたWHITE ASH初の自主企画
『HATTRIX』大阪編、決死のライブバトルを
10月の怒涛の関西4公演を前にプレイバックレポート！

　インディーズシーンで急速に人気を高め、今年5月にシングル『Velocity』で満を持してメジャー進出したWHITE ASH。ますます勢いが加速している彼らの初の自主企画イベント『WHITE ASH presents“HATTRIX”』大阪編が、梅田AKASOにて開催された。先んじて行われた東京編のHermann H. & The Pacemakersに対して、大阪での対バン相手として迎えられたのは、トリプルギターにトリプルドラムを擁する驚異のロックバンド、髭！　10月には大阪、京都、滋賀にて怒涛の関西4公演を控えるWHITE ASHが、髭との大熱戦を繰り広げた一夜をプレイバックレポートします!!

　メンバーが登場するやいなや、会場は異様な熱気に包まれ、その破格のアンサンブルでのっけから驀進。先攻の髭の須藤の衝動を形にしたボーカル、人力パワーを炸裂させた音圧の凄まじさは、まさに“圧倒的”と言う他ない。『白い薔薇が白い薔薇であるように』『ロックンロール』『それではみなさんよい旅を』と3曲続けて爆音で畳み掛け、続く『ブラッディ・マリー』ではWHITE ASHからのび太(vo&g)も乱入！　須藤が「サイコーだね、今日は！　これから終わらないパーティーやろう！」とハイになって煽れば、さらにヒートアップして沸きに沸くフロア。6月にツアーファイナルを大阪で行った彼らは、「WHITE ASHのおかげで、すぐ大阪に戻ってこれたよ。ありがとうございます！」と感謝の言葉も忘れない。

　中盤では緩やかなナンバーも聴かせていたが、後半に入ると再びラウドに激走。ループしながら高揚感が満ち満ちていく『Acoustic』、続く『髭よさらば』からはより濃厚な髭の心臓部へと引きずり込み、『ハリキリ坊や２』『Mr.アメリカ』『テキーラ！テキーラ！』では、全てのものを飲み込む圧巻のロックグルーヴでオーディエンスも絶頂に。ラストはノイジーかつエフェクティブな両サイドのギターが合わさり、爽快な音像が広がる『虹』で気持ち良く突き抜けた。

　7人体制で怒濤のライブを展開した髭に対して、後攻のWHITE ASHはのび太、山さん(g)、剛(ds)の男子3人に紅一点の彩(b)からなるタイトなフォーメーション。クリアに響くハイトーンボーカル、各パートの高度な演奏力によって観る側をグイグイ引き寄せていく。のっけから有無を言わさぬカッコよさで『Deadmans On The Dancefloor』『Thunderous』と2曲続けて叩き付けたところで、「どーも、WHITE ASHです」とご挨拶。MCでは親近感溢れるムードで和ませ、今回の『HATTRIX』について、「WHITE ASHと、僕たちの好きなバンドと、今日ここに来てくれた皆さん。この3つのつながりで作り上げるイベントです」と自主企画への想いを伝えた。

　その後は、ボーカルと掛け合う鮮烈なギターリフで、オーディエンスの合唱や手拍子が広がっていった『Kiddie』、躍動的なボーカルで煽りまくるアグレッシヴな『Paranoia』からスリリングにつなげた『Scar(t)』など、インディーズ時代からの人気ナンバーを連発。途中のMCでは、昨年の『RUSH BALL 2012』出演時に初めて挨拶したという髭とのエピソードを話し、「ロックバンドのフロントマンとして、カリスマ性ある須藤さんに憧れていた」語るのび太。かと思えば、「僕は須藤さんにはなれないけど、逆に須藤さんは僕みたいになれない」と言ってのけたのもたくましい限りだ。

　後半ではメジャー移籍後の楽曲を次々と投入。8月21日(水)にリリースを控える人気アニメ『ガッチャマン』シリーズ最新作のオープニングテーマ『Crowds』もいち早く披露。イントロから硬質なギターでザクザクと攻め立て、サビから疾走感が増していく痛快なナンバーだ。ラストが近付くにつれて、さらにテンションを高めた4人のプレイと共にボルテージも最高潮に！　フロア全体を熱く揺さぶり大興奮の中で本編を終えた。

　アンコールでは、勢いよくステージに戻ってきたのび太の「最後を締めくくるために髭と一緒に1曲やりたい。いいでしょうか!?」との提案に、もちろんの大歓声。再びステージに呼び込まれた須藤は、「コレ着たい！」とのび太が着ていたタンクトップに着替えたかと思うと(笑)、ベースの彩を「しずちゃん」と呼んでみたり、「“のび太くんのエッチ！”の掛け声でスタートしよう」と言い出したりとやりたい放題(笑)。そんな須藤の無茶振りで突入した『Pretty Killer Tune』では、須藤の毒を秘めたグランジな絶叫と、クールに艶めくのび太のボーカルが予想以上にマッチ。妖しい快感と破壊力あるロックマジックを生んでオーディエンスを存分に歓喜させた。

　そして、最後は両バンドのメンバー全員がステージに出て記念撮影。「また絶対にやりたい。ありがとうございました！」とのび太。WHITE ASHのさらなる進化と、彼らが仕掛ける『HATTRIX』から今後も目が離せそうにない。

Text by エイミー野中

（2013年9月26日更新）

Check

Set List

初の自主企画大阪編は
髭との濃厚ガチンコ2マン！

『WHITE ASH presents「HATTRIX」』
7月15日(月･祝) at umeda AKASO

髭
01. 白い薔薇が白い薔薇であるように
02. ロックンロール
03. それではみなさんよい旅を
04. ブラッディ・マリー
05. 僕らのさいご
06. ドーナツに死す
07. ボーナストラック
08. せってん
09. Acoustic
10. 髭よさらば
11. ハリキリ坊や２
12. Mr.アメリカ
13. テキーラ！テキーラ！
14. 虹

WHITE ASH
01. Deadmans On The Dancefloor
02. Thunderous
03. Kiddie
04. New Wave Surf Rider
05. Paranoia
06. Scar(t)
07. After All, Life Is Picnic
08. There Chenged Me Special
09. Crowds
10. Stranger
11. Velocity
12. Jails
-ENCORE-
13. Pretty Killer Tune

Release

アニメ『ガッチャマンクラウズ』
オープニング曲にWHITE ASHが抜擢

Single
『Crowds』
発売中　1200円
バップ
VPCC-82315

＜収録曲＞
01. Crowds
02. Wake It, Make It
03. Queen Of Boogie-Woogie
04. Good Day For Bye

髭の1年4ヵ月ぶりのアルバムで
鳴り響く無敵のロックンロール！

Album
『QUEENS, DANKE SCHÖN PAPA!』
発売中　2940円
日本コロムビア
COCP-37898

＜収録曲＞
01. とても愉快なテオドアの世界
02. ハリキリ坊やのブリティッシュ・
ジョーク2
03. サンデー・モーニング
04. ホワイトノイズ(Tokyo)
05. アルペジア
06. キングスバリー・マンクス
07. ツァラトゥストラ
08. ベルボーイ！ヘルプミー！
09. 地獄
10. スローリーな地獄
11. ボーナス・トラック
12. フラッシュバック
13. テネシーガール

Live

10月だけで大阪、京都×2、滋賀！
WHITE ASHの関西4公演が間もなく

　
『LIVE OCT vol.2』
チケット発売中　Pコード209-165
▼10月2日(水)18:30
なんばHatch
1Fスタンディング3300円
[出演]OKAMOTO'S／BIGMAMA／
WHITE ASH
[オープニングアクト]GOOD ON THE REEL
GREENS■06(6882)1224
※未就学児童は入場不可｡小学生以上は有料｡客席を含む会場内の映像､写真が公開される場合がありますのでご了承の上､ご購入下さい｡

チケットの購入はコチラ！

『TOTALFAT “SEVEN fuels for
　your LIVES” tour 2013』
チケット発売中　Pコード202-936
▼10月23日(水)19:00
滋賀U★STONE
▼10月24日(木)18:30
京都磔磔
オールスタンディング3000円
[共演]TOTALFAT
GREENS■06(6882)1224
※未就学児童は入場不可｡

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『BOROFESTA 2013 昼の部』
チケット発売中　Pコード208-868
▼10月26日(土)昼12:00
KBSホール
オールスタンディング4200円
[出演]ZAZEN BOYS／OGRE YOU ASSHOLE／EP-4／WHITE ASH／ゆーきゃん／Nabowa／キュウソネコカミ／オワリカラ／THEラブ人間／大森靖子／THE SiX BULLETS／他
Live House NANO■075(254)1930