ホーム > インタビュー&レポート > 「ドキュメンタリーと劇映画で意識はあまり変わらない。ただ テレビに関わることと映画を撮ることは自分の中で大きく違う」 『いしぶみ』是枝裕和監督インタビュー
(2016年8月 5日更新)
▼8月6日(土)より、第七藝術劇場、
8月13日(土)より、京都シネマ、
神戸アートビレッジセンター
にて公開
監督:是枝裕和
製作:橋本佳子/佐藤宏
撮影:山崎裕
美術:堀尾幸男
出演:綾瀬はるか
池上彰
【公式サイト】
http://ishibumi.jp/
【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/169955/
これえだ・ひろかず●1962年、東京都生まれ。87年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組を演出、2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。
主なテレビ作品に、水俣病担当者だった環境庁の高級官僚の自殺を追った「しかし…」(91/フジテレビ/ギャラクシー賞優秀作品賞)、一頭の仔牛とこども達の3年間の成長をみつめた「もう一つの教育~伊那小学校春組の記録~」(91/フジテレビ/ATP賞優秀賞)、新しい記憶を積み重ねることが出来ない前向性健忘症の男性と、その家族の記録「記憶が失われた時…」(96/NHK/放送文化基金賞)などがある。
95年、初監督した映画『幻の光』が、第52回ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞等を受賞。2作目の『ワンダフルライフ』(98)は、各国で高い評価を受け、世界30ヶ国、全米200館での公開と、日本のインディペンデント映画としては異例のヒットとなった。04年、監督4作目の『誰も知らない』が第57回カンヌ国際映画祭にて映画祭史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)を受賞し、話題を呼ぶ。06年、『花よりもなほ』で、"仇討ち"をテーマにした初の時代劇に挑戦。08年には、自身の実体験を反映させたホームドラマ『歩いても 歩いても』を発表、ブルーリボン賞監督賞ほか国内外で高い評価を得る。同年12月には、初のドキュメンタリー映画『大丈夫であるように―Cocco 終わらない旅―』を公開した。09年、『空気人形』が、第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、官能的なラブ・ファンタジーを描いた新境地として絶賛される。10年、NHK BS-hiで放送された「妖しき文豪怪談シリーズ」で、室生犀星の短編小説を映像化した「後の日」を発表。11年、『奇跡』が、第59回サンセバスチャン国際映画祭最優秀脚本賞受賞。12年、初の連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(関西テレビ・フジテレビ系)で全話脚本・演出・編集を手掛ける。ドラマに登場する「こびと」をモチーフにした絵本『クーナ』(イースト・プレス/絵:大塚いちお)が刊行。13年、『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞受賞。15年、『海街diary』が同部門に正式出品された。最新作は『海よりもまだ深く』が今年5月より全国公開された。
『そして父になる』ティーチインレポート
https://kansai.pia.co.jp/news/cinema/2013-12/soshitechichininaru.html
『奇跡』インタビュー
https://kansai.pia.co.jp/interview/cinema/2011-06/kiseki.html