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観客、鳥肌たちまくり!
神木&上白石がRADWIMPSの歌詞を朗読
映画『君の名は。』神木隆之介×上白石萌音&新海誠監督が
登壇した大阪舞台挨拶レポート

8月26日(金)より全国公開される映画『君の名は。』の試写会が19日、TOHOシネマズなんばにて行われ、主人公の少年・立花瀧の声を担当した俳優の神木隆之介と、ヒロイン宮水三葉の声を担当した女優の上白石萌音が新海誠監督と共に上映後の舞台挨拶に登場した。

東京で暮らす男子高生と田舎町で暮らす女子高生を主人公に、世界が違うふたりの隔たりと、“夢”でのつながりから生まれる“距離”のドラマを、唯一無二の美しい風景描写と繊細な言葉で紡ぎ出す本作。
 
新海監督は「“出会う前の2人”を描くことで、私たちは“いつも何かが起こる前日を生きている”“明日運命の出会いがあるかもしれない”ということを、明日に不安を抱えている人に伝えたいと思い作りました」と本作の着想についてコメント。
 
新海監督から直接声をかけられ声優を務めることになったという神木は「過去作を30回ずつ見ていたほど監督の大ファンなので、最初はなにかのドッキリかと思いました」と、今回、新海作品に参加できたことを本当に嬉しそうに語った。
 
神木と上白石はそれぞれ、少年・瀧と少女・三葉だけではなく、瀧になった三葉、三葉になった瀧という複雑な役どころも見事に声で演じわけている。それについては、「口元に手を当てながら話してみたり、全力で三葉に入れ替わった瀧を演じました」(神木)、「難しくて悩んだこともありましたが、自分の中に瀧がいてくれたことで、一人だけど一人じゃないと思えてとても心強かったです」(上白石)と話した。
 
本作で描かれる“男女入れ替わり”の設定にちなみ、「実際に入れ替わったら何がしたい?」という問いには、「500グラムくらいのステーキを食べてみたいです!」と上白石。しかし、その次に神木が「ぼくはカラオケで、女性ボーカルの歌をキーを下げずに歌いたい。いつもキーを下げて悔しい思いをしているので」と笑うと、「私も歌が大好きなので男性ボーカルの歌をキーを上げずに歌ってみたい!!」と上白石が必死で訴え、会場は笑いに包まれた。
 
そして、RADWIMPSの挿入歌「なんでもないや」の歌詞 “あと少しだけでいい もう少しだけでいい あと少しだけでいい くっついていようよ” が、瀧と三葉が劇中で言ってもおかしくないほど作品に合っているということから、新海監督の提案で、神木・上白石が瀧と三葉になりきり、声を揃えてその場で歌詞を朗読することに。その “鳥肌もの” の素晴らしい朗読を生で聞いた観客からは自然と大きな拍手が起こっていた。



(2016年8月22日更新)


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Movie Data

©2016「君の名は。」製作委員会

『君の名は。』

▼8月26日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほかにて公開

声の出演:神木隆之介/上白石萌音
     成田凌/悠木碧/
     島﨑信長/石川界人/谷花音
     長澤まさみ/市原悦子
監督・脚本:新海誠 
作画監督:安藤雅司
キャラクターデザイン:田中将賀
音楽:RADWIMPS

【公式サイト】
http://www.kiminona.com/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/169395/